JPH02299976A - 車両動特性制御装置 - Google Patents

車両動特性制御装置

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JPH02299976A
JPH02299976A JP12088389A JP12088389A JPH02299976A JP H02299976 A JPH02299976 A JP H02299976A JP 12088389 A JP12088389 A JP 12088389A JP 12088389 A JP12088389 A JP 12088389A JP H02299976 A JPH02299976 A JP H02299976A
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steering
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Yasutake Ishikawa
石川 泰毅
Yasuhiro Shiraishi
恭裕 白石
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、前輪操舵時に前輪と後輪の少なくとも一方を
補助転舵する補助転舵制御システムやアクティブサスペ
ンション制御システム等、操舵角絶対値を制御情報に含
んでヨーレイトや横加速度や車体ロール等の車両動特性
を最適に制御する車両動特性制御装置に関する。
(先行の技術) この種の先行する後輪転舵制御システム(車両動特性制
御装置の一例)としては、例えば、本願出願人が先に特
願昭62−330281号により提案したシステムがあ
る。
この後輪転舵制御システムは、前輪操舵角θ。
と車速Vに基づいて後輪転舵角θ8を決め、後輪を前輪
に対し同相または逆相に転舵し、例えば、前輪操舵車(
2WS車)に比較し、車体横すベリ角がつくのを抑えて
操縦安定性を向上させたり、ヨーレイトの立上がりを増
大させて応答性を向上させるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) このような後輪転舵制御システムは、前輪操舵角θ、を
制御情報としている関係上、ハンドル操舵角θを検出す
るハンドル操舵角センサ及びハンドルの中立位置を所定
の舵角範囲で検出するハンドル中立位置センサと、車両
直進状態となる中立舵角推定値θ。を演算する中立舵角
推定値演算回路と、ハンドル操舵角θと中立舵角推定値
θ。とによって前輪操舵角θF (操舵角絶対値)を求
める前輪操舵角演算回路を必要とする。
この為、イグニッションスイッチ等により後輪転舵コン
トロールユニ・ントの電源を切ってから再度電源を入れ
た時、新たに中立舵角推定値演算回路により中立舵角推
定値θ。が演算された後、後輪転舵制御を開始した場合
には、中立舵角推定値θ。の演算の終了を待つことで後
輪転舵制御の開始が大幅に遅れる。
即ち、中立舵角推定値演算回路では、少なくともハンド
ル中立位置の検出時で、且つ、操舵角が直進走行を維持
する修正操舵角範囲内である状態が所定走行距離継続し
た時、中立舵角推定値θ。を演算するようにしている為
、旋回操作頻度が多くなる曲り路走行時や市街路走行時
には、相当の長時間にわたって中立舵角推定値演算条件
を満足しないことになり、その間、後輪転舵制御が全く
行なわれないことになる。
そこで、後輪転舵コントロールユニットの電源を切って
から再度電源を入れた時、例えば、予め設定している仮
中立舵角等を用いて直ちに後輪転舵制御を開始する案が
あるが、この場合には、電源を切った時から電源を入れ
るまでにハンドルが回されていると、ハンドルを360
度転回した位置でハンドル中立位置センサによりハンド
ル中立位置と誤検出してしまう恐れがある。
即ち、ハンドル中立位置センサは、例えば、ハンドル操
作に伴なって回転する円板状のセンサディスクに形成さ
れた206程度の範囲の円弧状スリットを光の通過遮断
を利用した光センサで検出するようにしている為、ハン
ドルを360度転回した位置でもハンドル中立位置と検
出してしまう。
本発明は、上述の問題に着目してなされたもので、操舵
角絶対値を制御情報に含む車両動特性制御装置において
、高い制御精度を保ちながらの制御開始時期早期化達成
とハンドル中立位置の誤検出防止との両立を図ることを
