JPH05289979A - データ転送制御方式、データ転送制御装置、及び通信制御システム - Google Patents

データ転送制御方式、データ転送制御装置、及び通信制御システム

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JPH05289979A
JPH05289979A JP11313792A JP11313792A JPH05289979A JP H05289979 A JPH05289979 A JP H05289979A JP 11313792 A JP11313792 A JP 11313792A JP 11313792 A JP11313792 A JP 11313792A JP H05289979 A JPH05289979 A JP H05289979A
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JP
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JP11313792A
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English (en)
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Nobuyoshi Furuhata
信義 降旗
Akiyoshi Horikawa
明美 堀川
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、データ管理を容易にし、デ
ータ処理効率を向上させるためのデータ転送技術を提供
することにある。 【構成】 転送制御条件、データ転送元アドレス、デー
タ転送先アドレス、転送語数を含むデータ転送制御情報
に従ってデータの境界を判定し、その判定結果に基づい
てデータ転送先又はデータ転送元、転送語数を制御する
ことにより、バッファ11を効率良く使用し、また、そ
のようにデータを区別して格納することにより、ホスト
プロセッサ5による情報管理の容易化、データ処理効率
向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理システムに
おいてブロック分割されたデータバッファを転送元又は
転送先としてDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)
を行うためのデータ転送制御技術に関し、例えばシリア
ル通信のための通信制御システムに適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】データリンク層プロトコルとしてHDL
C(ハイレベル・データ・リンク・コントロール)手順
などに準拠して情報をビットシリアルにやりとりする場
合には、SCI(シリアル・コミュニケーション・イン
タフェース)コントローラがフレームと呼ばれる単位で
データの送受信を行う。送受信されたデータは、上位プ
ロセッサの処理に委ねられるが、SCIコントローラに
よるデータの送受信と上位プロセッサによるデータ処理
とは通常非同期で行われるため、送受信データは一旦デ
ータバッファに格納される。このような場合に、SCI
コントローラが受信したデータをフレームのようなブロ
ック単位でデータバッファに転送したり、転送すべきデ
ータをブロック単位でデータバッファからSCIコント
ローラに転送したりするとき、DMAコントローラが利
用される。
【0003】尚、データ通信用のDMAコントローラに
ついて記載された文献の例としては昭和63年7月に株
式会社日立製作所から発行された「HD64180S、
NPUハードウェアマニュアル」第376頁から第40
0頁がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、S
CIコントローラとデータバッファとの間でDMA転送
されるフレームデータにおいては、データリンク層プロ
トコル制御情報のみの制御フレーム及びプロトコル制御
情報と上位層(ネットワーク層)用データの両者を含ん
でいる情報フレームが順不同で出現する。そのため、上
位プロセッサはソフトウェアによりプロトコル制御情報
とデータとをそれぞれ分割管理する必要がある。
【0005】例えば受信の場合、DMAコントローラ
は、SCIコントローラで受信された1フレーム分のデ
ータを指定されたメモリ領域上の受信バッファに転送す
る。プロトコル制御情報と上位層用データの両者を含ん
でいる情報フレームとプロトコル制御情報のみの制御フ
レームとが順不同で受信されるため、常にデータを考慮
した大きな受信バッファを用意しておく必要があり、そ
うすると、プロトコル制御情報のみのフレームに対して
は大きすぎる受信バッファとなり、受信バッファに無駄
が生じる。さらに、上位プロセッサは、情報フレームと
