JPH02300443A - 建物用枠材の取付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、建物用枠材をコンクリート面に取付ける方法
に関する。

（従来の技術） 従来、コンクリート住宅等の施工において、コンクリー
ト面に胴縁等の建物用枠材を取付ける場合、第５図に示
すように、コンクリート面ａの所定位置にバンキングｂ
をコンクリートボンドＣで貼着し、そのバンキングｂの
上に胴縁ｄを重ねて胴縁ｄの上からコンクリート釘ｅを
打ち込むことにより取付けたり、あるいは、第６図に示
すように、コンクリート面ａに木レンガｆを埋設してお
き、それへ釘ｇを胴縁ｄの上から打ち込むことにより取
付けていた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、コンクリートボンドとコンクリート釘に
よる場合、コンクリートボンドの接着性およびコンクリ
ート釘の打ち込みなどに問題があり、特に、コンクリー
ト面が平滑でない場合、胴縁が歪んで取付けられたりし
て施工にばらつきが生じ易いといった問題があった。ま
た、木レンガによる場合、上記コンクリートボン１によ
る場合の問題は緩和されるものの、ブロック状の木レン
ガがコンクリート面に埋設されるものであるため、コン
クリート断面の欠１員や鉄筋のかふり厚など主に構造面
での問題が生じていた。

本発明は以上のような問題に鑑み、コンクリ−１・面に
胴縁等の建物用枠材を、上記のような構造面での問題を
一切生じることなく、正薙且つ強固に取付けることので
きる建物用枠材の取付方法を提供したものである。

（課題を解決するための手段） 本発明建物用枠材の取付方法は、一枚の短冊状の金属板
体を折曲げて形成された断面が略ハツト形の枠材取付金
具を用いてコンクリート面に建物用枠材を取付ける取付
方法であって、 前記枠材取付金具はコンクリート内に埋設される頭部と
、この頭部の両端部から外方に向けて延設されるととも
に、両端縁角部に型枠止着用の係止爪が折曲形成された
両脚板とから成り、前記係止爪を型枠の内側面に止着す
ることにより枠材取付金具の両脚板を型枠の内側面に取
り付けてから該型枠内にコンクリートを打設して枠材取
付金具の頭部をコンクリートに埋設し、その後に該コン
クリート養生、硬化後、両脚板の係止爪と型枠との土着
状態を解除して型枠を取り外してから前記両脚板を立起
こしてこの両脚板で建物用枠材を挟持固定するものであ
る。

（作用） コンクリート面を形成する型枠の内側面に係止爪を介し
て両脚板を取付けることによって、頭部を型枠の内方へ
突出させて、枠材取付金具が型枠に固定される。このよ
うにして、複数個の枠材取付金具が固定された型枠内に
コンクリートを打設−することによって、頭部内にコン
クリートをアンカー状に入り込ませてコンクリート面に
枠材取付金具が固着される。養生時間をおいて型枠を外
すと、複数個の枠材取付金具が残されてコンクリート面
が形成される。コンクリート面に固着された枠材取付金
具の両脚板を立起こし、この両脚板の間に建物用枠材を
挾み込み、この建物用枠材を両脚仮に固定して取付ける
。

（実施例） 以下、本発明を図面に示す実施態様に基いて説明する。

第１図は、本発明に用いる枠材取付金具を示している。

枠材取付金具１は、一枚の短冊状の金属板体２゛　　の
中央部が口字形に屈曲形成されたものである。

この枠材取付金具１の断面形状は略ハツト形である。つ
まり、中央コ字形部が頭部３で、この頭部３の両側に脚
板４，４が延設せられている。この両脚板４．４の先端
隅角部に、前記頭部３の突出方向とは反対の方向へ向け
て折曲突出された係止爪５が形成されている。また、両
脚板４．４には針あるいはビスの通孔６が形成されてい
る。頭部３は口字形に屈曲形成したものに限らず、Ｕ字
形、半円形などに屈曲形成したものであってもよい。

