JPH023571A

JPH023571A - 索道の屈曲設備

Info

Publication number: JPH023571A
Application number: JP15259488A
Authority: JP
Inventors: Naoto Miyajima; 宮島　直人
Original assignee: Nippon Cable Co Ltd
Current assignee: Nippon Cable Co Ltd
Priority date: 1988-06-21
Filing date: 1988-06-21
Publication date: 1990-01-09
Anticipated expiration: 2012-12-24
Also published as: JP2694158B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は索道における平面視において屈曲した線路を構
成することを目的とした索道の屈曲設備に関づる。

［従来の技術］索道は、その両端のターミナル（停留場という以下同じ
）に配設した滑車と滑車との間に索条を張架循環させ、
該索条に固着した、または握索させた握索機に搬器を懸
重しで大または物を輸送する設備である。該索道におい
て地形その他の条件によって索道線路を屈曲線路と１６
要請がある場合に、線路凸側屈曲（以下外側屈曲どする
。）は大形の屈曲用滑車を配設するか、または小径の受
索輪を複数個配設することにより目的を達することがで
きる。これに対して線路凹側屈曲（以下内側屈的とする
。）においては、張架し！ζ索条の張力による屈曲の分
力を支持する滑車または受索輪が必要であり、さらにそ
れらの滑車または受索輪の渦部を索条の循Ｉ′：：＆外
側に取付けたＩＩ？索別が通過し１ｑるようにしなけれ
ばならない。

［発明が解決しようとする課題］このため従来より内側屈曲を実現するための秤々の方法
が提案されてはいるが、装置が大型化、複雑化したり、
或いは無理な力が作用して、部品の摩耗を望めたり、ｇ
８、撮動を発生させるなどの問題があり、索道の内側屈
曲線路に対して未だ必ずしも充分な索道の屈曲設備は提
案されてはいなかった。

本考案は安全かつ確実に屈曲運行を行わけるこ−とがで
きる索道の屈曲設備を１２供することを目的としたもの
である。

［課題を解決するための手段１この目的に対応しで、この発明の索道の屈曲設備は、平
面視外側屈曲と内側屈曲とよりなる屈曲区間を有する索
道線路に張架循環する索条に握索機を握索させ、該握索
機には搬器を懸垂して輸送を行う索道設備において、前
記外側屈曲と前記内側屈曲のそれぞれには受索輪を並設
して前記索条を屈折誘導すると共に該索条に沿ってガイ
ドレールを付設して備え、前記握索機における前記搬器
の懸垂はピン１４，１４、ピン１５．１５及びリンク　
１２．１２を用いて駆動可能に連結してなると共に前記
搬器の上端付近には前記ガイドレールに係合転走すべき
ガイドローラを１区着してなり、前記屈曲区間内の前記
外側屈曲においては前記握索機は前記ガイドレールに導
かれて、前記受索輪を退避し、前記内側屈曲においては
前記握索機は萌記受索輸位置を転傾位に回避して通過す
るようになしたものであることを特徴としている。

［作用］このような構成の屈曲設備では、索）口の内側屈曲部を
握索機が通過する場合には、索条を握索する高さ位置は
索条ににって一定に規定されたまま、ガイドローラがガ
イドレールに案内されて転傾して変位し、受索輪との干
渉を回避した状態をとりつつ屈曲部を通過する。

［実施例］以下、この発明の詳細を一実施例を示す図面について説
明する。

′Ｘ′Ｓ１図の索道線路の平面図で示すように、両端の
原動滑車１、緊張滑車２の間に【ま、索条３が張架循環
されており前記原動滑車１ど緊張滑車２の間には、前記
索条３を屈曲さＵるための複数の水平受索輪４．４．・
・・、４が内側屈曲区間２０及び外側屈曲区間２１にほ
ぼ笠間隔に配設されている。

また前記内側屈曲区間２０及び外側屈曲区間２１には平
面視で前記索条３の外側にほぼ平行に沿って内側リフト
アップレール６、及び外側ガイドレール７が付設されて
いる。

