JPH0233752Y2 - - Google Patents

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JPH0233752Y2
JPH0233752Y2 JP16726387U JP16726387U JPH0233752Y2 JP H0233752 Y2 JPH0233752 Y2 JP H0233752Y2 JP 16726387 U JP16726387 U JP 16726387U JP 16726387 U JP16726387 U JP 16726387U JP H0233752 Y2 JPH0233752 Y2 JP H0233752Y2
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hook
needle thread
thread loop
tip
curved surface
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JP16726387U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、針糸ループが円滑且つ確実に内釜
を通過し得るようにしたミシンの釜に関する。
〔従来の技術〕
第6図ないし第10図は、従来より2本針ミシ
ン等に用いられている水平釜を示す図である。
図において、1は機枠に支持させた釜軸2に固
設した外釜で、その外周面には針糸ループIlを捕
捉する剣先3が形成されている。4は前記外がま
1の内周面に形成した弧状の溝である。
5は前記溝4に嵌合する弧状のレース部6を外
周面に形成した有底筒状の内釜で、この内釜5の
上端部周縁には外方へ突出する曲面部7が形成さ
れている。また、この曲面部7は前記レース部6
の後端部6aより若干後方へ突出する位置から約
180゜の範囲に亘つて形成されている。
8は前記内釜5の中心部に立設された円柱5a
に嵌挿した下糸ボビンで、前記円柱5aに設けら
れた係止部材5bにより内釜5からの脱落を防止
されている。
上記のように構成されたミシンの釜において、
釜の近傍に垂下して形成された下糸ループIlは、
第7図に示すように外釜1の回転により剣先3に
捕捉された後、内釜5の曲面部7の後端部7aお
よびレース部6の後端部6aに引掛けられる(第
8図参照)。これにより、針糸ループIlは内釜5
の上方および下方に分けられて内釜5をくぐり抜
け、不図示のボビン糸とからみ、縫目が形成され
る。なお、下糸ループIlは、曲面部7に接しなが
ら移動するため、その移動は極めて円滑に行なわ
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記従来のミシンの釜においては、
ある程度の張力を与えながら縫製が行なわれる場
合には、第9図に示すように内釜5の曲面部7の
後端部7aに針糸ループIlが確実に掛止されるた
め問題はないが、仮り縫い等の比較的低い張力で
縫製が行なわれる場合には、針糸ループIlが曲面
部7の後端部7aから外れ、第8図の一点鎖線お
よび第8図に示すように、針糸ループIlが曲面部
7の外面に乗り上げる場合があつた。針糸ループ
Ilが曲面部7の外面に乗り上げると、針糸ループ
Ilは内釜5の外周面51からはなれ、外釜1の溝
4に接近するため、内釜5のレース部6と前記溝
4との間に食い込み、糸切れや外釜1の回転を妨
げるという問題が生じる。
もつとも、曲面部7を内釜5の外方に形成せず
内方へ向つて形成すれば上記のような問題は生じ
ないが、この場合には、内釜5の開口面積が狭め
られるため、装着し得る下糸ボビンの形状も小径
のものしか使用できず、十分な長さの下糸を供給
できないという新たな問題が発生する。
この考案は前記問題点に着目して成されたもの
で、下糸供給量を減少させることなく、低張力の
縫製時にも確実に外釜を円滑動作させることがで
きるミシンの釜の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、外釜の内周に形成した溝に内釜の
レース部を移動させて成ると共に、内釜の外周面
上端部に外方へ突出する半円弧状の曲面部を形成
したミシンの釜に置いて、前記曲面部の後端部に
前記外釜の剣先にて捕捉した針糸ルーパーを引掛
ける引掛部を形成すると共に、前記引掛部に針糸
ループを内釜の外周面へ向けて案内する傾斜面を
形成したものである。
〔作用〕
この考案において、針糸ループは、剣先にて捕
捉された後、曲面部の後端部に形成された引掛部
にて引掛けられた後、引掛部の傾斜面にて内釜の
