JPH023013B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH023013B2 JPH023013B2 JP59155466A JP15546684A JPH023013B2 JP H023013 B2 JPH023013 B2 JP H023013B2 JP 59155466 A JP59155466 A JP 59155466A JP 15546684 A JP15546684 A JP 15546684A JP H023013 B2 JPH023013 B2 JP H023013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- thrust receiving
- annular groove
- lubricating oil
- camshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims abstract description 55
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims abstract description 29
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 abstract description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/047—Camshafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/06—Lubricating systems characterised by the provision therein of crankshafts or connecting rods with lubricant passageways, e.g. bores
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、内燃機関におけるカムシヤフトのス
ラスト受構造に関する。
ラスト受構造に関する。
従来のカムシヤフトのスラスト受構造は、実開
昭59−122423号公報（実願昭58−16369号）に開
示されているように、スラスト受部への潤滑油の
供給をカムシヤフトやロツカアームから飛散する
油滴により行なつており、またスラスト受部の摺
動面が単一の平坦面からなつているため、摺動面
にまき込まれた潤滑油が滞留することなく、すぐ
に摺動面外へ流出してしまい、その結果、スラス
ト受部の潤滑油が不足して潤滑不良を起こし、ス
ラスト受部が摩耗しやすかつた。
昭59−122423号公報（実願昭58−16369号）に開
示されているように、スラスト受部への潤滑油の
供給をカムシヤフトやロツカアームから飛散する
油滴により行なつており、またスラスト受部の摺
動面が単一の平坦面からなつているため、摺動面
にまき込まれた潤滑油が滞留することなく、すぐ
に摺動面外へ流出してしまい、その結果、スラス
ト受部の潤滑油が不足して潤滑不良を起こし、ス
ラスト受部が摩耗しやすかつた。
本発明の目的は、スラスト受部へ潤滑油を十分
に供給でき、潤滑・冷却性能の良いカムシヤフト
のスラスト受構造を提供することにある。
に供給でき、潤滑・冷却性能の良いカムシヤフト
のスラスト受構造を提供することにある。
本発明は、シリンダヘツドに回転自在に支持さ
れたカムシヤフトのシリンダヘツド端面より突出
する一端部に環状溝を形成し、該環状溝にカムシ
ヤフト内部の潤滑油通路に連通する油噴出孔を開
口させるとともに、シリンダヘツド端面に固着さ
れ、カムシヤフトを支持するオイルシールリテー
ナに前記環状溝下半部に嵌合するスラスト受部を
形成し、該スラスト受部の摺動面に油溜り部を備
えることにより、スラスト受部に対して強制給油
を行ない、かつ供給された潤滑油がスラスト受部
に保持されるようにしたものである。前記油溜り
部は、スラスト受部の円周方向端部に設けたテー
パ面とスラスト受部の摺動面の途中に設けた油溝
の少なくとも一方で構成することができる。
れたカムシヤフトのシリンダヘツド端面より突出
する一端部に環状溝を形成し、該環状溝にカムシ
ヤフト内部の潤滑油通路に連通する油噴出孔を開
口させるとともに、シリンダヘツド端面に固着さ
れ、カムシヤフトを支持するオイルシールリテー
ナに前記環状溝下半部に嵌合するスラスト受部を
形成し、該スラスト受部の摺動面に油溜り部を備
えることにより、スラスト受部に対して強制給油
を行ない、かつ供給された潤滑油がスラスト受部
に保持されるようにしたものである。前記油溜り
部は、スラスト受部の円周方向端部に設けたテー
パ面とスラスト受部の摺動面の途中に設けた油溝
の少なくとも一方で構成することができる。
以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図によ
り説明する。
り説明する。
まず構成を説明すると、１は内燃機関のシリン
ダヘツド、２は吸・排気弁を開閉するためのカム
シヤフトであり、カムシヤフト２のジヤーナル部
３はシリンダヘツド１の軸受部４に回転自在に支
持されている。カムシヤフト２の内部には潤滑油
通路（オイルギヤラリ）１３が設けられ、ジヤー
ナル部３にはシリンダヘツド１の油孔１６から潤
滑油を取り入れる油溝１４と、該油溝１４と潤滑
油通路１３を連通させる油孔１５が形成されてい
る。
ダヘツド、２は吸・排気弁を開閉するためのカム
シヤフトであり、カムシヤフト２のジヤーナル部
３はシリンダヘツド１の軸受部４に回転自在に支
持されている。カムシヤフト２の内部には潤滑油
通路（オイルギヤラリ）１３が設けられ、ジヤー
