JPH0330476Y2 - - Google Patents

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JPH0330476Y2
JPH0330476Y2 JP1984009313U JP931384U JPH0330476Y2 JP H0330476 Y2 JPH0330476 Y2 JP H0330476Y2 JP 1984009313 U JP1984009313 U JP 1984009313U JP 931384 U JP931384 U JP 931384U JP H0330476 Y2 JPH0330476 Y2 JP H0330476Y2
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JP
Japan
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tunnel
boards
board
longitudinal direction
side wall
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JP1984009313U
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JPS60126595U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、PC板により構築する主として山
岳トンネルなどのトンネル覆工構造に関するもの
である。
出願人らは近年山岳トンネルなどの覆工工法と
して地山の荷重を支保工に支持した後、この支保
工間にPC覆工板を建込み、これを型枠代りとし
て地山とPC覆工板との空〓に裏込めコンクリー
トなどの固結剤を充填して一体化し、地山の荷重
を固結剤とPC覆工板との合成によつて受持たせ
ることにより型枠及び化粧用モルタル被覆等を不
要とした簡易なトンネル覆工工法を開発しつつあ
る。
ところで、一般に道路用トンネルなどにおいて
はその断面形状として馬蹄形が多く採用されてい
るが、この馬蹄形トンネルではシールドトンネル
のような円形トンネルと比較すると側壁にアーチ
アクシヨンが作用しないためこれに加わる剪断力
が大きくなり、構造的に円形と比較して外力に対
する設計に特別の配慮をしなければならない。
また、道路用トンネルにおいては側壁における
PC板の目地がトンネル長手方向にあると、運転
者の視界は主として側壁に向けられているため、
車輌のスピード感覚が狂いやすくスピードを増す
傾向に有り、事故の原因になりかねない。
更にPC板によるトンネル覆工においては曲線
部の施工が容易ではない。
この考案は上記トンネル覆工工法による馬蹄形
トンネルにおける課題を解決するために、側壁部
をトンネル長手方向に連設して根固めしたPC板
により構成し、アーチ状天蓋部はトンネル周方向
に凹凸ジヨイントを介して連設したPC板により
構成することにより、全体的に地山と一体化され
た強固な安定したトンネルを構成でき、曲線部の
施工も容易で、道路用トンネルとして車輌のスピ
ード感覚に狂いのないトンネル覆工構造を提案す
るものである。
以下この考案を図面に示す実施例について説明
すると、馬蹄形トンネル1はそのスプリングライ
ンS.Lの下方における側壁部がトンネル長手方向
に複数連設されたトンネル長手方向に短尺な方形
PC板2により構成され、かつその上方のアーチ
状天蓋部がトンネル周方向に複数連設したトンネ
ル長手方向に長尺な横長方形PC板3により構成
されている。
側壁部の各PC板2には、その周辺部の地盤に
埋設一体化したアースアンカー4が連結され、支
持力を強化した周辺地盤と強固に一体化して根固
めされている。
また、各PC板2,3の接合部はインローの嵌
合い形状の凹凸ジヨイント5,5によつて連結さ
れ、目地部は目地モルタル等により止水されてい
る。
施工に際しては、まず所要枚数のPC板2を地
山の側壁に沿つてトンネル長手方向に連設し、予
め周辺地盤に埋設施工したアースアンカー4又は
これら複数のアースアンカー4を定着した梁鉄骨
等にPC板3に穿設した透孔6から差込んだジヨ
イントボルト7等を連結して定着し、PC板2と
地山との間〓に裏込めコンクリートを打設して側
壁部を構築する。
次に左右の側壁部の複数のPC板2上にPC板3
を順次下方からアーチ状に組上げてゆき、最後に
天端部のPC板3を左右のPC板3,3間の前方か
ら凹凸ジヨイント5,5を係合させながら嵌合し
て各PC板3相互を一体化し、このPC板3と地山
との間〓に裏込めコンクリートを注入打設する。
なお、PC板3の前後方向の接合部は、各種ジ
ヨイント又は目地材により連結するか、あるいは
この接合部に地山に沿つて建込んだH型鋼等の支
保工に両端を連結支持する。
また、トンネル曲線部の施工の際には、左右の
PC板2の相互の目地間〓を調整すると共に、PC
板3の前後方向の相互の目地間〓を調節して一ス
パン毎に徐々に屈曲させる。
曲線部が急カーブとなる場合は、左右のPC板
2の連設個数を増減させると共に、PC板3の前
後間に曲線部の外側から内側かけて漸次先細にな
る楔形状のPC板3′をトンネル周方向に連設して
介在させることにより大きく屈曲させる。
このようにして各PC板2,3からなるトンネ
ル1を構築することにより、アーチ状の天蓋部に
は地山の荷重に対してアーチアクシヨンが作用し
て各PC板3を軸力により相互に強固に一体化し、
アースアンカー4によつて強化された周辺地盤に
連結一体化して強固に根固めされた側壁部と共に
安定した強固なトンネルを構成することができ
る。
以上の通りこの考案によれば、トンネル長手方
向に複数連設して根固めされたトンネル長手方向
に短尺な方形PC板により側壁部を構成し、左右
の側壁部間にトンネル周方向に凹凸ジヨイントを
介して複数連設したトンネル長手方向に長尺な方
形PC板によりアーチ状天蓋部を一連に構成して
なるので、アーチ状の天蓋部はアーチアクシヨン
作用によりその各PC板を軸力により相互に強固
に一体化し、また側壁部はアースアンカーによつ
て強化された周辺地盤に連結一体化して強固に根
固めされたPC板により、全体的に安定した強固
な馬蹄形トンネルを構成することができる。
そして、側壁の各PC板間に縦の目地が形成さ
れるので、道路用トンネルとして車輌のスピード
感覚に狂いのないトンネルを構成でき、しかも側
壁部及び天蓋部の各PC板相互の目地間〓を調整
することにより曲線部を施工できので、同形の
PC板で直線及び曲線部を施工でき、PC板の製造
及び施工管理が容易である。
また曲線部が急カーブとなる場合は、左右の側
壁部のPC板の連設個数を増減させると共に、天
蓋部のPC板の前後間に曲線部の外側から内側か
けて漸次先細になる楔形状のPC板を周向に連設
して介在させることにより大きく屈曲させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、第2
図は同縦断側面図、第3図は同平面図、第4図
a,bはこの考案に用いるPC板の斜視図である。 1……トンネル、2,3……PC板、4……ア
ースアンカー、5,5……凹凸ジヨイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トンネル長手方向に短尺な方形PC板をトンネ
    ル長手方向に複数連設し、各PC板を周辺地盤に
    埋設したアースアンカーに定着することにより根
    固めされた側壁部を構成し、この左右の側壁部間
    にトンネル周方向に凹凸ジヨイントを介して複数
    連設したトンネル長手方向に長尺な方形PC板に
    よりアーチ状天蓋部を一連に構成し、前記側壁部
    とアーチ状天蓋部とから断面馬蹄形に覆工してな
    ることを特徴とするトンネル覆工構造。
JP931384U 1984-01-26 1984-01-26 トンネル覆工構造 Granted JPS60126595U (ja)

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JP931384U JPS60126595U (ja) 1984-01-26 1984-01-26 トンネル覆工構造

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JP931384U JPS60126595U (ja) 1984-01-26 1984-01-26 トンネル覆工構造

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JPS60126595U JPS60126595U (ja) 1985-08-26
JPH0330476Y2 true JPH0330476Y2 (ja) 1991-06-27

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JPS60126595U (ja) 1985-08-26

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