制御フレームが混在する受信バッファ内からプロトコル
制御情報を認識してプロトコル処理をする必要があるた
め、そのような処理が複雑になり、プロセッサの負担が
大きくなる。
【0006】また、データをプロトコル制御情報と組み
合わせてバッファに置かなければならないため、データ
を連続して保持することができず、結果的に分散された
データの管理が複雑になってしまう。
【0007】本発明の目的は、データ管理を容易にし、
データ処理効率を向上させることができるデータ転送技
術を提供することにある。
【0008】さらに本発明の別の目的は、受信バッファ
の有効利用と、データ管理の容易化を図ることにより、
高い効率でデータ処理を行うことができる通信制御技術
を提供することにある。
【0009】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0011】すなわち、転送制御条件、データ転送元ア
ドレス、データ転送先アドレス、転送語数を含むデータ
転送制御情報に従ってデータの境界を判定し、その判定
結果に基づいてデータ転送先又はデータ転送元、転送語
数を制御するものである。
【0012】また、データ転送元アドレス、データ転送
先アドレス、転送語数を含むデータ転送制御情報を格納
する転送制御情報格納手段と、転送制御条件と転送制御
情報に従ってデータの境界を判定する手段と、データ転
送先又はデータ転送元、及び転送語数等を変化させてデ
ータ転送を制御する転送制御手段とを含んでデータ転送
制御装置を構成するものである。
【0013】さらに、外部との間の通信インタフェース
と、プロトコル制御データを保持するプロトコル制御デ
ータバッファと、送受信のためのデータバッファとを含
んで通信制御システムが構成されるとき、上記のように
構成されたデータ転送制御装置を、上記インタフェース
と、上記プロトコル制御データバッファ及びデータバッ
ファとの間に配置することができる。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、データ転送制御情報に
従ってデータの境界を判定し、その判定結果に基づいて
データ転送先又はデータ転送元、転送語数を制御するこ
とは、データを種類毎に分割して保有することを可能と
し、また、同一種類のデータを連続して格納することを
可能とし、このことが、受信バッファの有効利用、デー
タ管理の容易化、及びデータ処理効率向上を達成する。
【0015】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る通信制御シ
ステムが、受信データのDMA転送との関連において示
され、図2にはそれの主要部が拡大されて示される。
【0016】通信コントローラ1は、SCIコントロー
ラ2及びDMAコントローラ3などを含み、送受信デー
タやプロトコル制御情報などを格納するRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)で成るようなメインメモリ4や
ホストプロセッサ5などの上位レイヤとシステムバス6
を介してインタフェースされると共に、通信回線TL,
RLにて送受信される情報に対して所定の通信プロトコ
ルに従った処理を行う。特に制限されないが、この通信
コントローラ1は、公知の半導体集積回路製造技術によ
ってシリコンのような1個の半導体基板に形成されてい
る。
【0017】上記SCIコントローラ2は、特に制限さ
れないが、送信回線TL及び受信回線RLを介して他局
に接続される回線制御部や、この回線制御部によるデー
タ送受信に必要なプロトコル処理のための制御部、そし
て送受信すべきデータを先入れ先出形式で一時的に蓄え
るバッファなどを含んで成り、回線制御部から受信され
るフレームと、DMAコントローラ3によりDMA転送
される送信パケットを内部で処理して、ビットシリアル
に情報を送受信制御処理する。送信パケットに対して
は、プロトコル制御情報を更に付加して送信フレームと
して回線制御部から送出する。受信フレームに対して
は、プロトコル制御情報を元にフレームの有効・無効を
判定し、有効フレームの情報フィールドの受信パケット
データを内蔵バッファに順次蓄えて行く。
【0018】上記DMAコントローラ3は、SCIコン
トローラ2からのDMA転送要求に従って、SCIコン
トローラ2が受信したパケットデータを直接メインメモ
リ4の所定領域に転送制御したり、メインメモリ4の所
定領域に格納されている送信すべきパケットデータを直
接SCIコントローラ2に転送制御したりする。
【0019】メインメモリ4に転送された受信パケット
データは、ホストプロセッサ5により上位のプロトコル
処理に供され、また送信すべきパケットデータはホスト
プロセッサ5による上位のプロトコル処理により生成さ
れるため、メインメモリ4上には送受信データ本体と、
パケット毎に区別された上位プロトコル制御情報のブロ
ックデータとして格納されている。送受信パケットをパ
