JP5327111B2 - セグメントおよびトンネル施工方法 - Google Patents

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本発明は、トンネル覆工に利用されるセグメント覆工体を構成するためのセグメント、このセグメントを複数組み合わせてセグメント覆工体を構築するトンネル施工方法に関するものである。
従来、地下河川や道路トンネル等のシールドトンネル覆工を構築する際、複数のセグメントピースをリング状に組み合わせてリング体を形成し、形成したリング体にジャッキ反力を支持させて掘削機を掘進させ、掘進によりトンネル前方側にできた空間に次のセグメントピースをセットしてリング体を形成する、という手順を繰り返すことで覆工を順次構築していくトンネル施工方法が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載されたような施工方法では、各セグメントの形状が複雑であることから製造工程が煩雑になるとともに、それらの組み合わせ方も複雑になることから施工管理も煩雑になってしまう。さらに、従来の施工方法では、リング体の形成と掘削機の掘進とを同時並行的に行うことができず、施工効率および工期の面で不利となる。
以上の不都合を解消するために、六角形セグメントを用いた施工方法が利用されることもある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された六角形セグメントは、トンネル前後方向に直交して周方向に沿った一対の辺と、これら一対の辺の各端部から延びる他の4辺とを有して形成されている。そして、組み合わせたセグメントの前方先端位置では、周方向に隣り合うセグメントが交互に突没した状態となり、幅寸法の半分だけ突出したセグメントに掘削機のジャッキ反力を支持させ、このジャッキ反力によって掘削機を掘進させつつ、没入したセグメントとの隙間部分に次のセグメントをセットして組み合わせることで、覆工の形成と掘削機の掘進とを同時並行的に行うことができ、施工効率の向上が図られるようになっている。
特開平8−93393号公報 特開平9−177494号公報
しかしながら、特許文献2に記載された従来の六角形セグメントでは、トンネル前後方向に対向する一対の辺間の距離、すなわち前後方向の幅寸法が製造上や運搬上の制約を受けるため、広幅化が困難である。このため、トンネル掘進に伴ってセグメントを組み立てる組立工数を削減することができず、施工効率の向上に限界があることから、さらなる改善が望まれている。
本発明の目的は、製造上や運搬上の制約を受けにくくしつつ、施工効率の飛躍的な向上および工期の短縮化を図ることができるセグメントおよびトンネル施工方法を提供することにある。
本発明のセグメントは、トンネル周方向および前後方向に並設されて互いに接合されることでトンネル覆工を構成するセグメントであって、トンネル前後方向の後方側に設けられる後方側ピースと、前方側に設けられる前方側ピースとを備え、前記後方側ピースは、トンネル周方向に沿う第1底面部と、この第1底面部の両端からトンネル後方側に傾斜して延びる第1傾斜面部および第2傾斜面部と、第1および第2の傾斜面部の先端同士を結んで前記第1底面部と平行に延びる第1上面部とを有するとともに、前記第1底面部と前記第1および第2の傾斜面部とが互いに鋭角に交差する台形状に形成され、前記前方側ピースは、トンネル周方向に沿う第2底面部と、この第2底面部の両端からトンネル前方側に傾斜して延びる第3傾斜面部および第4傾斜面部と、第3および第4の傾斜面部の先端同士を結んで前記第2底面部と平行に延びる第2上面部とを有するとともに、前記第2底面部と前記第3および第4の傾斜面部とが互いに鋭角に交差する台形状に形成され、前記後方側ピースの第1底面部と前記前方側ピースの第2底面部とが連結されて一体化され、一体化された状態で前記第1傾斜面部と前記第3傾斜面部とが平行に対向し、かつ前記第2傾斜面部と前記第4傾斜面部とが平行に対向して設けられ、この一体化された状態でトンネル掘削内部にて他のセグメントに接合可能に構成され、前記後方側ピースと前記前方側ピースとは、前記第1底面部の長さ寸法および前記第2底面部の長さ寸法のうち一方の底面部が他方の底面部よりも長く形成され、一方の底面部における両端部のいずれかに他方の底面部の端部が接して設けられていることを特徴とする。
