JPS5847839B2 - 電気接続子の製造方法 - Google Patents
電気接続子の製造方法Info
- Publication number
- JPS5847839B2 JPS5847839B2 JP11511479A JP11511479A JPS5847839B2 JP S5847839 B2 JPS5847839 B2 JP S5847839B2 JP 11511479 A JP11511479 A JP 11511479A JP 11511479 A JP11511479 A JP 11511479A JP S5847839 B2 JPS5847839 B2 JP S5847839B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrical connector
- manufacturing
- wire
- wire crimping
- punched out
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、細物電線に適用され、コネクタハウジングに
収容される電気接続子の製造方法に係るものである。
収容される電気接続子の製造方法に係るものである。
電気接続子を細物電線用に設計するには、接触部に連続
する電線圧着扶持部(電線導体部分及び電線被覆部分の
圧着扶持部)の加締め屈曲性をよくするために薄い銅板
の使用を余儀なくされていた。
する電線圧着扶持部(電線導体部分及び電線被覆部分の
圧着扶持部)の加締め屈曲性をよくするために薄い銅板
の使用を余儀なくされていた。
しかし、この薄銅板をもって接触部をも形成すると、相
手側電気接続子の接触部における挿入嵌合間隙に一致せ
ず、接触不良に伴う発熱を生じ、また機械的強度の弱小
に伴う耐久性の低下という欠点があった。
手側電気接続子の接触部における挿入嵌合間隙に一致せ
ず、接触不良に伴う発熱を生じ、また機械的強度の弱小
に伴う耐久性の低下という欠点があった。
そこで、従来においては、電気接続子の接続部を折曲げ
重合の二重構造として前記欠点を除くようにしたものが
提案されており、その製造方法を第1図に基いて記述す
ると、 (1)第1工程−ブランク抜き(第1図a)肉薄銅板よ
り電気接続子の展開規定寸法に打抜く(接触部1、電線
導体圧着扶持部2、電線被覆圧着扶持部3の展開規定寸
法)。
重合の二重構造として前記欠点を除くようにしたものが
提案されており、その製造方法を第1図に基いて記述す
ると、 (1)第1工程−ブランク抜き(第1図a)肉薄銅板よ
り電気接続子の展開規定寸法に打抜く(接触部1、電線
導体圧着扶持部2、電線被覆圧着扶持部3の展開規定寸
法)。
(2)第2工程一セレーション打ち(第1図b)電線導
体圧着扶持部2の底辺に複数の突条4を形戒し、該扶持
部2の機械的強度を高めると共に電線導体加締め時の導
体との接触圧を強める。
体圧着扶持部2の底辺に複数の突条4を形戒し、該扶持
部2の機械的強度を高めると共に電線導体加締め時の導
体との接触圧を強める。
(3)第3工程一切り曲げ(第1図C)
接触部1の後方に切り起し片5を打抜き、接触部1の下
方に向けて形成し、電気接続子をコネクタハウジングに
挿入する際の位置決め及び抜け止め用とする。
方に向けて形成し、電気接続子をコネクタハウジングに
挿入する際の位置決め及び抜け止め用とする。
(4)第4工程一足曲げと第1曲げ(第1図d)接触部
1、電線導体圧着扶持部2、電線被覆圧着扶持部3の夫
々の両側辺を直角に上方へ折曲げ(前記切り起し片5の
形威力向と反対方向に)、折曲げ片6,7.8(折曲げ
片7,8は加締め片)を形戒する。
1、電線導体圧着扶持部2、電線被覆圧着扶持部3の夫
々の両側辺を直角に上方へ折曲げ(前記切り起し片5の
形威力向と反対方向に)、折曲げ片6,7.8(折曲げ
片7,8は加締め片)を形戒する。
(5)第5工程一第2曲げ(第1図e)
折曲げ片6を接触部1の方向にさらに鋭角状に折曲げる
。
。
(6)第6工程一第3曲げ(成形)(第1図f)折曲げ
片6をさらに同方向に折曲げ、接触部1上に重合する(
折曲げ重合の二重構造とする)。
片6をさらに同方向に折曲げ、接触部1上に重合する(
折曲げ重合の二重構造とする)。
(7)第7工程一礼抜き(第1図g)
折曲げ重合の二重構造とした接触部の先端部に孔9を打
抜く。
抜く。
(8)第8工程一たたき(第1図h)
折曲げ重合の二重構造とした接触部先端の上辺及び下辺
にテーパー10を形成し、相手側電気接続子の接触部へ
の挿入案内とする。
にテーパー10を形成し、相手側電気接続子の接触部へ
の挿入案内とする。
の各工程を経て電気接続子を完威していた。
なお、第3工程は第1工程に含ませることは可能である
。
。
したがって、電気接続子を製造するのに多くの時間を要
し作業能率が極めて悪く、また折曲げ重合の二重構造と
するために接触部の巾には限界があり、小さなものは製
造し得なかった。
し作業能率が極めて悪く、また折曲げ重合の二重構造と
するために接触部の巾には限界があり、小さなものは製
造し得なかった。
また、第2図に示すように接触部1をjl形に折曲げ形
威して、その高さ(厚さ)Hを相手側電気接続子の接触
部における挿入嵌合間隙に一致させる方法及び第3図に
示すように予め前記挿入嵌合間隙と一致する厚さHの銅
