JPH0232919Y2 - - Google Patents

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JPH0232919Y2
JPH0232919Y2 JP1984115677U JP11567784U JPH0232919Y2 JP H0232919 Y2 JPH0232919 Y2 JP H0232919Y2 JP 1984115677 U JP1984115677 U JP 1984115677U JP 11567784 U JP11567784 U JP 11567784U JP H0232919 Y2 JPH0232919 Y2 JP H0232919Y2
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annular space
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はベルト式無段変速装置に係り、特に、
可動回転体の移動によつてV溝幅が変更される可
変プーリの、その可動回転体を位置決めする油圧
シリンダの構造に関するものである。
従来技術 車両等の変速機として、互いに平行な軸心まわ
りに回転可能な一次側回転軸および二次側回転軸
と、相互間にV溝を形成する固定回転体および可
動回転体を有して、前記一次側回転軸および二次
側回転軸にそれぞれ設けられ、前記可動回転体の
移動によつて前記V溝幅が変更される一対の可変
プーリと、油圧が作用させられる環状空間を有し
て、前記一次側回転軸および二次側回転軸に設け
られ、速度比に応じて可変プーリのV溝幅を変更
したり或いは伝達トルクに応じて伝動ベルトに対
する挟圧力を変更したりするために前記可動回転
体を伝動ベルトに押圧する油圧シリンダとを備
え、前記可変プーリに巻掛けられた前記伝動ベル
トを介して前記一次側回転軸の回転が無段階に変
速されて前記二次側回転軸に伝達される形式のも
のが近年提供されている。
斯る形式のベルト式無段変速装置において、上
記油圧シリンダは回転軸と一体的に回転させられ
るため、その環状空間内に充たされている作動油
に遠心力が加わり、特に高速回転時においては、
この遠心力の影響で油圧シリンダの作動状態が変
化し、所定の速度比が得られなかつたり、伝動ベ
ルトに対する挟圧力が過大となつたりする。この
ため、この油圧シリンダの回転速度を検出して遠
心力による増圧分を演算し、油圧シリンダに供給
する油圧を予め補正することにより、油圧シリン
ダの作動状態を適正に保持しようとするものが、
例えば本出願人が先に出願した特願昭58−160252
号において提案されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のようなベルト式無段変速
装置においては、変速状態が急激に変化して、回
転軸の回転速度が急変した際、油圧シリンダ内の
作動油が油圧シリンダの回転速度の変化に追従し
てほぼ同一の回転速度となるまでにはたとえば数
秒乃至十数秒程度の遅れを生じ、上記油圧の補正
量が過大または過少となることがあつた。そし
て、かかる不都合は、特に、運転者の操作に対応
して変速状態が時々刻々と変化する、車両用の変
速機としてベルト式無段変速装置を使用する場合
に顕著であり、このような変速過渡期における油
圧の適正化が強く要求されるのである。
なお、かかる変速過渡期における作動油の回転
速度の追従遅れを論理的に演算して油圧を補正す
ることは極めて困難なのであり、例えば、伝動ベ
ルトに対する挟圧力を調整する油圧シリンダにお
いては、装置が損傷を受ける可能性の高いスリツ
プの発生を回避するために、油圧を必要以上に高
く制御しているのが実情である。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記のような問題を解決するために
為されたものであり、その要旨とするところは、
油圧シリンダの環状空間を囲む壁面に、その環状
空間内に充たされる作動油の円周方向の流動を妨
げるための、その環状空間内に突き出し且つ径方
向に延びる突条部を周方向において複数固設した
ことにあります。
作 用 このようにすれば、油圧シリンダの環状空間を
囲む壁面に周方向において複数固設された、その
環状空間内に突き出し且つ径方向に延びる突条部
によつて、作動油の円周方向の流動が妨げられる
