JP6761989B2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板 Download PDF

Info

Publication number
JP6761989B2
JP6761989B2 JP2017064147A JP2017064147A JP6761989B2 JP 6761989 B2 JP6761989 B2 JP 6761989B2 JP 2017064147 A JP2017064147 A JP 2017064147A JP 2017064147 A JP2017064147 A JP 2017064147A JP 6761989 B2 JP6761989 B2 JP 6761989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thickness
resin layer
decorative
plate
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017064147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018167399A (ja
Inventor
鉄平 朝田
鉄平 朝田
雄一郎 坂本
雄一郎 坂本
雅貴 中川
雅貴 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017064147A priority Critical patent/JP6761989B2/ja
Priority to PCT/JP2018/011379 priority patent/WO2018180879A1/ja
Publication of JP2018167399A publication Critical patent/JP2018167399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6761989B2 publication Critical patent/JP6761989B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27DWORKING VENEER OR PLYWOOD
    • B27D5/00Other working of veneer or plywood specially adapted to veneer or plywood
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B15/00Layered products comprising a layer of metal
    • B32B15/04Layered products comprising a layer of metal comprising metal as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B15/08Layered products comprising a layer of metal comprising metal as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B21/00Layered products comprising a layer of wood, e.g. wood board, veneer, wood particle board
    • B32B21/04Layered products comprising a layer of wood, e.g. wood board, veneer, wood particle board comprising wood as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B21/08Layered products comprising a layer of wood, e.g. wood board, veneer, wood particle board comprising wood as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Finished Plywoods (AREA)

