JPH02311050A - データ転送制御装置 - Google Patents

データ転送制御装置

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JPH02311050A
JPH02311050A JP1131336A JP13133689A JPH02311050A JP H02311050 A JPH02311050 A JP H02311050A JP 1131336 A JP1131336 A JP 1131336A JP 13133689 A JP13133689 A JP 13133689A JP H02311050 A JPH02311050 A JP H02311050A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータのDMA (ダイレクト・メモリ・アク
セス)転送制御をサポートするデータ転送制御装置さら
にはDMA転送アドレスを変更制御する技術に関し、例
えばパケット交換による通信データのDMA転送制御に
適用して有効な技術に関するものである。
〔従来技術〕
メモリや入出力回路の間でデータ転送を行なうとき、マ
イクロプロセッサの負担を軽減してデータ転送効率を向
上させるには、DMAコントローラを用いることができ
る。このDMAコントローラは、プロセッサに代わって
データ転送制御を行なうものであり、データ転送チャネ
ルを構成するために、転送先アドレス、転送元アドレス
、転送語数、転送動作のイネーブルビット、さらにはメ
モリ間又はメモリと入出力回路間などのデータ転送形態
や転送動作モードなどを特定するためのレジスタセット
を有する。このレジスタセットに対するデータ初期設定
はプロセッサが行うようになっており、初期設定が行わ
れた後に、マイクロプロセッサがDMAコントローラの
ステータスレジスタにデータ転送動作のイネーブルビッ
トを書き込むと、DMAコントローラはメモリ間でのデ
ータ転送制御を開始し、或いは入出力回路などからのデ
ータ転送要求を待ってデータ転送制御を開始するに のようなりMAコントローラを例えばパケット交換形式
でデータをやりとりする通信制御装置に適用する場合に
は、上位プロセッサがDMAコントローラに転送元アド
レスや転送先アドレスなどを初期設定し、DMAコント
ローラは、初期設定された条件や動作モードに従って受
信データの転送制御を行うに過ぎなかった。
尚、通信制御装置における送受信データのDMA転送制
御について記載された文献の例としては日経データプロ
マイコン・製品レポートMC68605(1986年日
経マグロウヒル社発行)がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、データ転送されるべきデータの中には、当該
データ自体に転送先や転送元を指示するような情報を含
むものがある。例えばパケット交換されるべきデータに
含まれるパケット論理チャネル番号である。このパケッ
ト論理チャネル番号は、そのデータを処理するためのタ
スクに対応されるような固有の番号である。したがって
、上位プロセッサによるデータ処理上、パケット交換に
よって受信されたデータは、それ固有のパケット論理チ
ャネル番号にしたがって、該当するタスクに割り当てら
れているメモリ領域に転送されなければならない、しか
しながら、従来のDMAコントローラは、転送すべきデ
ータに含まれる情報に従って自ら転送先アドレスや転送
元アドレスを変更する機能を有していないから、従来の
DMAコントローラを例えばパケット交換形式でデータ
をやりとりする通信制御装置に適用する場合、DMAコ
ントローラは上位プロセッサによる初期設定に従って受
信データを単にバッファメモリに転送するだけであった
。このため、上位プロセッサは、バッファメモリに転送
されたデータ中に含まれるパケット論理チャネル番号を
認識し、これに従って当該受信データをそのパケット論
理チャネルに応する別のメモリ領域に再送制御しなけれ
ばならず、上位プロセッサに負担がかかり、システムの
スループットが低下してしまう。
本発明の目的は、格納領域が決定されているデータをそ
の領域に格納するためのデータ転送制御を、上位プロセ
ッサに負担をかけずに行うことができるデータ転送制御
装置を提供することにある。
ここで、上位プロセッサとは、少なくともデータ転送制
御装置を初期設定可能なプロセッサを意味する。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴につ
いては本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、検索テーブルを利用して、転送すべきデータ