と同時に油圧シリンダの回転速度の変化がそれら
の突条部を介して速やかに作動油に伝達されるた
め、ベルト式無段変速装置の変速状態が急激に変
化して、油圧シリンダが設けられた回転軸の回転
速度が急変しても、その油圧シリンダ内の作動油
の回転速度は油圧シリンダの回転速度の変化に追
従して速やかに変化させられる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は自動車等の変速機として使用されるベ
ルト式無段変速装置の要部を示す断面図で、エン
ジン等に連結されて回転駆動される一次側回転軸
としての入力軸10の回転を、無段階に変速して
二次側回転軸としての出力軸12に伝達するもの
である。入力軸10および出力軸12は、それぞ
れベアリング14および16を介して、互いに平
行な軸心まわりに回転可能に図示しないハウジン
グに取り付けられており、入力軸10には可変プ
ーリ18および油圧シリンダ20が、また、出力
軸12には可変プーリ22および油圧シリンダ2
4がそれぞれ設けられている。
可変プーリ18および22は、それぞれ入力軸
10および出力軸12に固定された固定回転体2
6および28と、ボールスプライン機構30およ
び32を介してそれぞれ入力軸10および出力軸
12に軸方向の移動可能且つ軸まわりの回転不能
に取り付けられた可動回転体34および36とか
ら成り、それら固定回転体26および28と可動
回転体34および36との間にそれぞれ形成され
るV溝38および40には、回転力を伝達する伝
動ベルト42が巻掛けられている。可動回転体3
4および36のV溝38および40と反対側の端
面には、それぞれ筒状の円筒部44および46が
一体に設けられて、入力軸10および出力軸12
にそれぞれ固定されたピストン48および50が
摺動可能に嵌合されている。これら可動回転体3
4およびピストン48によつて前記油圧シリンダ
20が、また、可動回転体36およびピストン5
0によつて油圧シリンダ24がそれぞれ構成され
ている。そして、油圧シリンダ20内に形成され
た環状空間を成す油圧室52には、入力軸10に
形成された通路54,56、入力軸10と可動回
転体34との間の環状空間58、および可動回転
体34に形成された連通路60を経て作動油が供
給され、所定の油圧が作用させられるようになつ
ているとともに、油圧シリンダ24内に形成され
た環状空間を成す油圧室62には、出力軸12に
形成された通路64,66、出力軸12と可動回
転体36との間の環状空間68、および可動回転
体36に形成された連通路70を経て作動油が供
給され、所定の油圧が作用させられるようになつ
ている。
油圧シリンダ20および24に供給される油圧
は、図示しない油圧制御装置によつてそれぞれ速
度比および伝達トルクに対応した油圧に制御され
ている。速度比に対応した油圧が供給される油圧
シリンダ20においては、その油圧が油圧室52
に作用させられることによつて可動回転体34を
軸方向に移動し、可変プーリ18のV溝38の幅
を変更することにより、伝動ベルト42の掛り径
(有効径)が連続的に変化させられ、入力軸10
と出力軸12との回転速度の比すなわち速度比が
無段階に変更される。また、伝達トルクに対応し
た油圧が供給される油圧シリンダ24において
は、その油圧が油圧室62に作用させられること
によつて可動回転体36をV溝40に向つて押圧
し、伝動ベルト42を固定回転体28との間に挟
圧してその伝動ベルト42に適度な張力を発生さ
せる。なお、油圧シリンダ20に供給される油圧
は、入力軸10および出力軸12の実際の回転速
度から算出された速度比を、目標の速度比と一致
させるようにフイードバツク制御されている。
ところで、上記伝動ベルト42の張力は、これ
が過大な場合には動力伝達時の動力損失が増加す
るとともに伝動ベルト42の寿命が著しく低下す
る一方、過少の場合には伝動ベルト42と可変プ
ーリ18,22との間にスリツプが発生して損傷
を受ける可能性がある。このため、油圧シリンダ
24に供給される油圧は、伝動ベルト42に動力
伝達が可能で且つ必要最小限の適度な張力を発生
させるように、入力軸10の回転トルクおよび速
度比等に基づいて制御される。
しかしながら、上記のように油圧シリンダ24
に供給する油圧を最適な値に制御しても、油圧シ
リンダ24は出力軸12と共に回転駆動されるた
