JP6917568B2 - 床材の製造方法および床材 - Google Patents

床材の製造方法および床材 Download PDF

Info

Publication number
JP6917568B2
JP6917568B2 JP2016191414A JP2016191414A JP6917568B2 JP 6917568 B2 JP6917568 B2 JP 6917568B2 JP 2016191414 A JP2016191414 A JP 2016191414A JP 2016191414 A JP2016191414 A JP 2016191414A JP 6917568 B2 JP6917568 B2 JP 6917568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
base material
impregnated
polyvinyl chloride
veneer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016191414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018053581A (ja
Inventor
聖充 中嶋
聖充 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016191414A priority Critical patent/JP6917568B2/ja
Publication of JP2018053581A publication Critical patent/JP2018053581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6917568B2 publication Critical patent/JP6917568B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

本発明は、床材の製造方法および床材に関する。
特許文献1には、木質様化粧シートおよびその製造方法が開示されている。木質様化粧シートは、木質材からなる化粧単板と、樹脂シートと、を備えている。
この木質様化粧シートは、樹脂シートのサンディング面に接着剤を介して化粧単板を接着することにより、製造されている。
特開昭61−116529号公報
しかしながら、上述した木質様化粧シートにあっては、化粧単板が木質材からなるため、化粧単板が吸放湿しやすい。化粧単板が吸放湿すると、化粧単板の伸縮または反りが発生しやすいものであった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、吸放湿による伸縮または反りが発生しにくい床材の製造方法および床材を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る一形態の床材の製造方法は、突板作成工程と、接着工程と、を備える。前記突板作成工程は、木質基材に、ポリ塩化ビニル樹脂と可塑剤とを含む樹脂ペーストを供給し、前記木質基材と前記樹脂ペーストとを加熱して、前記木質基材に前記ポリ塩化ビニル樹脂が含浸されてなる樹脂含浸突板を作成する工程である。
前記接着工程は、前記樹脂含浸突板を樹脂基材に重ねて、前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とを加熱するとともに加圧して、前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とを接着する工程である。前記接着工程において、前記樹脂含浸突板の一方の板面に前記樹脂基材を重ね、他方の板面にポリ塩化ビニル樹脂からなるクリア層を重ねて、前記クリア層と前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とを加熱するとともに加圧して、前記クリア層と前記樹脂含浸突板とを接着し、前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とを接着する。
また、本発明に係る他の形態の床材は、樹脂含浸突板と、樹脂基材と、を備える。
前記樹脂含浸突板は、木質基材と、前記木質基材に含浸したポリ塩化ビニル樹脂とを有するものであり、前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とは、ポリ塩化ビニル樹脂からなる接着層を介して接着されている。前記樹脂含浸突板は、一方の板面に、前記樹脂基材が前記接着層を介して接着されており、他方の板面に、ポリ塩化ビニル樹脂からなる別の接着層を介してポリ塩化ビニル樹脂からなるクリア層が接着されている。
本発明に係る一形態の床材の製造方法にあっては、樹脂含浸突板の木質基材にポリ塩化ビニル樹脂を含浸させるため、床材が吸放湿しにくくなり、吸放湿による床材の伸縮または反りが発生しにくい。
本発明に係る他の形態の床材にあっては、樹脂含浸突板の木質基材にポリ塩化ビニル樹脂が含浸されているため、床材が吸放湿しにくくなり、吸放湿による床材の伸縮または反りが発生しにくい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る床材の断面図である。 図2は、同上の床材の製造過程において木質基材に樹脂ペーストを供給した状態の断面図である。 図3は、同上の床材の製造過程における、木質基材にポリ塩化ビニル樹脂が含浸されてなる樹脂含浸突板の断面図である。 図4は、同上の床材の製造過程において樹脂含浸突板と樹脂基材とを加熱するとともに加圧している状態の断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る床材の断面図である。 図6は、同上の床材の製造過程においてクリア層と樹脂含浸突板と樹脂基材とを加熱するとともに加圧している状態の断面図である。
本発明は、床材1およびその製造方法に関し、詳しくは、木質基材を有する樹脂含浸突板と樹脂基材とが接着層を介して接着されている床材およびその製造方法に関する。
第1実施形態の床材1およびその製造方法について、図1〜図4に基いて説明する。
図1に示すように、床材1は、直貼り施工に適した床材であって、コンクリートスラブなどの床下地(不図示)上に接着剤(以下、施工用接着剤という)を用いて直接貼り付けられる。なお、床材1が施工される床下地は、モルタルなど、コンクリート以外の無機質材で形成されてもよい。また、床下地は、合板、パーティクルボードなどの木質材であってもよい。
床材1は、樹脂含浸突板2と、樹脂基材3と、を備えた板状をしたものである。床材1の表面側(図1における上側)から裏面側(図1における下側)に向かって樹脂含浸突板2と樹脂基材3とが順に積層されている。樹脂含浸突板2と樹脂基材3とは、接着層4を介して接着されている。
