JPH0234971Y2 - - Google Patents

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JPH0234971Y2
JPH0234971Y2 JP6053386U JP6053386U JPH0234971Y2 JP H0234971 Y2 JPH0234971 Y2 JP H0234971Y2 JP 6053386 U JP6053386 U JP 6053386U JP 6053386 U JP6053386 U JP 6053386U JP H0234971 Y2 JPH0234971 Y2 JP H0234971Y2
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refrigerant
compressor
compressor operation
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両の空調制御システムに関するも
のであり、さらに詳細には空調制御システムを構
成するコンプレツサの低温作動時における冷媒の
いわゆる液圧縮状態を回避するためのコンプレツ
サ作動制御装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来の車両の空調制御システムにおいては、例
えば実開昭58−25215号公報に記載されているよ
うに、外気温が所定温度下になつた際に作動して
コンプレツサの作動を禁止する温度スイツチを設
ける一方、その所定温度以下であつてもに所望に
よりコンプレツサの作動を行い得るように、つま
り前記温度スイツチの作動を無効にするためのス
イツチを設ける構成とし、もつてコンプレツサの
低温作動時における液圧縮状態を回避すると共
に、例えば外気温が所定温度以下となつてもコン
プレツサの機体温度上昇等によりコンプレツサが
作動可能状態となつているような場合、車室内の
除湿を行う必要が生じたときにコンプレツサの作
動が行えるようにして、窓ガラスの結露による車
外の見透し困難状態を容易に解消し得るようにし
たものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のような従来技術の構成に
よると、コンプレツサの作動を禁止すべく設けら
れた外気温センサの作動を無効にするためのスイ
ツチは、操作者の意志により無条件で作動し得る
ようになつているので、例えば外気温が所定の設
定温度(例えば0℃)の近傍であつて当該空調制
御システムのダクトに配設される内外気切り換え
手段を外気導入モードにしているような場合、そ
のダクトに配設されるエバポレータは直接冷気に
晒されることとなり、かかる状態でコンプレツサ
を強引に作動させればコンプレツサは液圧縮状態
での作動を余儀なくされるという問題点がある。
なお、実公昭58−36579号公報には、エンジン
の冷却水により加熱されるエバポレータにその冷
却水温度を検出するためのセンサを設け、そのセ
ンサにより検出された冷却水温度が所定温度に達
しない場合はコンプレツサの作動を禁止するよう
に構成したものが知られているが、かかる構成に
あつては、コンプレツサの作動を禁止するための
設定条件をエバポレータの加熱用冷却水の温度の
検出のみに求めているので、例えば車室内の温度
が外気温に比べて高くかつコンプレツサの機体温
度上昇等によりコンプレツサが作動可能状態にあ
るような場合にも、コンプレツサの作動が確保で
きないという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案のコンプレ
ツサ作動制御装置は、第1図に示すように、外気
温が所定値以下になつたとき、冷媒圧縮用コンプ
レツサ1の作動を禁止するコンプレツサ作動禁止
手段aと、このコンプレツサ作動禁止手段aによ
るコンプレツサ作動禁止状態を強制的に解除する
コンプレツサ作動禁止解除手段bと、車室内に導
入する空気を外気又は内気に切り換える内外気切
換手段cとを備えた車両の空調制御システムのコ
ンプレツサ作動制御装置において、車室内の湿度
を検出して湿度検出信号を送出する湿度検出手段
dと、前記湿度検出信号を受けたとき、前記湿度
が所定値以上であるか否かを判別し、所定値以上
であるときに除湿信号を送出する湿度判定手段e
と、前記冷媒圧縮用コンプレツサ内の冷媒の気化
を促進させる要因の有無を検出し、その要因が存
在するときに冷媒気化促進要因存在信号を送出す
る冷媒気化促進要因検出手段fと、前記内外気切
換手段cが内気循環モードになつたときに、内気
循環モード信号を送出する内外気循環モード検出
手段gとを備え、前記除湿信号、前記冷媒気化促
進要因存在信号及び前記内気循環モード信号が前
記コンプレツサ作動禁止解除手段bに入力された
とき、当該コンプレツサ作動禁止解除手段bは、
前記コンプレツサ作動禁止手段aによるコンプレ
ツサ作動禁止状態を解除して前記冷媒圧縮用コン
プレツサ1を作動さる。
(作用) 除湿の必要があるにもかかわらず、外気温が所
定値以下になつてコンプレツサ作動禁止手段が作
動し、コンプレツサの作動が停止した場合、内外
気切換手段が内気循環モードにあること及び冷媒
圧縮用コンプレツサ内の冷媒の気化を促進させる
要因(例えばエンジン冷却水温が高いこと等)が
