JPS624618Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS624618Y2 JPS624618Y2 JP10026481U JP10026481U JPS624618Y2 JP S624618 Y2 JPS624618 Y2 JP S624618Y2 JP 10026481 U JP10026481 U JP 10026481U JP 10026481 U JP10026481 U JP 10026481U JP S624618 Y2 JPS624618 Y2 JP S624618Y2
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- JP
- Japan
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- steel pipe
- pipe sheet
- sheet piles
- tunnel
- embankment
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 61
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
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- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- -1 reinforcing bars Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は鉄道や道路等の拡張のために造成し
た築堤にトンネルを穿孔する際のトンネル用支保
工の補強装置に関する。
た築堤にトンネルを穿孔する際のトンネル用支保
工の補強装置に関する。
従来、既に鉄道や道路が敷設されている既存の
築堤にトンネルを穿孔する場合、築堤の両側に鉄
筋コンクリート等で架台フレームを構成し、該架
台フレーム間に複数本の鋼管(以下、鋼管矢板と
いう。)を鋼管矢板相互を連結するとともに築堤
を貫通させてこ設し、該鋼管矢板を支保工として
全スパンの掘削をおこない、その後でトンネルの
内周面を現場打ちコンクリートで覆つていた。こ
の場合、施工中および施工終了後、トンネルは列
車や車等の移動荷重に対して充分耐えられるよう
に設計されなければならない。
築堤にトンネルを穿孔する場合、築堤の両側に鉄
筋コンクリート等で架台フレームを構成し、該架
台フレーム間に複数本の鋼管(以下、鋼管矢板と
いう。)を鋼管矢板相互を連結するとともに築堤
を貫通させてこ設し、該鋼管矢板を支保工として
全スパンの掘削をおこない、その後でトンネルの
内周面を現場打ちコンクリートで覆つていた。こ
の場合、施工中および施工終了後、トンネルは列
車や車等の移動荷重に対して充分耐えられるよう
に設計されなければならない。
ところでこの種のトンネルはトンネル幅方向端
部の天井部分に大きな曲げ応力が発生することが
一般に知られており、トンネルの強度設計をおこ
なうに際し、この部分の鋼管矢板の抵抗力によつ
て他の部分の鋼管矢板の抵抗力が決定される。
部の天井部分に大きな曲げ応力が発生することが
一般に知られており、トンネルの強度設計をおこ
なうに際し、この部分の鋼管矢板の抵抗力によつ
て他の部分の鋼管矢板の抵抗力が決定される。
ところが、先に述べた従来のトンネルの穿孔方
法では、トンネルの全ての部分に同一大径の鋼管
矢板を使用しているので、幅方向中央部の変形お
よび応力に対して余裕があるにもかかわらず、抵
抗力が充分発揮されず極めて不経済な設計がおこ
なわれていた。
法では、トンネルの全ての部分に同一大径の鋼管
矢板を使用しているので、幅方向中央部の変形お
よび応力に対して余裕があるにもかかわらず、抵
抗力が充分発揮されず極めて不経済な設計がおこ
なわれていた。
また、鋼管矢板はトンネルの天井部分にのみこ
設され、両端部の鋼管矢板は実質的に片側だけが
連結されているので外力に対する抵抗力が充分発
揮されず変形が大きくなる。
設され、両端部の鋼管矢板は実質的に片側だけが
連結されているので外力に対する抵抗力が充分発
揮されず変形が大きくなる。
一方中央部の鋼管矢板は両側が連結されている
ので外力に対する抵抗力が両端部より大きく変形
が小さい。このため端部鋼管矢板と中央部鋼管矢
板との間には不自然な応力伝達がおこり、その結
果鋼管矢板に捩れをおこさせるような二次応力が
発生することとなり、その応力解析が複雑になつ
て設計が面倒になり正確な構造設計ができなくな
るばかりか構造的に不利になる欠点がある。
ので外力に対する抵抗力が両端部より大きく変形
が小さい。このため端部鋼管矢板と中央部鋼管矢
板との間には不自然な応力伝達がおこり、その結
果鋼管矢板に捩れをおこさせるような二次応力が
発生することとなり、その応力解析が複雑になつ
て設計が面倒になり正確な構造設計ができなくな
るばかりか構造的に不利になる欠点がある。
この考案は前記従来の問題点を解消するために
従来工法を改良したもので、トンネルの天井部分
にこ設される鋼管矢板のうちトンネル幅方向両端
