JPH0230284Y2 - - Google Patents

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JPH0230284Y2
JPH0230284Y2 JP2416284U JP2416284U JPH0230284Y2 JP H0230284 Y2 JPH0230284 Y2 JP H0230284Y2 JP 2416284 U JP2416284 U JP 2416284U JP 2416284 U JP2416284 U JP 2416284U JP H0230284 Y2 JPH0230284 Y2 JP H0230284Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
decorative veneer
resin sheet
decorative
vinyl chloride
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JP2416284U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化粧床材、特に、合成樹脂シート状物
に化粧単板を貼着してなる床材に関する。
従来、塩化ビニルのタイルに化粧単板を貼着し
て床材とすることが試みられたが、化粧単板の吸
湿乾燥に起因する応力の発生により、反りやあば
れが生じたり、また施工後においても、ハガレが
生じたりするので、使用に耐える製品にはならな
かつた。
本考案はこのような欠点を解決したものであ
り、以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
本考案は、面密度500g/m2以上の塩化ビニル
等の合成樹脂シート状物1に、不織布、織物等よ
りなるバツカー材2を介して、寸法安定化処理し
た化粧単板3が貼着されると共に、その上面に透
明合成樹脂フイルム4が貼着されてなる化粧床材
を主旨とするものであり、その目的とするところ
は化粧単板の吸湿乾燥及びそれに伴う応力の発生
を極力抑制し、反りやあばれ、施工後のハガレの
発生を防止した化粧床材を提供することにある。
本考案に用いる合成樹脂シート状物1として
は、例えば塩化ビニル製タイルのような、適度の
厚み、比重をもつものが好ましい。材料、物性等
は本考案品が施工される場所、例えばビル用、店
舗用、住宅用等により適宜選択される。材質には
特に制限はないが、塩化ビニル又はゴム製のもの
がいずれの場合についても使用しやすい。物性に
ついては、ビル、店舗等の重歩行用には主に発泡
のないものが用いられ、住宅等軽歩行用には主に
発泡等により緩衝効果を賦与したものが用いられ
る。この場合、表面にスキン層を設けるとか、独
立発泡として水分が下地から合成樹脂シート状物
を透して化粧単板に移動するのを防止するよう配
慮する必要がある。
この考案に関して、合成樹脂シート状物の重さ
は特に重要である。後述するように化粧単板は寸
法安定化処理を施したものを使用するが、これ
は、紙のように平らなものではなく、多少共、反
りやあばれが残存するものである。従つて、合成
樹脂シート状物が余りに軟らかくまた薄いと、貼
合せたとき化粧単板の反りやあばれがそのまま製
品に出てしまう。このような合成樹脂シート状物
を使用すると施工時に接着不良を生じないように
するため砂袋等で完全に押えこむ必要があり、作
業性が非常に悪い。
合成樹脂シート状物の重量は、少なくとも面密
度500g/m2以上必要であり、実験的には1,000
〜5,000g/m2が好結果を得た。所定の重量を
出すためには、厚さを増すとか、無機物を混入す
るなどの方法がある。
化粧単板3としては寸法安定化処理したものが
用いられる。通常単板では反りやあばれが生じ、
特に繊維方向を異にするモザイク柄の場合強く出
る傾向にある。
寸法安定化処理としては種々の方法が提案され
ているが、ポリエチレングレコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート等を化粧単板に対し5〜25%含浸
させる方法が一般的であり、コストも安い。この
処理により化粧単板の収縮率は1〜3%程度減少
し、反りやあばれが抑えられると共に、しなやか
さも賦与される。
樹種としては、サクラ、ナラ、ケヤキ、シオジ
等の銘木をスライスまたはロータリー切削したも
のが好適に用いられる。その厚さは0.1〜3.0mmと
されるが特に取扱いやすく発生応力が小さいとい
う点で0.3〜0.5mmが使いやすい。
化粧単板と合成樹脂シート状物の間に介挿され
るバツカー材2としては、ビニロン、ポリエステ
ル、ナイロン、レーヨン、ガラス繊維等よりなる
不織布、織物、紙、網状物等を使用しうる。バツ
カー材の存在により、化粧単板取扱時の破れを防
止すると共に、水分による膨脹収縮を抑制する働
きをもつ。
化粧単板の上面には透明合成樹脂フイルム4が
貼着される。その材質としては特に制限はない
が、接着性や他の材料とのバランス上軟質塩化ビ
ニル樹脂フイルムが好適に使用できる。
本考案品を製造するには、まず化粧単板3に寸
法安定化処理を施し、これを乾燥した段階でバツ
カー材2と貼合せ、或いは貼合すと共に乾燥し、
これを合成樹脂シート状物1に重ね接着する。更
にその表面に透明合成樹脂フイルム4を接着す
る。
ここにおいて、各層間の接着剤は、ウレタン
系、アクリル系、ビニル系、エチレン酢ビ系等の
合成樹脂接着剤を必要に応じて使用する。加熱す
る場合は、使用する合成樹脂シート状物1の軟化
温度以下で行い、変形が生じないよう配慮する。
尚、前記シート状物1の裏面には寸法変化を防
止するため網目状シートを貼着しておくこともあ
る。
また、本考案品の木口端面5については、吸水
吸湿をさけるため、シール材を塗布することが望
ましい。
本考案品は以上のように構成されているので次
のような作用効果を有する。
まず、化粧単板3は寸法安定化処理が施されて
おり、またバツカー材2の存在により、化粧単板
自体の反りやあばれが少なく、吸湿乾燥しても寸
法変化が少ない。またこの化粧単板とバツカー材
は塩化ビニル等の透明合成樹脂フイルム4と塩ビ
タイル等の合成樹脂シート状物1の間に介挿され
ているので、表裏面よりの吸水吸湿はほとんどな
く、本考案品を施工したのちも、考案品自体から
生じる反り等によつてハガレを生じることはな
い。
本考案品は、今までできなかつた木質感を有す
るタイル状の化粧床材とすることができ、従来の
タイルを施工するのと同じ要領でモルタル下地、
合板下地の上に容易に施工できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図
である。 1……合成樹脂シート状物、2……バツカー
材、3……化粧単板、4……透明合成樹脂フイル
ム、5……木口端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 面密度500g/m2以上の塩化ビニル等の合成樹
    脂シート状物1に、不織布、織物等よりなるバツ
    カー材2を介して、寸法安定化処理した化粧単板
    3が貼着されると共に、その上面に透明合成樹脂
    フイルム4が貼着されてなる化粧床材。
JP2416284U 1984-02-21 1984-02-21 化粧床材 Granted JPS60137538U (ja)

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JP2416284U JPS60137538U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 化粧床材

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JP2416284U JPS60137538U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 化粧床材

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JPS60137538U JPS60137538U (ja) 1985-09-12
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