樹脂含浸突板2は、床材1の表面(化粧面)を構成する。樹脂含浸突板2は、木質基材21と、木質基材21に含浸したポリ塩化ビニル樹脂(不図示)とを有するものである。木質基材21の樹種は、例えば一般的に化粧材として用いられる樹種である。木質基材21の樹種の例としては、ナラ、オーク、チェリー、ブナが挙げられる。
木質基材21には、ポリ塩化ビニル樹脂が含浸されている。ポリ塩化ビニル樹脂は、木質基材21内の空隙に充填されている。このような空隙としては、例えば導管内の空間、繊維間の隙間等が挙げられる。
樹脂含浸突板2の厚さは、第1実施形態では、0.15mm以上2mm以下である。樹脂含浸突板2の厚さが、0.15mm以上であると、樹脂含浸突板2の剛性が高まる。樹脂含浸突板2の厚さが2mm以下であると、樹脂含浸突板2の吸放湿に伴って発生する伸縮力が低減される。なお、樹脂含浸突板2の厚さは限定されない。
樹脂基材3は、軟質樹脂のシートで形成されている。軟質樹脂の材料としては、発泡ポリエチレン、軟質塩化ビニル樹脂、エラストマー、軟質ウレタン樹脂等が挙げられるが、特にこれらに限定されない。第1実施形態では、樹脂基材3は、軟質ポリ塩化ビニル樹脂基材である。
樹脂基材3の材料は、バージン材料であってもよいし、リサイクル材料であってもよい。樹脂基材3は、フィラーを含むことが好ましい。樹脂基材3がフィラーを含む場合、樹脂基材3の線膨張率が小さくなり、樹脂基材3の伸縮および反りが抑制される。フィラーの例としては、炭酸カルシウム、タルク、ワラストナイト、木粉が挙げられる。
樹脂基材3の厚さは、第1実施形態では、0.5mm以上12mm以下である。樹脂基材3の厚さが0.5mm以上であると、床下地の不陸を吸収しやすくなる。樹脂基材3の厚さが12mm以下であると、樹脂基材3の温度変化に伴って発生する伸縮力が低減される。なお、樹脂基材3の厚さは限定されない。
樹脂基材3は、一つの層から構成されてもよいし、複数の層から構成されてもよい。
樹脂基材3は、樹脂基材3の伸縮および反りをより一層抑制するため、ガラス繊維が添加された軟質樹脂のシート、あるいはガラス不織布を内包した軟質樹脂のシートであってもよい。
樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを接着する接着層4は、ポリ塩化ビニル樹脂からなる。このポリ塩化ビニル樹脂は、主に樹脂含浸突板2の木質基材21内に含浸していたポリ塩化ビニル樹脂であり、第1実施形態では樹脂基材3が有する軟質のポリ塩化ビニル樹脂も含まれる。
以下、この床材1の製造方法について説明する。床材1の製造方法は、突板作成工程と、接着工程と、を備える。
突板作成工程は、木質基材21にポリ塩化ビニル樹脂が含浸されてなる樹脂含浸突板2を作成する工程である。
まず、木質基材21に、樹脂ペースト22を供給する。樹脂ペースト22は、ポリ塩化ビニル樹脂と可塑剤とを含むものである。可塑剤としては、フタル酸ジオクチル(Dioctyl phthalate)およびフタル酸ジウンデシル(Diundecyl phthalate)をはじめとするフタル酸エステル(Phthalate)が好適に挙げられる。
木質基材21への樹脂ペースト22の供給については、図2に示すように、木質基材21の板面20の全面(両方の板面20全面)に樹脂ペースト22を供給してもよいし、木質基材21の板面20の一部(例えば片側の板面20のみ)に樹脂ペースト22を供給してもよい。
次に、木質基材21と樹脂ペースト22とを加熱する。木質基材21と樹脂ペースト22の加熱には、炉や恒温槽等、従来より公知の装置が適宜利用可能であり、装置は限定されない。これにより、図3に示すように、木質基材21にポリ塩化ビニル樹脂が含浸されてなる樹脂含浸突板2が作成される。
接着工程は、図4に示すように、樹脂含浸突板2を樹脂基材3に重ねて、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを加熱するとともに加圧して、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを接着する工程である。接着工程では、例えば図4に示すいわゆる熱プレス成形機7等が好適に用いられるが、用いられる装置類は特に限定されない。
接着工程により、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とが接着層4を介して接着されてなる床材1が形成される。床材1は、自然冷却、または、空冷または水冷等により冷却される。
上述した第1実施形態の床材1にあっては、樹脂含浸突板2の木質基材21にポリ塩化ビニル樹脂が含浸されている。このため、樹脂含浸突板2に水が浸入する余地が少なく、床材1が吸放湿しにくい。このため、床材1が吸放湿することによる床材1の伸縮または反りが発生しにくく、床材1の寸法変化が生じにくい。
また、床材1に水が浸入しにくいため、水に含まれる汚れが床材1内に付着するのが抑制される。
また、樹脂基材3として軟質ポリ塩化ビニル樹脂基材が用いられているため、樹脂基材3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂が樹脂含浸突板2のポリ塩化ビニル樹脂と強固に融着する。
また、上述した第1実施形態の床材1の製造方法にあっては、接着工程において、樹脂含浸突板2を樹脂基材3に重ねて、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを加熱するとともに加圧すればよく、別体の接着剤を要しない。これにより、接着工程の簡素化が図られる。
次に、第2実施形態の床材1およびその製造方法について、図5、図6に基いて説明する。なお、第2実施形態の床材1およびその製造方法は第1実施形態の床材1およびその製造方法と大部分において同じであるため、同じ部分については同符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。
図5に示すように、床材1は、第1実施形態と同様の樹脂含浸突板2および樹脂基材3に加えて、クリア層5を備えるものである。クリア層5は、ポリ塩化ビニル樹脂からなる、透光性を有するシートである。
樹脂含浸突板2は、一方の板面202(下側の板面20、図6参照)に、樹脂基材3が接着層4を介して接着されており、この点については第1実施形態と同様である。
樹脂含浸突板2は、他方の板面201(上側の板面20、図6参照)に、別の接着層6を介してクリア層5が接着されている。
樹脂含浸突板2とクリア層5とを接着する別の接着層6は、ポリ塩化ビニル樹脂からなる。このポリ塩化ビニル樹脂は、樹脂含浸突板2の木質基材21内に含浸していたポリ塩化ビニル樹脂および、クリア層5材を構成するポリ塩化ビニル樹脂である。