め、その油圧室62内に充たされている作動油に
は遠心力が作用し、伝動ベルト42は上記油圧よ
りも大きな力で挟圧されて必要以上の張力が発生
してしまう。そこで、本実施例では油圧シリンダ
24の円筒部46の開口部にバツクシユラウド7
2を設けて、ピストン50を挟んで前記油圧室6
2と反対側に大気に連通する油圧室74を形成
し、その油圧室74内の作動油に作用する遠心力
によつて、油圧室62内の作動油の遠心力による
増圧分を補償している。しかし、このようにバツ
クシユラウド72を設けても、油圧室62内の作
動油に作用する遠心力の影響を完全に相殺するこ
とは構造上不可能なため、前記特願昭58−160252
号において提案したように、油圧シリンダ24の
回転速度から遠心力による増圧分を演算し、上記
バツクシユラウド72によつて相殺し得ない分だ
け前記油圧制御装置において予め油圧を補正する
ことにより、伝動ベルト42に対する挟圧力の適
正化を図つている。なお、本実施例の場合には入
力軸10に設けられた油圧シリンダ20において
も、油圧室52内に充たされている作動油の遠心
力が作用するが、この作動油の油圧は実際の速度
比に基づいてフイードバツク制御されているた
め、遠心力による加圧に起因して速度比に狂いが
生じたり、伝動ベルト42の張力設定に影響を与
えたりする虞れはない。
以上のように構成されたベルト式無段変速装置
によれば、装置が定常状態にある間、すなわち出
力軸12の回転速度が一定に維持されて油圧室6
2内に充たされている作動油が油圧シリンダ24
と同一回転速度で回転している間は、その遠心力
による増圧分が正確に補正されて伝動ベルト42
に発生する張力が最適な値に保持され得るが本実
施例では更に、油圧室62を形成する可動回転体
36およびピストン50の内壁面に、それぞれ回
転軸心に対して半径方向へ放射状に延びる複数の
フイン76および78を形成し、変速過渡期にお
いても伝動ベルト42の張力の値が最適に保持さ
されるようになつている。
すなわち、従来の装置においては加工等の便宜
上油圧室62の内壁面が平坦であつたため、変速
過渡期に出力軸12の回転速度が急変して油圧シ
リンダ24の回転速度が変化しても、油圧室62
の内壁面から作動油への運動伝達が遅く、作動油
の回転速度が油圧シリンダ24の回転速度と一致
するまでには著しい時間遅れがあつた。このた
め、上記のように油圧シリンダ24の回転速度に
基づいて作動油の遠心力による増圧分を補正した
場合、両者の回転速度のずれに起因して伝動ベル
ト42の張力が過大若しくは過小となり、特に、
出力軸12の回転速度が急激に上昇した場合に
は、伝動ベルト42がスリツプして装置に損傷を
与える可能性があつたのである。
これに対し、本実施例では、上述したように油
圧室62の内壁面に複数のフイン76および78
が設けられて、作動油の円周方向の流動が妨げら
れるようになつているため、油圧室62の内壁面
から作動油への運動伝達が速く、作動油の回転速
度が油圧シリンダ24の回転速度の変化に追従し
て速やかに変化する。したがつて、定常状態のみ
ならず変速過渡期においても、伝動ベルト42の
張力が適正な値に制御され得ることとなる。上記
フイン76,78は、油圧室62を囲む壁面に周
方向において複数固設された、油圧室62内に充
たされる作動油の円周方向の流動を妨げるための
油圧室62内に突き出し且つ径方向に延びる突条
部を成している。
ここで、フイン76および78は、第2図に示
されているように円周方向に交互に形成されてい
るため、可動回転体36とピストン50とが接近
しても相互に干渉することはない。また、ピスト
ン50の油圧室74側の壁面にも、上記フイン7
6,78と同様に回転軸心に対して半径方向へ放
射状に延びる複数のフイン80が形成されてい
て、油圧室74内の作動油の回転速度も油圧シリ
ンダ24の回転速度の変化に追従して速やかに変
化し得るようになつている。
なお、二次側回転軸である出力軸12に設けら
れる油圧シリンダ24は、一般に、上記の如く伝
動ベルト42の張力を伝達トルクに応じて変更す
るためのものであり、その二次側回転軸に設けら
れた油圧シリンダ24の環状空間(油圧室62)
に突条部(フイン76,78)を設けることが望
ましいが、一次側回転軸すなわち入力軸10に設
けられた油圧シリンダ20が伝動ベルト42の張
力を設定するように構成されている場合には、油
圧室52の内壁面に作動油の円周方向の流動を妨