内周面へ向つて案内されるため、仮縫い等の比較
的張力の低い縫製動作時にも針糸ループが外釜の
溝に接近することはなく、内釜のレース部と溝と
の間への針糸の食い込みは防止され、外釜は円滑
に回動する。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図ないし第5
図に基づき説明する。なお、前記従来例と同一も
しくは相当部分には同一符号を付し、その説明の
詳細は省く。
この実施例における内釜5には、その曲面部7
の後端部7aに先鋭形状を成す針糸引掛部7a1
形成され、その針糸引掛部7a1により外釜1の剣
先3にて捕捉された針糸ループIlを引掛けるよう
になつている。また、前記引掛部7a1には第5図
に示すように引掛部7a1の端部から内釜5の外周
面に亘つて傾斜する傾斜面7a2が形成されてい
る。なお、その他の構成は前記従来と同一であ
る。
以上のように構成されたミシンの釜において、
外釜1の回転が開始されると、針糸ループIlはま
ず第2図に示すように外釜1の剣先3に捕捉され
る。そして、さらに外釜1が回転すると、針糸ル
ープIlのうち剣先3の内側に位置する部分(以
下、この部分を内側ループと称す。)Il1が内釜5
の引掛部7a1にて引掛けられ、その後、内側ルー
プIlは外釜1の回転に伴い、第5図に示すように
引掛部7a1の傾斜面7a2に沿つて内釜5の外周面
51へ向つて移動し、外周面51と当接した位置
で掛止される。これにより、内側ループIl1のう
ち、引掛部7a1から剣先3に至る部分は内釜5の
外周面51側に引き寄せられた状態となる。従つ
て、例えば、仮り縫い等のような比較的低張力に
て縫製動作が行なわれる場合にも、内側ループ
Il1が外釜1の溝4に接近することはなく、第4
図に示すように確実に内釜5のレース部6の根元
に掛止され、内側ループIl1がレース部6と溝4
との間に食い込むことはなくなり、外釜1は常に
円滑に回転する。
〔考案の効果〕
以上説明したとおりこの考案によれば、低張力
の縫製時にも外釜の溝と内釜のレース部との間に
針糸ループが食い込むことはなく、円滑に外釜を
回転させることができるという効果があり、ま
た、内釜の曲面部は外方へ突出させた形状である
ため、下糸供給量を減少させる必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
2図および第3図は第1図に示したものの動作状
態を示す正面図、第4図は第3図の要部拡大図、
第5図は第4図に示したもののA−A線矢視図、
第6図は従来のミシンの釜を示す平面図、第7図
および第8図は第6図に示したものの動作状態を
示す正面図、第9図および第10図は第8図に示
したものの要部拡大側面図である。 1……外釜、3……剣先、4……溝、5……内
釜、51……内釜の外周面、6……レース部、7
……曲面部、7a……後端部、7a1……引掛部、
7a2……傾斜部、Il……針糸ループ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周面に針糸ループを捕捉する剣先を有し、内
    周面に弧状の溝を形成して成る外釜と、 外周面に前記溝と移動可能に嵌合する弧状のレ
    ース部を有すると共に、外周面上端部に外方へ突
    出する半円弧状の曲面部を有する内釜とを備えた
    ミシンの釜において、 前記曲面部の後端部に前記剣先にて捕捉した針
    糸ループを引掛ける引掛部を形成すると共に、前
    記引掛部に針糸ループを内釜の外周面へ向けて案
    内する傾斜面を形成したことを特徴とするミシン
    の釜。
JP16726387U 1987-10-31 1987-10-31 Expired JPH0233752Y2 (ja)

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JPH0172873U JPH0172873U (ja) 1989-05-16
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JP2013138700A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Brother Ind Ltd ミシンの釜及びミシン

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JPH0172873U (ja) 1989-05-16

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