からその種類を判定すると共に、その判定結果に応する
アドレス情報を検索し、検索されたアドレス情報によっ
てデータ転送先アドレス又はデータ転送元アドレスを変
更し、当該変更したアドレスに従ってデータをDMA転
送制御可能にするものである。
上記検索テーブルを利用した処理の高速化を図るには、
データの種類を示す情報をアドレスとして入力し、これ
に対応するアドレス情報を出力する連想メモリ形式で検
索テーブルを構成することが望ましい。
また、データの種類を示す情報の語長を自由に設定可能
にするには、上記検索テーブルを、データの種類を示す
情報を順番に格納した第1テーブルと、第1テーブルに
格納されたデータに応するアドレス情報を第1テーブル
の保持情報の順番に対応させて格納した第2テーブルと
によって構成し、上記第1テーブルを順番にアクセスし
て、転送すべきデータの種類との一致が判定された1、
一致した情報に対応するアドレス情報を上記第2テーブ
ルから読み出すようにすることができる。
〔作 用〕
上記した手段によれば、パケット交換されるべきデータ
のようにシステム動作上そのデータの格納領域が決定さ
れている場合、パケット論理チャネル番号のような所定
の情報に従って、転送されるべきデータの種類を認識し
、その認識結果に基づいてデータ転送先アドレス又は転
送元アドレスを上位プロセッサの制御を介在させること
なく自ら変更するから、これにより、転送されるべきデ
ータに割り当てられている固有の領域へのデータ転送を
、上位プロセッサに負担をかけずに可能とする。
〔実 施 例〕
第2図は本発明の一実施例に係るDMAコントローラを
利用した通信制御システムの構成例が示される。同図に
示される通信制御システムは、1つの半導体基板に形成
されたシングルチップマイクロコンピュータ又は1つの
配線基板に形成された通信制御ボードとして構成するこ
とができる。
第2図に示される通信制御システムには、システム全体
の制御を司る上位プロセッサ2、メモリ3、DMAコン
トローラ4、及びシリアルコミュニケーションインタフ
ェースコントローラ(以下単にSCIコントローラとも
記す)5などが含まれ、特に制限されないが、それらは
バス6を共有する。上記SCIコントローラ5は、特に
制限されないが、HDLC(ハイレベル・データ・リン
ク・コントロール)手順によるパケット交換をサポート
するための回線制御部を有し、そのプロトコル制御は上
位プロセッサ2が行うようになっている。DMAコント
ローラ4は、SCIコントローラ5による受信データを
メモリ3の所定領域に転送し、或いは送信すべきデータ
をメモリ3の所定領域からSCIコントローラ5に転送
制御したりする。SCIコントローラ5は、DMAコン
トローラ4にデータ転送制御を要求するときDMAリク
エスト信号DREQをアサートし、この要求をDMAコ
ントローラ4が受は付けるとDMAアクルッジ信号DA
CKをSCIコントローラ5にアサートする。上位プロ
セッサ2とDMAコントローラ4は共にバスマスタとさ
れ、相互間でのバス権の調停は、特に制限されないが、
上位プロセッサ2が行う、DMAコントローラ4は、バ
ス権を要求するとき、バスリクエスト信号BREQをア
サートし、これに応じて上位プロセッサ2がパスアクル
ッジ信号BACKをDMAコントローラ4にアサートす
ることにより、当該DMAコントローラ4がバス権を獲
得する。
第1図には上記DMAコントローラ4の詳細な一例が示
されている。
DMAコントローラ4は、DMA転送制御のためのデー
タ転送チャネル構成用レジスタセットとして、転送デー
タレジスタ10.転送元アドレスレジスタ11、転送先
アドレスレジスタ12.及びバイトカウントレジスタ1
3を有し、それらは3本の内部バスUB、VB、WBに
接続されている。上記転送データレジスタ10には、デ
ユアルアトレシングモードに従って転送元から読み込ん
だ転送すべきデータなどが取り込まれる。転送元アドレ
スレジスタ11には転送元アドレスが、そして転送先ア
ドレスレジスタ12には転送先アドレスが設定され、更
にバイトカウントレジスタ13には転送語数が設定され
る。データ転送が開始されると1例えば−語のデータ転
送毎に転送元アドレスや転送先アドレスがそのデータ転
送モードに従ってインクリメント又はデクリメントされ
、また、転送語数がデクリメントされる。そのようなイ
ンクリメント/デクリメントは算術論理演算器14によ
って行われる。そして、内部バスUB。
VB、WBには、データ転送制御形態などを指定するた
めの各種制御情報が上位プロセッサ2などによって設定