げる突条部を設ける必要がある。また、ベルト式
無段変速装置の構成によつては、入力軸10の油
圧シリンダ20および出力軸12の油圧シリンダ
24の双方で伝動ベルト42の張力設定が行なわ
れるものもあるが、このような場合には双方の油
圧室52および62に作動油の円周方向の流動を
妨げる突条部を設けることとなる。
次に、本考案の他の実施例を説明する。なお、
以下の説明において、上記実施例と実質的に共通
な部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略
する。
第3図および第4図に示す実施例は、出力軸1
2に設けられた伝動ベルトの張力を設定する油圧
シリンダ24の油圧室62を形成する可動回転体
36およびピストン50のうち、可動回転体36
側にのみ油圧室62内の作動油の円周方向の流動
を妨げる突条部としてのフイン82を放射状に設
けたものである。この場合には、上記実施例に比
較して装置が簡単に構成され得る。なお、本実施
例では作動油に作用する遠心力による増圧分を補
償するためのバツクシユラウド72は設けられて
おらず、遠心力による増圧分は全て油圧制御装置
において予め補正されるようになつている。
また、第5図および第6図には円板状のプレー
ト84にプレス加工等によつて突条部として二種
類のフイン86および88を放射状に形成したも
のが図示されているが、かかるプレート84を、
前記油圧シリンダ24の可動回転体36およびピ
ストン50の少なくとも一方に、ボルト若しくは
接着剤等によつて固設することにより、油圧室6
2内の作動油の円周方向の流動を妨げるようにす
る。このようにすれば、可動回転体36やピスト
ン50に突条部を形成するために面倒な切削加工
等を施す必要がなく、また、従来のものをそのま
ま利用し得る利点がある。
また、第7図および第8図に示す実施例は、油
圧シリンダ24の可動回転体36とピストン50
との間に、突条部としてのゴム等の弾性変形可能
な材料製の薄板90を、油圧シリンダ24の回転
軸心に対して直角な方向へ複数張り渡したもので
あり、可動回転体36にはボルト92によつて固
定され、ピストン50には接着剤等によつて固定
されている。この場合には、油圧室62内の作動
油の大部分が薄板90によつて強制的に油圧シリ
ンダ24と共に回転させられるため、作動油の回
転速度が油圧シリンダ24の回転速度の変化に追
従して一層速やかに変化させられるようになる。
なお、薄板90のピストン50側の端部は、必ず
しもピストン50に固着しなくとも、作動油の流
動を妨げる一応の効果は得られる。
さらに、第9図には円板状のプレート94に、
突条部としてプレス加工等によつて放射状の折れ
目96を多数形成したものが図示されているが、
かかるプレート94を前記油圧シリンダ24のバ
ツクシユラウドとして配設することにより、油圧
室74内の作動油の油圧シリンダ24に対する回
転速度の追従遅れが一層効果的に抑制される。ま
た、このようにバツクシユラウドをプレート94
によつて構成することにより、装置の軽量化を図
ることが可能となるのであり、この場合に、折れ
目96が形成されることによつて剛性が高められ
るため、バツクシユラウドの強度が損なわれるこ
ともない。
以上、本考案にいくつかの実施例を図面に基づ
いて詳細に説明したが、本考案はその他の態様に
おいても実施できる。
例えば、上記実施例では速度比を変更する油圧
シリンダ20の油圧がフイードバツク制御される
ようになつているが、速度比に対応して予め定め
られた油圧を作用させるように構成することも可
能である。その場合に、シリンダ20の回転速度
を検出して油圧室52内の作動油に作用する遠心
力の増圧分を演算し、油圧シリンダ20に供給す
る油圧を予め補正しておくことが考えられるが、
本考案を適用することにより、変速過渡期におけ
る油圧制御をより正確に行うことができる。
また、上記実施例では入力軸10および出力軸
12にそれぞれ油圧シリンダ20および24が設
けられて、可動回転体34および36を位置決め
するように構成されているベルト式無段変速装置
に、本考案が適適用されているが、入力軸10も
しくは出力軸12にいずれか一方にのみ、速度比
を変更したり伝動ベルトの張力を設定したりする
油圧シリンダが設けられたベルト式無段変速装置
にも、本考案を適用し得ることは勿論である。
