JPH0230471Y2 - - Google Patents

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JPH0230471Y2
JPH0230471Y2 JP2613584U JP2613584U JPH0230471Y2 JP H0230471 Y2 JPH0230471 Y2 JP H0230471Y2 JP 2613584 U JP2613584 U JP 2613584U JP 2613584 U JP2613584 U JP 2613584U JP H0230471 Y2 JPH0230471 Y2 JP H0230471Y2
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は流体噴射式織機における緯糸検出装置
に関するものである。
従来技術 一般に、流体噴射式織機においては、スレイ上
に多数並設された緯糸ガイド部材の案内孔の列に
より形成される緯糸案内通路内へ噴射流体により
緯糸が所定量緯入れされ、この緯入れ終了後、筬
打ち動作に伴つて緯糸が前記案内通路内から脱出
し、織布に筬打ちされる。このような噴射流体を
用いた緯糸の緯入れ方法においては、緯糸の飛走
状態、緯入れ終了後の緯糸の姿勢あるいは緯入れ
長さ等が織物品質に大きな影響を与える要素とな
り、これらの要素の検出が重要となる。
そこで、従来においては、緯糸が前記案内通路
の所定領域まで到達したか否かを検出するため、
例えば、第1図に示すように緯糸ガイド部材1と
同形状のガイド型緯糸検出体1Aの案内孔1aか
ら緯糸を脱出させるための開口1bを挾んで投受
光素子2A,2Bを対向配設し、この緯糸検出体
1Aを織物Wの反緯入れ側端部の外側に設け、筬
打ち時において案内孔1aから開口1bを通つて
脱出する緯糸Yを検出することにより緯糸の所定
位置までの到達を検出している。そして、緯糸Y
が検出されれば、織機の運転が続行され、検出さ
れない場合には織機の運転を停止し、織きず発生
を防止している。
また、流体噴射式織機においては前述したよう
な緯入れミス発生防止のため、第1図に示すよう
に、同じく投受光素子3A,3Bを有する第2の
緯糸検出体4を織物Wの反緯入れ側端部と捨耳W
1との間に配設し、緯糸Yの先端を検出してその
到達時間、同時間の平均値あるいはバラ付き状態
から緯糸飛走状態を探り、緯糸の飛走状態を左右
する流体の噴射圧、噴射量あるいは噴射タイミン
グ等の調整を行なつている。すなわち、第2の緯
糸検出体4による緯糸検出は緯入れ調整として行
われるものであり、通常の織機運転時に行われる
ことはない。従つて、第2の緯糸検出体4は通常
の織機運転時において投受光素子3A,3Bに接
続されたリード線の断線、あるいは同検出体4の
損傷防止上機台から取外されている。そのため、
緯入れ調整時には緯糸検出体4の取付作業、緯入
れ調整終了後の取外し作業が必要となるが、この
作業は配線取扱い作業とあいまつて非常に煩雑と
なる。又、緯糸検出体4の取付け及び取外しは織
機の運転を停止して行われなければならないた
め、織機の稼動効率低下という問題も発生する。
さらに、緯糸を検出するために2つの緯糸検出
体を用いるという構成はコストアツプをもたらす
ことになる。
目 的 本考案は前記問題点を考慮しつつなされたもの
であつて、その目的は緯入れミス及び緯糸飛走特
性を探るための緯糸検出を織機の運転停止を行う
ことなく遂行することができるとともに、コスト
低減化を図り得るという流体噴射式織機における
緯糸検出装置を提供することにある。
構 成 前記目的を達成するため、本考案では緯糸案内
通路内に緯入れされた緯糸の先端を検出するため
の第1の緯糸検出器と、筬打ち動作に伴つて前記
案内通路内から脱出する緯糸を検出するための第
2の緯糸検出器とをひとつの支持体に設けた。
実施例 以下、本考案を具体化した一実施例を第2〜4
図に基づいて説明すると、スレイ10上には筬1
1と対向して多数の緯糸ガイド部材12が並設さ
れており、第2図に示すように織物Wの反緯入れ
側端部と捨耳W1との間には緯糸検出体13が緯
糸ガイド部材12と並列に設けられている。
なお、14は緯糸ガイド部材12の案内孔12
aにより形成される案内通路S内へ緯入れされた
緯糸Yの飛走を助勢する補助ノズルである。
緯糸検出体13は、第3図に示すように緯糸案
内通路Sを取巻く一対の腕部15a,15bを有
する支持体15と、一方の腕部15aに設けられ
た上下一対の投光素子16A,17A及び両投光
素子16A,17Aと対向して他方の腕部15b
に設けられた上下一対の受光素子16B,17B
とから構成されており、投光素子16Aと受光素
子16Bとが第1の緯糸検出器16をなし、投光
素子17Aと受光素子17Bとが第2の緯糸検出
器17をなしている。各投受光素子16A,16
B,17A,17Bに接続されるリード線L1,
L2,L3,L4は第4図に示すように端子18
を介して機台側の回路に接続されている。すなわ
ち、リード線L1は電流制限抵抗R1を介して+
側に接続されており、リード線L2は負荷抵抗R
2を介して+側に接続されているとともに、増幅
器19に接続されている。又、リード線L3は負
荷抵抗R3を介して+側に接続されているととも
に、増幅器20に接続されており、リード線L4
は接地側に接続されている。そして、第3,4図
に示すように、投光素子16A,17Aは直列に
接続されており、一方、受光素子16B,17B
は並列接続されている。
さて、緯糸Yが案内通路S内へ緯入れされ、そ