以上の本発明によれば、各々台形状に形成した後方側ピースと前方側ピースとを連結して1つのセグメントを構成し、このように構成したセグメントを他のセグメントに接合してトンネル覆工を構成することで、各ピースの幅寸法(底面部と上面部との距離)が製造上や運搬上の制約を受けたとしても、その制約の2倍までセグメントの幅寸法を拡大することができ、トンネル掘進に伴うセグメントの組立工数を大幅に削減することができる。そして、後方側および前方側の各ピースを連結したセグメントが六角形状になることから、トンネル周方向に隣り合うセグメントが交互に突没した状態となり、前方側ピースが掘進方向前方に突出した側のセグメントに掘削機のジャッキ反力を支持させて掘進しつつ、凹んだ側のセグメントの前方側ピースと掘削機との間に次のセグメントをセットして接合することで、セグメントの組立と掘削機の掘進とを同時並行的に行うことができ、施工効率を飛躍的に向上させることができる。
また、本発明のセグメントでは、前記後方側ピースと前記前方側ピースとは、前記第1底面部の長さ寸法および前記第2底面部の長さ寸法のうち一方の底面部が他方の底面部よりも長く形成され、一方の底面部における両端部のいずれかに他方の底面部の端部が接して設けられ、これにより後方側ピースと前方側ピースとを異形状とし、一方の底面部における両端部のうち少なくとも一端部から他方の端部をずらして連結することで、各ピースの交点が一点に集中するような接合状態を回避することができ、トンネル覆工の強度や止水上の弱点が形成されにくくすることができる。
また、本発明のセグメントでは、前記後方側ピースおよび前記前方側ピースにおいて、前記第1底面部と前記第1傾斜面部とがなす鋭角の交差角度と、前記第1底面部と前記第2傾斜面部とがなす鋭角の交差角度と、前記第2底面部と前記第3傾斜面部とがなす鋭角の交差角度と、前記第2底面部と前記第4傾斜面部とがなす鋭角の交差角度とが同一に形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、後方側ピースおよび前方側ピースにおける傾斜面部の傾斜角度を同一にすることで、他のセグメントとの接合に用いる接合部材(機械式継手やアンカーボルト等)の仕様を共通化することができ、部品の種類数の削減と組立手順の簡略化により製造効率および施工効率をさらに向上させることができる。
また、本発明のセグメントでは、前記後方側ピースおよび前記前方側ピースは、それぞれ鉄筋コンクリートから形成されるRC造、箱状の鋼殻を有した鋼構造、または箱状の鋼殻の内部にコンクリートを中詰めした合成構造、のいずれかの構造を有したものが採用可能である。
このような構成によれば、トンネル覆工に要求される性能に応じてセグメントの構造を使い分けることができる。
一方、本発明のトンネル施工方法は、前記いずれかのセグメントを複数組み合わせてセグメント覆工を構築するトンネル施工方法であって、互いに接合されてトンネル周方向に隣り合う一対の前記セグメントのうち、前方側ピースが掘進方向前方に突出した一方のセグメントに掘削機のジャッキ反力を支持させて掘進しつつ、他方のセグメントの前方側ピースと前記掘削機との間に次のセグメントをセットし、当該次のセグメントを前記一方および他方のセグメントに接合することを特徴とする。
このような構成によれば、前述のセグメントと同様に、前方側ピースが掘進方向前方に突出した一方のセグメントに掘削機のジャッキ反力を支持させて掘進しつつ、他方のセグメントの前方側ピースと掘削機との間に次のセグメントをセットして接合することで、セグメントの組立と掘削機の掘進とを同時並行的に行うことができ、施工効率を飛躍的に向上させることができる。
以上のような本発明のセグメントおよびトンネル施工方法によれば、各々台形状に形成した後方側ピースと前方側ピースとを連結して1つのセグメントを構成することで、各ピースの製造上や運搬上の制約を受けにくくすることができる。さらに、後方側および前方側の各ピースを連結してセグメントを構成し、構成したセグメント同士をトンネル掘削内部にて組み合わせて接合することで、これらの組立と掘削機の掘進とを同時並行的に行うことができ、施工効率を飛躍的に向上させて工期の短縮化を図ることができる。
本発明のセグメントを用いたトンネル覆工の施工状況を示す斜視図である。 前記セグメントの組立手順を示す展開図である。 本発明の変形例に係るセグメントの組立手順を示す展開図である。 本発明の他の変形例に係るセグメントの組立手順を示す展開図である。 本発明のさらに他の変形例に係るセグメントの組立手順を示す展開図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図4に示すものが本発明の実施形態であり、図2、図3および図5は本発明の参考例である。
図1および図2に示すように、トンネル覆工1は、トンネル前後方向Xに延びるとともにトンネル周方向θに沿った円筒状に形成され、複数のセグメント2をトンネル前後方向Xおよびトンネル周方向θに並設して互いに接合することで構成されている。
