JPH02304760A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープを記録媒体とし、再生時での該磁
気テープの走行速度を可変として可変速再生を可能とし
た磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、磁気記録再生装置（以下、ＶＴＲという）におい
ては、再生時のテープ速度を記録時とけ異ならせ、スチ
ル、スロー再生やサーチ再生などの可変再生が可能であ
る。

このように再生時のテープ速度を変化させる手段として
は、特開昭６０−６９８．５１号公報にその一例が開示
されている。これは、サーチダイヤルと称する操作部材
の回転操作によって再生時のテープ速度を記録時とは異
なる任意の速度に設定可能としたものであり、サーチダ
イヤルを機能させるためには予め別個のサーチ類を操作
しなければならなかったのを、サーチダイヤルを操作す
るだけで可変速再生の設定が可能となり、操作性等を改
善するようにしたものである。

すなわち、サーチダイヤルの回転角度に応じて磁気テー
プの走行方向、走行速度を設定する手段が設けられてい
るとともに、サーチダイヤルが回転操作されていたこと
を検知する手段が設けられており、通常再生モードが設
定されているときにサーチダイヤルが回転操作されると
、その回転角度に応じたテープ走行方向、テープ走行速
度の可変速再生モードが設定される。したがって、上記
のサーチ類が不要となり、可変速再生のための操作性が
向上する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来技術によると、サーチダイヤル
は、ユーザが摘んで回転操作するものであるから、摘み
易いようにある程度の大きさ、厚みを有していなければ
ならないし、また、その形状も摘んで操作し易い形状で
なければならない。

このために、サーチダイヤルの設置にはかなりのスペー
スが必要となるし、また、サーチダイヤルは高価なもの
となる。

また、一旦サーチダイヤルを操作すると、そのまま可変
速再生モードが継続し、このために、通常再生モードを
再設定するためには再生釦を操作しなければならず、や
はり操作性に問題がある。

本発明の目的は、かかる問題点を解消し、可変速再生の
操作部材として小形で安価なものを用いることができ、
かつ操作性が優れた磁気記録再生装置を提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、操作部材として
押釦を用い、該押釦に加えられた圧力を検出する手段と
、検出された該圧力に応じてテープ速度を設定する手段
とを設ける。

〔作用〕

押釦を押すと、その押圧力が検知され、この押圧力に応
じた速度で磁気テープが走行する。押釦に押圧力が加え
られていないときには、磁気テープは記録時と同一速度
で走行し、通常再生モードが設定される。

したがって、通常再生モード時に押釦を押圧すると、そ
の押圧力に応じたテープ速度の可変速再生モードが設定
され、押釦への抑圧を解除すると、再び通常再生モード
が設定される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図であって、１は可変速再生釦、２は圧力対
電気信号変換素子、３はモータ速度制御回路、４はテー
プ旺動モータである。

同図において、可変速再生釦ｌは押釦であって、磁気記
録再生装置の操作面の所定の場所に設けられている。通
常再生モード時、この可変速再生釦１を押圧すると、圧
力対電気信号変換素子２はこの押圧力を検出し、この検
出された押圧力に応じてモータ速度制御回路３がテープ
駆動用モータ４の回転速度を制御する。

可変速再生釦ｌに押圧力が加えられておらず、圧力対電
気信号変換素子２が押圧力を検出しないときには、モー
タ速度制御回路３により、磁気テープ（図示せず）が記
録時と同一走行速度で走行するように、テープ睡動モー
タ４が制御され、通常再生モードが設定されているが、
可変速再生釦１を押圧とすると、磁気テープは記録時と
は異なる押圧力に応じた走行速度で走行し、可変速再生
モードが設定される。可変速再生釦１が押圧されている
期間可変速再生モードが設定され、この押圧が解除され
ると、圧力対電気信号変換素子２は押圧力を検出しなく
なるから、再び通常モードに皐ことになる。

圧力対電気信号変換素子２としては、たとえば、厚み方
向の押圧力に対してリニアに抵抗値が変化する感圧導電
性ゴムシートに電極を施した興国ゴム工業（株）製のセ
ンサーゴムを用いることができ、電極に一定電圧を印加
するとともに可変速再生釦１でこのセンサーゴムを厚み
方向に押圧するようにし、押圧力に応じた感圧導電性ゴ
ムシートの抵抗値の変化による電流値の変化によって押
圧力を検出することができる。

以上のように、この実施例によれば、ユーザの操作部材
としては押圧部材を用いればよいから、ユーザによる摘
みが不要となり、押圧部材は小さなものとして、形状も
特に限定する必要がなく、操作部材のためのスペースが
小さくできて、安価な操作部材を用いることができる。

また、操作部材に押圧力を加えないときには通常再生モ
ードが設定されるから、該押圧部材の操作のみで通常再
生モードを含む各種再生モードの設定が可能となり、操
作性が大幅に向上する。

なお、第１図においては、可変速再生釦１と圧力対電気
信号変換素子２は磁気テープの一方向（順または逆方向
）の走行速度を可変とするものであるが、図示しないが
、磁気テープの他方向の走行速度を可変とする同様の部
材が設けられている。これによると、可変速再生釦や圧
力対電気信号変換素子は夫々２個ずつ設けられることに
なるが、これらはいずれも小形のものであり、これらの
占めるスペースはわずかなものとなる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、可変速再生モー
ドの設定のためにユーザが操作する部材は押圧釦でよい
から、該部材を小形、安価なものとすることができ、し
たがって、該部材の占めるスペースを小さくできるし、
また、該部材の操作のみで各種再生モードの設定が可能
となり、再生の際の操作性が大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図である。 １・・・可変速再生釦、 ２・・・圧力対電気信号変換素子、 ３・・・モータ速度制御回路、 ４・・・テープ駆動モータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁気テープを記録媒体とし、映像信号を記録再生す
   る磁気記録再生装置において、押釦と、該押釦に加えら
   れる圧力を検出する手段と、再生時該磁気テープの走行
   速度を該手段で検出される圧力に応じて変化させる手段
   とを設け、磁気テープの走行速度を任意とする可変速再
   生を可能に構成したことを特徴とする磁気記録再生装置
   。