JPH0237477B2 - - Google Patents

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JPH0237477B2
JPH0237477B2 JP58237020A JP23702083A JPH0237477B2 JP H0237477 B2 JPH0237477 B2 JP H0237477B2 JP 58237020 A JP58237020 A JP 58237020A JP 23702083 A JP23702083 A JP 23702083A JP H0237477 B2 JPH0237477 B2 JP H0237477B2
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JP
Japan
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segment
main body
segment main
ring
temporary joint
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58237020A
Other languages
English (en)
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JPS60129398A (ja
Inventor
Junji Kuraki
Tomoichi Kumagai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
Nishimatsu Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nishimatsu Construction Co Ltd filed Critical Nishimatsu Construction Co Ltd
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Publication of JPS60129398A publication Critical patent/JPS60129398A/ja
Publication of JPH0237477B2 publication Critical patent/JPH0237477B2/ja
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本発明は、シールド機で掘進したトンネルの覆
工のためのセグメントを組立てるセグメント組立
て方法に関するものである。
『従来の技術』 従来、、下水道等の小口径の管路(例えば、直
径2000mm以下の管路)は、推進工法で施工される
のが一般的である。この推進工法は、掘削部に順
次推進管を送り出して掘進するものであるため、
推進可能距離に限度を有し、中押しジヤツキを用
いる等しても、その推進可能距離は200M〜300M
程度が限度であつた。また、この推進工法は、曲
線部の施工が不可能でもある。そのため、この種
推進工法では、掘削発進・到達用の立抗が多数必
要となり、工費を増大せしめて下水道普及の大き
な支障原因ともなつている。
上記の推進工法に対し、シールド工法では長距
離、曲線部の施行が可能であるが、シールド機に
より掘削した空どう内に筒状に組み立てるシール
ド工法用セグメントを用いるため、小口径では該
セグメントの組立作業、覆工作業等に大きな労力
と、困難性をともなうものであつた。
また、従来のセグメントは筒を縦に垂直に複数
分割した形状のものが一般的であつたが、近時は
この分割を垂直でなく傾斜させ、各セグメントは
両側面が平行でなく一端側から他端側に向つて順
次両側面の間隔を変更する所謂台形セグメントが
提案されている。
そして、上記台形セグメントは、セグメントリ
ングに組み立てる際に最後の台形セグメントをク
サビ状に差込むため、クサビ効果によつて容易に
真円が得られ、また、各台形セグメントの両側面
の接合部は、該セグメントリングの中心軸に対し
て夫々所定の角度を有することになり、安定した
セグメントリングを組み立てることができること
が知られているが、上記クサビ効果が得られる反
面、、各セグメント相互の連結固定が煩雑となる
欠点を有し、小口径の管路用には不向きであると
されていた。
『目的』 そこで本発明は、上記に鑑みてなされたもの
で、台形セグメントを利用し、小口径のシールド
工法においても、容易・確実に組みた立てること
のできるセグメント組立て方法を提供することを
目的としたものである。
『問題点を解決するための手段』 上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範
囲を要旨とする本考案の構成は前述問題点を解決
するために、両側面2,3が一方端4より他方端
5に向つて順次広がる平面クサビ形となすととも
に、該両側面2,3には長手方向に沿つて断面略
半円形の凹溝7を夫々設けてなる第1セグメント
本体1a、第2セグメント本体1b、第3セグメ
ント本体1c…を用意し、 シールド機で所定距離掘進した後、シールド機
のテール内壁に沿つて、第3セグメント本体1c
の上に、第4セグメント本体1dと第2セグメン
ト本体1bとを向きを逆にするとともに、該第3
セグメント本体1cの側面2に第4セグメント本
体1dの側面3が、該第3セグメント本体1cの
側面3に第2セグメント本体1dの側面2が当接