Description

本発明は、床材や壁材、天井材等の内装材や、家具材等を構成する化粧板に関する。
従来より、床材や壁材、天井材等の内装材や、家具材等を構成する化粧板としては、無垢板に代えて、省資源化を図る観点等から、合板等の基材に天然銘木を薄くスライスした突板などの化粧単板を積層したものが知られている。
例えば、下記特許文献1には、木質床板の下面に、粘弾性を有する制振材層と、硬質耐圧板と、緩衝材と、をこの順に積層一体化した防音床材が開示されている。
実開昭62−203338号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された防音床材は、木質床板が合板等からなる台板の表面に、突板等の化粧層を設けた構成とされているので、合板の凹凸が表面に現れ易く、また、表面硬度が低くなる傾向がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、天然木資源の省資源化を図りながらも、表面平滑性及び表面硬度を向上し得る化粧板を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る化粧板は、金属層と、この金属層の厚さ方向一方側を被覆するように設けられた硬質の第1樹脂層と、該第1樹脂層の厚さ方向一方側に積層された化粧単板と、前記金属層の厚さ方向他方側を被覆するように設けられた第2樹脂層と、を備えており、前記金属層は、厚さ方向中心が当該化粧板の厚さ方向中心よりも厚さ方向他方側となるように設けられ、当該化粧板の厚さ方向中心が該金属層内に位置する構成とされていることを特徴とする。
本発明に係る化粧板は、上述のような構成としたことで、天然木資源の省資源化を図りながらも、表面平滑性及び表面硬度を向上させることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る化粧板の一例を模式的に示し、(a)は、一部破断概略縦断面図、(b)は、一部破断概略分解縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る化粧板の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る化粧板1は、図1に示すように、金属層10と、この金属層10の厚さ方向一方側(表面側)を被覆するように設けられた硬質の第1樹脂層11と、この第1樹脂層11の厚さ方向一方側(表面側)に積層された化粧単板13と、を備えている。また、化粧板1は、金属層10の厚さ方向他方側(裏面側、反化粧単板側)を被覆するように設けられた第2樹脂層12を備えている。
この化粧板1は、床材や壁材、天井材等の内装材や、家具材等として用いられるものでもよい。また、この化粧板1は、このような内装材や家具材の化粧面を構成する表面材として適宜の基材や芯材に積層されるものでもよい。また、このような種々の用途等に応じて、化粧板1は、その四周端部に実部等が設けられたものでもよく、また、その表面に化粧溝が設けられたり、表面側の四周縁部に面取り部が設けられたりしたものでもよい。
また、この化粧板1は、厚さ方向に見て、略方形状とされたものでもよく、例えば、一方向に長尺な略矩形平板状とされたものでもよい。この化粧板1を厚さ方向に見た形状は、当該化粧板1の用途等に応じて、略方形状に限られず、他の形状でもよい。
また、この化粧板1の厚さは、用途等に応じて適宜の厚さとしてもよく、例えば、床材として用いられる場合には、15mm以下としてもよく、好ましくは8mm以下としてもよい。
化粧単板13は、薄平板状(シート状)とされている。この化粧単板13としては、天然木材(銘木)を薄くスライスして形成されたスライス単板や、ロータリーレースを用いて形成されたロータリー単板、適宜の切削機によって挽き切り出された挽板でもよい。また、化粧単板13としては、複数の木材を突き合わせて集成接着された集成材をスライス等して形成されたものでもよい。また、この化粧単板13の原料樹種としては、ナラやカバ、ブナ、タモ、メープル、ウォールナット、その他の種々の樹種が挙げられる。
また、この化粧単板13は、本実施形態では、図1(a)に示すように、その厚さT3が後記する第1樹脂層11の厚さT1以下とされている。また、この化粧単板13の厚さT3は、第1樹脂層11の厚さT1よりも小とされている。なお、この化粧単板13の厚さT3と第1樹脂層11の厚さT1とを略同厚さとしてもよい。
また、この化粧単板13の厚さT3は、0.1mm以上2.0mm以下が好ましい。この化粧単板13の厚さT3を小さくし過ぎれば、裂け易くなる傾向がある。一方、この化粧単板13の厚さT3を大きくし過ぎれば、化粧板1全体に対する化粧単板13の乾燥収縮等の影響が大きくなる傾向があり、化粧板1が反り易くなる傾向がある。
なお、この化粧単板13の表面には、ウレタンアクリレート等のクリアー塗料等が塗装されて透明または半透明のトップコート層(保護層)が設けられていてもよい。
第1樹脂層11は、化粧単板13の裏面側に積層され、薄平板状(シート状)とされている。この第1樹脂層11を構成する硬質樹脂組成物の樹脂主成分としては、化粧単板13との接着性や硬度を確保する観点等から可塑剤の少ない熱可塑性樹脂が好ましい。このような硬質樹脂としては、例えば、硬質塩化ビニル樹脂やポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂(高密度ポリエチレン樹脂)、ポリエチレンテレフタレート樹脂等が挙げられる。また、この第1樹脂層11は、硬質の熱可塑性樹脂シートからなるものでもよい。
この第1樹脂層11の厚さT1は、0.1mm以上5.0mm以下が好ましい。この第1樹脂層11の厚さT1を小さくし過ぎれば、表面硬度が低下する傾向がある。一方、この第1樹脂層11の厚さT1を大きくし過ぎれば、化粧板1自体の厚さが大となる傾向がある。
また、この第1樹脂層11は、本実施形態では、その厚さT1が後記する第2樹脂層12の厚さT2以上とされている。この第1樹脂層11の厚さT1は、第2樹脂層12の厚さT2の9倍以下としてもよい。