ケット単位の上位プロトコル制御情報と送受信データと
に区別してメインメモリ4に格納するため、メインメモ
リ4にはブロック分割された制御情報バッファ10とデ
ータバッファ11が形成されている。この制御情報バッ
ファ10は、特に制限されないが、n分割された第1ブ
ロックCBLK1乃至第nブロックCBLKnに分割さ
れる。同様にデータバッファ11も、特に制限されない
が、n分割された第1ブロックDBLK1乃至DBLK
nに分割されている。
【0020】プロトコル制御情報バッファ及びデータバ
ッファの各ブロックのブロック長はそれぞれ同一とさ
れ、両バッファともに連続するアドレス空間に配置され
ている。そして各ブロックCBLK1〜CBLKn、D
BLK1〜DBLKnを定義するための領域として、例
えばメインメモリ4に転送制御テーブル12が形成され
ている。この転送制御テーブル12は、上記第1ブロッ
クCBLK1,DBLK1〜第nブロックCBLKn,
DBLKnにそれぞれ対応する第1記述子DCRP1〜
第n記述子DCRPnを含み、各記述子には、バッファ
先頭アドレス、バッファ先頭アドレス、バッファ
転送語数及び次テーブル先頭アドレスを保持する領域が
設けられている。
【0021】上記バッファ先頭アドレスは、それを含
む記述子に対応するプロトコル制御情報ブロックのスタ
ートアドレスを意味し、バッファ先頭アドレスは、そ
れを含む記述子に対応するデータブロックのスタートア
ドレスを意味する。例えば第1記述子DCRP1に書込
まれるバッファ先頭アドレスは、第1プロトコル制御
情報ブロックのスタートアドレスとされ、バッファ先
頭アドレスは、第1データブロックのスタートアドレス
とされる。バッファ転送語数は、それを含む記述子に
対応するブロックに格納されているブロックデータのバ
イト数を表す。例えば第1記述子DCRP1に書込まれ
る転送語数は第1データブロックDBLK1に格納され
るブロックデータのバイト数とされる。次テーブル先頭
アドレスは、それを含む記述子に対応するパケットの次
のパケットに対応する記述子の先頭アドレスを示す。例
えば第1記述子DCRP1に書込まれる次テーブル先頭
アドレスは、第2データブロックDBLK2に対応する
第2記述子DCRP2の先頭アドレスとされる。
【0022】SCIコントローラ2によって受信された
パケットをDMAコントローラ3によりプロトコル制御
情報バッファ10及びデータバッファ11にブロック転
送する場合には、図1に示されるように、DMAコント
ローラは所定の記述子に含まれるプロトコル制御情報バ
ッファのブロック先頭アドレスを示すバッファ先頭ア
ドレス及びバッファ先頭アドレスを読み込み(5
1)、プロトコル制御情報バッファに受信パケットの先
頭の所定バイト数のプロトコル制御情報を転送し(5
2)、受信パケットの残りのデータをデータバッファに
転送する(53)。その後当該記述子にデータ転送語数
を書込み(54)、次の受信パケットに備えて次転送制
御テーブル先頭アドレスを読み込む(55)。
【0023】図3には、本実施例システムが送信データ
のDMA転送との関連において示され、図4にはそれの
主要部が拡大されて示される。
【0024】送信すべきプロトコル制御情報及びデータ
はホストプロセッサ5によって、プロトコル制御情報バ
ッファ10及びデータバッファ11に書込まれ、書込ま
れたデータが、DMAコントローラ3によってSCIコ
ントローラ2にブロック転送する場合には、図3及び図
4に示されるように、DMAコントローラは所定の記述
子に含まれるプロトコル制御情報バッファのブロック先
頭アドレスを示すバッファ先頭アドレス及びバッファ
先頭アドレスを読み込み(61)、プロトコル制御情
報バッファから所定バイト数のプロトコル制御情報をS
CIコントローラに転送し(62)、当該記述子に含ま
れているデータ転送語数を読出し(63)、その語数分
のデータをデータバッファからSCIコントローラに転
送する(64)。SCIコントローラは転送されたプロ
トコル制御情報とデータをパケットとし、更にプロトコ
ル制御情報を加えてフレームとして送信する。その後、
次の送信パケットを転送するため次転送制御テーブル先
頭アドレスを読み込む(65)。
【0025】図5には、上記DMAコントローラ3の詳
細な構成例が示される。
【0026】特に制限されないが、このDMAコントロ
ーラ3は、DMA転送のための各種制御信号のやり取り
を行うホスト制御部42と、転送制御条件と転送制御情
報に従ってデータの境界を判定する判定手段や、その判
定結果に基づいてデータ転送先又はデータ転送元、及び
転送語数等を変化させてデータ転送を制御する転送制御
手段が機能的に形成される転送制御部41と、上記転送
制御テーブル12やプロトコル制御バッファ10を利用
したブロックデータのDMA転送制御のための各種レジ
スタとを有する。
【0027】図5において、20はモードレジスタであ
