JP2979203B2 - コンクリート打込型枠用アンカープレート - Google Patents

コンクリート打込型枠用アンカープレート

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JP2979203B2
JP2979203B2 JP3141111A JP14111191A JP2979203B2 JP 2979203 B2 JP2979203 B2 JP 2979203B2 JP 3141111 A JP3141111 A JP 3141111A JP 14111191 A JP14111191 A JP 14111191A JP 2979203 B2 JP2979203 B2 JP 2979203B2
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正規 奈良澤
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築土木工事において
コンクリートを打ち込むために組み立てられた仮枠のコ
ンクリート打込溝に設置するアンカーボルトを支持する
アンカープレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種従来のアンカープレート23は、
合板や桟木を使用し、或いは、アンカーボルト11のボ
ルト部15を挿通し得る大きさの挿通孔24を鉄板等の
中央部に開けて作られ、その周縁部には仮枠に釘打固定
するための釘孔25が適宜開けられている。
【0003】仮枠は、型枠26A・26Bを平行に並
べ、その上縁間に幅木を釘打してコンクリート打込溝2
7の幅出しをして組み立てられる。
【0004】アンカープレート23は、そのコンクリー
ト打込溝27に水糸を張って定めた中心線O−Oに挿通
孔24の中心を合わせて仮枠に設置し、左右の型枠26
A・26Bの上縁に釘打固定して使用される。
【0005】挿通孔24は、設置したアンカーボルト2
3のガタツキをなくすために出来るだけ小さく開けられ
ており、一方、アンカーボルトのアンカー部12はアン
カリング効果を出すためにボルト部15よりも直径が太
くなっている。
【0006】このため仮枠に固定されたアンカープレー
トの挿通孔24に、アンカーボルト11を上から下に落
とし込むことは出来ず、アンカーボルト11は仮枠のコ
ンクリート打込溝27の中に通して下から上に斜めに向
けて挿通孔24に差し込み、ボルト部15を挿通孔24
の上へと突き出さなければならない(図4)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アンカーボルトは、コ
ンクリート打込溝27に落とし込んだ際にボルト部15
がアンカープレート23の上に突き出る程度に長いもの
でなければならないので、コンクリート打込溝内27に
鉄筋が組み込まれている場合には、その鉄筋が障害にな
って下から上に斜めに向けて挿通孔24へと差し込み難
くなる。
【0008】又、下から上に斜めに向けてボルト部15
を挿通孔24に差し込まなければならないので、挿通孔
24の口径はボルト部の太さよりも大きくせざるを得
ず、その結果、差し込んで垂直に突き出した状態では挿
通孔24との間に隙間ができるので、アンカーボルト1
1が挿通孔24の中でがたつくことになる。
【0009】この様なガタツキは、コンクリートを打込
む際のアンカーボルト11の位置ズレの原因となるの
で、挿通孔24とボルト部15の間の隙間を埋めてアン
カーボルト11の軸芯をコンクリート打込溝27の中心
線O−Oに合わせ直す作業をしなければならなくなる。
【0010】又、コンクリート打設時にアンカーボルト
11が生コンに流されてしまい、コン天におけるアンカ
ーボルト11の位置ズレはコン天とアンカープレートの
距離に比例して大きくなってしまうし、コンクリート打
設直後にその位置ズレの修整を試みてもコンクリート圧
による鉄筋の移動によって修整出来ないアンカーボルト
も出来て来る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンクリー
ト打込型枠用アンカープレート28は、かかる不都合を
解消するものであり、アンカーボルト11のアンカー部
12の挿通し得る大きさの挿通孔13が中央部に開けら
れたベッドプレート14と、ベッドプレート14の挿通
孔13よりも口径が小さくアンカーボルト11のボルト
部15の挿通し得る大きさの挿通孔16が中央部に開け
られたサポートプレート17との2枚のプレート14・
17で構成され、それら2枚のプレート14・17に
は、それらの挿通孔13・16を中心とする左右対称と
なる位置に、それらの挿通孔13・16を合わせてプレ