課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本発明の車両動特性制御装置で
は、電源を切ってから再度電源を入れた時、操舵角検出
値が±180度未満の範囲でハンドル中立位置が検出さ
れた時、前回の記憶中立舵角推定値を用いて動特性制御
を開始する手段とした。
即ち、第1図のクレーム対応図に示すように、ハンドル
操舵角を検出するハンドル操舵角検出手段aと、ハンド
ルの中立位置を所定の舵角範囲で検出するハンドル中立
位置検出手段すと、少なくとも中立位置の検出時で、且
つ、操舵角が修正操舵角範囲内である条件を満足する時
、中立舵角を推定する中立舵角推定値演算手段Cと、電
源を切った時にでも中立舵角推定値を記憶しておく中立
舵角推定値記憶手段dと、操舵角絶対値を制御情報に含
む手段であって、電源を切ってから再度電源を入れた時
、操舵角検出値が±180度未満の範囲でハンドル中立
位置が検出された時、前回の記憶中立舵角推定値を用い
て制御を開始する動特性制御手段eと、を備えているこ
とを特徴とする。
(作 用) 動特性制御手段eの制御は、電源を切ってから再度電源
を入れた時、操舵角検出値が±180度未溝0範囲でハ
ンドル中立位置が検出された時に前回の記憶中立舵角推
定値を用いて開始される。
この為、再度電源を入れた時に新たに中立舵角推定値が
演算して制御開始する場合のような制御開始の遅れがな
い。
また、再度電源を入れた時に直ちに制御開始す名湯台の
ようなハンドル中立位置の誤検出も防止される。
従って、高い制御精度を保ちながらの制御開始時期早期
化達成とハンドル中立位置の誤検出防止との両立を図る
ことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第2図は実施例の後輪転舵制御システム(車両動特性制
御装置の一例)を搭載した4輪操舵車両の全体構成を示
す図である。
まず、構成を説明する。
第2図中、IL、 IRは夫々左右前輪、2L、 2R
は左右後輪、3はハンドルである。前輪IL、 IRは
夫々ハンドル3によりステアリングギヤ4を介して転舵
可能とし、後輪2L、 2Rは夫々後輪転舵アクチュエ
ータ5により転舵可能とする。
前記後輪転舵アクチュエータ5は、スプリングセンタ式
油圧アクチュエータとし、室5Rに油圧を供給する時、
圧力に比例した舵角だけ後輪2L、 2Rを夫々右に転
舵し、室5Lに油圧を供給する時、圧力に比例した舵角
だけ後輪2L、 2Rを夫々左に転舵するものとする。
前記アクチュエータ室SL、 SRへの油圧を制御する
電磁比例式後輪転舵制御バルブ6を設け、このバルブ6
は可変絞り6a、 6b、 6c、 6dをブリッジ接
続した構成で、このブリッジ回路にポンプ7、リザーバ
8及びアクチュエータ室SL、 SRからの油路9.1
0を夫々接続する。
そして、この制御バルブ6は更にソレノイド6L。
6Rを備え、これらソレノイド6L、 6RはOFF時
、夫々可変絞り6a、 6b及び6c、 6dを全開さ
せて両アクチュエータ室51. SRを無圧状態にし、
ソレノイド6L又は6日のディザ−付駆動電流工、*又
は工8*によるON時、可変絞り6c、 6d又は6a
、 6bを電流値に応じた開度に絞ってアクチュエータ
室5L又は5Rにディザ−付駆動電流工、*又は工、*
の電流値に応じた油圧を供給するものとする。この油圧
は前記したようにその値に応じた角度だけ後輪2L、 
2Rを対応方向へ転舵する。
前記電磁比例式後輪転舵制御バルブ6と後輪転舵アクチ
ュエータ5との間の油路9,10(カットバルブ20の
前後の油路を夫々9−L9−2及び10−L 10−2
と称する)の途中には、ソレノイド開閉弁構造のカット
バルブ20が挿入されている。
このカットバルブ20は常閉型とし、イグニッションO
FF時やフェイル時であり、ソレノイド20aにソレノ
イド駆動電流工、が供給されない時は、油路9−1.9
−2間及び10−L 10−2間を遮断し、正常に後輪
転舵制御が行なわれている時であり、ソレノイド駆動電
流工、が供給されている時は、油路9−1゜9−2間及
び10−1.10−2間を連通させる。
尚、このカットバルブ20が閉作動するフェイル時とは
、マイコン暴走やセンサ異常や制御バルブ6のソレノイ
ド6L、 6Rが断線やショートした時であり、フェイ
ル時には、カットバルブ20の閉作動と共に警報ランプ
21を点灯させる。
前記制御バルブソレノイド6L、 6Rにディザ−付駆
動電流IL*又はIR*を印加したり、カットバルブソ