頭部３の幅および深さ寸法は、枠材取付金具１がコンク
リート面９に埋設されたとき、十分な引張抵抗を有する
ように設定される。前記した係止爪５は両脚板４．４の
中程に形成してもよい。つまり、枠材取付金具１を磁石
を用いて型枠７に固定するような場合には不要である。

本発明建物用枠材の取付方法は、この枠材取付金具１を
用いてコンクリート面９に建物用枠材１０を取付けた方
法である。

次に、枠材取付金具１を用いて建物用枠材１０をコンク
リート面９に取付ける手順を説明する。

コンクリート面９を形成する型枠７の内側面８に両脚仮
４，４を取付けることによって、頭部３を型枠７の内方
へ突出させて、枠材取付金具ｌが型枠７に固定される。

このようにして、複数個の枠材取付金具ｌが固定された
型枠７内にコンクリートを打設することによって、頭部
３内にコンクリートをアンカー状に入り込ませてコンク
リート面９に枠材取付金具１が固着される。養生時間を
おいて型枠７を外すと、複数個の枠材取付金具１が残さ
れてコンクリ−Ｆ面９が形成される。

型枠７が木製であると、脚板４に形成した係止爪５を型
枠７の内側面８に打ら込むことによって、枠材取付金具
ｌが型枠７に固定される。その他、脚板４はるＷ石や接
着剤などを介して型枠７に固定されていてもよい。

コンクリート面９に固着された枠材取付金具ｌの両脚板
４，４を立起こし、この両脚板４．４の間に建物用枠材
１０を挾み込み、釘１１を通孔６から建物用枠材１０に
打込んで取付けができる。

なお、このとき、コンクリート面９に不陸が生している
ときは、コンクリート面と建物用枠材ｌＯとの間に模１
２を介入させて不陸調整を行う。

建物用枠材１０は胴縁のほか、天井野縁のようなもので
あってもよい。また、建物用枠材１０の取付けは、水平
、垂直などどのような状態の取付けであってもよい。

（発明の効果） 枠材取付金具の頭部がコンクリート面に埋設され、この
頭部の中にもコンクリートがアンカー状に入り込んでい
るので、固着力が優れ、建物用枠材を確実、強固に取付
けることができる。

枠材取付金具は型枠にいったん固定してコンクリート面
に埋設固着されるので、その位置決めが正確に行われる
。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明建物用枠材の取付方法の一
実施態様を示し、第１図は枠材取付金具の斜視図、第２
図はこの枠材取付金具を型枠に固定した斜視図、第３図
はコンクリート面に固着した枠材取付金具に建物用枠材
を取付ける平面図、第４図は同斜視図、第５図および第
６図は従来例を示し、第５図はバッキングを介してコン
クリート面に建物用枠材を取付けた平面図、第６図は木
レンガとバッキングを介してコンクリート面に建物用枠
材を取付けた平面図である。 １・・・枠材取付金具　　　２・・・金属板体３・・・
頭部　　　　　　　４・・・脚板５・・・係止爪　　　
　　　７・・・型枠９・・・コンクリート面 １０・・・建物用枠材 第］圀 第５図 ｐ 第６図 慎ム図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）一枚の短冊状の金属板体を折曲げて形成された断面
   が略ハット形の枠材取付金具を用いてコンクリート面に
   建物用枠材を取付ける取付方法であって、 前記枠材取付金具はコンクリート内に埋設 される頭部と、この頭部の両端部から外方に向けて延設
   されるとともに、両端縁角部に型枠止着用の係止爪が折
   曲形成された両脚板とから成り、前記係止爪を型枠の内
   側面に止着することにより枠材取付金具の両脚板を型枠
   の内側面に取り付けてから該型枠内にコンクリートを打
   設して枠材取付金具の頭部をコンクリートに埋設し、そ
   の後に該コンクリート養生、硬化後、両脚板の係止爪と
   型枠との止着状態を解除して型枠を取り外してから前記
   両脚板を立起こしてこの両脚板で建物用枠材を挟持固定
   することを特徴とする建物用枠材の取付方法。