このようなトンネル覆工1は、シールドマシン(掘削機)Mで地山を掘削して形成される空間にセグメント2を組み立てるとともに、組み立てたセグメント2をジャッキJで押してシールドマシンMを前進させ、さらに地山を掘削するという手順を繰り返して構築されるようになっている。なお、以下の図2〜図5において、図の上下方向がトンネル前後方向Xであって、図の上方が前方側で図の下方が後方側を示すとともに、図の左右方向がトンネル周方向θを示すものとする。
セグメント2は、図2にも示すように、トンネル前後方向Xの後方側に設けられる後方側ピース3と、前方側に設けられる前方側ピース4とを備え、これらのピース3,4同士を互いに連結して一体化されるとともに、一体化されて略六角形状となった状態で他のセグメント2に接合されるようになっている。ここで、後方側ピース3および前方側ピース4は、それぞれ鉄筋コンクリートから形成されるRC造ピースであってもよいし、箱状の鋼殻(5面鋼殻や6面鋼殻など)を有した鋼構造の鋼製セグメントピースであってもよいし、さらには箱状の鋼殻の内部にコンクリート等の充填材を中詰めした合成構造ピースであってもよい。そして、後方側ピース3と前方側ピース4との連結構造としては、アンカー材とグラウト材との連結によるものや、機械式継手同士の連結によるものの他に、溶接接合によって連結する構造でもよく、各ピースの材質や構造に応じて適宜な連結構造を選択すればよい。
後方側ピース3は、トンネル径方向に所定の厚さ寸法を有するとともにトンネル周方向θの円筒面に沿った略台形状に形成され、トンネル周方向θに沿う第1底面部31と、この第1底面部31の両端からトンネル後方側に傾斜して延びる第1傾斜面部32および第2傾斜面部33と、第1および第2の傾斜面部32,33の先端同士を結んで第1底面部31と平行に延びる第1上面部34とを有して形成されている。この後方側ピース3において、第1底面部31と第1傾斜面部32とは、互いに鋭角となる交差角度α1で交差し、第1底面部31と第2傾斜面部33とは、互いに鋭角となる交差角度α2で交差し、これらの交差角度α1,α2が同一角度に形成されている。
前方側ピース4は、トンネル径方向に所定の厚さ寸法を有するとともにトンネル周方向θの円筒面に沿った略台形状に形成され、トンネル周方向θに沿う第2底面部41と、この第2底面部41の両端からトンネル前方側に傾斜して延びる第3傾斜面部42および第4傾斜面部43と、第3および第4の傾斜面部42,43の先端同士を結んで第2底面部41と平行に延びる第2上面部44とを有して形成されている。この前方側ピース4において、第2底面部41と第3傾斜面部42とは、互いに鋭角となる交差角度β1で交差し、第2底面部41と第4傾斜面部43とは、互いに鋭角となる交差角度β2で交差し、これらの交差角度β1,β2が同一角度に形成されている。
また、後方側ピース3と前方側ピース4とは、第1底面部31と第2底面部41とが同一長さ寸法とされ、第1上面部34と第2上面部44とが同一長さ寸法とされるとともに、各ピース3,4のトンネル前後方向Xに沿った長さ寸法(幅寸法)、および交差角度α1,α2と交差角度β1,β2とが同一とされている。すなわち、後方側ピース3と前方側ピース4とは、同一形状および同一サイズに形成されている。このような後方側ピース3の第1底面部31と前方側ピース4の第2底面部41とが連結されてセグメント2が構成され、一体化された状態のセグメント2において、第1傾斜面部32と第3傾斜面部42とが平行に対向し、かつ第2傾斜面部33と第4傾斜面部43とが平行に対向して設けられるようになっている。
そして、セグメント2同士は、トンネル前後方向Xに対向する第1上面部34と第2上面部44とが接合され、トンネル周方向θに対向する第1傾斜面部32と第3傾斜面部42とが接合され、トンネル周方向θに対向する第2傾斜面部33と第4傾斜面部43とが接合される。ここで、セグメント2同士を接合する接合構造としては、アンカー材とグラウト材とを用いて湿式で接合する構造や、機械式継手同士を乾式で機械的に接合する構造の他に、溶接接合による構造でもよく、適宜な接合構造を選択することができる。このようなセグメント2同士の接合に際しては、図1に示すように、トンネルの掘進方向前方(図1の左側)に前方側ピース4が突出した側の先行セグメント2AにシールドマシンMのジャッキJの反力を支持させて掘進しつつ、凹んだ側の先行セグメント2Bの前方側ピース4とシールドマシンMとの間に次のセグメント2Cをセットし、セットした次のセグメント2をジャッキJで後方に押圧して凹み部分の先行セグメント2A,2Bに接合する。従って、セグメント2の組立および接合作業とシールドマシンMの掘進とを同時並行的に行うことができるようになっている。