ート14・17を重ね合わせるとき、長さ方向が異な
り、且つ、それらの長さ方向において直交する長孔18
・19・20・21が、それぞれ開けられており、又、
ベットプレート14には、挿通孔13からの距離が挿通
孔13から長孔18・19の外端に至る距離よりも長く
なる位置に、釘孔22・22が、挿通孔13を中心とし
て左右対称に開けられていることを特徴とするものであ
る。
【0012】サポートプレート17の挿通孔16は、ベ
ッドプレート14の挿通孔13に遊嵌する外径を持つパ
イプ38をサポートプレート本体の板面に垂直に突き出
して形成するとよい(図1)。
【0013】ベットプレート14は、平行に並べた型枠
26A・26Bの上縁に釘29で取り付けられ、そのと
きベットプレート14によってコンクリート打込溝27
の幅出しを行うことが出来る。
【0014】この様にして釘打固定されたベットプレー
ト14の挿通孔13には、その口径Pがアンカー部12
の太さQよりも大きいので、アンカーボルト11はアン
カー部12を下に向けて落とし込むことが出来る。
【0015】サポートプレート17は、その落とし込ん
で突き出たボルト部15に挿通孔16を合わせて落とし
込み、ベッドプレート14に重ね合わせる。
【0016】その重ね合わせた状態ではベッドプレート
14の長孔18・19とサポートプレート17の長孔2
0・21が直交しており、それらの長孔に囲まれた隙間
が出来るので、その隙間にボルト30を差し込み、ナッ
ト31を螺着して両プレート14・17を接合する。
【0017】その時、サポートプレート17を左右に動
かして挿通孔16の中心をコンクリート打込溝27の中
心線O−Oに合わせるのであるが、ベッドプレート14
の長孔18・19とサポートプレート17の長孔20・
21が直交するので、サポートプレート17を左右に動
かしてもボルト30を差し込む隙間が塞がれることがな
い。
【0018】図示するベッドプレート14には、長孔1
8(19)と釘孔22との間に別の長孔32(33)が
あるが、この長孔32(33)は、コンクリート打込溝
27が十字形やT字形に交叉する場合に利用される。
【0019】その様に交叉するコンクリート打込溝で
は、その交叉する一方のコンクリート打込溝34の左右
の型枠35A・35Bの間にサブプレート36を架け渡
して釘打固定し、他方のコンクリート打込溝27の型枠
26Bとサブプレート36との間にベッドプレート14
を架け渡す。
【0020】即ち、ベッドプレート14の長孔32・3
3は、そのサブプレート36に係止させるためのもので
あり、そのためには長孔32・33に嵌合する爪37を
サブプレート36に突設しておき、その爪37にベッド
プレート14の長孔32(33)を嵌め合わせてから他
端を型枠26Bに釘打固定する。
【0021】このように長孔32(33)と爪37とは
ベッドプレート14とサブプレート36を連結するため
のものであり、図示する実施例ではベッドプレート14
に長孔を設け、サブプレート36に爪を設けているが、
それを逆にしてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るアンカープレート28は、
アンカーボルト11のアンカー部12の挿通し得る大き
さの挿通孔13が中央部に開けられたベッドプレート1
4と、ベッドプレート14の挿通孔13よりも口径が小
さくアンカーボルト11のボルト部15の挿通し得る大
きさの挿通孔16が中央部に開けられたサポートプレー
ト17との2枚のプレート14・17で構成されている
ので、アンカーボルト11はベッドプレート14の挿通
孔13へ落とし込んでコンクリート打込溝27に設置す
ることが出来、コンクリート打込溝内を通して下から上
へと突き出す必要がなく、コンクリート打込溝内に鉄筋
が組み込まれていても何ら作業の妨げにはならない。
【0023】又、ベッドプレート14に重ね合わされる
サポートプレート17の挿通孔16の口径Rはアンカー
ボルトのボルト部15の太さSと略同じにすることが出
来るので、アンカーボルト11ががたつかないようにコ
ンクリート打込溝27の中心線O−Oに正確に合わせて
固定することが出来る。
【0024】そして、ベッドプレート14とサポートプ
レート17の長孔18・19・20・21は、それらの
挿通孔13・16を合わせてプレート14・17を重ね
合わせるとき、長さ方向が異なり、且つ、それらの長さ
方向において直交するので、釘打固定したベッドプレー
ト14の上でサポートプレート17を前後左右に動かし
てもボルト30を差し込む隙間が塞がれることがなく、
サポートプレート17を前後左右に動かして挿通孔16
をコンクリート打込溝27の中心線O−Oに正確に合わ