その他一々例示はしないが、本考案はその精神
を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて
種々の変更、改良等を施した態様で実施し得るも
のである。
考案の効果 以上詳起したように、本考案のベルト式無段変
速装置によれば、油圧シリンダの環状空間内に充
たされている作動油の回転速度が油圧シリンダの
回転速度の変化に追従して速やかに変化するた
め、定常状態のみならず変速過渡期においても、
遠心力による油圧の増圧分を油圧シリンダの回転
速度から演算することにより、油圧シリンダに作
用させる油圧を適正な値に制御することが可能と
なるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるベルト式無段
変速装置の要部を示す断面図である。第2図は第
1図の装置の二次側回転軸に設けられた可動回転
体の一部を示す平面図である。第3図は本考案の
他の実施例の要部を説明する図で、二次側回転軸
に設けられた油圧シリンダおよび可変プーリの一
部を切り欠いた正面図である。第4図は第3図の
−断面図である。第5図および第6図は本考
案の更に別の実施例の要部を説明する図で、突条
部が形成されたプレートの平面図および側面図で
ある。第7図は本考案の更に別の実施例の要部を
説明する図で、油圧シリンダの断面図である。第
8図は第7図の−断面の拡大図である。第9
図は本考案の更に別の実施例の要部を説明する図
で、バツクシユラウドの平面図である。 10:入力軸(一次側回転軸)、12:出力軸
(二次側回転軸)、18,22:可変プーリ、2
0,24:油圧シリンダ、26,28:固定回転
体、34,36:可動回転体、38,40:V
溝、52,62:油圧室(環状空間)、{76,7
8,82,86,88:フイン、90:薄板、9
4:折れ目}(突条部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに平行な軸心まわりに回転可能な一次側
    回転軸および二次側回転軸と、相互間にV溝を
    形成する固定回転体および可動回転体を有し
    て、前記一次側回転軸および二次側回転軸にそ
    れぞれ設けられ、前記可動回転体の移動によつ
    て前記V溝幅が変更される一対の可変プーリ
    と、油圧が作用させられる環状空間を有して、
    前記一次側回転軸および二次側回転軸に設けら
    れて前記可動回転体を伝動ベルトに押圧する油
    圧シリンダとを備え、前記可変プーリに巻掛け
    られた前記伝動ベルトを介して前記一次側回転
    軸の回転が無段階に変速されて前記二次側回転
    軸に伝達される形式のベルト式無段変速装置に
    おいて、 前記油圧シリンダの少なくとも一方の環状空
    間を囲む壁面に、該環状空間内に充たされる作
    動油の円周方向の流動を妨げるための、該環状
    空間内に突き出し且つ径方向に延びる突条部を
    周方向において複数固設したことを特徴とする
    ベルト式無段変速装置。 (2) 前記突条部が、前記二次側回転軸に設けられ
    た油圧シリンダの環状空間内に設けられたもの
    である実用新案登録請求の範囲第一項に記載の
    ベルト式無段変速装置。
JP11567784U 1984-07-27 1984-07-27 ベルト式無段変速装置 Granted JPS6130746U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171154A (en) * 1981-04-11 1982-10-21 Nissan Motor Co Ltd V-belt type stepless speed changer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171154A (en) * 1981-04-11 1982-10-21 Nissan Motor Co Ltd V-belt type stepless speed changer

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JPS6130746U (ja) 1986-02-24

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