の先端が緯糸検出体13に到達すると、第1の緯
糸検出器16が同糸Yの先端を検出し、その検出
信号が増幅器19に送られる。そして、同信号に
基づいて緯糸Yの先端の到達時間が測定される。
この測定を多数回行ない、緯糸到達時間の平均
値、あるいはバラ付き状態に基づいて流体の噴射
圧、噴射量あるいは噴射タイミング等の調整を行
ない、最適の緯入れ状態を設定することが可能と
なる。この第1の緯糸検出器16による緯糸検出
は通常の織機の運転以前に行つてもよいが、通常
の織機の運転中においてもこの緯糸検出を行い、
その後において必要に応じて緯入れ調整を行うよ
うにしてもよい。この事実は流体の噴射圧、噴射
量あるいは噴射タイミング等の調整を通常の織機
の運転中において行い得ることを意味する。
緯糸Yが正常に緯入れされ、同糸Yの先端が捨
耳W1まで到達した状態で筬打ち動作が行われた
場合には、同糸Yの先端部が緯糸案内通路S内か
ら開口12bを通つて脱出する際、第2の緯糸検
出器17により検出され、織機の運転が続行され
る。
案内通路S内に緯入れされた緯糸Yが緯糸検出
体13の位置まで到達しないといつた緯入れミス
が発生した場合には、同糸Yの先端部は第2の緯
糸検出器17により検出されず、織機の運転が停
止される。このような緯入れミスとして例えば緯
糸Yの先端が捨耳W1まで一旦到達したにもかか
わらず、同糸Yの張力の反動によつて緯糸Yの先
端が織物W側に戻つてしまう場合があるが、この
緯入れミスは第2の緯糸検出器17による緯糸検
出に基づいて探知される。しかし、第1の緯糸検
出器16により第2の緯糸検出器17を兼用する
という方法は前記のような緯入れミスの検出が不
可能であり、織機の運転が続行されて織物Wには
織きずが生じてしまう。あるいは緯糸が切れ、切
断糸が吹き飛ばされるという緯入れミスにおいて
も、第1の緯糸検出器16のみでは前記と同様の
検出ミスが発生し、更には、緯糸案内通路S内を
飛走してくる風綿によつても検出誤動作が発生す
る。
本考案はこのような検出誤動作をも考慮した上
でなされたものであつて、緯入れ調整用のための
緯糸先端検出時期と、緯入れミス検出のための筬
打ち時における緯糸検出の時期との時間差に着目
し、ひとつの支持体15において前記時間差に応
じた異なる部位に第1及び第2の緯糸検出器1
6,17を配置したものである。この技術的思想
により緯糸検出装置のコスト低減化を図ることが
でき、これとあいまつて従来行われていた緯入れ
調整用の緯糸検出器の取付け及び取外しという作
業が不要となり、織機の稼動効率の向上がもたら
される。又、第3,4図から明らかなように第1
及び第2の緯糸検出器16,17においてリード
線L1,L4を共用することが可能となり、配線
の簡素化を図ることができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば第5図に示すように第1の緯糸検
出器21及び第2の緯糸検出器22を共有するガ
イド型緯糸検出体23を採用してもよく、同検出
体23を用いれば織物Wと対応する緯糸案内通路
に沿つて同検出体23を適宜配置することが可能
である。従つて、第1の緯糸検出器21による緯
糸先端の検出に基づいて緯糸の飛走状態をさらに
精密に探ることができる。
又、前記実施例では第1の緯糸検出器16のみ
により緯糸先端の検出を行なつたが、緯糸先端検
出を行なう検出器を複数設けてもよいことはもち
ろんである。
効 果 以上詳述したように、本考案の緯糸検出装置は
コスト低減化を図り得るとともに、織機の稼動効
率を向上し得るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の緯糸検出装置を示す要部斜視
図、第2図は本考案を具体化した一実施例を示す
要部平面図、第3図は第2図のA−A線拡大断面
図、第4図は緯糸検出装置の回路図、第5図は本
考案の別例を示す要部側面図である。 緯糸検出体……13,23、支持体……15、
第1の緯糸検出器……16,21、第2の緯糸検
出器……16,22、緯糸……Y。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 スレイ上に多数並設された緯糸ガイド部材の
    案内孔の列により形成される緯糸案内通路内に
    噴射流体により緯糸が緯入れされる流体噴射式
    織機において、前記案内通路内に緯入れされた
    緯糸の先端を検出するための第1の緯糸検出器
    と、筬打ち動作に伴つて前記案内通路内から脱
    出する緯糸を検出するための第2の緯糸検出器
    とを1つの支持体に設けたことを特徴とする流
    体噴射式織機における緯糸検出装置。 2 第1及び第2の緯糸検出器はいずれも投受光
    素子からなり、両検出器の投光素子は直列接続
    されており、両検出器の受光素子は並列接続さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の流体噴射式織機における緯糸検出装置。
JP2613584U 1984-02-24 1984-02-24 流体噴射式織機における緯糸検出装置 Granted JPS60140787U (ja)

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JPS60140787U JPS60140787U (ja) 1985-09-18
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