この第1樹脂層11の厚さT1と第2樹脂層12の厚さT2との比(第1樹脂層11の厚さT1:第2樹脂層12の厚さT2)は、1:3〜9:1としてもよく、好ましくは、1:1〜9:1としてもよい。この第1樹脂層11の厚さT1を第2樹脂層12の厚さT2に対して小さくし過ぎれば、金属層10が厚さ方向で化粧単板13側に片寄る傾向となり、化粧板1自体に反りが生じ易くなる傾向がある。一方、この第1樹脂層11の厚さT1を第2樹脂層12の厚さT2に対して大きくし過ぎれば、第2樹脂層12の厚さT2を確保するためには化粧板1自体の厚さが大となる傾向がある。
金属層10は、第1樹脂層11の裏面側に積層され、薄平板状(シート状)とされている。この金属層10としては、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼、鉛等から形成されたものが挙げられるが、本実施形態では、鉄板としている。
この金属層10の厚さは、0.2mm以上1.0mm以下が好ましい。この金属層10の厚さを小さくし過ぎれば、変形し易くなる傾向がある一方、この金属層10の厚さを大きくし過ぎれば、加工し難くなる傾向がある。
また、この金属層10は、本実施形態では、厚さ方向中心CL2が当該化粧板1の厚さ方向中心CL1よりも厚さ方向他方側となる裏面側となるように設けられている。つまり、この金属層10は、厚さ方向で化粧板1の裏面側に片寄るように設けられている。また、本実施形態では、当該化粧板1の厚さ方向中心CL1が金属層10内に位置する構成としている。なお、このような態様に代えて、金属層10の全体が当該化粧板1の厚さ方向中心CL1よりも裏面側に配されたものでもよい。
第2樹脂層12は、金属層10の裏面側に積層され、薄平板状(シート状)とされている。この第2樹脂層12を構成する樹脂組成物の樹脂主成分としては、上記同様、熱可塑性樹脂でもよい。本実施形態では、この第2樹脂層12は、軟質とされている。つまり、第2樹脂層12は、軟質樹脂組成物から形成されている。この第2樹脂層12は、上記した第1樹脂層11よりも軟質(低硬度)であればよく、当該化粧板1の施工面(床下地や壁下地、天井下地等の下地面)の不陸に追従可能なように柔軟で、反発的な弾性復元力の小さいものでもよい。このような第2樹脂層12を構成する軟質樹脂としては、軟質塩化ビニル樹脂や低密度ポリエチレン樹脂、軟質ポリエステル樹脂等が挙げられる。また、この第2樹脂層12は、軟質の熱可塑性樹脂シートからなるものでもよい。また、この第2樹脂層12は、金属層10の酸化を防ぐ観点等から無発泡性樹脂または独立発泡型樹脂からなるものでもよい。
この第2樹脂層12の厚さT2は、0.1mm以上3.0mm以下が好ましい。この第2樹脂層12の厚さT2を小さくし過ぎれば、不陸追従性が低下したり、金属層10が露出し易くなったりする傾向がある。一方、この第2樹脂層12の厚さT2を大きくし過ぎれば、化粧板1全体に対する第2樹脂層12の熱膨張等の影響が大きくなる傾向があり、化粧板1が反り易くなる傾向がある。
なお、この第2樹脂層12の裏面側には、当該化粧板1の施工面への接着性を向上させるガラスクロス等の強化繊維シートや紙などのシート材が更に積層されていてもよく、その他、種々の機能性シートが更に積層されていてもよい。また、この第2樹脂層12を軟質樹脂とした態様に代えて、硬質樹脂としてもよい。この場合は、この第2樹脂層12の裏面側に、不陸追従性を向上させる観点等から軟質樹脂層等の軟質層が更に積層されていてもよい。
また、当該化粧板1の側周面(四周の側面)に、金属層10の露出を抑制する観点等から上記同様の保護層が塗装等によって設けられていてもよい。
また、当該化粧板1の化粧単板13、第1樹脂層11、金属層10及び第2樹脂層12は、適宜の接着剤を介して積層されたものでもよい。または、金属層10の厚さ方向両側の第1樹脂層11及び第2樹脂層12のうちの両方若しくは一方は、適宜の被覆(コーティング)態様や成形態様によって形成されたものでもよい。例えば、化粧単板13の基材となる第1樹脂層11、金属層10及び第2樹脂層12を、樹脂被覆金属板としてもよい。
本実施形態に係る化粧板1は、上述のような構成としたことで、天然木資源の省資源化を図りながらも、表面平滑性及び表面硬度を向上させることができる。
つまり、化粧単板13の裏面側に、基材となる第1樹脂層11、金属層10及び第2樹脂層12が設けられている。従って、合板等を基材としたものや無垢板と比べて、天然木資源の省資源化を図ることができる。また、中間層に金属層10を設けた構成としているので、樹脂層のみを基材としたものや無垢板と比べて、吸放湿や温度変化等による変形を生じ難くすることができ、また、難燃性を向上させることもできる。また、金属層10の厚さ方向両側が第1樹脂層11及び第2樹脂層12によって被覆されているので、化粧単板13や施工面に金属層10による金属汚染が生じたり、金属層10が劣化(酸化)したりするようなことを抑制することができる。また、化粧単板13の裏面側の第1樹脂層11が硬質であるので、化粧単板13の裏面側に合板等を設けたものと比べて、表面平滑性及び表面硬度を向上させることができる。また、第1樹脂層11を軟質樹脂としたものと比べて、第1樹脂層11の可塑剤が少なくなるので、化粧単板13側への可塑剤の流出に起因する接着不良を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1樹脂層11の厚さT1を第2樹脂層12の厚さT2以上としている。従って、第2樹脂層12の厚さT2を第1樹脂層11の厚さT1よりも大としたものと比べて、当該化粧板1の表面側が凹となる凹反りを低減することができる。つまり、冬季等で室内が乾燥温暖雰囲気下では、化粧単板13が乾燥収縮し易く、各樹脂層11,12が熱膨張し易くなる傾向があり、第1樹脂層11の厚さT1を薄くし、かつ第2樹脂層12の厚さT2を大きくし過ぎれば、凹反りし易くなる傾向となる。上記構成によれば、このような凹反りを低減することができる。
また、本実施形態では、第1樹脂層11の厚さT1を第2樹脂層12の厚さT2の9倍以下としている。従って、第2樹脂層12の厚さT2が第1樹脂層11の厚さT1に比して薄くなり過ぎず、金属層10の裏面側の露出を抑制することができる。