レノイド20aにソレノイド駆動電流I、を印加したり
、警報ランプ21に0N−OFF信号を印加する後輪転
舵コントロールユニット30には、入力情報をもたらす
センサ類として、ハンドル操舵方向及びハンドル操舵角
θを検出するハンドル操舵角センサ40と、ハンドルの
中立位置を所定の舵角範囲でのON信号により検出する
ハンドル中立位置センサ41と、車速Vを検出する車速
センサ42と、イグニッションスイッチ43等が接続さ
れている。
そして、この後輪転舵コントロールユニット30には、
第3図のブロック回路図に示すように、内部回路として
、A/D変換器30a、中立舵角推定値演算回路30b
、バックアップメモリ30c、前輪操舵角演算回路30
d、後輪転舵角演算回路30e、D/A変換器30f 
、θ、−I変換回路309、ディザ−設定回路30h、
ソレノイド駆動回路301、異常検出回路30j、フェ
イルセーフ回路30k、ソレノイド駆動回路30I2、
表示駆動回路30m 、自己診断回路30nを有する。
前記ハンドル操舵角センサ40及びハンドル中立位置セ
ンサ41は、第4図に示すように、ハンドル3と共に回
転するステアリングシャフト50に固定された円板状の
センサディスク51と、車体側に固定された3組の発光
ダイオード及びフォトICとによって構成される。
一方のハンドル操舵角センサ40は、センサディスク5
1の全周にわたって数度間隔で開穴された操舵角検出用
スリット51aに対応して半ピツチ間隔に配置された2
組の発光ダイオード及びフォトIC(第1センサ部40
aと第2センサ部40b)とによって構成され、ハンド
ル転回量に応じたパルス数をカウントすることで操舵角
θが検出されると共に、第5図及び第6図に示すように
、右旋回時と左旋回時とでは、両センサ部40a、 4
0bからの出力パルス波形の位相のズレ方が異なること
で旋回方向を検出するようにしている。
他方のハンドル中立位置センサ41は、円周上に20°
程度の範囲で開穴された中立位置検出用スリット51b
に対応して配置された1組の発光ダイオード及びフォト
ICとによって構成され、第7図に示すように、ハンド
ルが中立位置付近にあり、発光ダイオード及びフォトI
Cが中立位置検出用スリット5Ib上にある時には、O
N信号を出力することにより検出する。
尚、中立位置を20°程度の範囲で検出するようにして
いるのは、工場での組付精度による誤差範囲がほぼ±5
°の10″であり、ドライバーの修正操舵の範囲がほぼ
±5°の10°ということで、直進走行時に確実にoN
信号を出力し得る範囲として両者の和である20°程度
をもって設定している。
次に、作用を説明する。
(イ)後輪転舵制御開始処理作動 第8図はイグニッションスイッチ43をONとしてから
後輪転舵制御が開始されるまでの後輪転舵制御開始処理
作動の流れを示すフローチャートである。
まず、後輪転舵制御開始処理作動はイグニッションスイ
ッチ43がONとなった時点からスタートし、ステップ
80では最終ステップに至って後輪転舵制御の開始指令
が出力されるまで後輪転舵制御が禁止される。
ステップ81では、イグニッションスイッチ43をON
とした時点でのハンドル操舵角θがθ。0として設定さ
れる。
ステップ82では、記憶中立舵角推定値e cu。
がバックアップメモリ30cに存在するかどうかが判断
される。
そして、運営は前回の走行等でイグニッションスイッチ
43をON−OFFにした時点での前回記憶中立舵角推
定値θc2゜がバックアップメモリ30cに存在してい
る為、ステップ83へ進み、゛前回記憶中立舵角推定値
θ。工。が記憶中立舵角推定値θ。、として設定される
また、後輪転舵コントロールユニット30の初期化等の
場合で、前回記憶中立舵角推定値θc2゜がバックアッ
プメモリ30cに存在していない場合には、ステップ8
4及びステップ85へ進み、第12図に示す中立舵角推
定値演算が行なわれ、記憶中立舵角推定値e。Mの設定
を待つことになる。これは、記憶中立舵角推定値θ。が
存在しない状態で後輪転舵制御の開始指令を出力しても
前輪操舵角θ、の演算処理が行なえず、後輪転舵制御が
進行しないことによる。
ステ゛ツブ86では、ハンドル中立位置センサ41から
の中立位置信号cpがON信号かどうかが判断される。
ステップ87では、ハンドル中立位置センサ41からの
中立位置信号CPがON信号になった時点でのハ、ンド
ル操舵角θがθ。1として設定されると共に、イグニッ
ションスイッチ43をONとした時点から中立位置信号