なお、本実施形態において、後方側ピース3および前方側ピース4の形状は、前述のものに限らず、以下の図3〜図5に示す形状を採用することができる。
図3に示すセグメント2において、後方側ピース3の第1底面部31は、前方側ピース4の第2底面部41よりも長さ寸法が長く形成され、これに伴って第1上面部34も第2上面部44よりも長く形成されている。一方、各ピース3,4のトンネル前後方向Xに沿った長さ寸法(幅寸法)が同一である点と、交差角度α1,α2,β1,β2が同一である点とは、図2のセグメント2と同様である。このような後方側ピース3の第1底面部31に対し、その両端部から所定寸法だけ第2底面部41の両端部が離隔した状態で、前方側ピース4が連結されてセグメント2が構成されるようになっている。従って、先行セグメント2A,2Bの凹み部分において、次のセグメント2Cにおける後方側ピース3の第2上面部34は、先行セグメント2Bにおける前方側ピース4の第2上面部44のみならず、先行セグメント2Aにおける後方側ピース3の第1底面部31端部にも接合されることとなる。
図4に示すセグメント2において、後方側ピース3および前方側ピース4の形状は、図3のセグメント2と同様であるものの、後方側ピース3の第1底面部31に対し、その両端部の片側から所定寸法だけ第2底面部41の端部が離隔し、反対側の端部同士が揃って接した状態で、前方側ピース4が連結されてセグメント2が構成されるようになっている。従って、先行セグメント2A,2Bの凹み部分において、次のセグメント2Cにおける後方側ピース3の第2上面部34は、先行セグメント2Bにおける前方側ピース4の第2上面部44と、先行セグメント2Aの一方における後方側ピース3の第1底面部31端部にも接合されることとなる。また、後方側ピース3と前方側ピース4とを偏心させて連結することで、先行セグメント2Bに対してトンネル周方向θに若干位置ずれした位置に次のセグメント2Cが接合されることとなる。
図5に示すセグメント2において、後方側ピース3の第1底面部31と第1傾斜面部32との交差角度α1は、第1底面部31と第2傾斜面部33との交差角度α2よりも大きな鋭角で形成され、前方側ピース4の第2底面部41と第3傾斜面部42との交差角度β1は、第2底面部41と第4傾斜面部43との交差角度β2よりも大きな鋭角で形成されるとともに、交差角度α1と交差角度β1とが同一角度とされ、交差角度α2と交差角度β2とが同一角度とされている。一方、各ピース3,4において、第1底面部31と第2底面部41とが同一長さ寸法とされ、かつ第1上面部34と第2上面部44とが同一長さ寸法とされる点と、各ピース3,4のトンネル前後方向Xに沿った長さ寸法(幅寸法)が同一である点とは、図2のセグメント2と同様である。このようなセグメント2を先行セグメント2A,2Bの凹み部分に接合することで、先行セグメント2Bに対してトンネル周方向θに若干位置ずれした位置に次のセグメント2Cが接合されることとなる。
以上のような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、各々台形状に形成した後方側ピース3と前方側ピース4とを互いの底面部31,41で連結して1つのセグメント2を構成し、このセグメント2を先行セグメント2A,2Bに接合してトンネル覆工1を構成することで、各ピース3,4の幅寸法(トンネル前後方向Xに沿った長さ寸法)が製造上や運搬上の制約を受けたとしても、その制約の2倍までセグメント2の幅寸法を拡大することができる。従って、トンネル前後方向Xに並設するセグメント2の数を少なくすることができ、掘進に伴うセグメント2の組立工数を大幅に削減することができる。そして、後方側および前方側の各ピース3,4を連結したセグメント2が六角形状になることから、トンネル周方向θに隣り合う先行セグメント2A,2Bが交互に突没した状態となり、掘進方向前方に突出した先行セグメント2AにシールドマシンMのジャッキJの反力を支持させて掘進しつつ、先行セグメント2BとシールドマシンMとの間に次のセグメント2Cをセットして接合することで、セグメント2の組立とシールドマシンMの掘進とを同時並行的に行うことができ、施工効率を飛躍的に向上させることができる。
さらに、図4に示すように、後方側ピース3と前方側ピース4とを異形状かつ異サイズとするとともに、各ピース3,4の角部(交点)の位置をずらして連結するようにすれば、交点が一点に集中するような接合状態を回避することができ、トンネル覆工1の強度や止水上の弱点が形成されにくくすることができる。