また、本実施形態では、化粧単板13の厚さT3を第1樹脂層11の厚さT1以下としている。従って、乾燥収縮し易い化粧単板13の厚さT3が大きくなり過ぎず、当該化粧板1の凹反りをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、金属層10は、厚さ方向中心CL2が当該化粧板1の厚さ方向中心CL1よりも裏面側となるように設けられている。従って、乾燥収縮し易い化粧単板13から比較的に厚さ方向に離間して金属層10が設けられることとなるので、当該化粧板1の凹反りをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、金属層10を、鉄板としている。従って、鉛等の他の金属に比べて熱膨張率が小さく、変形をより効果的に生じ難くすることができる。また、この金属層10の厚さ方向両側が第1樹脂層11及び第2樹脂層12によって被覆されているので、酸化し易い金属層10の酸化を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、第2樹脂層12を軟質としている。従って、当該化粧板1の施工面に凹凸等の不陸があるような場合にも、第2樹脂層12が不陸に追従して変形し易くなり、当該化粧板1の浮きやがたつき等を抑制することができる。
次に、本発明に係る化粧板の実施例の一例及び比較例について説明する。
実施例1では、第1樹脂層を厚さ0.2mmの硬質塩化ビニル樹脂層とし、金属層を厚さ0.4mmの鉄板とし、第2樹脂層を厚さ0.6mmの軟質塩化ビニル樹脂層とした。つまり、実施例1では、第1樹脂層の厚さと第2樹脂層の厚さとの比を1:3とした。また、この鉄板の表裏に硬質塩化ビニル樹脂層及び軟質塩化ビニル樹脂層が被覆された基材の表面に水性ビニル系接着剤を塗布して厚さ0.2mmの化粧単板としてのナラ材化粧単板を積層した。つまり、実施例1では、化粧単板の厚さと第1樹脂層の厚さとの比を1:1とした。また、この積層体の表面及び四周側面に、スプレーを用いてウレタンアクリレートを塗装し、長さ1000mm、幅200mm、総厚さ1.4mmの実施例1に係る化粧板を得た。
実施例2では、第1樹脂層の厚さを0.7mmとし、金属層の厚さを0.2mmとし、第2樹脂層の厚さを1.5mmとし、化粧単板の厚さを0.6mmとし、総厚さを3.0mmとしたこと以外は実施例1と同様にして化粧板を得た。つまり、実施例2では、第1樹脂層の厚さと第2樹脂層の厚さとの比を7:15とし、化粧単板の厚さと第1樹脂層の厚さとの比を6:7とした。
実施例3では、第1樹脂層の厚さを0.4mmとし、第2樹脂層の厚さを0.4mmとしたこと以外は実施例1と同様にして化粧板を得た。つまり、実施例3では、第1樹脂層の厚さと第2樹脂層の厚さとの比を1:1とし、化粧単板の厚さと第1樹脂層の厚さとの比を1:2とした。
実施例4では、第1樹脂層の厚さを1.5mmとし、金属層の厚さを0.2mmとし、第2樹脂層の厚さを0.7mmとし、化粧単板の厚さを0.6mmとし、総厚さを3.0mmとしたこと以外は実施例1と同様にして化粧板を得た。つまり、実施例4では、第1樹脂層の厚さと第2樹脂層の厚さとの比を15:7とし、化粧単板の厚さと第1樹脂層の厚さとの比を2:5とした。
実施例5では、第1樹脂層を厚さ3.0mmのポリプロピレン樹脂層とし、金属層を厚さ0.4mmのアルミニウム板とし、第2樹脂層を厚さ2.0mmの軟質塩化ビニル樹脂層とし、化粧単板を厚さ0.6mmのブナ材化粧単板とし、総厚さを6.0mmとしたこと以外は実施例1と同様にして化粧板を得た。つまり、実施例5では、第1樹脂層の厚さと第2樹脂層の厚さとの比を3:2とし、化粧単板の厚さと第1樹脂層の厚さとの比を1:5とした。
比較例1では、第1樹脂層を厚さ1.5mmの軟質塩化ビニル樹脂層とし、金属層の厚さを0.2mmとし、第2樹脂層の厚さを0.7mmとし、化粧単板の厚さを0.6mmとし、総厚さを3.0mmとしたこと以外は実施例1と同様にして化粧板を得た。つまり、比較例1では、第1樹脂層の厚さと第2樹脂層の厚さとの比を15:7とし、化粧単板の厚さと第1樹脂層の厚さとの比を2:5とした。
上記構成とされた各実施例1〜5及び比較例1の化粧板に対して、以下のような評価試験を行った。
<表面硬度評価試験>
上記各実施例1〜5及び比較例1の化粧板から得られた試験片に対して、表面硬度評価試験を行った。この評価試験では、JIS K5600−5−3に準拠し、デュポン式落下衝撃試験機を用いて、直径12.7mm、質量500gのおもりを、300mmの高さから各試験片の表面に落下させた。また、おもりの落下によって形成された各試験片の凹みの深さを測定し、凹みの深さが0.30mm未満を○(良)とし、0.30mm以上を×(不良)と判断した。
<接着性評価試験>
上記各実施例1〜5及び比較例1の化粧板から得られた75mm角のそれぞれ4つの試験片に対して接着性評価試験を行った。この評価試験では、フローリングの日本農林規格の浸せき剥離試験に準拠し、各試験片を70±3℃の温水中に2時間浸せきした後、60±3℃の恒温乾燥器に入れて3時間乾燥し、各試験片端部の同一接着層における剥離しない部分の長さ(非剥離部の長さ)を測定した。また、各試験片のそれぞれの側面において非剥離部の長さが2/3以上を○(良)とし、2/3未満を×(不良)と判断した。
<反り評価試験>
上記各実施例1〜5及び比較例1の化粧板を、日光照射下を想定して80℃のヒーター下に配し、24時間後における各実施例1〜5及び比較例1の化粧板の長手方向両端に対する長手方向中央部の反り量(矢高)を測定した。この反り量が、±10mm未満を○(良)とし、その範囲外を×(不良)と判断した。
Figure 0006761989
表1に示すように、実施例1〜5の各化粧板は、表面硬度及び接着性が良好であることが示され、また、実施例3〜5の各化粧板は、反り量も小さくなることが示された。
1 化粧板
10 金属層
11 第1樹脂層
12 第2樹脂層
13 化粧単板
CL1 化粧板の厚さ方向中心
CL2 金属層の厚さ方向中心
T1 第1樹脂層の厚さ
T2 第2樹脂層の厚さ
T3 化粧単板の厚さ