CPがON信号となった時点までの操舵量△θ。が下記
の式で演算される工Δθ 。=θ。1−θ。。
ステップ88では、操舵量へ00が±60°の範囲内か
どうかが判断される。
そして、操舵量Δθ。が±60°の範囲を超えている場
合には、後輪転舵制御の開始条件である操舵量△θ。か
±606の範囲内で中立位置信号CPがON信号となる
までステップ86〜ステツプ88が繰り返される。
また、操舵量△θ。が±60°の範囲内であればステッ
プ89へ進み、後輪転舵制御の開始指令が出力される。
従って、上記後輪転舵制御開始処理作動では、イグニッ
ションスイッチ43をOFFからONに切換えて後輪転
舵コントロールユニット30の電源再度を入れた時、操
舵量Δθ。が±60°の範囲内で中立位置信号CPがO
N信号となったら後輪転舵制御が開始される為、新たに
中立舵角推定値演算回路30bにより中立舵角推定値θ
。が演算された後に後輪転舵制御を開始する場合のよう
に後輪転舵制御の開始が大幅に遅れることがなく、通常
の場合には、イグニッションスイッチ43をONとして
数秒も経たないうち後輪転舵制御が開始されることにな
る。
また、イグニッションスイッチ43がOFF時にはパワ
ーステアリングも切れているので±606以上の操舵量
となっていることはほとんど考えられない為、操舵量Δ
θ。が±60°の範囲内で中立位置信号cpがON信号
となったら、そのON信号を検出した時点が正規のハン
ドル中立位置であるとみなすことができ、イグニッショ
ンスツチ43のON時に直ちに後輪転舵制御を開始する
場合のように、ハンドルを360度転回した位置でハン
ドル中立位置センサ41によりハンドル中立位置と誤検
出してしまうことも防止される。
尚、理論的には、±180°未溝の範囲内で中立位置信
号CPがON信号となったら後輪転舵制御を開始するよ
うにしてもハンドル中立位置の誤検出は防止される。
以上説明したように、操舵角絶対値である前輪操舵角θ
、を制御情報に含む後輪転舵制御システムにおいて、記
憶中立舵角推定値θCMを前回の走行時にイグニッショ
ンスイッチ43をON→OFFにした時点での前回記′
l中立舵角推定値θ。ア。を用いることで高い後輪転舵
制御精度を保ちながらの制御開始時期早期化の達成とハ
ンドル中立位置の誤検出防止との両立を図ることが出来
る。
(ロ)後輪転舵制御及びフェイルセーフ作動第9図は第
8図の後輪転舵制御開始処理作動で制御開始指令が出力
されてから行なわれる後輪転舵制御作動及びフェイルセ
ーフ作動の流れを示すフローチャートである。
ステップ90では、異常検出回路30jで何らかの異常
が検出された場合に出力されるフェイル指令の出力時か
どうかが判断され、フェイル指令が出力されていない時
には、ステップ91以降の後輪転舵制御作動が行なわれ
、フェイル指令が出力されている時には、ステップ97
以降のフェイルセーフ作動が行なわれる。
*後輪転舵制御作動 ステップ91では、ハンドル操舵角θと車速Vと記憶中
立舵角推定値θ。とが読み込まれる。
ステップ92では、ハンドル操舵角θと記憶中立舵角推
定値θ。とによって前輪操舵角θ、が下記の式で演算さ
れる。
θ、=Iθ−θ。工1 ステップ93では、車速Vと前輪操舵角θ1とに基づい
て目標後輪転舵角θ8が演算される。
ステップ94では、目標後輪転舵角θ7が、予め与えら
れたθ□−■特性テーブルにより駆動電流■、または1
.に変換される。
ステップ95では、ステップ94で得られた駆動電流工
、またはIRに所定の振幅1周波数によるディザ−を付
加したディザ−付属動電流IL*またはIo車が制御バ
ルブソレノイド6Lまたは6Rに出力される。
ステップ96では、バルブソレノイド20aに対しカッ
トバルブ20を開(ON信号によるソレノイド駆動電流
IFが出力される。
*フェイルセーフ作動 ステップ97では、バルブソレノイド20aに対しカッ
トバルブ20を閉じるOFF信号によるソレノイド駆動
電流IFが出力される。
ステップ9日では、警報ランプ21に点灯信号(ON)
が出力される。
ステップ99では、フェイルセーフ指令からの経過時間
ΔTが所定時間△To (例えば+50m5ec)にな
ったか否かをチェックし、八T≧△T、になったらステ
ップ100で制御バルブ6のソレノイド6Lまたは6R
のディザ−付駆動電流工、*またはI8*をOFFする
指令が出力される。
従って、後輪転舵制御作動で、例えば、第10図に示す
