JPH0235196Y2 - - Google Patents

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JPH0235196Y2
JPH0235196Y2 JP1984076180U JP7618084U JPH0235196Y2 JP H0235196 Y2 JPH0235196 Y2 JP H0235196Y2 JP 1984076180 U JP1984076180 U JP 1984076180U JP 7618084 U JP7618084 U JP 7618084U JP H0235196 Y2 JPH0235196 Y2 JP H0235196Y2
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JP
Japan
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sleeve
crimping
gate mark
die
terminal
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JP1984076180U
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JPS60187480U (ja
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、射出成形により成形された樹脂性絶
縁スリーブを備えた連続圧着端子に関する。
〔従来技術〕
上記スリーブは、第5図に示すように、複数個
のスリーブ1′が連結ベルト2′によつて並列に連
結されており、以つて運搬し易くするとともに、
手動又は自動圧着機(第3図参照)による圧着工
程が、能率よく連続的に行い易くされている。前
記各スリーブ1′には端子3′が嵌着されている。
このスリーブ1′は、第6図に示す如く、圧着機
の圧着用ダイスを構成する可動及び固定ダイス1
1,12間に位置される。その後、電線が前記ス
リーブ1′を通じて端子(図外)に挿入される。
しかる後、前記可動及び固定ダイス11,12に
よるスリーブ1′及び端子の一部の押圧変形によ
つて、電線が前記端子3′に接続される。
上述した多数連続したスリーブ1′は、例えば
第7図に示す如く金型で成形されるが、成形金型
5′のゲート4A′は、通常各スリーブ1′毎に刻
設されている。前記ゲート4A′の方向は、各ス
リーブ1′の連結方向Y及び各スリーブ1′の軸芯
方向Xに対して直交する方向となつている。従つ
て、成形後のゲート跡4′は、第5図に示す如く、
各スリーブ1′の連結方向Y及び各スリーブ1′の
軸芯方向Xに対して直交した位置に残ることにな
る。尚、8′は成形時のウエルドラインの位置で
ある。
このようにして成形されたスリーブ1′を備え
た連続圧着端子は次の如き欠点をもつている。
即ち、第6図に示す如く可動及び固定ダイス1
1,12によつてスリーブ1′を押圧変形して電
線と端子とを接続する際、スリーブ1′は、その
連結ベルト2′による連結方向Y及びスリーブ
1′の軸芯X方向に直交する方向から押圧変形さ
れる。
その結果、スリーブ1′上のゲート跡4′が拡大
され、仕上りの見栄えが非常に悪かつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、圧着工程の前に前記ゲート跡4′をき
れいに仕上げる工程を入れることを考えたが、非
常な手間を要し、コスト高となつて、実用化でき
なかつた。
そこで、圧着用ダイスの形状を工夫して前記ゲ
ート跡4′が拡張されないようにすることを試み
た。
その為、第6図に示す如き従来形状の可動及び
固定ダイス11,12によるスリーブ1′の圧着
作用を詳細に検討したところ、次の認識を得るに
至つた。
つまり、第6図に示す状態から可動ダイス11
が下降して、可動ダイス11の凹部がスリーブ
1′の最上部1′aの側部1′bに接当し、これら
の部分1′b,1′bを下方に押し下げることとな
り、可動ダイス11の凹部の空間S1に位置するス
リーブ最上部1′a、即ちゲート跡4′部分が、可
動ダイス11の凹部内面との接当抵抗がないた
め、自由に伸ばされていたことが解つた。
従つて、スリーブ最上部1′aに引張り作用を
与えない可動ダイス11の形状を採用すればよい
と思われた。
そこで、可動ダイス11の凹部の形状として、
スリーブ最上部1′aがその凹部内面に接当する
形状を採用した。
ところが、かかる可動ダイス11の形状では、
スリーブ1′を真上から押圧することになつて、
スリーブ1′がスリーブ連結方向Yに大きく突出
変形することになり、押圧変形と同時に連結ベル
ト2′をスリーブ1′から切り離すための切断位置
がズレることが起つた。従つて、スリーブ1′の
変形がスリーブ連結方向Yに大きく変形しない
で、且つスリーブ最上部1′aを可動ダイス11
の凹部に接当させるという条件が要求されるが、
かかる要求を満たすように可動ダイス11を改良
することができなかつた。
本考案は、上述した圧着作用に伴うスリーブ
1′上のゲート跡4′の拡大現象に着目し、従来の
V字状の圧着作用面を有したダイスを改造するこ
となく、圧着作用時にスリーブ1′上のゲート跡