Claims (6)

  1. 金属層と、この金属層の厚さ方向一方側を被覆するように設けられた硬質の第1樹脂層と、該第1樹脂層の厚さ方向一方側に積層された化粧単板と、前記金属層の厚さ方向他方側を被覆するように設けられた第2樹脂層と、を備えており、
    前記金属層は、厚さ方向中心が当該化粧板の厚さ方向中心よりも厚さ方向他方側となるように設けられ、当該化粧板の厚さ方向中心が該金属層内に位置する構成とされていることを特徴とする化粧板。
  2. 請求項1において、
    前記第1樹脂層の厚さを前記第2樹脂層の厚さ以上としたことを特徴とする化粧板。
  3. 請求項2において、
    前記第1樹脂層の厚さを前記第2樹脂層の厚さの9倍以下としたことを特徴とする化粧板。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記第2樹脂層は、軟質であることを特徴とする化粧板。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記金属層は、鉄板であることを特徴とする化粧板。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記化粧単板の厚さを前記第1樹脂層の厚さ以下としたことを特徴とする化粧板。
JP2017064147A 2017-03-29 2017-03-29 化粧板 Active JP6761989B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017064147A JP6761989B2 (ja) 2017-03-29 2017-03-29 化粧板
PCT/JP2018/011379 WO2018180879A1 (ja) 2017-03-29 2018-03-22 化粧板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017064147A JP6761989B2 (ja) 2017-03-29 2017-03-29 化粧板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018167399A JP2018167399A (ja) 2018-11-01
JP6761989B2 true JP6761989B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=63676042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017064147A Active JP6761989B2 (ja) 2017-03-29 2017-03-29 化粧板