ように、前輪操舵角θ、に対し後輪を一瞬逆相に転舵制
御し、その後、同相に転舵制御する1次進みの位相反転
制御を行なった場合には、コーナリングフォースの発生
をヨーの発生方向に積極的に加えることでヨーレイトの
立上がりが向上し、そして、十分なヨーイングが得られ
た後に後輪を同相側に転舵してヨーレイトの増加を抑え
ることで、車体横すべり角がつくのが抑えられ、操舵安
定性が増し高い応答性が得られる。
特に、低、中速域で効果的である。
また、フェイルセーフ作動では、カットバルブ20で油
圧をカットし、その後、カットバルブ20での油のリー
クを利用して徐々に後輪を中立位置に戻す作動を行なう
ようにしている為、フェイル時の車両挙動急変が防止さ
れる。
(ハ)中立舵角推定値演算開始処理作動第11図はイグ
ニッションスイッチ43をONとしてから中立舵角推定
値演算が開始されるまでの中立舵角推定値演算開始処理
作動の流れを示すフローチャートである。
まず、中立舵角推定値演算開始処理作動はイグニッショ
ンスイッチ43がONとなった時点からスタートし、ス
テップ110では中立舵角推定値演算の開始指令が出力
されるまで中立舵角推定値演算が禁止される。
ステ・ンプ111〜ステップ116は、中立舵角推定値
演算を開始するにあたって予め行なわれるハンドル中立
位置センサ正常確認処理ステップである。
ステップ111では、ハンドル中立位置センサ41から
の中立位置信号cpがOFF信号からON信号に変化し
たかどうかが判断される。
ステ・ンブ112では、中立位置信号CPがOFF信号
からON信号に変化した場合、その時点でのハンドル操
舵角θがθIJINとして設定される。
ステップ113では、ハンドル中立位置センサ41から
の中立位置信号cpがON信号からOFF信号に変化し
たかどうかが判断される。
ステップ114では、中立位置信号CPがON信号から
OFF信号に変化した場合、その時点でのハンドル操舵
角θがe IJAXとして設定される。
ステ・ンブ115では、上記θ&JINと0□8により
中立位置信号幅θCPが下記の式で演算される。
ecP”θ、JAX−θIJIN ステップ116では、中立位置信号幅θcpがセンサデ
ィスク51に20″程度の範囲で開穴された中立位置検
出用スリットstbの角度範囲と符合するかどうかが、
±5°の許容角度をもたせて判断され、15°≦θcp
≦25°である場合には、ハンドル中立位置センサ41
が正常であると確認されステップ117で中立舵角推定
値演算の開始指令が出力される。
一方、ecP<15°またはecP>25°である場合
には、ハンドル中立位置センサ41が何らかの理由で異
常であるとの判断に基づいてステップ118でフェイル
指令が出力され、中立舵角推定値演算や後輪転舵制御を
行なうことなく第9図のステップ97〜ステツプ100
のフェイル作動が行なわれる。
従って、中立舵角推定値演算開始処理作動では、中立舵
角推定値演算に先行して中立位置信号幅θ。−が15″
≦θcp≦25°であるかどうかによりハンドル中立位
置センサ41が正常であることの確認を行ない正常であ
ることが確認されてから中゛立舵角推定値演算を開始す
るようにしている為、ハンドル中立位置センサ41が断
線やショート等により異常であるにもかかわらずハンド
ル中立位置センサ41が正常かどうかを確認することな
く中立舵角推定値演算を開始した場合のように、ハンド
ル中立位置の誤認が回避され、正確な中立舵角推定値θ
。を演算することができる。
(ニ)中立舵角推定値演算処理作動 第12図は第11図の中立舵角推定値演算開始処理作動
で演算開始指令が出力されてから行なわれる中立舵角推
定値演算処理作動の流れを示すフローチャートである。
ステップ120では、中立位置信号CPがON信号かど
うかが判断され、ON信号である場合には、ステップ1
21以降の中立舵角推定値演算処理べ進む。
ステ・ンプ121では、中立舵角推定値演算フラグ5F
LGが初期゛演算条件時を示す5FLG=○かどうかが
判断され、更新演算条件時を示す5FLG= 1である
場合には、ステップ123へ飛ぶ。
ステップ122では、中立舵角推定値演算の初期条件V
0.θ。、Loが設定される。
ここで、Voは車速条件であり、例えば、初期車速条件
として20km/hに設定される。
θ。は修正操舵角条件であり、例えば、初期修正操舵角
条件として10°に設定される。
Loは車速条件と修正操舵角条件を満足する状態での連
続走行距離条件であり、例えば、初期条件として12.