存在することを条件として、コンプレツサ作動禁
止解除手段が働き、コンプレツサ作動禁止手段に
よるコンプレツサ作動禁止状態が解除されて冷媒
圧縮用コンプレツサが作動する。
(実施例) 次に、この考案の一実施例を図面に基いて説明
する。
第2図はこの考案の一実施例を示す回路図であ
り、10は車室の窓ガラス(例えばフロントガラ
ス)を示し、窓ガラス10の内面には湿度検出手
段dとしての湿度センサ11が取り付けてあり、
この湿度センサ11の出力は湿度判定手段eとし
ての湿度判定装置12に供給されている。ここ
で、湿度判定装置12はマイクロコンピユータを
利用したスイツチ装置であり、車室内の湿度が所
定値以上であるか否かを判別し、湿度が所定値以
上であるときは、湿度判定装置12の一部を構成
する判定スイツチ12aをオンにし、除湿信号を
送出する。判定スイツチ12aの一方の端子が電
源スイツチ13を介してバツテリ14の正極側に
接続されており、判定スイツチ12aの非電源側
端子はデフロストスイツチ15を介してコンプレ
ツサ作動禁止手段aとしての外気温センサ16と
接続されていて、この外気温センサ16は冷媒圧
縮用コンプレツサ1と直列に接続されている。
また、前記湿度判定装置12の判定スイツチ1
2aの非電源側端子には車室のエンジンの冷却水
温度を検出するための水温センサ17(冷媒気化
促進要因検出手段f)が接続されており、この水
温センサ17は内気循環モード検出スイツチ18
(内気循環モード検出手段g)と直列に接続され
ている。内気循環モード検出スイツチ18は、内
外気切換手段cとしての内外気切換ダンパ24が
外気循環モードから内気循環モードに切り換わつ
たときに、その切換動作に連動してオンになり、
内気循環モード検出信号を送出する。内気循環モ
ード検出スイツチ18の非電源側端子はコンプレ
ツサ作動禁止解除手段bとしてのリレー19の駆
動コイル19aと直列に接続されていて、このリ
レー19の常開接点19bは外気温センサ16に
並列に接続されている。
前記水温センサ17は冷媒気化促進要因検出手
段fを構成し、エンジンの冷却水温度が所定値
(例えば20℃)以上であるとき、冷媒圧縮用コン
プレツサ1内の冷媒の気化を促進させる要因が存
在すると判断し、スイツチオン状態となり、冷媒
気化促進要因存在信号を出力する。本実施例の場
合、冷媒気化促進要因の有無をエンジン冷却水に
求めたが、この他に例えば冷媒圧縮用コンプレツ
サの機体温度、車両のエンジンルーム内の温度、
冷媒サイクル中の冷媒ガスの圧力等に求めてもよ
い。すなわち、これらがそれぞれの所定値を超え
ているか否かを判断して、冷媒気化促進要因の有
無を検出する。
なお、電源スイツチ13と湿度判定装置12の
判定スイツチ12aとの接続点にはフアンモータ
20の回転速度切換用スイツチ21のコモン接点
Cが接続されており、このコモン接点Cはオフ用
接点OFF、低速用接点L、中速用接点M及び高
速用接点Hとそれぞれ選択的に接続位置を切り換
え得るようになつている。また、各接点L,M,
Hとコモン接点Cとをそれぞれ接続する中間接片
mには空調スイツチ22の一方の端子が接続され
ており、他方の端子は湿度判定装置12の判定ス
イツチ12aとデフロストスイツチ15との接続
点に接続されている。
外気温センサ16は外気温が所定値(例えば0
℃)以下になるとスイツチオフ状態となるように
構成されており、水温センサ17はエンジンの冷
却水温度が所定値(例えば20℃)以上になるとス
イツチオン状態となるように構成されている。
なお、コンプレツサ1にはエンジンとの連結を
図るための補助装置としてのソレノイド23が接
続されている。
次に、このように構成されたコンプレツサ作動
制御装置の作動につき説明する。
まず、電源スイツチ13が閉じられてエンジン
が作動した後、車室内の除湿を行なうべくデフロ
ストスイツチ15が閉じられた際、外気温が0℃
以下になつていると外気温センサ16はスイツチ
オフ状態となるので、冷媒圧縮用コンプレツサ1
の作動は停止される。なお、この場合切換スイツ
チ21及び空調スイツチ22はいずれもオフにな
つているものとする。
一方、車室の窓ガラス10に湿度センサ11が
取り付けてあるので、これが窓ガラス10の結露
を検出すると湿度判定装置12は湿度センサ11
からの湿度検出信号を受けて湿度が所定の限度を
超えているか否かを判別し、湿度が所定値以上で
ある場合、すなわち車両前方の見透しが良好でな
い程に湿度が多い場合には判定スイツチ12aが
オンとなる。そして、この判定スイツチ12aが
オンになるとフアンモータ20が所定の回転速度
で回転し始める一方、そのオンの際にエンジンの
冷却水温度が20℃を超えていると水温センサ17
はスイツチオン状態となる。このとき内外気切換
ダンパ24が内気循環モードになつていれば、内
気循環モードスイツチ18は閉じている。判定ス
イツチ12a、水温センサ17及び内気循環モー
ドスイツチ18がそれぞれ閉じられていれば、リ
レー19の駆動コイル19aが通電されて、リレ
ー接点19bを閉じる。このリレー接点19bが
閉じると、たとえ外気温が0℃以下で外気温セン
サ16がオフ状態であつたとしても、冷媒圧縮用
コンプレツサ1にバツテリ14の電圧が印加され
る。その結果冷媒圧縮用コンプレツサ1が作動
