JPH0235755B2 - Benzochiazorinonkagobutsunoseiho - Google Patents

Benzochiazorinonkagobutsunoseiho

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JPH0235755B2
JPH0235755B2 JP15860382A JP15860382A JPH0235755B2 JP H0235755 B2 JPH0235755 B2 JP H0235755B2 JP 15860382 A JP15860382 A JP 15860382A JP 15860382 A JP15860382 A JP 15860382A JP H0235755 B2 JPH0235755 B2 JP H0235755B2
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JP
Japan
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reaction
aminothiophenol
benzothiazolinone
compound
urea
Prior art date
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JP15860382A
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JPS5948472A (ja
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Katsunao Sato
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KANSAI SENRYO SEIZO KK
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KANSAI SENRYO SEIZO KK
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  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、医薬の中間体として現に使用されて
いる、下式のべンゾチアゾリノン化合物を製造す
る方法に関するものである。
(式中Xは、水素原子又はハロゲン原子を意味す
る。以下同符号は同じものを意味する。) 上記のべンゾチアゾリノン化合物の合成法とし
ては、従来から各種の方法が提案されており、例
えば、 (1) O−アミノチオフエノール化合物とホスゲン
とを反応させる方法; (2) o−アミノチオフエノール化合物とクロール
炭酸エチルとの縮合物を脱アルコール閉環させ
る方法〔特開昭53−34772号公報〕; (3) O−アミノチオフエノール化合物と二硫化炭
素からチオン化合物を製造、これを酸化して−
SO3Hとなし、更に加水分解する方法; (4) O−アミノチオフエノール化合物と尿素を水
を溶媒として酸の存在下に反応させる方法; 等が知られている。
本発明者は医薬品業界からの、べンゾチアゾリ
ノン化合物のコスト低減の要望にこたえるべく、
従来の製法につき、種々検討を加えるとともに、
新たな製法についても研究を重ねた結果、設備、
廃液の質及び現場操作等、各種観点からの評価に
おいて優れた本発明に到達した。
即ち、本発明は、一般式 で示されるO−アミノチオフエノール化合物と尿
素とを、120℃以上の沸点を有する有機溶剤中に
於て、常圧の下、窒素流通下、120〜160℃で反応
させることを特徴とする、一般式 で示されるべンゾチアゾリノン化合物の製造法に
係るものである。
本発明で使用する沸点120℃以上の溶剤として
は、種々のものを挙げることができるが、反応温
度の維持や目的物の分離採取の容易さからすれ
ば、クロールベンゾール、ミツクスキシロール、
エチレンベンゾール、テトラクロールエタン等
の、沸点120〜160℃の溶剤が適当である。
反応温度が120℃未満では、反応の進行が不充
分であり、逆に160℃を越えると、目的物以外の
分解物が多くなる。
尿素は、反応中に分解することを見越し、O−
アミノチオフエノール化合物1モルに対して1.2
モル以上とやや多めに使用するとよい。しかし、
1.5モルを越える尿素の使用は目的物の収率向上
に殆んど寄与せず、不経済である。
尚、周知の通り原料のO−アミノチオフエノー
ル化合物は酸化してジチオ体となり易い物質であ
る。従つて、通常の簡易な装置を使用しての常圧
下の反応では、厳密な意味での還元性雰囲気を達
成し難く、収率も当然ながらかなり低下する恐れ
がある。
しかしながら、この様な恐れがあるにもかかわ
らず、本発明では、反応の開始にあたつて反応容
器内の空気を窒素ガスで置換し、その後の反応進
行過程で少量の窒素ガスを反応器内へ流入させれ
ば、前記従来の(4)に匹適する粗製品収率−精製品
収率70%台−で目的物を得ることができる。
前記従来法(4)は、原料として有毒性のホスゲン
や高価なクロール炭酸エチルを使用することな
く、簡単なべンゾチアゾリノン化合物を製造しう
る方法であり、好適な加圧下での実施態様では、
目的物の粗製品収率も良く、優れたものである。
本発明は、この様な優れた従来法に匹適する、
常圧下での方法を提供するものである。
以下、実施例に基づき、本発明を更に具体的に
説明する。
実施例 1 2−べンゾチアゾリノンの合成法 O−アミノチオフエノール55g(0.44モル)を
クロールベンゾール250gに溶解し、尿素37gを
加え、反応コルベン中の空気を窒素ガスで置換
し、尚少量の窒素ガスを流通させ、還流冷却器付
撹拌下に135〜137℃に昇温し、5時間反応する。
反応後冷却し水200c.c.を加え、硫酸で弱酸性とし、
水蒸気蒸溜によつてクロールベンゾールを溜出回
収し、終れば撹拌下に冷却すれば粗製の2−べン
ゾチアゾリノンの結晶が得られる。約60g、別
し水洗後、苛性ソーダ18g、水150c.c.中に40℃で
撹拌溶解し、2時間後活性炭3gを加え、更に1
時間撹拌し一夜放置後過する。液に20%塩酸
を滴下して弱酸性とし、析出する微細な砂状の結
晶を別し40℃の湯で水洗する。
収量 48g(収率72%O−アミノチオフエノー
ル) 融点 137〜139℃ 実施例 2 5−クロール−2−べンゾチアゾリノンの合成
法 4−クロール−2−アミノチオフエノール63.8
g(0.4モル)をクロールベンゾール300g中に溶
解し、尿素34gを加え、反応コルベン中の空気を
窒素ガスで置換し、尚少量の窒素ガスを流通させ
つつ、還流冷却器付撹拌下に135〜137℃に昇温し
5時間反応させる。約3時間で反応生成物の結晶
が熱時折出してくる。反応後冷却し水200c.c.を加
え、硫酸で弱酸性とし、水蒸気蒸溜によつてクロ
ールベンゾールを溜出回収し、終れば内部の結晶
を50℃で過、水洗する。此処に得られた粗製の
5−クロール−2−べンゾチアゾリノンを苛性ソ
ーダ20gを水1800c.c.に溶解したものの中に撹拌下
に加え、室温で2時間撹拌する。後活性炭3gを
加え更に1時間撹拌し、一夜放置後過する。
液には20%塩酸を滴下して弱酸性とし、析出する
結晶を別し、85℃の湯800c.c.で4回に分けて洗
滌する。
収量 55g(収率74%対4−クロール−2−アミ
ノチオフエノール) 融点 234〜236℃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中Xは水素原子、又はハロゲン原子を意味す
    る〕で示されるO−アミノチオフエノール化合物
    と尿素とを、120℃以上の沸点を有する有機溶剤
    中に於て、常圧の下、窒素流通下120〜160℃で反
    応させる事を特徴とする 一般式 〔式中Xは前記と同様のものを意味する〕で示さ
    れるべンゾチアゾリノン化合物の製法。
JP15860382A 1982-09-10 1982-09-10 Benzochiazorinonkagobutsunoseiho Expired - Lifetime JPH0235755B2 (ja)

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