り、このモードレジスタ20は、SCIコントローラ2
が受信したパケットをバッファにDMA転送するモード
やホストプロセッサ5がプロトコル制御情報バッファ1
0及びデータバッファ11に書込んだ送信すべきプロト
コル制御情報、並びにデータをSCIコントローラ2に
DMA転送する動作モードなどがホストプロセッサ5に
よって設定される。21はコントロールレジスタ群であ
り、プロトコル制御情報とデータとの境界を指定した
り、上記プロトコル制御情報バッファ10及びデータバ
ッファ11や転送制御テーブル12の領域を指定した
り、それらに含まれるブロックや記述子を順番に連鎖さ
せるために必要な情報などがホストプロセッサ5により
初期設定されるようになっており、そのためのレジスタ
として、転送制御テーブル先頭アドレスレジスタ22、
1パケットごとのプロトコル制御情報のバイト数を設定
するバッファ長レジスタ23、1パケットごとのデー
タバッファのバイト数を設定するバッファ長レジスタ
24を含む。このコントロールレジスタ群21に含まれ
るレジスタには、データ入出力バッファ35を介して外
部からデータが与えられるが、その時のレジスタの選択
は、アドレス入出力バッファ36を通して外部から与え
られるアドレス信号によって行われるようになってい
る。
【0028】尚、データ入出力バッファ35及びアドレ
ス入出力バッファ36はホストプロセッサ5並びにSC
Iコントローラ2の双方とインタフェースされるように
なっている。
【0029】26はワークレジスタ群であり、例えばプ
ロトコル制御情報バッファ10のブロック先頭を示すバ
ッファ先頭アドレスレジスタ27、データバッファ1
1のブロック先頭を示すバッファ先頭アドレスレジス
タ28、ブロック毎のデータ転送語数をバイト単位で保
有するデータ転送語数カウントレジスタ29を含む。そ
して、転送制御テーブル12をアクセスするためのアド
レスは転送制御テーブルアドレスレジスタ30が保有
し、また、プロトコル制御情報バッファ10又はデータ
バッファ11をアクセスするためのアドレスはバッファ
アドレスレジスタ31が保有するようになっている。
【0030】上記の構成において、コントロールレジス
タ群21に含まれるレジスタがホストプロセッサ5によ
り初期設定されると、転送制御テーブル先頭アドレスレ
ジスタ22に設定された転送制御テーブル12の先頭ア
ドレスが転送制御テーブルアドレスレジスタ30に内部
転送される。転送制御テーブル12の第1記述子DCR
P1に設定されたバッファ先頭アドレス及びバッファ
先頭アドレスが、バッファ先頭アドレスレジスタ2
7及びバッファ先頭アドレスレジスタ28に読み込ま
れると共に、バッファ先頭アドレスであるプロトコル
制御情報バッファ10の先頭アドレスがバッファアドレ
スレジスタ31に内部転送され、バッファ長レジスタ
23に設定されたプロトコル制御情報バイト数が、デー
タ転送語数カウントレシスタ29に内部転送される。転
送制御テーブルアドレスレジスタ30が保有するアドレ
スによって転送制御テーブル12がアクセスされると、
当該レジスタのアドレスは、インクリメンタ・デクリメ
ンタ40により次のメモリアドレスにインクリメントさ
れる。同様にバッファアドレスレジス31が保有するア
ドレスによってプロトコル制御情報バッファ10をアク
セスすると、当該レジスタのアドレスは、インクリメン
タ・デクリメンタ40により次のメモリアドレスにイン
クリメントされる。そしてバッファがバイト単位でアク
セスされる毎にデータ転送語数カウントレジスタ29の
値がインクリメンタ・デクリメンタ40によりデクリメ
ントされる。このとき、当該レジスタの値が0にクリア
されると、転送制御部41はバッファの切換え処理を行
う。
【0031】上記バッファ切換え処理は、バッファ先
頭アドレスであるデータバッファ11の先頭アドレスが
バッファアドレスレジスタ31に内部転送され、データ
転送モードが送信データのDMA転送モードの場合に
は、当該処理が指示されたときの転送制御テーブルアド
レスレジスタ30の保有するアドレスから転送語数が、
データ転送語数カウントレジスタ29に読み込まれるよ
うになっている。これにより、プロトコル制御情報バッ
ファ10からデータバッファ11に切換えられる。
【0032】バッファがデータバッファ11に切換えら
れた後は、バッファアドレスレジスタ31が保有するア
ドレスによってデータバッファ11をアクセスすると、
当該レジスタのアドレスはインクリメンタ・デクリメン
タ40により次のメモリアドレスにインクリメントされ
る。そしてデータバッファ11が、バイト単位でアクセ
スされる毎に、データ転送語数カウントレジスタ29の
値が、インクリメンタ・デクリメンタ40によりインク
リメント又はデクリメントされる。インクリメントする
かデクリメントするかは、データ転送モードに従って決
定される。
【0033】すなわち、受信データのDMA転送モード