されるコントロールレジスタ15と、DMAコントロー
ラ4の内部状態を示すためのステータスレジスタ16と
が結合されると共に、外部のバス6との間でアドレスを
やりとりするためのアドレスバッファレジスタ17、な
らびに上位バス6との間でデータをやりとりするための
データバッファレジスタ18が設けられている。上記各
種レジスタの選択やリード/ライト制御、上位プロセッ
サ2やSCIコントローラ5との間でのハンドシェーク
信号のやりとり、及びDMAコントローラ4内部のその
他動作制御は制御部19が行う。
DMAコントローラ4によるデータ転送制御のための各
種初期設定、例えば転送元アドレスレジスタ11や転送
先アドレスレジスタ12などに対する初期設定は上位プ
ロセッサ2が行う、特に本実施例のDMAコントローラ
4は、上位プロセッサ2による初期設定に従ってデータ
転送制御を開始すると、転送すべきデータを取り込んで
その種類を判定し、この判定結果に従って自ら転送元ア
ドレス又は転送先アドレスを変更する機能を有する。こ
のDMA転送アドレスの変更は、本実施例に従えば、パ
ケット交換されるべきデータに含まれるパケット論理チ
ャネル番号に従って行われるようになっている。
ここで、パケット交換されるべきデータのフォーマット
は、特に制限されないが、HDLC系フォーマットに準
じた形態とされ、第4図に示されるように、フラグF、
アドレスフィールドA、コントロールフィールドC1情
報フィールドI、フレームチェックシーケンFC8,及
びフラグFによって構成される。情報フィールドエには
、パケット論理チャネル番号とデータが含まれている。
パケット論理チャネル番号は、これと対を成すデータを
処理するためのタスクに対応されるような固有の番号で
ある。したがって、上位プロセッサ2が受信データを処
理するには、パケット交換によって受信されたデータは
、それ固有のパケット論理チャネル番号にしたがって該
当するタスクに割り当てられているメモリ領域に一旦格
納されなければならない。
DMAコントローラ4は、そのパケット論理チャネル番
号に従ってDMA転送アドレスを所定のメモリ領域に変
更可能とするため、連想メモリ構造の検索テーブル20
を有する。この検索テーブル20は、パケット論理チャ
ネル番号をキーとしてこれに対応するメモリ領域の先頭
アドレスを検索するようになっており、パケット論理チ
ャネル番号がアドレスとして入力される左、これに対応
する先頭アドレスが出力される。例えば第5図に示され
るようにパケット論理チャネル番号1〜iに呼応してメ
モリ3にi個の領域MEI〜MEiが設定され、夫々の
メモリ領域MEI〜MEiの先頭アドレスをAme工〜
Ameiとする。このとき、検索テーブル20に論理チ
ャネル番号1が与えられると、これに対応するメモリ領
域MEIの先頭Ame、が読み出される。
尚、受信データの内検索テーブル20に供給される情報
はパケット論理チャネル番号だけでよいから、1フレー
ムの受信データの白河バイト目を検索テーブル20に供
給するのかを指示するための情報が、たとえばコントロ
ールレジスタ15に初期設定されている。このようにし
て設定されたバイト数は1バイトのデータ転送毎にデク
リメントされ、Oにクリアされたとき検索テーブル20
の動作が開始される。
上記検索テーブル20は、パケット論理チャネル番号に
一致する先頭アドレスを出力するときにはその旨を制御
信号φによって制御部19に通知する。これによって制
御部19は、そのときのデータ転送モードに従って転送
先アドレスレジスタ12又は転送元アドレスレジスタ1
1を選択する。
例えば受信データの転送モードが指定されているときに
は、転送先アドレスレジスタ12を選択し、上記検索テ
ーブル20から読み出される先頭アドレスによってその
転送先アドレスレジスタ12の内容を書き換え制御する
。その1、書き換えられた先頭アドレスに基づいて、該
当するメモリ領域に受信データが順番にDMA転送され
る。
次にSCIコントローラ5が受信したデータをメモリ3
の所定領域にDMA転送する処理を一例としてその動作
を説明する。
先ず、上位プロセッサ2は、受信データをDMA転送す
るためにDMAコントローラ4を初期設定する0例えば
SCIコントローラ5からメモリ3へのデータ転送モー
ドを指定する情報などがコントロールレジスタ15に設
定されると共に、転送先アドレスレジスタ12にはメモ
リ3上の所定のバッファ領域の先頭アドレスなどが設定
される。
その1、DMA転送動作をイネーブルにするためのイネ
ーブルビットがコントロールレジスタ15に書き込まれ
る。制御部19は、そのイネーブルビットを検出すると