せることが出来る。
【0025】そして特に、サポートプレート17の挿通
孔16を、ベッドプレート14の挿通孔13に遊嵌する
外径を持ったパイプ38で形成し、そのパイプ38をサ
ポートプレート17の板面に垂直に突き出しておけば、
そのパイプ38に沿ってアンカーボルト11も垂直に支
持されることになるので、アンカーボルト11を精度よ
くセットすることが出来る。
【0026】更に、ベッドプレート14はコンクリート
打込溝27の幅出しの巾木に代用することが出来るの
で、殊更巾木は必要にならず、又、本発明におけるアン
カープレート28の部品の数がベッドプレート14とサ
ポートプレート17との二つになるが、その数は従来の
巾木とアンカープレートとを合わせた数と同じであるか
ら、アンカープレート28が2枚1組で構成されるとし
ても部品の点数が殊更増える訳ではなく、本発明によっ
て実用上何らの不都合も生じない。
【0027】以上の通り本発明は、能率的且つ正確にア
ンカーボルトを設置固定する上で頗る好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンカープレートの使用状態での
組立斜視図である。
【図2】本発明に係るアンカープレートの使用状態での
組立斜視図である。
【図3】本発明に係るアンカープレートの使用状態での
組立斜視図である。
【図4】従来のアンカープレートの使用状態での斜視図
である。
【符号の説明】
11 アンカーボルト 12 アンカー部 13 挿通孔 14 ベッドプレート 15 ボルト部 16 挿通孔 17 サポートプレート 18 長孔 19 長孔 20 長孔 21 長孔 22 釘孔 23 アンカープレート 24 挿通孔 25 釘孔 26 型枠 27 打込溝 28 アンカープレート 29 釘 30 ボルト 31 ナット 32 長孔 33 長孔 34 打込溝 35 型枠 36 サブプレート 37 爪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) アンカーボルト(11)のアンカ
    ー部(12)の挿通し得る大きさの挿通孔(13)が中
    央部に開けられたベッドプレート(14)と、ベッドプ
    レート(14)の挿通孔(13)よりも口径が小さくア
    ンカーボルト(11)のボルト部(15)の挿通し得る
    大きさの挿通孔(16)が中央部に開けられたサポート
    プレート(17)との2枚のプレート(14・17)
    構成され; (B) それら2枚のプレート(14・17)には、そ
    れらの挿通孔(13・16)を中心とする左右対称とな
    る位置に、それらの挿通孔(13・16)を合わせてプ
    レート(14・17)を重ね合わせるとき、長さ方向が
    異なり、且つ、それらの長さ方向において直交する長孔
    (18・19・20・21)が、それぞれ開けられてお
    り; (C) ベットプレート(14)には、挿通孔(13)
    からの距離が挿通孔(13)から長孔(18・19)の
    外端に至る距離よりも長くなる位置に、釘孔(22・2
    2)が、挿通孔(13)を中心として左右対称に開けら
    れていること; を特徴とするコンクリート打込型枠用アンカープレー
    ト。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載のコンクリート打込
    型枠用アンカープレートにおいて、サポートプレート
    (17)の挿通孔(16)が、ベッドプレート(14)
    の挿通孔(13)に遊嵌する外径を持つパイプ(38)
    によって形成されており、そのパイプ(38)がサポー
    トプレート(17)の板面に垂直に突き出ていることを
    特徴とする前掲請求項1に記載のコンクリート打込型用
    アンカープレート。
JP3141111A 1991-05-15 1991-05-15 コンクリート打込型枠用アンカープレート Expired - Lifetime JP2979203B2 (ja)

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JPH04339964A JPH04339964A (ja) 1992-11-26
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CN110541566A (zh) * 2019-09-26 2019-12-06 长沙远大住宅工业(江苏)有限公司 成型模具、楼板和预制墙板的连接节点及其施工方法

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