JPS6332239Y2 - - Google Patents

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JPS6332239Y2
JPS6332239Y2 JP8809683U JP8809683U JPS6332239Y2 JP S6332239 Y2 JPS6332239 Y2 JP S6332239Y2 JP 8809683 U JP8809683 U JP 8809683U JP 8809683 U JP8809683 U JP 8809683U JP S6332239 Y2 JPS6332239 Y2 JP S6332239Y2
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JP
Japan
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segment
core
connecting bolt
reinforced
tapered groove
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JP8809683U
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JPS59192998U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は益々深掘となる地下鉄のシールド型ト
ンネルに使用するシールド工法用補強型セグメン
トに関するものである。
近時、地下鉄用シールド工法にあつては、地下
30mぐらいに達する深い箇所を施工するようにな
つて来た。これに伴い、トンネル覆工材となるセ
グメントも必然的に大なる土圧に耐える補強型セ
グメントを用いねばならない。この補強型セグメ
ントの構成としては、例えば、中子形(箱形)コ
ンクリートセグメントにあつては主桁部の補強を
考えればよいが、この場合外形を決められた従来
型セグメント形状では、これ以上配筋数を増すこ
とも出来ず、簡易の補強型セグメントの出現を待
たれている。但し、あくまで従来工法、作業順を
崩すことのないことが条件であり、従来の連結ボ
ルト(ピースジヨイント、リングジヨイント)を
そのまま着用しセグメント組みが出来ねばならな
い。
本考案は上記実情に鑑み、従来工法可能となる
増筋の補強型セグメントを提供するものである。
即ち、本考案は中子形コンクリートセグメント
において、円弧状セグメント本体に配す中子部
を、従来の中子巾より小さく形成し、これに伴い
構成された主桁部の肉厚部分を増筋巾とし、且つ
この狭隘中子巾となつた中子側壁部に連結ボルト
案内用テーパー溝を設け、該テーパー溝に連結ボ
ルト孔を穿つ構成で、セグメント自体の増筋によ
る補強と従来の連結ボルトの使用を可能とした補
強型セグメントとしてなる。
以下、本考案を実施例の図面について説明すれ
ば、次の通りである。
1はコンクリート製となる中子形の円弧状セグ
メント本体で、該セグメント本体1の内周部中央
に配す複数個の凹陥となる中子部2を、少なくと
も軸方向(トンネル方向)となる中子巾aを従来
の中子巾bより狭めた狭隘中子部2′に形成する
と共に、該狭隘中子部2′にて構成される主桁部
3の肉厚部分3aを増筋巾cとし、且つこの狭隘
中子部2′の中子側壁2aに連結ボルト案内用と
なるテーパー溝4を設け、該テーパー溝4部の奥
となる従来の広巾中子形セグメントと同様な位置
に連結ボルト孔5を穿ち補強型セグメント6とし
たものである。7はセグメント本体1内に配筋し
た鉄筋で、該鉄筋7中、狭隘中子部2′寄りとな
る増筋巾c位置に配される鉄筋7a分が、従来の
セグメントの鉄筋数より増筋されたものとなる。
又、テーパー溝4の形状は、この狭隘中子部2′
に臨む連結ボルト孔5を2個配すため、中子側壁
2aの正面にあつては台形状を呈するが、断面は
あくまでテーパー溝4となつている。但し、この
テーパー溝4にあつても、上縁部4aのテーパー
角を大とし、連結ボルト8の案内を容易とする構
成となつている。勿論、この連結ボルト8の長さ
は従来品のそれと同じ長さを呈す。9はリング連
結用となる連結ボルト孔で、該連結ボルト孔9は
図示にあつて4個配されている。
いまこの補強型セグメント6の作用を説明する
と、先ずセグメント6の成形に際しては、第4図
に示す如きに円弧状底板10と側板11及び端板
12よりなる公知のコンクリートセグメント製造
型枠13にて成形するが、この場合中子14部に
は内部にテーパー溝形成用テーパーボツクス15
を備えてなり、該テーパーボツクス15はシリン
ダー等をもつて揺動するテコ杆16で中子14の
外方へ突出自在となつている。ここにあつて、枠
組みされた型枠13中に、所定に配筋した鉄筋篭
7′を収容し、この後コンクリート17を打設し、
一定のコンクリート養生期間を経た後に前記型枠
を外せば補強型セグメント6を得る。勿論、この
脱型作業に当つてはテーパー溝付け用となるテー
パーボツクス15を予め中子14内へ後退させる
ものである。
このようにして得たセグメント6は、中子部2
が凹陥を軸方向に対し予め狭めてなるため(例え
ば、巾900mmのセグメント本体にあつて、従来の
中子部巾が540mmであるのに対し本件の中子部巾
は400mmとして狭めてなる)、セグメント本体1の
主桁部3は肉厚巾となり、増筋巾c中に配された