、DMAリクエスト信号DREQを監視し、これがアサ
ートされることに呼応してDMA転送制御を開始する。
DMA転送が開始されると、SCIコントローラ5によ
って受信されたフレームに含まれる情報フィールドエの
最初の内容即ちパケット論理チャネル番号がデータバッ
ファレジスタ18を経由して転送データレジスタ10に
読み込まれ、読み込まれたパケット論理チャネル番号が
所定の内部バスを通じて検索テーブル2oのアドレス入
力端子に与えられる。検索テーブル20は、与えられた
パケット論理チャネル番号をキーとしてそれに対応する
メモリ領域の先頭アドレスを検索し、該当するものがあ
る場合にはその先頭アドレスを所定の内部バスに出力す
ると共に、制御部19に制御信号φをアサートする0例
えばそのときのパケット論理チャネル番号が1であると
きにはメモリ領域MEIの先頭アドレスAmeiが読み
出される。制御部19が制御信号φのアサート状態を検
出すると、当該制御部19は、そのときのデータ転送モ
ードに従って転送先アドレスレジスタ12を選択し、上
記検索テーブル20から読み出された先頭アドレスAm
e1によってその転送先アドレスレジスタ12の内容を
書き換える。その1、書き換えられた先頭アドレスAm
eiによって指定されるパケット論理チャネル1用のメ
モリ領域MEIに、情報フィールドIに含まれるデータ
の1バイト目が転送される0次いで転送先アドレスレジ
スタ12の内容が次のアドレスにインクリメントされる
と共にバイトカウントレジスタ13の値が1つデクリメ
ントされて第2バイト目のデータがメモリ領域ME1に
転送され、それ以降、バイトカウントレジスタ13の値
が0になるまで順番にデータ転送が行われる。このよう
にして、論理チャネル番号1に応するデータは、当該論
理チャネル番号1に割り当てられているメモリ領域ME
Iに転送完了される。
第3図には、連想メモリ構造の検索テーブル20の代わ
りに、メモリ3に検索テーブルを構成する場合の実施例
が示される。この場合の検索テーブル3oは、パケット
論理チャネル番号1〜iを順番に格納したチャネル番号
テーブル31と、パケット論理チャネル番号に割り当て
られる各メモリ領域MEI〜MEiの先頭アドレス入力
端子〜Ameiを順番に格納した先頭アドレステーブル
32とによって構成される。斯る構造の検索テーブル3
0を採用した場合、DMAコントローラ4′には、チャ
ネル番号テーブル31の先頭アドレスAt、、を格納す
る先頭アドレスレジスタ33、先頭アドレステーブル3
2の先頭アドレスAta2を格納する先頭アドレスレジ
スタ34、及びチャネル番号テーブル31のテーブル長
即ちこれに格納されているパケット論理チャネル番号の
数を示すような値が保持されるテーブル長レジスタ35
が設けられている。そのほかにこのDMAコントローラ
4′は、特に第3図には図示されていないが、第1図と
同様の各種レジスタや制御部を含んでいる。
第3図に示されるシステム構成において、パケット交換
形式でSCエコントローラ5が受信したデータをメモリ
3の所定領域にDMA転送する場合、上記同様に、上位
プロセッサは、受信データをDMA転送するためにDM
Aコントローラ4′を初期設定する6例えばSCIコン
トローラ5がらメモリ3へのデータ転送モードを指定す
る情報が設定されると共に、メモリ3上の所定のバッフ
ァ領域の先頭アドレスなどが転送先アドレスとして設定
される。その1、DMA転送動作をイネーブルにするた
めのイネーブルビットがDMAコントローラ4′に書き
込まれる。DMAコントローラ4′は、そのイネーブル
ビットを検出すると、DMAリクエスト信号DREQを
監視し、これがアサートされることに呼応してDMA転
送制御を開始する。DMA転送が開始されると、SCI
コントローラ5によって受信されたフレームに含まれる
情報フィールドエの最初の内容即ちパケット論理チャネ
ル番号がデータバッファレジスタに読み込まれる。パケ
ット論理チャネル番号が読み込まれると、DMAコント
ローラ4′は、先頭アドレスレジスタ33に保持されて
いる先頭アドレスAt、、を利用してチャネル番号テー
ブル31が保有している最初のパケット論理チャネル番
号1を読み出し、これを、転送データレジスタが保有す
る論理チャネル番号と比較する。その比較結果が不一致
であるときには、双方の先頭アドレスレジスタ33,3
4の値を1だけインクリメントすると共に、テーブル長
レジスタ35の値を1だけデクリメントし、以下同様の
動作を繰り返していく。
例えば、受信データに含まれるパケット論理チャネル番
号がiであるとすると、チャネル番号テーブル31に対
するi回目のリードアクセスによって当該テーブル31