の場合にはインクリメントされ、最終的に、一つのブロ
ックに転送されたブロックデータの転送語数を保有する
ことになる。このとき、当該レジスタが最終的に保有す
ることになるデータ転送語数は、一つのブロックに対す
るDMA転送が終了されたとき、そのブロックに対応す
る記述子に書込まれるようになっている。送信データの
DMA転送モードの場合には、所定の記述子から読み込
んだ転送語数を初期値として順次デクリメントされる。
このとき当該レジスタの値が0にクリアされると、転送
制御部はブロックの切換え処理を行う。受信データのD
MA転送を行っている場合におけるブロック切換え処理
は、SCIコントローラ2が受信データのフレーム末尾
を検出することに連動して転送制御部41に与えられ
る。
【0034】上記ブロック切換え処理では、転送制御テ
ーブルアドレスレジスタ30の値が次のテーブル先頭ア
ドレスに更新され、新しいブロックについてのDMA転
送が開始される。
【0035】上記実施例によれば以下の作用効果を得る
ことができる。
【0036】(1)DMAコントローラ3は、SCIコ
ントローラ2が受信した受信パケットのうち、先頭に含
まれるプロトコル制御情報をプロトコル制御情報バッフ
ァ10に転送し、残りの受信データをデータバッファ1
1に転送することができるため、プロトコル制御情報及
び受信データをそれぞれ連続して該当バッファに格納す
ることができるため、受信バッファを効率良く使用する
ことができ、また、そのようにデータを区別して格納す
ることにより、情報の管理が容易になる。
【0037】(2)上位プロセッサ5がデータ送信を要
求した場合、DMAコントローラ3はプロトコル制御情
報バッファ10内の所定のプロトコル制御情報に続け
て、データバッファ11内の対応する送信データブロッ
クをSCIコントローラ2に転送することができるか
ら、プロトコル制御情報をまとめて保有することがで
き、また、送信データを連続して格納することができる
ため、情報の管理が容易になる。
【0038】(3)上記(1),(2)の作用効果によ
り、データ処理効率を全体的に向上させることができ、
システムスループットを向上させることができる。
【0039】(4)パケットデータの転送開始時に、プ
ロトコル制御情報のバイト長を示すバッファ長レジス
タ23の内容をプロトコル制御情報のデータ転送語数カ
ウントレジスタ29に内部転送し、プロトコル制御情報
バッファ10がバイト単位でアクセスされる毎にデータ
転送語数カウントレジスタ29の値をデクリメントし
て、当該レジスタの値が0にクリアされるとバッファの
切換え処理を行うようにすることにより、プロトコル制
御情報とデータとの切換えを簡易に実現することができ
る。
【0040】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0041】例えば、上記実施例ではメモリとSCIコ
ントローラとの間でブロックデータをDMA転送する場
合について説明したが、本発明はそれに限定されず、メ
モリ間でのDMA転送にも適用することができる。ま
た、上記実施例では転送語数を境界判定条件としている
が、それに限定されず、特定データパターンを境界判定
条件としても良い。バッファ数についても上記実施例で
は2個としているが、複数のバッファに対する場合も同
様である。また、DMAコントローラ内部の各種レジス
タの構成は上記実施例に限定されず適宜変更することが
できる。また、転送制御テーブルをDMAコントローラ
に内蔵させる場合には、当該テーブルを内外からそれぞ
れアクセス可能にしておけば良い。DMAコントローラ
とSCIコントローラのような入出力回路とは、それぞ
れ別チップで構成することもできる。
【0042】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるシリア
ルデータのDMA転送制御に適用した場合について説明
したが、本発明はそれに限定されるものではなく、デー
タの転送制御を行う各種通信制御に適用することができ
る。
【0043】本発明は、少なくとも複数種類のデータを
転送することを条件に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0045】すなわち、複数種類のデータに対して、デ
ータブロックの境界を判定してデータを転送することに
より、データを種類毎に分割して保有することができ、
また、同一種類のデータを連続して格納することができ
るため、データ管理が容易になる。
【0046】また、バッファ切換え時にプロセッサによ
るDMAコントローラに対するデータ転送条件の再設定
を行わなくても済むようになり、切換え時間の短縮を図
ることができる。
【0047】さらに上記効果により、複数種類のブロッ
クデータに対する転送効率を向上させることができると
共に、プロセッサの負担を軽減することができ、それに