鉄筋7a分が補強用鉄筋となる(第2図参照)。
但し、この鉄筋7aの下方には連結ボルト8の挿
入に支障をきたさないためのテーパー溝4が、前
記テーパーボツクス15部の型付けにて構成され
てなる。
ここにおいて、この補強型セグメント6のセグ
メント組みに当つては、今までのセグメント組立
て作業と同様に、セグメント6群をシールドの後
端にあつて順次円周方向へ並べ連結ボルト(図示
せず)をもつてリング構成とする。更に、リング
組みされたセグメント6の側面に次段のセグメン
ト6を連結ボルト8にて連結しトンネル覆工とす
る。
この場合、連結ボルト8は従来の連結ボルトと
同様の長さのものを使用するが、このセグメント
6の連結ボルト孔5はあくまでも従来の中子部巾
の位置にある。このため、連結ボルト8の差込み
に際して今までのように水平状として狭隘中子部
2′へ一旦案内し、この状態にて横貫通の連結ボ
ルト孔5部へ導くことは出来ないが、狭隘中子部
2′の側壁2a部には連結ボルト案内用となるテ
ーパー溝4が形成してなるので、該連結ボルト8
はこのテーパー溝4のテーパー傾斜4a′に沿つて
傾けながら先端を連結ボルト孔5部へ臨ませ(第
3図1点鎖線参照)、該連結ボルト孔5へ連結ボ
ルト8を貫通し、従来同様な手段で双方のセグメ
ント6を連結するものである。8′はナツトを示
す。
このようにセグメント組みされた各単一のセグ
メント6は、主桁部3に増筋がなされているた
め、トンネルに作用する外力に耐えるものであ
る。
上述のように本考案のシールド工法用補強型セ
グメントは、セグメント本体に形成する中子部を
巾狭となる狭隘中子部とし、これによる主桁部の
肉厚部分を増筋巾としたため周方向へ配す鉄筋本
数を、従来の巾広となる中子部使用に比して増大
し得、従つて深い箇所での地下鉄用シールド工法
における補強型セグメントとなる。しかも、この
場合のセグメント本体の外形はあくまで従来のセ
グメントと同様としているため、シールド工法、
セグメント組み作業に変化を招かず、作業能率を
低下させない。即ち、狭隘中子部の側壁には連結
ボルト案内用としたテーパー溝を予め形成してい
るので、従来の連結ボルトをそのまま使用出来る
等の実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
斜面図、第2図は要部縦断説明図、第3図はリン
グ継ぎの要部を示す説明図、第4図はセグメント
型枠の一部切欠正面図、第5図は同一部切欠側面
図である。 1……円弧状セグメント本体、2……中子部、
2′……狭隘中子部、3……主桁部、3a……肉
厚部分、4……テーパー溝、5……連結ボルト
孔、7……鉄筋、7a……増鉄筋、a……中子
巾、c……増筋巾。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中子形コンクリートセグメントにおいて、円弧
    状セグメント本体の内周部中央に配す中子部を、
    少なくとも軸方向となる中子巾を狭めた狭隘中子
    部として形成すると共に、該狭隘中子部にて生ず
    る主桁部の肉厚部分を増筋巾とし、且つこの狭隘
    中子部側壁に連結ボルト案内用となるテーパー溝
    を設け、該テーパー溝の奥に連結ボルト孔を穿つ
    てなるシールド工法用補強型セグメント。
JP8809683U 1983-06-09 1983-06-09 シ−ルド工法用補強型セグメント Granted JPS59192998U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8809683U JPS59192998U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 シ−ルド工法用補強型セグメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8809683U JPS59192998U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 シ−ルド工法用補強型セグメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59192998U JPS59192998U (ja) 1984-12-21
JPS6332239Y2 true JPS6332239Y2 (ja) 1988-08-29

Family

ID=30218009

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8809683U Granted JPS59192998U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 シ−ルド工法用補強型セグメント

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JP (1) JPS59192998U (ja)

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Publication number Publication date
JPS59192998U (ja) 1984-12-21

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