部の鋼管矢板を増厚大径の鋼管矢板としたり、鋼
管矢板の中に形鋼および鉄筋を挿入しかつコンク
リートを充填して鋼管と形鋼と鉄筋とコンクリー
トとからなる合成矢板としたりすることによつて
前記鋼管矢板の剛性を他の鋼管矢板の剛性より
1.5〜3.0倍程度増加させ、更に鋼管矢板はトンネ
ルの天井部分にだけでなく両側壁部分にもこ設
し、かつ天井部分の鋼管矢板と壁部分の鋼管矢板
とを堅固に連結することによつて、鋼管矢板全体
の軽量化をはかつて経済設計ができるようにする
とともに捩れ等の二次応力の発生を防止すること
により応力解析および鋼管矢板の断面設計を簡単
にし、その結果正確な設計ができて構造的にも有
利である。
従来工法を改良したもので、トンネルの天井部分
にこ設される鋼管矢板のうちトンネル幅方向両端
部の鋼管矢板を増厚大径の鋼管矢板としたり、鋼
管矢板の中に形鋼および鉄筋を挿入しかつコンク
リートを充填して鋼管と形鋼と鉄筋とコンクリー
トとからなる合成矢板としたりすることによつて
前記鋼管矢板の剛性を他の鋼管矢板の剛性より
1.5〜3.0倍程度増加させ、更に鋼管矢板はトンネ
ルの天井部分にだけでなく両側壁部分にもこ設
し、かつ天井部分の鋼管矢板と壁部分の鋼管矢板
とを堅固に連結することによつて、鋼管矢板全体
の軽量化をはかつて経済設計ができるようにする
とともに捩れ等の二次応力の発生を防止すること
により応力解析および鋼管矢板の断面設計を簡単
にし、その結果正確な設計ができて構造的にも有
利である。
以下、この考案を図示する一実施例によつて説
明すると、図中符号1,1は架台フレーム、2,
……は鋼管矢板である。
明すると、図中符号1,1は架台フレーム、2,
……は鋼管矢板である。
架台フレーム1,1は既存の築堤Aの両側に鉄
筋コンクリートで構成されている。
筋コンクリートで構成されている。
複数本の鋼管矢板2,……は左右架台フレーム
1,1の梁部分1a,1a間および柱部分1b,
1b間に築堤Aを水平に貫通させてこ設され、隣
り合う鋼管矢板2,2は鋼管矢板2,2の側面に
形成された継手3,4によつて接合され、継手3
にはモルタルが充填されている。
1,1の梁部分1a,1a間および柱部分1b,
1b間に築堤Aを水平に貫通させてこ設され、隣
り合う鋼管矢板2,2は鋼管矢板2,2の側面に
形成された継手3,4によつて接合され、継手3
にはモルタルが充填されている。
継手3は鋼板またはL(エル)あるいはアング
ル形鋼で断面略リツプ溝状に形成され、鋼管矢板
2の長手方向に連続形成されている。
ル形鋼で断面略リツプ溝状に形成され、鋼管矢板
2の長手方向に連続形成されている。
また、継手4は継手3にスライド式で係合でき
るように形成され、鋼管矢板2の長手方向に連続
形成されている。
るように形成され、鋼管矢板2の長手方向に連続
形成されている。
前記鋼管矢板2,……のうち梁部分1a,1a
の端部にこ設される鋼管矢板には他の部分の鋼管
矢板より増厚大径の鋼管矢板2a,2bが使用さ
れ、その剛性が1.5〜3倍に高められている。(第
6図参照。) この場合、鋼管矢板2a,2aの継手3,4は
鋼管矢板2a,2aの中央部分よりやや下側に形
成されることになる。鋼管矢板2a,2aに他の
部分の鋼管矢板2,……と同じ物を使用する場合
には鋼管矢板2a,2aの中にH形鋼等の形鋼5
と鉄筋かご6とを挿入しかつその中に普通コンク
リートや無収縮性コンクリート等のコンクリート
7を充填して鋼管矢板2aと形鋼5と鉄筋かご6
とコンクリート7とからなる合成矢板とする。
(第7図参照。)なお、上記のように形鋼5と鉄筋
かご6を併用しても剛性が不足する場合には、円
弧フランジを有するH形鋼5aを使用することに
より鋼管矢板2a,2aの限られた断面内に大き
な強度剛性を与えることができ、かつ繁雑な鉄筋
かご6の組立作業が不要となるため作業性も向上
する。(第8図、第9図参照。) 鋼管矢板2,……および2a,2aと架台フレ
ーム1の梁部分1aおよび柱部分1b,1bとの
間隙部には鋼管矢板2,……および2a,2aが
動かないようにベースモルタル8が充填されてい
る。
の端部にこ設される鋼管矢板には他の部分の鋼管
矢板より増厚大径の鋼管矢板2a,2bが使用さ
れ、その剛性が1.5〜3倍に高められている。(第
6図参照。) この場合、鋼管矢板2a,2aの継手3,4は
鋼管矢板2a,2aの中央部分よりやや下側に形
成されることになる。鋼管矢板2a,2aに他の
部分の鋼管矢板2,……と同じ物を使用する場合
には鋼管矢板2a,2aの中にH形鋼等の形鋼5
と鉄筋かご6とを挿入しかつその中に普通コンク
リートや無収縮性コンクリート等のコンクリート
7を充填して鋼管矢板2aと形鋼5と鉄筋かご6
とコンクリート7とからなる合成矢板とする。
(第7図参照。)なお、上記のように形鋼5と鉄筋
かご6を併用しても剛性が不足する場合には、円
弧フランジを有するH形鋼5aを使用することに
より鋼管矢板2a,2aの限られた断面内に大き
な強度剛性を与えることができ、かつ繁雑な鉄筋
かご6の組立作業が不要となるため作業性も向上
する。(第8図、第9図参照。) 鋼管矢板2,……および2a,2aと架台フレ
ーム1の梁部分1aおよび柱部分1b,1bとの
間隙部には鋼管矢板2,……および2a,2aが