するようにして配し、また、最後に第4セグメン
ト本体1dと第2セグメント本体1bとの間に第
1セグメント1aをその巾が狭い一方端4を掘進
方向とは逆にして差込みセグメントリング10を
組立て、 さらに、上記の第1セグメント1aの差込みに
先立つては各セグメント本体1a,1b,1c,
1d…の隣接する側面2,3の夫々に配した凹溝
7,7によつて形成された空間部に円柱体状の仮
継手杆8を差込んでおき、 上記最後の第1セグメント1aの差込み後、仮
継手杆8を抜き取つてその空間部にモルタル等の
詰物を注入することを特徴とした技術的手段を講
じたものである。
『作用』 それ故、本発明セグメント組立て方法は、平面
クサビ形の第1セグメント本体1a、第2セグメ
ント本体1b、第3セグメント本体1c…を使用
して、最後に第1セグメント1aをその巾が狭い
一方端4を掘進方向とは逆にして差込むため、こ
の第1セグメント1aの差込みによつてクサビ作
用が得られ正確なる真円のセグメントリング10
を組立てられ、さらに、これら各セグメント本体
1a,1b,1c…の隣接する両側面2,3の接
合部がセグメントリング10の中心軸に対して
夫々所定の角度を有することにより安定した組立
てが行なえるという作用を呈するのは従来と同じ
であるが、この各セグメント本体1a,1b,1
c…の隣接する両側面2,3の接合部には夫々仮
継手杆8を配したため、この仮継手杆8がヒンジ
連結部6を形成し、第1セグメント1aを差込む
際に最も安定する状態でである真円のセグメント
リング10を容易に形成する作用を呈する。すな
わち、この第1セグメント1aの差込みで真円の
セグメントリング10を得るには各セグメント本
体1a,1b,1c…を矯正のため変移するに充
分な外力を該第1セグメント1aの差込みで付与
しなくてはならず、断面径が小さい程この外力は
大きくしなくてはならない(各セグメントリング
の巾が小さく支点間の距離が小さいから。)が、
上記仮継手杆8によるヒンジ連結部6は小さい外
力で各セグメント本体1a,1b,1c…を変移
させることを可能となす作用を呈する。
また、真円のセグメントリング10を組立てた
後に、必要に応じては常法による裏込め後に、
夫々ヒンジ連結部6の継手杆8を抜いて、モルタ
ル等の詰物を凹溝7,7で形成した空間に注入し
て最終的にセグメントリング10の組立てを完成
するから、充分なる止水効果が期待できる作用を
も呈するものである。
『実施例』 次に、本発明の実施例を第1図乃至第9図に従
つて説明すれば以下の通りである。
図において、1a,1b,1c,1dが、セグ
メントリング10を形成するためのセグメント本
体である。
本発明法に使用する上記各セグメント本体1
a,1b,1c,1dは、鉄筋コンクリート、ま
たは無筋のコンクリート等の従来公知の材質で構
成され、複数個を組み合せることによりセグメン
トリング10を形成する弧面状となつていること
は従来と同じである。
そして、上記各セグメント本体1a,1b,1
c,1dは、その両側面2,3が一方端4より他
方端5に向かつて順次広がる平面クサビ形となし
てある。すなわち、この各セグメント本体1a,
1b,1c,1dは、平面台形状のものを位置を
交互に組み合せてセグメントリング10を形成す
るようになつている。
上記分割は、適宜数を選定すればよいが、2分
割した半円筒セグメント本体は、すでに組み立て
られたセグメント10の内径より該セグメント本
体の最長外形が大となるため、セグメントリング
10内に搬入できなくなる。したがつて、3分割
以上とする必要が有るが、3分割でもセグメント
本体の厚みが厚い場合は、セグメントリング10
内を搬送する際に充分なる余裕スペースが取りず
らいため、実用上は4分割以上が望ましい。
そして、図示例は上記分割数を4分割とした例
で、第1図ないし第6図例は各セグメント本体1
a,1b,1cが同一形状となるようになつてい
る。また、第8図および第9図例は、一つを巾狭
なキーセグメント1a′とし残りの三枚のセグメン
ト本体1b,1c,1dを同形状となしてある。
無論、上記分割数は5分割以上であつてもよい
が、各セグメント本体1a,1b,1c…を出来
るだけ同形とすることが、セグメント本体の製造
型枠が共通でき製造コストを低減できるばかり
か、施工作業にも繁雑性が少なくてよい。そし
て、そのためには偶数の数に分割数を選べばよい
ことになる。
なお、図中、12は裏込め材注入用孔を示すも
のである。
そして、本発明法は、各セグメント本体1a,
1b,1c…(便宜上、以下は第1セグメント本
体1a、第2セグメント本体1b、第3セグメン
ト本体1c…と区分する)はシールド機で所定距
離掘進した後、シールド機のテール内壁に沿つ
て、第3セグメント本体1cの上に、第4セグメ
ント本体1dと第2セグメント本体1bとを向き
を逆にするとともに、該第3セグメント本体1c
の側面2に第4セグメント本体1dの側面3が、
該第3セグメント本体1cの側面3に第2セグメ
ント本体1dの側面2が当接するようにして配
し、また、最後に第4セグメント本体1dと第2
セグメント本体1bとの間に第1セグメント1a
をその巾が狭い一方端4を掘進方向とは逆にして
差込みセグメントリング10を組立てる。この組
立て法は従来と同じで、通常下方部位から左右交
互に組立てられ、最後の第1セグメント1aは第
6図では真上に位置するが、図示例の4分割セグ
メントの場合は、同図示例とはことなり、該セグ
メント本体1aが斜め上方に位置するようにな
し、1リングごとに該セグメント本体1aが左斜