4′が拡張されない連続圧着端子を提供すること
を目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本考案にかかる連続
圧着端子は、端子3が挿入される絶縁スリーブ1
が連結ベルト2によつて複数個並列に連結される
ように射出成形されていて、前記スリーブ1の連
結方向に直交する方向からの、圧着用ダイス1
1,12を用いての押圧変形によつて、電線を前
記端子3に接続するように構成された連続圧着端
子であつて、射出成形による前記スリーブ1上の
ゲート跡4が、前記圧着用ダイス11のV字状に
凹入する圧着作用面との接点近くにおける前記ス
リーブ1の周面に位置するように、そのゲート跡
4を、前記スリーブ1の軸芯Xと前記接点とを結
ぶ仮想線分が前記スリーブ1の連結方向Yに対し
て斜めに交叉する方向となる位置に設けてあるこ
とを特徴とする。
〔作用〕
上述のスリーブ1を第4図に示すように圧着用
ダイス11,12間に位置させて押圧すると、ス
リーブ1の最上部1aから外れた位置の周面で、
圧着用ダイス11の圧着作用面との接点近くにゲ
ート跡4があるため、このゲート跡4は可動ダシ
ス11の凹部内側の圧着作用面に接当して保持さ
れながらスリーブ1が圧潰され、この結果、接当
抵抗のないスリーブ最上部1aに比べて小さな引
張り作用を受けるだけで済み、ゲート跡4の拡大
を極めて小さくさせることができる。
〔考案の効果〕
従つて、電線を端子3に圧着させたあとのスリ
ーブ1のゲート跡4の拡大が小さくて済み、仕上
りの見栄えが非常に良くなつた。こうした効果
が、従来のダイスを用いて得られたのである。
本考案のその他の効果は以下の実施例の説明か
ら明らかとなろう。
〔実施例〕
第1図は、本考案にかかる連続圧着端子の実施
例を示し、1は樹脂性絶縁スリーブで、各連結ベ
ルト2によつて、その軸芯Xが互いに並行になる
ように連結成形されている。3は端子であつて、
前記各スリーブ1に挿入設置されている。4は、
射出成形時のゲート跡で、前記圧着用ダイス11
のV字状の凹入する圧着作用面との接点近くにお
ける前記スリーブ1の周面に位置するように、前
記スリーブ1の軸芯Xと前記接点とを結ぶ線分
が、スリーブ連結方向Yに対して斜めに交叉する
ように、そのゲート4のスリーブ1周面上の位置
を定めてある。具体的には、前記ゲート跡4と圧
着作用面との接点と、スリーブ1の軸芯Xとを結
ぶ線分が、前記スリーブ1の前記連結方向Yに対
してなす傾斜角度θは45゜となつているが、通常
約30゜〜60゜の範囲であれば本考案の目的を達成で
きる。尚、図中中央の連結ベルト2は、左右連結
端子の連結のため厚くなつている。第2図は成形
金型5内にあるスリーブ1の横断面を示す。4A
は各スリーブ1のゲートであり、ランナ4Bに通
じている。このゲート4Aは、スリーブ軸芯Xの
方向からみて、スリーブ連結方向Yに対して45゜
の角度θをもつて金型5に刻設されている。第4
図に示すように、成形時のウエルドライン8は、
前記連結ベルト2の斜め下方のスリーブ部分1d
に位置することになる。第3図は、電線をスリー
ブ1に挿入して端子3に圧着するための自動圧着
機の要部を示し、9は、送りローラであつて、前
記連続圧着端子を、V字状の圧着作用面を有する
圧着用ダイスを構成するところの可動及び固定ダ
イス11,12に送り込むよう構成されている。
また、これらダイス11,12と送りローラ9と
は適宜の駆動機構によつて連動され、送りと圧着
動作が交互に間欠作動されるように構成されてい
る。第4図は、前記可動及び固定ダイス11,1
2の圧着工程開始図である。
前記スリーブ1の最上部1aは、可動ダイス1
1の凹部空間S1に位置し、このスリーブ1の、前
記連結ベルト2の斜め上方部分1b,1bは、可
動ダイス11の凹部に接当している。即ち、前記
一方の上方部分1bに、前記ゲート跡4があり、
これが可動ダイス11の凹部に接当している。
又、前記スリーブ1の最下部1cは、固定ダイス
12の凹部空間S2内に位置し、斜め下方部分1
d,1dは、固定ダイス12の凹部に接当してい
る。
従つて、可動ダイス11の凹部に接当している
スリーブ部分1b,1bは、圧着行程開始時に接
当抵抗があるので、接当抵抗のないスリーブ最上
部1aよりも伸びが少なく、この部分1bにある
ゲート跡4の変形拡大が小さくて済む。又、固定
ダイス12の凹部空間S2に位置するスリーブ1の
最下部1cは、固定ダイス12の凹部との接当抵
抗がないため、接当抵抗のある下方側部1d,1
dに比べて伸びが大きい。しかし、前記ウエルド
ライン8は、伸びの少ない側部1dに位置するか
ら、圧着変形時におけるこのウエルドライン8部
分での割れが少なくなる。
尚、上記スリーブ1は、連結ベルト2の連結方
向及びスリーブ1の軸芯に対して直交する方向か
ら押圧変形されるものであれば、どのようなスリ
ーブ形状のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図の図面は本考案に係る連続圧
着端子の実施例を示し、第1図は全体斜視図、第
2図は成形金型内のスリーブの要部断面図、第3
図は自動圧着機による圧着作用を示す要部側面
図、第4図は自動動圧着機の要部の側面図、第5