からパケット論理チャネル番号iを得ることができる。
チャネル番号テーブル31から得たパケット論理チャネ
ル番号iと転送データレジスタが保有するパケット論理
チャネル番号とが一致すると、その旨が制御部に通知さ
れる。このとき、先頭アドレスレジスタ34に初期設定
された先頭アドレスAt3!即ち先頭アドレステーブル
32の先頭アドレスは、上記先頭アドレスAt31と同
じ回数即ちi回だけインクリメントされている。これに
よりDMAコントローラ4′は、その先頭アドレスレジ
スタ34の値を利用して先頭アドレステーブル32から
該当する先頭アドレスAmeiを読み込む。そして制御
部は、そのときのデータ転送モードに従って転送先アド
レスレジスタ12を選択し、上記先頭アドレステーブル
32から読み出された先頭アドレスAmeiによってそ
の転送先アドレスレジスタ12の内容を書き換える。そ
の1、書き換えられた先頭アドレスAmeiによって指
定されるパケット論理チャネル番号i用のメモリ領域M
Eiに、情報フィールドエに含まれるデータの1バイト
目が転送される0次いで転送先アドレスレジスタ12の
内容が次ぎのアドレスにインクリメントされると共に、
バイトカウントレジスタ13の値が1つデクリメントさ
れて第2バイト目のデータがメモリ領域Meiに転送さ
れ、それ以降、バイトカウントレジスタ13の値が0に
なるまで順番にデータ転送が行われる。このようにして
、論理チャネル番号iに対応するデータは、当該論理チ
ャネル番号iに割り当てられているメモリ領域MEiに
転送完了される。
上記実施例によれば以下の作用効果を得るものである。
(1)パケット交換されるべきデータのように上位プロ
セッサ2によるデータ処理上そのデータの格納領域がパ
ケット論理チャネル番号に従って予め決定されている場
合、転送すべきデータの種類をそのデータに含まれてい
るパケット論理チャネル番号に基づいて認識し、その認
識結果に従って、データ転送先アドレスをDMAコント
ローラ4゜4′自らが変更する。したがって、パケット
論理チャネル番号に呼応して割り当てられている固有の
メモリ領域へのデータ転送を上位プロセッサに負担をか
けずに行うことができる。
(2)上記作用効果により、上位プロセッサ2は、従来
のようにパケット論理チャネル番号とは無関係に一旦バ
ッファメモリにDMA転送されたデータを、再度パケッ
ト論理チャネルに対応する領域に再送制御する必要がな
くなり、これにより、システムのスルーブツトを向上さ
せることができる。
(3)連想メモリ構造の検索テーブル20を利用するこ
とにより、変更すべきアドレス情報を1回のメモリアク
セスで得ることができる。したがって、転送すべきデー
タの種類の認識と、これに応するアドレス情報の取得と
を高速に行うことができる。しかも、その検索テーブル
20をDMAコントローラに内蔵することにより検索処
理速度は一層向上する。
(4)転送すべきデータのパケット論理チャネル番号を
認識するためのチャネル番号テーブル31と、各パケッ
ト論理チャネル番号に割り当てられるメモリ領域の先頭
アドレスをパケット論理チャネル番号の順番に従って保
有する先頭32とに分けて検索テーブル30を構成する
と、パケット論理チャネル番号の語長を自由に設定する
ことができるようになる。しかも、その検索テーブル3
0を外部メモリ3に構成することによ1、DMAコント
ローラ4′内部のハードウェア量を抑えることができる
。但し、検索テーブル30を毎回最初から順番に検索し
なくてはならないため検索処理速度は遅くなってしまう
、検索処理速度をある程度向上させるには、例えばDM
Aコントローラ4′のデータ出力側にバッファRAM 
(ランダム・アクセス・メモリ)を設けておくような考
慮が必要になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更することができる。
例えば検索テーブル20をDMAコントローラ4の外部
に配置し、或いは検索テーブル30t&DMAコントロ
ニラ4′に内蔵させてもよい、また、転送すべきデータ
の種類を示す情報はパケット論理チャネル番号に限定さ
れず、本発明が適用されるシステム構成に従って適宜に
決定される性質をもつ。また、上記実施例では受信デー
タのDMA転送を一例として転送先アドレスをDMAコ
ントローラ自らが変更する場合について説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく、転送元アドレス
を変更する場合にも適用することができる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である通信制御システムに