該内側リフトアップレール６は平面視では前記屈曲され
た内側の索条３と、同心円上の屈曲区間６ｂと二つの直
線区間６ａ、　６ｃとで形成され、該屈曲区間６ｂの断
面は、はぼ凹形の樋状であり、直線区間６ａは平面視で
先端部６ｄの溝幅がやや広がっており、まｌζζ売先端
部６ｄ、前記屈曲区間６ｂに対して下方に位置しており
、前記直線区間６ａは前記屈曲区間６ｂに対し下方に傾
斜した構造となっている。同様にして、前記直線区間６
Ｃは、前記直線区間６ａの対称形をした構造となってい
る。一方外側ガイドレール７は平面視で、外側屈曲区間
２１に沿って同心状に付設されているが、前記外側屈曲
区間２１においては前記握索１１１１１は前記水平受索
輪４，４．・・・、４の外側を通過するため前記握索機
１１を転傾づ゛る必要がないため、前記内側リフトアッ
プレール６より直線区間７ａ及び直線区間７Ｃが短い形
状となっている。

一方第２図に示すように握索機１１には索条３に対して
、平行にピン１３．１３が挿着突出されている。また懸
垂５１１６も同様に前記索条３に対して平行にピン１／
１．１４が挿着突出している。

また該握索機１１のピン１３．１３と該懸垂機１６のピ
ン１４．１４の間は、リンクプレート１２．１２で連絡
されており、前記握索機１１は前記懸垂機１６に対して
揺動自在に枢着された構成どなっている。また該懸垂！
ｆｉ１６には第９図に示すように、該懸垂機１６に固着
されたブラケット１７に２個のガイドローラ１５．１５
が枢？１されている。

前述したとＪ３す、索条３を握索した握索機１１にはピ
ン１３．１３及びピン１４．１４間にリンクプレート１
２．１２を介して揺動自在に懸垂機１６及び座席（図示
していない）を懸垂して運行され、搬器１０は線路の直
線区間においては第２図に示したように、前記握索機１
１に挿着されたピン１３．１３と懸垂は１６に挿着され
たピン１／１．１４間に枢るされたリンクプレート１２
゜１２がほぼ垂直に位置して、懸垂機１６が懸垂されて
いる。第３図は搬器１０が内側屈曲区間２０の直前であ
って内側リフトアップレール６の直線区間６ａ内、搬器
位置ａにあって、懸垂機１６のブラケツ１−１７に枢着
されたガイドローラ１５゜１５が内側リフｌ−アップレ
ール６上を転動し始めた状態である。第４図は搬器１０
が更に内側屈曲区間６ｂに接近して、前記ガイドローラ
１５゜１５が前記内側リフトアップレール６の直線区間
６ａを転動して、前記懸垂機１６が上方に移動して、握
索機１１はぼ９０°稈度転傾され、前記索条３を屈曲さ
せるための水平受索輪４．４．・・・４を通過できる位
置となる。搬？：１１０が前記内側屈曲区間２０を運行
される間は、前記索条３と前記内側リフ］・アップレー
ル６の位置関係は一定しており、第４図に示したように
握索機１１はほば９０’近く転傾して維持される。更に
搬器１０が進行して再び前記内側リフトアップレール６
直線区間６Ｃを第７図に示した位置ＩｊＱｚ位置ｅ、ｆ
。

ｑの順に、第７図の矢印１８方向に進行すると、直線区
間６ａにおける握索機１１の転傾方向とは逆の方向に漸
次転傾されて、すなわち第４図の握索機１１の位置より
第３図の握索機１１の位置となる。更に前記搬器１０が
進行して、前記内側リフトアップレール６を通過すると
、第２図に示したように握索機１１ど懸垂機１６をピン
１３゜１３とピン１４．１４を介して１ヱ動自在に枢着
しているリンクプレート１２．１２がほぼ垂直となって
搬器１０は運行される。

また１）ｂ記搬器１０は懸垂ｔ１１６のブラケット１７
に枢着されたガイドローラ１５．１５が、前記内側リフ
トアップレール６上を転動するため、前記内側屈曲区間
２０を通過する際の遠心力による横揺れが防止され該内
側屈曲区間２０においても常に安定した前記搬器１０の
運行が維持される。

一方、搬器１０が第１図に示Ｊ外側屈曲区間２１を通過
する場合には、前記握索機１１は索条３の外側に位置し
ているため、前記水平受索輪４゜４、・・・、４を通過
する時に前記握索機１１を転傾ざｌる必要はなく、第５
図に示１゛ように懸垂機１６のブラケット１７に枢着さ
れたガイドローラ１５．１５が外側ガイドレール７上を
転動することにより、前記内側屈曲区間２０を搬器１０
が通過する場合と同様に、前記外側屈曲区間２１を通過
する際の遠心力による前記搬器１０の横揺れが防止され
、常に安定した屈曲運行が維持されるようになされてい
る。