以下、第2実施形態の床材1の製造方法について説明する。床材1の製造方法が、突板作成工程および接着工程を備える点と、突板作成工程については、第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
接着工程において、図6に示すように、樹脂含浸突板2の一方の板面202(下側の板面20)に樹脂基材3を重ね、他方の板面201(上側の板面20)にクリア層5を重ねる。さらに、クリア層5と樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを加熱するとともに加圧して、クリア層5と樹脂含浸突板2とを接着し、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを接着する。
上述した第2実施形態の床材1にあっては、第1実施形態と同様の効果が得られるのに加えて、クリア層5が設けられるため、床材1の表面に傷がつきにくいとともに、床材1がより一層吸放湿しにくいという効果がさらに得られる。
また、クリア層5のポリ塩化ビニル樹脂が樹脂含浸突板2のポリ塩化ビニル樹脂と強固に融着する。
次に、第1実施形態および第2実施形態の変形例について説明する。
木質基材21の樹種として、ナラ、オーク等が挙げられているが、木質基材21の樹種はこれらに限定されない。また、木質基材21は、無垢の木材に限定されず、木質材であってもよい。
また、木質基材21に含浸されるポリ塩化ビニル樹脂は、木質基材21内の空隙にくまなく充填されていなくてもよく、木質基材21内に空隙が残っていてもよい。
樹脂ペースト22に含まれる可塑剤としては、上述した以外にも、アジピン酸エステル(Adipate)、リン酸エステル(Phosphate)、トリメリット酸エステル(Trimellitate)、クエン酸エステル(Citrate)が挙げられ、特に限定されない。
突板作成工程において木質基材21と樹脂ペースト22とを加熱する際、オートクレーブ等により、木質基材21と樹脂ペースト22とを加熱するとともに加圧してもよい。
以下、床材1の製造方法の実施例について具体的に説明する。
まず、突板作成工程において、ナラからなる厚さ0.15mmの乾燥した木質基材21の板面20の両面全面に、常温常圧下で、樹脂ペースト22を60g/mの目付量で塗布した。
樹脂ペースト22は、ポリ塩化ビニル樹脂として株式会社カネカ製の「ペーストPVC(型番:PSH−985)」のφ1μmの顆粒100質量部に対し、新日本理化株式会社製の「サンソサイザー(フタル酸ジ2−エチルヘキシル、フタル酸ジウンデシル)」100質量部(40〜200質量部であればよく、好ましくは60〜100質量部)を混合して作成した。
次に、樹脂ペースト22が塗布された木質基材21全体を加熱し、160℃の環境下で3分間、加熱するとともに乾燥させた。
次に、接着工程において、樹脂含浸突板2を樹脂基材3に重ねて、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを加熱するとともに加圧し、180℃の環境下で1分間維持した。
接着工程の後、自然冷却を経て、床材1の完成品が得られた。なお、床材1の製造方法はこの実施例に限定されないのはもちろんである。
以上述べた第1実施形態、第2実施形態、変形例および実施例から明らかなように、第1の態様の床材1の製造方法は、突板作成工程と、接着工程と、を備える。突板作成工程は、木質基材21に、ポリ塩化ビニル樹脂と可塑剤とを含む樹脂ペースト22を供給し、木質基材21と樹脂ペースト22とを加熱して、木質基材21にポリ塩化ビニル樹脂が含浸されてなる樹脂含浸突板2を作成する工程である。
接着工程は、樹脂含浸突板2を樹脂基材3に重ねて、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを加熱するとともに加圧して、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを接着する工程である。
第1の態様の床材1の製造方法によれば、樹脂含浸突板2の木質基材21にポリ塩化ビニル樹脂を含浸させるため、床材1が吸放湿しにくくなり、吸放湿による床材1の伸縮または反りが発生しにくい。
第2の態様の床材1の製造方法では、第1の態様との組み合わせにより実現される。第2の態様では、樹脂基材3が、軟質ポリ塩化ビニル樹脂基材である。
第2の態様の床材1の製造方法によれば、樹脂基材3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂が樹脂含浸突板2のポリ塩化ビニル樹脂と強固に融着する。
第3の態様の床材1の製造方法では、第1の態様または第2の態様との組み合わせにより実現される。第3の態様では、接着工程において、樹脂含浸突板2の一方の板面202に樹脂基材3を重ね、他方の板面201にポリ塩化ビニル樹脂からなるクリア層5を重ねる。さらに、クリア層5と樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを加熱するとともに加圧して、クリア層5と樹脂含浸突板2とを接着し、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とを接着する。
第3の態様の床材1の製造方法によれば、クリア層5が設けられるため、床材1の表面に傷がつきにくいとともに、床材1がより一層吸放湿しにくい。
第4の態様の床材1は、樹脂含浸突板2と、樹脂基材3と、を備える。
樹脂含浸突板2は、木質基材21と、木質基材21に含浸したポリ塩化ビニル樹脂とを有するものであり、樹脂含浸突板2と樹脂基材3とは、ポリ塩化ビニル樹脂からなる接着層4を介して接着されている。
第4の態様の床材1によれば、樹脂含浸突板2の木質基材21にポリ塩化ビニル樹脂が含浸されているため、床材1が吸放湿しにくくなり、吸放湿による床材1の伸縮または反りが発生しにくい。
第5の態様の床材1では、第4の態様との組み合わせにより実現される。第5の態様では、樹脂基材3が、軟質ポリ塩化ビニル樹脂基材である。
第5の態様の床材1によれば、樹脂基材3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂が樹脂含浸突板2のポリ塩化ビニル樹脂と強固に融着する。
第6の態様の床材1では、第4の態様または第5の態様との組み合わせにより実現される。第6の態様では、樹脂含浸突板2は、一方の板面202に、樹脂基材3が接着層4を介して接着されている。樹脂含浸突板2は、他方の板面201に、ポリ塩化ビニル樹脂からなる別の接着層6を介してポリ塩化ビニル樹脂からなるクリア層5が接着されている。
第6の態様の床材1によれば、クリア層5が設けられているため、床材1の表面に傷がつきにくいとともに、床材1がより一層吸放湿しにくい。
1 床材
2 樹脂含浸突板
3 樹脂基材
4 接着層
5 クリア層
6 接着層
20 板面
21 木質基材
22 樹脂ペースト