利用されるシングルチップマイクロコンピュータ又は通
信制御用ボードに適用した場合について説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく、DMAコントロ
ーラ自体などにも広く適用することができる0本発明は
、少なくともデータの種類に応じて固有の格納領域が決
定されているようなデータをDMA転送する条件のもの
に適用することができる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、データの種類に応じて固有の格納領域が決定
されているようなデータをDMA転送するとき、転送す
べきデータに含まれるパケット論理チャネル番号のよう
な所定の情報に基づいて転送すべきデータの種類を認識
し1、その認識結果に従ってデータ転送先アドレスをデ
ータ転送制御装置内らが設定変更するから、転送すべき
データに予め割り当てられている固有の領域へのデータ
転送を上位プロセッサに負担を掛けずに行うことができ
るという効果がある。
上記効果により、データをDMA転送制御可能なシステ
ムのスループットを向上させることができる。
また、データの種類を示す情報をアドレスとして入力し
、これに対応するアドレス情報を出力する連想メモリ構
造の検索テーブルを採用することにより、変更すべき転
送先又は転送元の情報を高速に取得することができる。
そして、データの種類を示す情報を順番に格納した第1
テーブルと、この第1テーブルに格納された情報に応す
るアドレス情報を第1テーブルの保持情報の順番に従っ
て保有する第2テーブルとによって検索テーブルを構成
することにより、データの種類を示す情報の語長を自由
に設定することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるDMAコントローラの
詳細な1例を示すブロック図、第2図は第1図のDMA
コントローラを適用した通信制御システムの一部を示す
ブロック図、第3図は本発明の他の実施例であるその他
の通信制御システムを示すブロック図、 第4図はパケット交換されるデータのHDLC系フォー
マットの一例を示すフォーマット図。 第5図はパケット論理チャネル番号とメモリ領域との関
係を示すメモリ空間説明図である。 2・・・上位プロセッサ、3・・・メモリ、4・・・D
MAコントローラ、4′・・・DMAコントローラ、5
・・・SCIコントローラ、1o・・・転送データレジ
スタ、11・・・転送元アドレスレジスタ、12・・・
転送先アドレスレジスタ、13・・・バイトカウントレ
ジスタ、15・・・コントロールレジスタ、19・・・
制御部、20・・・検索テーブル、MEI〜MEi・・
・メモリ領域、Ame、〜A m a x・・・先頭ア
ドレス、30・・・検索テーブル、31・・・チャネル
番号テーブル、32・・・先頭アドレステーブル、33
.34・・・先頭アドレスレジスタ、35・・・テーブ
ル長レジスタ。 第  1  図 第  2  図 32−ミ曾Qアドレスデー71L/ 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、DMA転送制御用のレジスタセット及び制御部を備
    えたデータ転送制御装置であって、転送すべきデータの
    種類と、これに対応するアドレス情報とを関連させる検
    索テーブルを利用して、転送すべきデータからその種類
    を判定すると共に、その判定結果に応するアドレス情報
    を検索し、検索されたアドレス情報によってデータ転送
    先アドレス又はデータ転送元アドレスを変更し、当該変
    更したアドレスに従ってデータをDMA転送制御可能に
    されて成るデータ転送制御装置。 2、上記検索テーブルは、データの種類を示す情報をア
    ドレスとして入力し、これに対応するアドレス情報を出
    力する連想メモリ形式で構成されて成るものである請求
    項1記載のデータ転送制御装置。 3、上記検索テーブルは、データの種類を示す情報を順
    番に格納した第1テーブルと、第1テーブルに格納され
    たデータに応するアドレス情報を第1テーブルの保持情
    報の順番に対応させて格納した第2テーブルとから成り
    、上記第1テーブルを順番にアクセスして、転送すべき
    データの種類との一致が判定された1、一致した情報に
    対応するアドレス情報を上記第2テーブルから読み出す
    ようにされて成る請求項1記載のデータ転送制御方式。
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