［発明の効果］本発明の索道の屈曲設備は従来のものに比較して以下に
述べるような利点がある。

■比較的小径の水平受索輪を複数使用して屈曲させてい
るため、大径の滑車１つを使用して屈曲させる場合に比
較して、大きな屈曲」′径を必要どする屈曲線路におい
ては内側屈曲区間の索条の外側における必要なスペース
を縮小できる。

■大径滑車１つより、緩屈曲になるため従って遠心力が
小さくなるため横振れが少なく乗り心地が良くなる。

■握索機に懸垂機をピンを介してリンクプレートによっ
て揺動自在に接続し、前記懸垂機のリンクプレート付近
に固着したブラケッ１〜にガイドローラの２個を枢着し
た搬器構造と、内側屈曲区間においては、前記ガイドロ
ーラが転動するための内側リフトアップレールを索条の
屈曲区間に沿って付設することににって、内側屈曲区間
においてはよりスムーズにしかも確実に握索機を転傾し
て水平受索輪を通過できるようにして、なおかつ遠心力
による搬器の横揺れを防ぐことができ、また外側屈曲区
間においても外側ガイドレールを付設することによって
同様に搬器の横揺れを防ぐことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は屈曲設備を配設した索道の１■略格子面、第２
図は索道の直線区間を運行中の搬器の正面図、第３図は
内側屈曲区間において懸垂機に枢るされたがイドローラ
が内側リフトアップレールの直線区間に進入した時の正
面図、第４図は内側屈曲区間に４３いて内側リフトアッ
プレールにより握索機が転傾して水平受索輪を通過中の
搬器の一部正面図、第５図は外側屈曲区間において外側
ガイドレールに誘導されて通過中の搬器の一部正面図、
第６図は内側屈曲区間における内側リフトアップレール
に誘導されて（屋索機が転傾される状態を示した平面図
、第７図は内側リフトアップレールに誘導されて握索機
が漸次転傾されていく状態を示したｍ器の一部側面図、
第８図１よ内側リフトアップレールの一部斜視図、及び
第９図は内側屈曲区間を通過中の搬器の一部背面図であ
る。１・・・原動滑車２・・・緊張滑車３・・・索条４・・・水平受索輪５・・・垂直受索輪６・・・内側リフトアップレール６ａ・・・直線区間６ｂ・・・屈曲区間６Ｇ・・・直線区間６ｄ・・・先端部７・・・外側ガイドレール７ａ・・・直線区間７ｂ・・・屈曲区間７Ｃ・・・直線区間８．９・・・矢印１０・・・搬器１１・・・握索機１２・・・リンクプレート１３．１／ｌ・・・ピン１５・・・ガイドローラ１６・・・懸垂機１７・・・ブラケット１８．１９・・・矢印２０・・・内側屈曲区間２１・・・外側屈曲区間ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆ、ｑ・＊ｚ＋１／、置特許出装
人代即人弁理」ゴ］コ木ケーブル株式会社川　　井　　冶　　男嬉図第３図第 ρ 図＾−一弔図第図第図第８図

Claims

【特許請求の範囲】

平面視外側屈曲と内側屈曲とよりなる屈曲区間を有する
索道線路に張架循環する索条に握索機を握索させ、該握
索機には搬器を懸垂して輸送を行う索道設備において、
前記外側屈曲と前記内側屈曲のそれぞれには受索輪を並
設して前記索条を屈折誘導すると共に該索条に沿つてガ
イドレールを付設して備え、前記握索機における前記搬
器の懸垂はピン１４、１４、ピン１５、１５及びリンク
１２、１２を用いて駆動可能に連結してなると共に前記
搬器の上端付近には前記ガイドレールに係合転走すベき
ガイドローラを枢着してなり、前記屈曲区間内の前記外
側屈曲においては前記握索機は前記ガイドレールに導か
れて、前記受索輪を退避し、前記内側屈曲においては前
記握索機は前記受索輪位置を転傾位に回避して通過する
ようになしたものである索道の屈曲設備