また、図4に示すように、後方側ピース3に対して前方側ピース4を偏心させて連結することで、先行セグメント2Bに対してトンネル周方向θに若干位置ずれした位置に次のセグメント2Cが接合されるので、トンネル前後方向Xに沿って接合位置が連続しないようにでき、トンネル覆工1の強度上の弱点が形成されにくくすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、円筒状のトンネル覆工1について説明したが、本発明のセグメントは、円筒状に限らず、例えば角筒状や楕円筒状の断面を有したトンネル覆工にも適用可能である。すなわち、本発明におけるトンネル周方向とは、円周方向を意味するのみならず、角筒や楕円筒等任意形状の筒面に沿った方向をも意味するものである。
また、前記実施形態における図4に示すセグメント2では、後方側ピース3よりも前方側ピース4の方が小さく形成されたものを例示したが、各ピース3,4を異サイズとする場合には、後方側ピース3に対して前方側ピース4の方が大きく形成されていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…トンネル覆工、2,2A,2B,2C…セグメント、3…後方側ピース、4…前方側ピース、31…第1底面部、32…第1傾斜面部、33…第2傾斜面部、34…第1上面部、41…第2底面部、42…第3傾斜面部、43…第4傾斜面部、44…第2上面部、J…ジャッキ、M…シールドマシン。

Claims (4)

  1. トンネル周方向および前後方向に並設されて互いに接合されることでトンネル覆工を構成するセグメントであって、
    トンネル前後方向の後方側に設けられる後方側ピースと、前方側に設けられる前方側ピースとを備え、
    前記後方側ピースは、トンネル周方向に沿う第1底面部と、この第1底面部の両端からトンネル後方側に傾斜して延びる第1傾斜面部および第2傾斜面部と、第1および第2の傾斜面部の先端同士を結んで前記第1底面部と平行に延びる第1上面部とを有するとともに、前記第1底面部と前記第1および第2の傾斜面部とが互いに鋭角に交差する台形状に形成され、
    前記前方側ピースは、トンネル周方向に沿う第2底面部と、この第2底面部の両端からトンネル前方側に傾斜して延びる第3傾斜面部および第4傾斜面部と、第3および第4の傾斜面部の先端同士を結んで前記第2底面部と平行に延びる第2上面部とを有するとともに、前記第2底面部と前記第3および第4の傾斜面部とが互いに鋭角に交差する台形状に形成され、
    前記後方側ピースの第1底面部と前記前方側ピースの第2底面部とが連結されて一体化され、一体化された状態で前記第1傾斜面部と前記第3傾斜面部とが平行に対向し、かつ前記第2傾斜面部と前記第4傾斜面部とが平行に対向して設けられ、この一体化された状態でトンネル掘削内部にて他のセグメントに接合可能に構成され
    前記後方側ピースと前記前方側ピースとは、前記第1底面部の長さ寸法および前記第2底面部の長さ寸法のうち一方の底面部が他方の底面部よりも長く形成され、一方の底面部における両端部のいずれかに他方の底面部の端部が接して設けられていることを特徴とするセグメント。
  2. 請求項1に記載のセグメントにおいて、
    前記後方側ピースおよび前記前方側ピースにおいて、前記第1底面部と前記第1傾斜面部とがなす鋭角の交差角度と、前記第1底面部と前記第2傾斜面部とがなす鋭角の交差角度と、前記第2底面部と前記第3傾斜面部とがなす鋭角の交差角度と、前記第2底面部と前記第4傾斜面部とがなす鋭角の交差角度とが同一に形成されていることを特徴とするセグメント。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセグメントにおいて、
    前記後方側ピースおよび前記前方側ピースは、それぞれ鉄筋コンクリートから形成されるRC造、箱状の鋼殻を有した鋼構造、または箱状の鋼殻の内部にコンクリートを中詰めした合成構造、のいずれかの構造を有していることを特徴とするセグメント。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のセグメントを複数組み合わせてセグメント覆工を構築するトンネル施工方法であって、
    互いに接合されてトンネル周方向に隣り合う一対の前記セグメントのうち、前方側ピースが掘進方向前方に突出した一方のセグメントに掘削機のジャッキ反力を支持させて掘進しつつ、他方のセグメントの前方側ピースと前記掘削機との間に次のセグメントをセットし、当該次のセグメントを前記一方および他方のセグメントに接合することを特徴とするトンネル施工方法。
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