Claims (6)

  1. 木質基材に、ポリ塩化ビニル樹脂と可塑剤とを含む樹脂ペーストを供給し、前記木質基材と前記樹脂ペーストとを加熱して、前記木質基材に前記ポリ塩化ビニル樹脂が含浸されてなる樹脂含浸突板を作成する突板作成工程と、
    前記樹脂含浸突板を樹脂基材に重ねて、前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とを加熱するとともに加圧して、前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とを接着する接着工程と、
    を備え、
    前記接着工程において、前記樹脂含浸突板の一方の板面に前記樹脂基材を重ね、他方の板面にポリ塩化ビニル樹脂からなるクリア層を重ねて、前記クリア層と前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とを加熱するとともに加圧して、前記クリア層を構成する前記ポリ塩化ビニル樹脂と前記樹脂含浸突板に含侵していた前記ポリ塩化ビニル樹脂とが融着した接着層を介して前記クリア層と前記樹脂含侵突板とを接着し、前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とを接着する
    ことを特徴とする床材の製造方法。
  2. 前記樹脂基材が、軟質ポリ塩化ビニル樹脂基材である
    ことを特徴とする請求項1記載の床材の製造方法。
  3. 前記樹脂基材は、ガラス繊維が添加された軟質樹脂のシート、又は、ガラス不織布を内包した軟質樹脂のシートである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の床材の製造方法。
  4. 樹脂含浸突板と、樹脂基材と、を備え、
    前記樹脂含浸突板は、木質基材と、前記木質基材に含浸したポリ塩化ビニル樹脂とを有するものであり、
    前記樹脂含浸突板と前記樹脂基材とは、ポリ塩化ビニル樹脂からなる接着層を介して接着されており、
    前記樹脂含浸突板は、一方の板面に、前記樹脂基材が前記接着層を介して接着されており、他方の板面に、ポリ塩化ビニル樹脂からなる別の接着層を介してポリ塩化ビニル樹脂からなるクリア層が接着されており、
    前記別の接着層は、前記樹脂含浸突板に含侵していた前記ポリ塩化ビニル樹脂と前記クリア層を構成する前記ポリ塩化ビニル樹脂とが融着したものである
    ことを特徴とする床材。
  5. 前記樹脂基材が、軟質ポリ塩化ビニル樹脂基材である
    ことを特徴とする請求項記載の床材。
  6. 前記樹脂基材は、ガラス繊維が添加された軟質樹脂のシート、又は、ガラス不織布を内包した軟質樹脂のシートである
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の床材。
JP2016191414A 2016-09-29 2016-09-29 床材の製造方法および床材 Active JP6917568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016191414A JP6917568B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 床材の製造方法および床材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016191414A JP6917568B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 床材の製造方法および床材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018053581A JP2018053581A (ja) 2018-04-05
JP6917568B2 true JP6917568B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=61835524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016191414A Active JP6917568B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 床材の製造方法および床材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6917568B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022045262A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 被覆木質材及び被覆木質材の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60137538U (ja) * 1984-02-21 1985-09-12 朝日銘木株式会社 化粧床材
JPH0420040Y2 (ja) * 1984-10-17 1992-05-07
US4818590A (en) * 1987-06-22 1989-04-04 Princewood Wood veneer covered structural rigid plastic foam elements
KR100750479B1 (ko) * 2005-04-13 2007-08-22 주식회사 엘지화학 내캐스터성 마루바닥재

