JPS5816934Y2 - 索道における屈曲運行装置 - Google Patents

索道における屈曲運行装置

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JPS5816934Y2
JPS5816934Y2 JP393381U JP393381U JPS5816934Y2 JP S5816934 Y2 JPS5816934 Y2 JP S5816934Y2 JP 393381 U JP393381 U JP 393381U JP 393381 U JP393381 U JP 393381U JP S5816934 Y2 JPS5816934 Y2 JP S5816934Y2
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JP
Japan
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hanger
cable
carrier
circulation path
rope
Prior art date
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Expired
Application number
JP393381U
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English (en)
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JPS56105471U (ja
Inventor
亀田和典
Original Assignee
安全索道株式会社
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Publication date
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Priority to JP393381U priority Critical patent/JPS5816934Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は平面視において屈曲運行できるようにした索道
における屈曲装置に関する。
索道においては支柱建設の困難な地形や、ゲレンデにお
ける支障物としての支柱を忌避するなど諸々の条件によ
り平面視において屈曲運行される索道の要請がある。
従来の屈曲運行される索道は、索条と駆動輪との接触角
が1800近く必要であること、リフトの搬器がその構
造上誘導輪の外側に沿って運行するよう素条を外側から
固定的に握索しており、平面的に屈曲させると屈曲内側
を移動中の搬器のハンガーないし握索機が誘導輪に衝突
するため平面内で左右両方向の屈曲ができない等の理由
により屈曲点で往路索条と復路索条が立体的に交叉する
いわゆる立体交叉式のものが採用されている(例えば特
公昭36−17114号公報の運行方式)。
しかし、この立体交叉方式は屈曲部に対し入路索条と出
路索条が同一平面になく捩じれた状態となって保安上好
しくなく、かつ、屈曲のためには少なくとも一個ずつの
誘導輪と屈曲部が必要である。
また、最近では内側屈曲部の周囲に索条を保持するため
の支持部材を多数設け、握索機が屈曲部に到達したとき
は支持部材が順次索条を離索上動して、その移動を阻止
することがないようにした方式を採り入れている。
しかし、この方式のものはその構造が複雑となるので、
その施設が困難な場合がある等の欠点を有している。
本考案は、以上のようなことに鑑み、その構成が簡単で
あって、同一平面内で屈曲しかっ搬器のハンガーと握索
機が屈曲部に衝突することなく循環できる索道における
屈曲運行装置を提供することを目的としたものである。
また、本考案は握索機が屈曲部と係合の際においても握
索機自体に搬器全体の荷重を直接かげることなく搬器自
体は常に正常姿勢状態になるようにした索道における屈
曲運行装置を提供することを目的としたものである。
そして、本考案は上記各目的を達成するために従来の平
面視にて屈曲する循環径路を有する索条装置において、 ■ 索条に係合する握索機、ハンガーおよび搬器の構成
を、索条に対し、その循環径路の外側に突出させて固定
した握索機に索条に平行なピン構造により揺動可能に取
り付けられた上部ハンガーと下部ハンガーとよりなる搬
器のハンガーを設けた構成とする。
■ 循環径路の内側屈曲部を形成する内側屈曲部の構成
を、該内側屈曲部に握索機と上部ハンガーとを索条の循
環径路より内側に傾動させるためのカムガイドリング等
のガイド機構を設けた構成とする。
以下本考案を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図において、駆動輪1(起点)と緊張軸2(終点)
にわたって索条3が架は廻わされ、索条3は駆動輪1と
緊張軸2にわたって循環径路を構威し、この循環径路は
駆動輪1と緊張軸2の間において、外側屈曲部4と内側
屈曲部5により屈曲され索条3は屈曲運行されるように
なっている。
そして、索条3には駆動輪1、緊張軸2を周回する必要
上通常どおり循環径路外側に位置するように握索機7が
固定され、該握索機7の下方にハンガー6を介して搬器
8が懸吊されており、該ハンガー6は上部ハンガー9と
下部ハンガー10とよりなり、上部ハンガー9の下端部
と下部ハンガー10の上端部とが索条3方向のピン11
構造によって揺動自在に枢着されている。
第4図において、索条3は左から右へすなわち矢印Aの
方向に移動するものとし、この索条3を屈曲案内すべく
、内側屈曲部5が、その屈曲径路の内側に、回転自在に
設けられている。
この内側屈曲部5には、その下側に、該内側屈曲部5よ
りも直径が大きく、その周縁が索条3に吊下して移動中
のハンガー6の下部ハンガー1oに当接し、上部ハンガ
ー9、握索機Iを索条の循環径路の内側に傾動させるガ
イド輪12が設げられている。
さらにその下側には、内側屈曲部5に接近しつつあるハ
ンガーを、内側屈曲部5の少し手前で、徐々に傾げなが
らガイド輪12に案内するための、補助ガイド板13が
設げられている。
この補助ガイド板13の案内面(周縁)の曲率半径は、
ガイド輪12のそれよりもはるかに大きく、したがって
、ハンガーはこの補助ガイド板13に摺接移動すること