し、車室内の除湿が行なわれる。このとき、内外
気切換ダンパ24が内気循環モードになつている
のであるから、図示しないエバポレータには外気
よりも暖かい車室内の空気が当たり、その暖かい
空気によつてエバポレータの冷媒気化能力が高め
られ、気化が促進され、またエンジンの冷却水温
が20℃を超えているのであるから、エンジンルー
ム内が暖められ、その暖かい空気が冷媒圧縮用コ
ンプレツサ1に当たり、その暖かい空気により冷
媒圧縮用コンプレツサ1の機体温度が上昇し、そ
の機体温度によつてエバポレータから送り込まれ
た冷媒の気化が促され、エバポレータの気化能力
が補われる。したがつて、外気温が0℃以下で冷
媒圧縮用コンプレツサ1を作動させたとしても、
冷媒の液圧縮は起きない。
(考案の効果) 以上に説明したようにこの考案のコンプレツサ
作動制御装置によれば、除湿の必要があるにもか
かわらず、外気温が所定値以下になつてコンプレ
ツサ作動禁止手段が作動し、コンプレツサの作動
が停止した場合、内外気切換手段が内気循環モー
ドになつていること及び冷媒圧縮用コンプレツサ
内の冷媒の気化を促進させる要因(例えばエンジ
ン冷却水温が高いこと等)が存在することを条件
としてコンプレツサ作動禁止解除手段が働き、コ
ンプレツサ作動禁止手段によるコンプレツサ作動
禁止状態が解除されてコンプレツサが作動するの
で、コンプレツサによる冷媒の液圧縮を回避しつ
つ車室内の除湿を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の構成を示すブロツク図、第
2図はこの考案の一実施例を示す回路図である。 1……冷媒圧縮用コンプレツサ、11……湿度
センサ(湿度検出手段d)、12……湿度判定装
置(温度判定手段e)、12a……判定スイツチ、
16……外気温センサ(コンプレツサ作動禁止手
段a)、17……水温センサ(冷媒気化促進要因
検出手段f)、18……内気循環モード検出スイ
ツチ(内気循環モード検出手段g)、19……リ
レー(コンプレツサ作動禁止解除手段b)、19
a……駆動コイル、19b……常開接点、24…
…内外気切換ダンパ(内外気切換手段c)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外気温が所定値以下になつたとき、冷媒圧縮
    用コンプレツサの作動を禁止するコンプレツサ
    作動禁止手段と、このコンプレツサ作動禁止手
    段によるコンプレツサ作動禁止状態を強制的に
    解除するコンプレツサ作動禁止解除手段と、車
    室内に導入する空気を外気又は内気に切り換え
    る内外気切換手段とを備えた車両の空調制御シ
    ステムのコンプレツサ作動制御装置において、 車室内の湿度を検出して湿度検出信号を送出
    する湿度検出手段と、 前記湿度検出信号を受けたとき、前記湿度が
    所定値以上であるか否かを判別し、所定値以上
    であるときに除湿信号を送出する湿度判定手段
    と、 前記冷媒圧縮用コンプレツサ内の冷媒の気化
    を促進させる要因の有無を検出し、その要因が
    存在するときに冷媒気化促進要因存在信号を送
    出する冷媒気化促進要因検出手段と、 前記内外気切換手段が内気循環モードになつ
    たときに、内気循環モード信号を送出する内外
    気循環モード検出手段とを備え、 前記除湿信号、前記冷媒気化促進要因存在信
    号及び前記内気循環モード信号が前記コンプレ
    ツサ作動禁止解除手段に入力されたとき、当該
    コンプレツサ作動禁止解除手段は、前記コンプ
    レツサ作動禁止手段によるコンプレツサ作動禁
    止状態を解除して前記冷媒圧縮用コンプレツサ
    を作動させることを特徴とする車両の空調制御
    システムのコンプレツサ作動制御装置。 2 前記冷媒圧縮用コンプレツサ内の冷媒の気化
    を促進させる要因が、車両のエンジン冷却水の
    温度が所定値を超えていることである実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の車両の空調制御シ
    ステムにおけるコンプレツサ作動制御装置。 3 前記冷媒圧縮用コンプレツサ内の冷媒の気化
    を促進させる要因が、前記冷媒圧縮用コンプレ
    ツサの機体温度が所定値を超えていることであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両の
    空調制御システムにおけるコンプレツサ作動制
    御装置。 4 前記冷媒圧縮用コンプレツサ内の冷媒の気化
    を促進させる要因が、車両のエンジンルーム内
    の温度が所定値を超えていることである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の車両の空調制御
    システムにおけるコンプレツサ作動制御装置。 5 前記冷媒圧縮用コンプレツサ内の冷媒の気化
    を促進させる要因が、冷媒サイクルの冷媒の圧
    力が所定値を超えていることである実用新案登
    請求の範囲第1項記載の車両の空調制御システ
    ムにおけるコンプレツサ作動制御装置。
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