よりシステムのスループットを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に一実施例に係るデータ転送制
御システムを受信データのDMA転送との関連において
示した構成ブロック図である。
【図2】図2は、図1における主要部の拡大図である。
【図3】図3は、本発明に一実施例に係るデータ転送制
御システムを送信データのDMA転送との関連において
示した構成ブロック図である。
【図4】図4は、図3における主要部の拡大図である。
【図5】図5は、上記実施例システムに含まれるDMA
コントローラの一例を示す構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 通信コントローラ 2 SCIコントローラ 3 DMAコントローラ 4 メインメモリ 5 ホストプロセッサ 6 システムバス 10 プロトコル制御情報バッファ 11 データバッファ 12 転送制御テーブル 20 モードレジスタ 21 コントロールレジスタ群 22 転送制御テーブル先頭アドレスレジスタ 23 バッファ長レジスタ 24 バッファ長レジスタ 27 バッファ先頭アドレスレジスタ 28 バッファ先頭アドレスレジスタ 29 データ転送語数カウンタ 30 転送制御テーブルアドレスレジスタ 31 バッファアドレスレジスタ 40 インクリメンタ・デクリメンタ 41 転送制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データのDMA転送制御であって、デー
    タ転送元アドレス、データ転送先アドレス、転送語数を
    含むデータ転送制御情報に従ってデータの境界を判定
    し、それぞれのデータブロック毎に上記データ転送制御
    情報を保持するとともに、境界条件を満たす毎にデータ
    ブロックを更新し、更新されたデータバッファに対応す
    る転送元アドレスのバッファから転送先アドレスのバッ
    ファにDMA転送することを特徴とするデータ転送制御
    方式。
  2. 【請求項2】 データのDMA転送制御を行うデータ制
    御装置において、データ転送元アドレス、データ転送先
    アドレス、転送語数を含むデータ転送制御情報を格納す
    る転送制御情報格納手段と、転送制御条件と転送制御情
    報に従ってデータの境界を判定する判定手段と、データ
    転送先又はデータ転送元、及び転送語数等を変化させて
    データ転送を制御する転送制御手段とを含むことを特徴
    とするデータ転送制御装置。
  3. 【請求項3】 外部との間の通信インタフェースと、プ
    ロトコル制御データを保持するプロトコル制御データバ
    ッファと、送受信のためのデータバッファとを含み、イ
    ンタフェースと、上記プロトコル制御データバッファ及
    びデータバッファとの間に請求項2記載のデータ転送制
    御装置を設けて成る通信制御システム。
JP11313792A 1992-04-06 1992-04-06 データ転送制御方式、データ転送制御装置、及び通信制御システム Withdrawn JPH05289979A (ja)

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JP11313792A JPH05289979A (ja) 1992-04-06 1992-04-06 データ転送制御方式、データ転送制御装置、及び通信制御システム

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JP11313792A JPH05289979A (ja) 1992-04-06 1992-04-06 データ転送制御方式、データ転送制御装置、及び通信制御システム

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Publication Number Publication Date
JPH05289979A true JPH05289979A (ja) 1993-11-05

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ID=14604501

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JP11313792A Withdrawn JPH05289979A (ja) 1992-04-06 1992-04-06 データ転送制御方式、データ転送制御装置、及び通信制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1321388C (zh) * 2003-11-19 2007-06-13 富士通天株式会社 车辆搭载电子控制装置

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