図は従来の連続圧着端子の全体斜視図、第6図
は、従来の連続圧着端子の圧着状態を示す要部側
面図、第7図は、従来の成形金型内のスリーブの
要部横断面図である。 1……スリーブ、2……連結ベルト、3……端
子、4……ゲート跡、11,12……圧着用ダイ
ス、X……スリーブの軸芯、Y……スリーブの連
結方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 端子3が挿入される絶縁スリーブ1が連結ベ
    ルト2によつて複数個並列に連結されるように
    射出成形されていて、前記スリーブ1の連結方
    向に直交する方向からの、圧着用ダイス11,
    12を用いての押圧変形によつて、電線を前記
    端子3に接続するように構成された連続圧着端
    子であつて、射出成形による前記スリーブ1上
    のゲート跡4が、前記圧着用ダイス11のV字
    状に凹入する圧着作用面との接点近くにおける
    前記スリーブ1の周面に位置するように、その
    ゲート跡4を、前記スリーブ1の軸芯Xと前記
    接点とを結ぶ仮想線分が前記スリーブ1の連結
    方向Yに対して斜めに交叉する方向となる位置
    に設けてあることを特徴とする連続圧着端子。 2 前記ゲート跡4と前記スリーブ1の連結方向
    Yとのなす角度θが約30〜60℃であることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の連続圧着端子。 3 前記ゲート跡4と前記スリーブ1の連結方向
    Yとのなす角度θが約45゜であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の連
    続圧着端子。
JP7618084U 1984-05-23 1984-05-23 連続圧着端子 Granted JPS60187480U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7618084U JPS60187480U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 連続圧着端子

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JP7618084U JPS60187480U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 連続圧着端子

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Publication Number Publication Date
JPS60187480U JPS60187480U (ja) 1985-12-12
JPH0235196Y2 true JPH0235196Y2 (ja) 1990-09-21

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ID=30618086

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JP7618084U Granted JPS60187480U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 連続圧着端子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9601840B2 (en) 2013-02-22 2017-03-21 Furukawa Electric Co., Ltd. Terminal connection strip, method of manufacturing crimp terminal, wire crimping device, and method of crimping wire

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58106889U (ja) * 1982-01-12 1983-07-20 株式会社ニチフ端子工業 圧着設備

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US9601840B2 (en) 2013-02-22 2017-03-21 Furukawa Electric Co., Ltd. Terminal connection strip, method of manufacturing crimp terminal, wire crimping device, and method of crimping wire
US10424891B2 (en) 2013-02-22 2019-09-24 Furukawa Electric Co., Ltd. Wire crimping device

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JPS60187480U (ja) 1985-12-12

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