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6761989B2 (ja)
WO (1) WO2018180879A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04182127A (ja) * 1989-01-16 1992-06-29 Toppan Printing Co Ltd 化粧金属板の製造方法
JPH0721313Y2 (ja) * 1989-09-20 1995-05-17 東リ株式会社 木質化粧材
JPH10291275A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Shigeo Kawabata 化粧パネル基材および化粧パネル
JP3084626B2 (ja) * 1998-10-22 2000-09-04 株式会社ノダ 建築用板

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018180879A1 (ja) 2018-10-04
JP2018167399A (ja) 2018-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2673700T3 (es) Capa de cubrición
US7678466B2 (en) Flooring having surface layer of synthetic resin and wood-based board
ES2288908T3 (es) Procedimiento para la fabricacion de material laminado decorativo.
PT2035222E (pt) Um laminado decorativo de baixo ruído equipado com uma camada de equilíbrio padronizada formada por compressão
KR101755075B1 (ko) 복합 hpl을 이용한 바닥장식재
JPH11156807A (ja) 木質化粧板およびその製造方法
JP2018003358A (ja) 木質複合基材および床材
JP3068380B2 (ja) 化粧床材
JP6761989B2 (ja) 化粧板
JP3149252U (ja) 化粧板及びそれを用いた学童机
JPH0230284Y2 (ja)
JP5028743B2 (ja) 床用化粧材
JP2006007713A (ja) 木質複合化粧板及びその製造方法
JP2006255999A (ja) 化粧材
JP2015017372A (ja) 床材
JP2008075325A (ja) 床材
JP2007077602A (ja) 床用化粧材
JP6832517B2 (ja) 床材
JPWO2010038261A1 (ja) 天然木薄紙およびその製法
JP6872737B2 (ja) 床材
JP2015040370A (ja) 仕上げ材
JPH0721313Y2 (ja) 木質化粧材
JP6895651B2 (ja) 板状建材
JP2024088198A (ja) 木質床材およびその製造方法
JP2011226060A (ja) 衝撃吸収床材

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171002

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200825

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6761989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151