5mに設定される。
ステップ123では、別のフローにより車速Vと修正操
舵角θ5と連続走行距離りとが算出される。
ステップ124.ステ・ンプ125.ステップ126で
は、中立舵角推定値演算の各条件を同時に満足するかど
うかが判断される。
ステップ124では、車速Vが車速条件V。1:i上で
最大車速条件VいX (例えば、80km/h)以下か
どうかが判断される。
ステップ125では、修正操舵角θ5が修正操舵角条件
θ。以下かどうかが判断される。
ステップ126では、連続走行距離りが連続走行距離L
0以上かどうかが判断される。
尚、この演算条件判断において、車速条件と修正操舵角
条件を同時に満足する時には、ステップ127でハンド
ル操舵角eの最大値e &lAXと最小値θ工、Nとが
設定され、いずれかの条件でも満足しないとステップ1
28で設定された最大値θM’AXと最小値θIJIN
がクリアされる。
そして、ステップ124,125,126の演算条件を
全て満足する時には、ステップ129へ進み、最大値θ
IJAXと最小値θM、Nとの平均値を求める下記の式
により中立舵角推定値θ。が演算される。
ステップ130では、ステップ129で中立舵角推定値
θ。が求められた場合、今回の値θ。と前回の値θ。−
7との平均値を最新の記憶中立舵角推定値θ。、として
更新する処理が行なわれる。
ステップ131では、中立舵角推定値が更新された場合
、この更新時にステップ123で算出された車速V、修
正操舵角θ5.連続走行距離りが次に中立舵角推定値を
更新する場合の中立舵角推定値演算条件V。、θ。、L
oとして設定される。
ステップ132では、車速V、修正操舵角θ5゜連続走
行距離りがクリアされると共に中立舵角推定値演算フラ
グ5FLGが5FLG= 1に設定される。
ステップ120での判断で中立位置信号CPがOFF信
号である場合には、ステップ133以降の中立舵角推定
値誤差検出処理へ進む。
ステップ133では、ハンドル操舵角θと記憶中立舵角
推定値θ。、とによって下記の式により前輪操舵角θ、
に相当する操舵角誤差Δθが演算される。
Δθ=1θ−θcul ステップ134では、操舵角誤差Δθが設定誤差Δθ2
(例えば、2°)以上かどうか判断され、中立位置検出
時ではないことでΔθ≧Δθ、の場合には、記憶中立舵
角推定値θc、Jの誤差が小さいとしてステップ135
へ進み、中立舵角推定値演算フラグ5FLGが更新演算
条件を示す5FLG= 1に設定される。また、中立位
置検出時ではないのにもかかわらずΔθ〈△θ2の場合
には、記憶中立舵角推定値θc7の誤差が大きいとして
、ステップ136へ進み、中立舵角推定値演算フラグ5
FLGが初期演算条件を示す5FLG= Oに設定され
る。
従って、この中立舵角推定値演算処理作動では、中立舵
角推定値演算条件に車速条件を含み、しかも車速Vが2
0km/h (初期車速条件V O)以上で80km/
h (最大車速条件vMAx)としている為、20km
/h未満の低車速時や80km/hを超える高車速時に
は中立舵角推定値演算が行なわれない。
この為、小半径旋回を行なう低車速時にほぼ1回転した
位置でのハンドル保舵状態で一定距離または一定時間旋
回走行した場合、正規の位置から360°程度外れた位
置がハンドル中立位置センサ41により中立位置と誤検
出されることが防止される。
また、タイヤスリップ角が大きくなる高車速走行時に少
しハンドルを切った保舵状態で大半径旋回走行した場合
、少し切ったハンドル操舵角をハンドル中立位置センサ
41により中立位置と誤検出してしまい、直進状態とな
らない位置を中立舵角推定値θ。として設定することが
防止される。
また、記憶中立舵角推定値θ。2に誤差が発生した場合
には、中立舵角推定値演算条件を更新演算条件より甘い
初期演算条件に戻すようにした為、高速ハンドル転回操
作等によりハンドル操舵角θの読み飛ばしをし中立舵角
推定値θ。が正規の値から大きく外れた場合、次に行な
われる中立舵角推定値の演算時期が早まり、早期に正規