板の片側(電線圧着扶持部となる部分)を切削加工した
ものを点線のように所要規定巾に順次切断し、電線圧着
扶持部をプレス加工する方法等も提案されているが、前
者の方法においては前述の製造方法と略同一の工程を必
要とし、後者の方法においては切削部分の鋼材が不経済
となる等、何れも満足すべき方法ではなかった。
威して、その高さ(厚さ)Hを相手側電気接続子の接触
部における挿入嵌合間隙に一致させる方法及び第3図に
示すように予め前記挿入嵌合間隙と一致する厚さHの銅
板の片側(電線圧着扶持部となる部分)を切削加工した
ものを点線のように所要規定巾に順次切断し、電線圧着
扶持部をプレス加工する方法等も提案されているが、前
者の方法においては前述の製造方法と略同一の工程を必
要とし、後者の方法においては切削部分の鋼材が不経済
となる等、何れも満足すべき方法ではなかった。
本発明は上記した点に着目して成されたもので、細物電
線に適用する電気接続子を製造するに際して、相手側電
気接続子の接触部における挿入嵌合間隙と一致する厚さ
の銅板を使用し、寸法の安定化を計り、接続子全体の機
械的強度を高めて接触部の巾の小さいものでも製造可能
とし、そして製造工程を減少することを目的とするもの
である。
線に適用する電気接続子を製造するに際して、相手側電
気接続子の接触部における挿入嵌合間隙と一致する厚さ
の銅板を使用し、寸法の安定化を計り、接続子全体の機
械的強度を高めて接触部の巾の小さいものでも製造可能
とし、そして製造工程を減少することを目的とするもの
である。
次に、本発明に係る製造方法を第4図に示した実施工程
に基いて説明する。
に基いて説明する。
(1)第1工程−ブランク抜き(第4図a)相手側電気
接続子の接触部における挿入嵌合間隙と一致する厚さの
銅板より、電気接続子の接触部11は規定寸法に、電線
導体圧着挾持部12及び電線被覆圧着挾持部13は線A
に示すように該両挾持部の展開規定寸法(線Bで示す)
より若干大きく打抜く。
接続子の接触部における挿入嵌合間隙と一致する厚さの
銅板より、電気接続子の接触部11は規定寸法に、電線
導体圧着挾持部12及び電線被覆圧着挾持部13は線A
に示すように該両挾持部の展開規定寸法(線Bで示す)
より若干大きく打抜く。
この際、接触部11の先端部に孔19をも同時に打抜く
。
。
(2)第2工程一つぶし(第4図b)
電線導体圧着扶持部12と電線被覆圧着扶持部13の部
分を展伸(つぶし)して接触部11よりも肉薄とし、圧
着扶持の加締め屈曲性を高める(展伸の結果、両扶持部
は線A′に示す形状となる)。
分を展伸(つぶし)して接触部11よりも肉薄とし、圧
着扶持の加締め屈曲性を高める(展伸の結果、両扶持部
は線A′に示す形状となる)。
この際、電線導体圧着扶持部12の底辺に複数の突条1
4をも同時に形威し、該挾持部12の機械的強度の増加
と電線導体加締時の導体との接触圧を高めると共に、接
触部11の先端上辺及び下辺にテーパー20をも同時に
形成し、相手側電気接続子の接触部への挿入案内とする
。
4をも同時に形威し、該挾持部12の機械的強度の増加
と電線導体加締時の導体との接触圧を高めると共に、接
触部11の先端上辺及び下辺にテーパー20をも同時に
形成し、相手側電気接続子の接触部への挿入案内とする
。
(3)第3工程一足部ブランク抜き(第4図C)線A′
の形状にある電線圧着挾持部12,13の部分を線Bの
展開規定寸法に打抜く。
の形状にある電線圧着挾持部12,13の部分を線Bの
展開規定寸法に打抜く。
この際、接触部11の後方に切り起し片15をも同時に
打抜き、接触部11の下方に向けて傾斜せしめ、電気接
続子をコネクタハウジングに挿入する際の位置決め及び
抜け止め用とする。
打抜き、接触部11の下方に向けて傾斜せしめ、電気接
続子をコネクタハウジングに挿入する際の位置決め及び
抜け止め用とする。
(4)第4工程一足部曲げ(第4図d)
電線導体圧着扶持部12及び電線被覆圧着挾持部13の
夫々の両側辺を折曲げ(前記切り起し片15の形或方向
と反対方向に)、折曲げ片(加締め片)17.18を形
戊する。
夫々の両側辺を折曲げ(前記切り起し片15の形或方向
と反対方向に)、折曲げ片(加締め片)17.18を形
戊する。
以上のような各工程を経て電気接続子を完成する。
なお、第2工程は第5図に示すように、電線圧着挾持部
12,13の長手方向中央部に単一の突条21(接触部
11と同一厚さ)が形威されるように上記両挾持部を展
伸する工程のものとしてもよい(突条21は両挾持部1
2,13の曲げに対する機械的強度の補強となる)。
12,13の長手方向中央部に単一の突条21(接触部
11と同一厚さ)が形威されるように上記両挾持部を展
伸する工程のものとしてもよい(突条21は両挾持部1
2,13の曲げに対する機械的強度の補強となる)。
以上詳記したように、本発明に係る電気接続子の製造方
法は、相手側電気接続子の接触部における挿入嵌合間隙
と一致する厚さの銅板をそのまま使用するので、従来の
折曲げ重合のための工程(第4王程〜第6工程)或いは
第2図の一札状に或形する工程を必要とせず、また従来
の製造方法がその後段工程とならざるを得なかった孔抜
き及びたたきの工程(第7工程、第8工程)をブランク
抜き及びつぶしという前段の工程に繰り込むことができ
るので、4工程をもって電気接続子を完成させることが