動かないようにベースモルタル8が充填されてい
る。
築堤Aの鋼管矢板2,……および2a,2aに
よつて囲まれた部分は掘削されて、築堤幅方向に
貫通するトンネル9が構成され、その壁部分およ
び天井部分は現場打ちコンクリートまたはプレキ
ヤストコンクリート部材で仕上げられている。
よつて囲まれた部分は掘削されて、築堤幅方向に
貫通するトンネル9が構成され、その壁部分およ
び天井部分は現場打ちコンクリートまたはプレキ
ヤストコンクリート部材で仕上げられている。
この考案は以上の構成からなり、次の効果が期
待できる。
待できる。
複数本の鋼管矢板がトンネルの天井部分にだ
けでなく壁部分にも使用され、かつ鋼管矢板相
互は連結され、更に応力が最も大きくなるトン
ネル幅方向両端部の天井部分の鋼管矢板は他の
部分の鋼管矢板より1.5〜3.0倍程度剛性が高め
られているので、列車や車の通過時に発生する
各鋼管矢板のたわみおよび曲げ応力を鋼管矢板
の設置場所の違いによるばらつきを最小にして
均一にすることができ、その結果解析困難で構
造的に不利な捩れ等の二次応力の発生をなくし
て応力解析および構造設計を簡単かつ正確にお
こなうことができる。
けでなく壁部分にも使用され、かつ鋼管矢板相
互は連結され、更に応力が最も大きくなるトン
ネル幅方向両端部の天井部分の鋼管矢板は他の
部分の鋼管矢板より1.5〜3.0倍程度剛性が高め
られているので、列車や車の通過時に発生する
各鋼管矢板のたわみおよび曲げ応力を鋼管矢板
の設置場所の違いによるばらつきを最小にして
均一にすることができ、その結果解析困難で構
造的に不利な捩れ等の二次応力の発生をなくし
て応力解析および構造設計を簡単かつ正確にお
こなうことができる。
鋼管矢板全体の軽量化がはかれ、経済設計が
可能である。
可能である。
第1図〜第5図はこの考案の施工方法を示す工
程図、第6図、第7図、第8図および第9図は第
3図におけるイ部拡大図である。 1……架台フレーム、1a……梁部分、1b…
…柱部分、2,2a……鋼管矢板、3,4……継
手、5……形鋼、5a……円弧フランジH形鋼、
6……鉄筋かご、7……コンクリート、8……ベ
ースモルタル、9……トンネル。
程図、第6図、第7図、第8図および第9図は第
3図におけるイ部拡大図である。 1……架台フレーム、1a……梁部分、1b…
…柱部分、2,2a……鋼管矢板、3,4……継
手、5……形鋼、5a……円弧フランジH形鋼、
6……鉄筋かご、7……コンクリート、8……ベ
ースモルタル、9……トンネル。
Claims (1)
- 築堤両側に柱部分と梁部分よりなる架台フレー
ムを構成し、該架台フレームの柱部分および梁部
分間に複数本の鋼管を鋼管相互を連結するととも
に前記築堤に貫通させてこ設し、かつ前記鋼管で
囲まれた部分を築堤幅方向に掘削してなるトンネ
ルにおいて、前記架台フレームの梁部分にこ設さ
れる鋼管のうち端部の鋼管の剛性を他の鋼管の剛
性より高めたことを特徴とするトンネル用支保工
の補強装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10026481U JPS586893U (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | トンネル用支保工の補強装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10026481U JPS586893U (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | トンネル用支保工の補強装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS586893U JPS586893U (ja) | 1983-01-17 |
JPS624618Y2 true JPS624618Y2 (ja) | 1987-02-02 |
Family
ID=29894960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10026481U Granted JPS586893U (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | トンネル用支保工の補強装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586893U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101184255B1 (ko) | 2011-12-14 | 2012-10-19 | 양유철 | 무갱문 터널 구조물의 시공방법 및 그 방법에 사용되는 강판구조물 |
-
1981
- 1981-07-06 JP JP10026481U patent/JPS586893U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS586893U (ja) | 1983-01-17 |
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