により、徐々に傾げられながらガイド輪12に当接する
位置に到達することになる。
つぎに上記構成に基づいて本考案の作動について説明す
る。
第1図のような循環径路において索条3を運行すると循
環径路外側に配置された搬器8は循環径路外方に突出す
る握索機7とハンガー6に懸吊されて循環径路外側を周
回する。
そして、搬器8が内側屈曲部5に達すると、従来のもの
であると握索機7、ハンガー6および搬器8が該屈曲軸
5に衝突し、通過できないが、本考案では前記のガイド
輪12とピン11構造によりハンガー6の上部ハンガー
9と握索機7をガイド輪12の案内によりピン11構造
を中心として循環径路より内側に傾動(図面においては
約900)させ搬器8を正常姿勢状態で循環径路より内
側に移動させて通過するのである。
すなわちハンガー6が内側屈曲部5に近づいたとき、最
初に、第4図のBの位置でハンガー6を構成する下部ハ
ンガー10が補助ガイド板13に当接する。
この補助ガイド板130周縁(案内面)は、B点以降は
索条3の軌跡から次第に外方にハンガーを移動させる形
状に形成されているため、下部ハンガー10は、B点以
降は索条から外方にはなれる方行に押される。
ところが下部ハンガー10の下端には負荷(搬器や搬器
上の荷物)が懸吊されているため、その重量によって、
下部ハンガー10は常に垂直状態を保ちっ〜索条からは
なれる方向に移動することになる。
一方、上部ハンガー9はその上側が索条3に取付けられ
ているため、上部ハンガー9の上端寄りは索条の軌跡か
らはなれることができない。
したがって、下部ハンガー10の索条3に対する偏位を
補正するためには、上部ハンガー9が下部ハンガー10
に対してピン11を中心に回動せざるを得す結局補助ガ
イド板13により上部ハンガー9は下部ハンガー10に
対して徐々に傾きを増しながら(−例、を示すと最終的
には第3図示のように、上部ハンガー9は下部ハンガー
10に対して90゜回動する)ガイド輪12に到達(第
3図C点)することになる。
それ以後は、下部ハンガー10はガイド輪12に当接し
ながら、すなわちノ・ンガー6は第3図の状態を保ちな
がらE点に至る。
このようにして、循環径路の内側を移動する搬器8のノ
・ンガー6、握索機7は内側屈曲軸5に何ら接触するこ
となく通過することができる。
そしてE点からF点までは補助ガイド板13に案内され
て徐々に傾斜を緩めながらF点に至り、握索機7、上部
・・ンガー9、下部・・ンガー10は元の状態にもどる
以上述べた構成は本考案の一実施例であって、本考案は
この具体的構成例えばガイド機構による握索機の傾動手
段がハンガーを介して握索機を傾動させるという図面の
構成に限るものではな(、ガイド機構で握索機が傾動で
きればよい。
他の構成についても同様である。
本考案は以上のような構成であるので従来の索道の屈曲
運行装置と比べ、極めて簡単な構成で内側屈曲を正確に
かつスムーズに行うことができるという効果を有する。
また、本考案の装置は握索機と搬器とをつなぐハンガー
を上部ハンガーと下部ハンガーとに分ち、上部ハンガー
と下部ハンガーとをピン構造で連ねた構成であるので、
搬器全体の荷重を握索機と)・ンガーとの接続点でのみ
受けるということがなく、ピン構造部分により荷重を分
散することができるという効果を有するとともに、下部
ノ・ンガーと搬器の屈曲軸等に対する退避距離を任意に
大きくとれるという効果をも有する。
また、本考案の装置は上記構成であるので、握索機の上
部ハンガーのみを傾動させればよく、搬器はピン構造に
より常に正常姿勢状態に保つことができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を用いる循環径路の概略平面図、第
2図はハンガー、握索機部分の正面図、第3図は内側屈
曲輪部分の正面図、第4図は内側屈曲輪部分における握
索機、ハンガーの移行状況を示す平面図である。 1:駆動輪、2:緊張軸、3:索条、4:外側屈曲輪、
5:内側屈曲軸、6:ハンガー、7・握索機、8:搬器
、9:上部ノ・ンガー、10:下部ハンガー、11:ピ
ン構造、12ニガイド輪、13:補助ガイド板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面視にて屈曲する循環径路を有する索道装置において
    、索条に対してその循環径路の外側に突出させて固定し
    た握索機に、索条と平行なピンにより互に揺動可能に取
    付けられた上部ハンガーと下部ハンガーとから戒る搬器
    のハンガーを取付け、循環径路の内側屈曲部を形成する
    内側屈曲部の下側に該内側屈曲部よりも直径が大きくそ
    の周縁が索条に吊下って移動中の搬器の下部ハンガーに
    当接するガイド輪を設け、さらにその下側に該ガイド輪
    の曲率半径よりもはるかに大きい曲率半径をもち内側屈
    曲部に接近しつ〜ある搬器の下部ハンガーに、内側屈曲
    部の少の手前で当接して徐々に上部ハンガーを下部ハン
    ガーに対して傾動させながら前記ガイド輪に当接する位
    置まで案内する補助ガイド板を設げた索道に森げる屈曲
    運行装置。
JP393381U 1981-01-14 1981-01-14 索道における屈曲運行装置 Expired JPS5816934Y2 (ja)

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JP393381U JPS5816934Y2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14 索道における屈曲運行装置

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JPS56105471U JPS56105471U (ja) 1981-08-17
JPS5816934Y2 true JPS5816934Y2 (ja) 1983-04-05

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JP393381U Expired JPS5816934Y2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14 索道における屈曲運行装置

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