の記憶中立舵角推定値θc、Jに戻すことができる。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが具体的な
構成及び制御内容等はこの実施例に限られるものではな
い。
例えば、実施例では車両動特性制御装置として後輪転舵
制御システムの例を示したが、前輪操舵時に前輪と後輪
とをアクチュエータにより転舵制御する補助転舵制御シ
ステムやアクティブサスペンション制御システム等、操
舵角絶対値を制御情報に含むシステムであれば適用でき
るのは勿論である。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の車両動特性制御装置
にあっては、電源を切ってから再度電源を入れた時、操
舵角検出値が±180度未満の範囲でハンドル中立位置
が検出された時、前回の記憶中立舵角推定値を用いて動
特性制御を開始する手段とした為、操舵角絶対値を制御
情報に含む車両動特性制御装置において、高い制御精度
を保ちながらの制御開始時期早期化達成とハンドル中立
位置の誤検出防止との両立を図ることが出来るという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両動特性制御装置のクレーム対応図
、 第2図は後輪転舵制御システムを搭載した4輪操舵車両
の全体構成を示す図、 第3図は後輪転舵制御システムの後輪転舵コントロール
ユニットのブロック回路図、 第4図はハンドル操舵角センサ及びハンドル中立位置セ
ンサを示す図、 第5図及び第6図はハンドル操舵角センサでの右旋回時
及び左旋回時における操舵角パルス信号を示す図、 第7図はハンドル中立位置センサから出力される中立位
置信号を示す図、 第8図は後輪転舵制御開始処理作動の流れを示すフロー
チャート、 第9図は接輪転舵制御作動及びフェイルセーフ作動の流
れを示すフローチャート、 第10図は後輪転舵制御の一例を示すタイムチャート、 第11図は中立舵角推定値演算開始処理作動の流れを示
すフローチャート、 第12図は中立舵角推定値演算処理作動の流れを示すフ
ローチャートである。 a・・・ハンドル操舵角検出手段 b・・・ハンドル中立位置検出手段 C・・・中立舵角推定値演算手段 d・・・中立舵角推定値記憶手段 e・・・動特性制御手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ハンドル操舵角を検出するハンドル操舵角検出手段
    と、 ハンドルの中立位置を所定の舵角範囲で検出するハンド
    ル中立位置検出手段と、 少なくとも中立位置の検出時で、且つ、操舵角が修正操
    舵角範囲内である条件を満足する時、中立舵角を推定す
    る中立舵角推定値演算手段と、電源を切った時にでも中
    立舵角推定値を記憶しておく中立舵角推定値記憶手段と
    、 操舵角絶対値を制御情報に含む手段であって、電源を切
    ってから再度電源を入れた時、操舵角検出値が±180
    度未満の範囲でハンドル中立位置が検出された時、前回
    の記憶中立舵角推定値を用いて制御を開始する動特性制
    御手段と、 を備えていることを特徴とする車両動特性制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003118620A (ja) * 2001-10-18 2003-04-23 Mitsubishi Electric Corp 電動式パワーステアリング制御装置
DE10037245B4 (de) * 1999-08-05 2005-03-17 Honda Giken Kogyo K.K. Vorrichtung zur Erkennung von Rotation
JP2008018911A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
CN114929561A (zh) * 2019-12-31 2022-08-19 株式会社万都 转向控制装置和方法

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