可能となり、従来の7乃至8工程を要したことによる作
業能率を大巾に改善するものである。
法は、相手側電気接続子の接触部における挿入嵌合間隙
と一致する厚さの銅板をそのまま使用するので、従来の
折曲げ重合のための工程(第4王程〜第6工程)或いは
第2図の一札状に或形する工程を必要とせず、また従来
の製造方法がその後段工程とならざるを得なかった孔抜
き及びたたきの工程(第7工程、第8工程)をブランク
抜き及びつぶしという前段の工程に繰り込むことができ
るので、4工程をもって電気接続子を完成させることが
可能となり、従来の7乃至8工程を要したことによる作
業能率を大巾に改善するものである。
さらに、本発明の製造方法によれは、折曲げ重合による
二重構造の接触部ではないので、接触部の巾が小さいも
のであっても製造可能であり、接続子全体の機械的強度
も高めうるものである。
二重構造の接触部ではないので、接触部の巾が小さいも
のであっても製造可能であり、接続子全体の機械的強度
も高めうるものである。
このように、本発明は細物電線に適用する電気接続子の
製造方法として極めて有益である。
製造方法として極めて有益である。
第1図a乃至hは従来の電気接続子の製造方法における
各工程の平面図と側面図(一部端面図を含む)を示し、
第2図は従来の製造方法により作成した電気接続子の他
の例の斜視図を示し、第3図は電気接続子を作成する従
来の銅板の形状の斜視図を示す。 第4図a乃至dは本発明の電気接続子の製造方法におけ
る各実施工程の平面図と側面図を示し、第5図は本発明
の第2工程の他の例の平面図、側面図及び端面図を示す
。 11・・・・・・接触部、12・・・・・・電線導体圧
着挾持部、13・・・・・・電線被覆圧着挾持部、14
・・・・・・突条、15・・・・・・切り起し片。
各工程の平面図と側面図(一部端面図を含む)を示し、
第2図は従来の製造方法により作成した電気接続子の他
の例の斜視図を示し、第3図は電気接続子を作成する従
来の銅板の形状の斜視図を示す。 第4図a乃至dは本発明の電気接続子の製造方法におけ
る各実施工程の平面図と側面図を示し、第5図は本発明
の第2工程の他の例の平面図、側面図及び端面図を示す
。 11・・・・・・接触部、12・・・・・・電線導体圧
着挾持部、13・・・・・・電線被覆圧着挾持部、14
・・・・・・突条、15・・・・・・切り起し片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 細物電線に適用する電気接続子を製造するに当り、
素材として相手側電気接続子の接触部における挿入嵌合
間隙と一致する厚さの銅板を使用し、次の工程より或る
製造方法。 (1)ブランク抜き工程 上記銅板より、接触部を規定寸法に、電線圧着扶持部を
その展開規定寸法より若干大きく打抜く。 (2)つぶし工程 電線圧着扶持部を展伸(つぶし)して接触部よりも薄肉
とする。 (3)足部ブランク抜き工程 電線圧着扶持部を展開規定寸法に打抜く。 (4)足曲げ工程 電線圧着挾持部の両側辺を折曲げる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11511479A JPS5847839B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 電気接続子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11511479A JPS5847839B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 電気接続子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5641682A JPS5641682A (en) | 1981-04-18 |
JPS5847839B2 true JPS5847839B2 (ja) | 1983-10-25 |
Family
ID=14654581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11511479A Expired JPS5847839B2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 電気接続子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847839B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5810388A (ja) * | 1981-07-11 | 1983-01-20 | 株式会社 坂田製作所 | 電気接続用プラグの成形方法 |
JP6163691B2 (ja) * | 2013-07-12 | 2017-07-19 | 株式会社岩沼精工 | 圧着端子の製造方法及び圧着端子 |
-
1979
- 1979-09-10 JP JP11511479A patent/JPS5847839B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5641682A (en) | 1981-04-18 |
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