ナル部３にはシリンダヘツド１の油孔１６から潤
滑油を取り入れる油溝１４と、該油溝１４と潤滑
油通路１３を連通させる油孔１５が形成されてい
る。
カムシヤフトの一端部２ａはシリンダヘツド１
の端面より突出しており、この一端部２ａにカム
シヤフト駆動用スプロケツト５がボルト６および
ワツシヤ７により固着されている。８はオイルシ
ールリテーナ９に保持されたオイルシールであ
り、該オイルシール８はカムシヤフトの一端部２
ａの外周に嵌合され、シリンダヘツド１とスプロ
ケツト５との間の油止めを行なう。オイルシール
リテーナ９はシリンダヘツド１の端面にボルト１
０により固着され、オイルシールリテーナ９とシ
リンダヘツド１の端面との間にはガスケツト１１
が挟圧されている。
の端面より突出しており、この一端部２ａにカム
シヤフト駆動用スプロケツト５がボルト６および
ワツシヤ７により固着されている。８はオイルシ
ールリテーナ９に保持されたオイルシールであ
り、該オイルシール８はカムシヤフトの一端部２
ａの外周に嵌合され、シリンダヘツド１とスプロ
ケツト５との間の油止めを行なう。オイルシール
リテーナ９はシリンダヘツド１の端面にボルト１
０により固着され、オイルシールリテーナ９とシ
リンダヘツド１の端面との間にはガスケツト１１
が挟圧されている。
本実施例では、カムシヤフトの一端部２ａに環
状溝１２を形成してある。該環状溝１２はオイル
シールリテーナ９の放射方向の内側に位置するよ
うに配設されており、該環状溝１２の底部にはカ
ムシヤフト２の内部の潤滑油通路１３に連通する
油噴出孔１７が開口している。一方、オイルシー
ルリテーナ９は、カムシヤフトの一端部２ａが遊
嵌される挿入孔１８を有し、該挿入孔１８の下半
部の内縁は放射内方に突出して前記環状溝１２に
嵌合している。すなわち、オイルシールリテーナ
９の挿入孔１８の下半部は上半部よりも曲率半径
が小さく、かつその曲率中心が上半部の曲率中心
より上方に偏位しており、その内縁は環状溝１２
に嵌合するスラスト受部１９を構成している。該
スラスト受部１９の円周方向端部には潤滑油まき
込み用のテーパ面２０が設けられ、また前記環状
溝１２の内側面に接触するスラスト受部１９の摺
動面の途中には油溝２１が放射状に設けられてお
り、本実施例ではこのテーパ面２０と油溝２１を
スラスト受部１９の油溜り部としている。
状溝１２を形成してある。該環状溝１２はオイル
シールリテーナ９の放射方向の内側に位置するよ
うに配設されており、該環状溝１２の底部にはカ
ムシヤフト２の内部の潤滑油通路１３に連通する
油噴出孔１７が開口している。一方、オイルシー
ルリテーナ９は、カムシヤフトの一端部２ａが遊
嵌される挿入孔１８を有し、該挿入孔１８の下半
部の内縁は放射内方に突出して前記環状溝１２に
嵌合している。すなわち、オイルシールリテーナ
９の挿入孔１８の下半部は上半部よりも曲率半径
が小さく、かつその曲率中心が上半部の曲率中心
より上方に偏位しており、その内縁は環状溝１２
に嵌合するスラスト受部１９を構成している。該
スラスト受部１９の円周方向端部には潤滑油まき
込み用のテーパ面２０が設けられ、また前記環状
溝１２の内側面に接触するスラスト受部１９の摺
動面の途中には油溝２１が放射状に設けられてお
り、本実施例ではこのテーパ面２０と油溝２１を
スラスト受部１９の油溜り部としている。
上記構造において、図示しないオイルポンプに
より圧送された潤滑油はシリンダヘツド１の油孔
１６から油溝１４に入り、ジヤーナル部３と軸受
部４の摺動面を潤滑するとともに、カムシヤフト
２の油孔１５、潤滑油通路１３により導かれた潤
滑油の一部は油噴出孔１７、環状溝１２を経由し
てスラスト受部１９へと供給される。ここで、油
噴出孔１７から環状溝１２内に噴出した潤滑油
は、環状溝１２の内側面に接するスラスト受部１
９のテーパ面２０と油溝２１によりひとまず保持
され、それからスラスト受部１９の摺動面にまき
込まれて行く。したがつて、スラスト受部１９の
摺動面には常に十分な量の潤滑油を供給すること
ができる。
より圧送された潤滑油はシリンダヘツド１の油孔
１６から油溝１４に入り、ジヤーナル部３と軸受
部４の摺動面を潤滑するとともに、カムシヤフト
２の油孔１５、潤滑油通路１３により導かれた潤
滑油の一部は油噴出孔１７、環状溝１２を経由し
てスラスト受部１９へと供給される。ここで、油
噴出孔１７から環状溝１２内に噴出した潤滑油
は、環状溝１２の内側面に接するスラスト受部１
９のテーパ面２０と油溝２１によりひとまず保持
され、それからスラスト受部１９の摺動面にまき
込まれて行く。したがつて、スラスト受部１９の
摺動面には常に十分な量の潤滑油を供給すること
ができる。
スラスト受部１９の潤滑に使われた油はオイル
シール８とオイルシールリテーナ９との間の空所
２３に一時滞留した後、スラスト受部１９に設け
た油戻し孔２２によりシリンダヘツド１側に戻さ
れるようにするとよい。こうすることにより、ス
ラスト受部１９には常に新しい潤滑油が供給さ
れ、潤滑・冷却性能がさらに向上する。
シール８とオイルシールリテーナ９との間の空所
２３に一時滞留した後、スラスト受部１９に設け
た油戻し孔２２によりシリンダヘツド１側に戻さ
れるようにするとよい。こうすることにより、ス
ラスト受部１９には常に新しい潤滑油が供給さ
れ、潤滑・冷却性能がさらに向上する。
以上は本発明の一実施例について述べたもので
あり、スラスト受部１９の油溜り部としてテーパ
面２０と油溝２１のいずれか一方のみを設けた場
合にもほぼ同様な効果が得られる。
あり、スラスト受部１９の油溜り部としてテーパ
面２０と油溝２１のいずれか一方のみを設けた場
合にもほぼ同様な効果が得られる。
本発明によれば、カムシヤフトの内部の潤滑油
通路に連通し、カムシヤフトの一端部に形成した