め上方部位と右斜め上方部位とに交互に位置する
ようになすとよい。また、このセグメント本体1
aを第6図矢印P方向に差込むには、図示しない
ジヤツキ等を利用して押し込むものである。
そして、上記の第1セグメント1aの差込みに
先立つては各セグメント本体1a,1b,1c,
1d…の隣接する側面2,3の夫々に配した凹溝
7,7によつて形成された空間部に円柱体状の仮
継手杆8を差込んでおく。この仮継手杆8は鋼鉄
等の容易には破損しない材質で形成され、その径
は凹溝7,7の直径と略一致させて成る。
そして、上記最後の第1セグメント1aの差込
んだ後、仮継手杆8を抜き取つてその空間部にモ
ルタル等の詰物を注入する。なお、必要に応じて
は常法による裏込め後にこの仮継手杆8を抜き取
ればよい。
『発明の効果』 本発明は、上記のごときであるので、各セグメ
ント本体1a,1b,1c,1dを組み立てるの
が、きわめて容易である。特に、各セグメント本
体1a,1b,1c…の両側面2,3を一方端4
より他方端5に向かつて順次広がる平面クサビ状
となしたことにより狭いシールド機の中など、あ
まり余裕のない場所でも、前方(掘進方向)に多
少の空間があれば容易に組み立てが可能であるセ
グメント組立て方法を提供することができるもの
である。
また、上記セグメント本体1a,1b,1c…
をクサビ状となしたことで、最後のセグメント本
体1aがセグメントリング10を安定させるクサ
ビ効果を発揮し、さらに、両側面に2,3に長手
方向に沿つて略半円凹溝7を夫々設けたことで、
略半円凹溝7,7によつて形成された空間部にヒ
ンジ連結部6を形成する仮継手杆8を挿入してお
くことで、クサビ効果が真円を作るように作用し
て、特に、作業スペースが少なく、各セグメント
本体1a,1b,1c…を矯正するに大きな力を
要する小径トンネル内において容易に正確なセグ
メントリングを組立てるセグメント組立て方法を
提供することができるものである。
さらに、仮継手杆8を抜き取つてその空間部に
モルタル等の詰物を注入することで、セグメント
リング10は強固に固定されるとともに充分なる
止水効果が得られるセグメント組立て方法を提供
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用されるセグメント本体の
正面図、第2図は同平面図、第3図は同背面図、
第4図は本発明法により組み立てた状態のセグメ
ントリングの正面図、第5図は同背面図、第6図
は組み立て状態を示す斜視図、第7図は継手部の
断面図、第8図は別の実施例で組み立てた状態の
正面図、第9図は同背面図である。 1〜セグメント本体、2,3〜側面、4〜一方
端、5〜他方端、7〜略半円凹溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両側面2,3が一方端4より他方端5に向つ
    て順次広がる平面クサビ形となすとともに、該両
    側面2,3には長手方向に沿つて断面略半円形の
    凹溝7を夫々設けてなる第1セグメント本体1
    a、第2セグメント本体1b、第3セグメント本
    体1c…を用意し、 シールド機で所定距離掘進した後、シールド機
    のテール内壁に沿つて、第3セグメント本体1c
    の上に、第4セグメント本体1dと第2セグメン
    ト本体1bとを向きを逆にするとともに、該第3
    セグメント本体1cの側面2に第4セグメント本
    体1dの側面3が、該第3セグメント本体1cの
    側面3に第2セグメント本体1dの側面2が当接
    するようにして配し、また、最後に第4セグメン
    ト本体1dと第2セグメント本体1bとの間に第
    1セグメント1aをその巾が狭い一方端4を掘進
    方向とは逆にして差込みセグメントリング10を
    組立て、 さらに、上記の第1セグメント1aの差込みに
    先立つては各セグメント本体1a,1b,1c,
    1d…の隣接する側面2,3の夫々に配した凹溝
    7,7によつて形成された空間部に円柱体状の仮
    継手杆8を差込んでおき、 上記最後の第1セグメント1aの差込み後、仮
    継手杆8を抜き取つてその空間部にモルタル等の
    詰物を注入することを特徴としたセグメント組立
    て方法。
JP58237020A 1983-12-15 1983-12-15 セグメント組立て方法 Granted JPS60129398A (ja)

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JP58237020A JPS60129398A (ja) 1983-12-15 1983-12-15 セグメント組立て方法

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JPS60129398A JPS60129398A (ja) 1985-07-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617178U (ja) * 1992-08-14 1994-03-04 京セラエルコ株式会社 ヒンジコネクタ

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JPH0617178U (ja) * 1992-08-14 1994-03-04 京セラエルコ株式会社 ヒンジコネクタ

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