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018053581A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2733641B2 (ja) 建築用板
CA2917022A1 (en) Multilayer panel
KR20160027660A (ko) 치수안정성이 개선된 폴리염화비닐수지 바닥재
JP6917568B2 (ja) 床材の製造方法および床材
JP3777838B2 (ja) パネル及びその製造方法
WO2012053036A1 (ja) 床材
JP4654890B2 (ja) 建築板の製造方法
JP4675848B2 (ja) テーブル用複合板
JP6832517B2 (ja) 床材
JP2008238613A (ja) 木質複合板の製造方法
JP2011226198A (ja) 木質床材
ES2842887T3 (es) Piso impermeable
JP2006241888A (ja) 建築板製造方法
JP6603510B2 (ja) 床材の製造方法
JP6332641B2 (ja) 床材
JP4937830B2 (ja) 化粧板の製造方法
JP6685030B2 (ja) 表面化粧パネル、これを備えた化粧パネル及びパネル製造方法
JP6654083B2 (ja) 化粧貼内装材の製造方法
JP2001173214A (ja) 木質系床材及びその製造方法
JP2012236386A (ja) 集成材およびその製造方法
JP3964997B2 (ja) 畳用芯材および畳
JP2001182306A (ja) 床仕上げ材
JP2016000466A (ja) 表面化粧材の製造方法及びこの製造方法によって製造された表面化粧材を用いた板状建材の製造方法
JP2009066846A (ja) 複合基材の製造方法および複合基材並びにこの複合基材を用いた化粧板
JP3215656U (ja) 床材

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210226

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210226

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210308

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210702

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6917568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151