環状溝の底部に開口する油噴出孔により、該環状
溝に嵌合するオイルシールリテーナのスラスト受
部に対して強制給油を行ない、かつ該スラスト受
部に設けた油溜り部により供給された潤滑油を保
持する構成としたため、スラスト受部へ潤滑油を
十分に供給できて潤滑・冷却性能を向上させ、ス
ラスト受部の摺動面の摩耗を防止することができ
る。しかも、オイルシールリテーナにスラスト受
部を設け、かつ、カムシヤフト自体の内部に形成
した潤滑油通路を介して潤滑油を供給する構成で
あるので、潤滑・冷却性能の良いスラスト受構造
を、部品点数をふやさずに容易に実現できるとい
う効果がある。
通路に連通し、カムシヤフトの一端部に形成した
環状溝の底部に開口する油噴出孔により、該環状
溝に嵌合するオイルシールリテーナのスラスト受
部に対して強制給油を行ない、かつ該スラスト受
部に設けた油溜り部により供給された潤滑油を保
持する構成としたため、スラスト受部へ潤滑油を
十分に供給できて潤滑・冷却性能を向上させ、ス
ラスト受部の摺動面の摩耗を防止することができ
る。しかも、オイルシールリテーナにスラスト受
部を設け、かつ、カムシヤフト自体の内部に形成
した潤滑油通路を介して潤滑油を供給する構成で
あるので、潤滑・冷却性能の良いスラスト受構造
を、部品点数をふやさずに容易に実現できるとい
う効果がある。
第１図は本発明の一実施例を示す側断面図、第
２図はスラスト受部を備えたオイルシールリテー
ナのシリンダヘツド側から見た側面図、第３図は
第２図のＩ−Ｉ線に沿う部分断面図、第４図は同
−線に沿う部分断面図である。 １…シリンダヘツド、２…カムシヤフト、２ａ
…カムシヤフトの一端部、８…オイルシール、９
…オイルシールリテーナ、１２…環状溝、１３…
潤滑油通路、１７…油噴出孔、１９…スラスト受
部、２０，２１…油溜り部（２０：テーパ面、２
１：油溝）、２２…油戻し孔。
２図はスラスト受部を備えたオイルシールリテー
ナのシリンダヘツド側から見た側面図、第３図は
第２図のＩ−Ｉ線に沿う部分断面図、第４図は同
−線に沿う部分断面図である。 １…シリンダヘツド、２…カムシヤフト、２ａ
…カムシヤフトの一端部、８…オイルシール、９
…オイルシールリテーナ、１２…環状溝、１３…
潤滑油通路、１７…油噴出孔、１９…スラスト受
部、２０，２１…油溜り部（２０：テーパ面、２
１：油溝）、２２…油戻し孔。
Claims (1)
- １ シリンダヘツドに回転自在に支持されたカム
シヤフトのシリンダヘツド端面より突出する一端
部に環状溝を形成し、該環状溝にカムシヤフト内
部の潤滑油通路に連通する油噴出孔を開口させる
とともに、シリンダヘツド端面に固着され、カム
シヤフトを支持するオイルシールリテーナに前記
環状溝下半部に嵌合するスラスト受部を形成し、
該スラスト受部の摺動面に油溜り部を備えたこと
を特徴とするカムシヤフトのスラスト受構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15546684A JPS6134307A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | カムシヤフトのスラスト受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15546684A JPS6134307A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | カムシヤフトのスラスト受構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6134307A JPS6134307A (ja) | 1986-02-18 |
| JPH023013B2 true JPH023013B2 (ja) | 1990-01-22 |
Family
ID=15606665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15546684A Granted JPS6134307A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | カムシヤフトのスラスト受構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6134307A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6131981B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2017-05-24 | トヨタ自動車株式会社 | カムキャップ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5847113A (ja) * | 1981-09-17 | 1983-03-18 | Mazda Motor Corp | エンジンの動弁系潤滑装置 |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15546684A patent/JPS6134307A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5847113A (ja) * | 1981-09-17 | 1983-03-18 | Mazda Motor Corp | エンジンの動弁系潤滑装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6134307A (ja) | 1986-02-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |