JPH0229690Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0229690Y2 JPH0229690Y2 JP1983067587U JP6758783U JPH0229690Y2 JP H0229690 Y2 JPH0229690 Y2 JP H0229690Y2 JP 1983067587 U JP1983067587 U JP 1983067587U JP 6758783 U JP6758783 U JP 6758783U JP H0229690 Y2 JPH0229690 Y2 JP H0229690Y2
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- Japan
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- coil
- magnetic core
- wound
- flange
- recess
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 15
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910018605 Ni—Zn Inorganic materials 0.000 claims 1
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910001053 Nickel-zinc ferrite Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は、VHFやUHFのチユーナー等に主に
使用されているインダクタに関するものである。
使用されているインダクタに関するものである。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題)
従来、VHFやUHFのチユーナー用としての周
波数選択素子として使用されるインダクタは高周
波(最大限270MHz)でのQ特性が高いことが要
求されていたため、空心コイルが広く用いられて
いた。
波数選択素子として使用されるインダクタは高周
波(最大限270MHz)でのQ特性が高いことが要
求されていたため、空心コイルが広く用いられて
いた。
しかし空心コイルは磁心入りコイルに比べて大
型となり、チユーナーの小型化の要請に応えられ
ないばかりか、わずかの外部応力により変形し易
く、そのために製品の包装、運搬あるいは基板へ
の取付作業中の取扱いが困難である等の問題点が
あつた。
型となり、チユーナーの小型化の要請に応えられ
ないばかりか、わずかの外部応力により変形し易
く、そのために製品の包装、運搬あるいは基板へ
の取付作業中の取扱いが困難である等の問題点が
あつた。
一方、従来磁心として使用されていたバーマロ
イ、けい素鋼板等の金属材料やフエライト磁心
は、最大限270MHzまでのQ特性がのびず、VHF
やUHFのチユーナー用インダクタとしては不適
当であつた。また、磁心でもドラム形のものは両
側に鍔を有しているので、インダクタンスを可変
して所定のインダクタンスを得るためのコイルの
ピツチ調整ができないという欠点があつた。更に
磁心でも棒状のものは両側に鍔がないので、磁心
に巻回したコイルが磁心の両側から外れ易いとい
う欠点があり、そのために磁心へのコイルの巻回
数が制限されてインダクタンスをより多くとるこ
とができないという問題点があつた。
イ、けい素鋼板等の金属材料やフエライト磁心
は、最大限270MHzまでのQ特性がのびず、VHF
やUHFのチユーナー用インダクタとしては不適
当であつた。また、磁心でもドラム形のものは両
側に鍔を有しているので、インダクタンスを可変
して所定のインダクタンスを得るためのコイルの
ピツチ調整ができないという欠点があつた。更に
磁心でも棒状のものは両側に鍔がないので、磁心
に巻回したコイルが磁心の両側から外れ易いとい
う欠点があり、そのために磁心へのコイルの巻回
数が制限されてインダクタンスをより多くとるこ
とができないという問題点があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、磁
心入りコイルでも高周波でのチユーナー用として
使用できると共に部品の小型化の要請にも応える
ことができ、然も所定のインダクタンスを得るた
めのピツチ調整も容易にできるインダクタの提供
を目的とするものである。
心入りコイルでも高周波でのチユーナー用として
使用できると共に部品の小型化の要請にも応える
ことができ、然も所定のインダクタンスを得るた
めのピツチ調整も容易にできるインダクタの提供
を目的とするものである。
[考案の構成]
(課題を解決するための手段)
本考案のインダクタは一端に鍔部を有し、この
鍔部に連結された所定長さの円柱状の巻回部を有
する磁心と、前記巻回部における鍔部側の端部周
面に設けられた凹部と、一端が前記凹部に嵌入さ
れ、前記凹部近傍に位置する部分は間隔が密とな
るように巻かれ、前記凹部近傍以外に位置する部
分は間隔が粗となるように巻かれることにより前
記巻回部を移動可能に保持されているコイルとを
有することを特徴とする。
鍔部に連結された所定長さの円柱状の巻回部を有
する磁心と、前記巻回部における鍔部側の端部周
面に設けられた凹部と、一端が前記凹部に嵌入さ
れ、前記凹部近傍に位置する部分は間隔が密とな
るように巻かれ、前記凹部近傍以外に位置する部
分は間隔が粗となるように巻かれることにより前
記巻回部を移動可能に保持されているコイルとを
有することを特徴とする。
(作用)
磁心は円柱状の巻回部と、この巻回部の一端に
設けられた鍔部と、巻回部の鍔部側周面に設けら
れた凹部とから構成されている。
設けられた鍔部と、巻回部の鍔部側周面に設けら
れた凹部とから構成されている。
このような磁心に巻回されているコイルはその
一端が前記凹部に嵌入されており、また凹部近傍
では密に巻かれているが、凹部近傍以外の部分で
は粗となるように巻かれているのでコイルを磁心
から脱落されることなく、凹部近傍以外に位置す
るコイルを巻回部上で移動可能にし、この移動量
を調整することによりインダクスの調整が行え
る。
一端が前記凹部に嵌入されており、また凹部近傍
では密に巻かれているが、凹部近傍以外の部分で
は粗となるように巻かれているのでコイルを磁心
から脱落されることなく、凹部近傍以外に位置す
るコイルを巻回部上で移動可能にし、この移動量
を調整することによりインダクスの調整が行え
る。
(実施例)
以下、本考案を実施例に示す図面に従つて説明
する。
する。
第1図は本考案の一実施例を示す正面断面図で
ある。1は磁心であり、当該磁心1は一端に鍔部
2が設けてある。この磁心はニツケル(Ni)と
亜鉛(Zn)を適宜配合してμ(ミユー)が約7の
ニツケルジンク系フエライトより構成されてい
る。磁心1の巻回部3には所定のインダクタンス
を得るためのコイル4が巻回されている。3aは
鍔部2側における巻回部3の端部周面に設けられ
た凹部である。4a及び4bはコイル4の両端末
で、この両端末4a,4bはリード線として基板
(図示せず)に半田付等の処理をし易いように予
備半田が施されている。
ある。1は磁心であり、当該磁心1は一端に鍔部
2が設けてある。この磁心はニツケル(Ni)と
亜鉛(Zn)を適宜配合してμ(ミユー)が約7の
ニツケルジンク系フエライトより構成されてい
る。磁心1の巻回部3には所定のインダクタンス
を得るためのコイル4が巻回されている。3aは
鍔部2側における巻回部3の端部周面に設けられ
た凹部である。4a及び4bはコイル4の両端末
で、この両端末4a,4bはリード線として基板
(図示せず)に半田付等の処理をし易いように予
備半田が施されている。
磁心1の巻回部3に巻回するコイルは、巻き方
が右巻きあるいは左巻きのいずれでもよく、単層
巻きにし、第1図に示すように凹部3aにコイル
の一端を嵌入し凹部近傍ではコイルの間隔が密と
なるように巻き、凹部近傍以外の部分では間隔が
粗となるように巻く。
が右巻きあるいは左巻きのいずれでもよく、単層
巻きにし、第1図に示すように凹部3aにコイル
の一端を嵌入し凹部近傍ではコイルの間隔が密と
なるように巻き、凹部近傍以外の部分では間隔が
粗となるように巻く。
このように凹部近傍以外の部分ではコイル間隔
が粗となつているので、所定のインダクタンスを
得るためのコイル4のピツチ調整(コイルの間隔
の調整)は鍔部2の反対側(棒状部分)におい
て、ピンセツト等により容易に行える。
が粗となつているので、所定のインダクタンスを
得るためのコイル4のピツチ調整(コイルの間隔
の調整)は鍔部2の反対側(棒状部分)におい
て、ピンセツト等により容易に行える。
所定のインダクタンスを得るためのコイルのピ
ツチ調整が終了した巻回コイル4は、ワツクスや
接着剤(例えばエポキシ系の接着剤)等の固定材
で磁心1の巻回部3に固着される。前記コイルの
ピツチ調整が基板へ実装する際に行われる場合に
は、それらの作業終了後に巻回部3の巻回コイル
4を前記固定材により固着する。
ツチ調整が終了した巻回コイル4は、ワツクスや
接着剤(例えばエポキシ系の接着剤)等の固定材
で磁心1の巻回部3に固着される。前記コイルの
ピツチ調整が基板へ実装する際に行われる場合に
は、それらの作業終了後に巻回部3の巻回コイル
4を前記固定材により固着する。
以上のように本考案は、その磁心をμが約7の
ニツケルジンク系フエライトにより構成したた
め、磁心入りでも最大限270MHzまでの高周波で
のQ特性がのびるので、VHFやUHFのチユーナ
ー用のインダクタとして使用することができる。
第2図及び第3図に示すグラフはインダクタ
(L)を1.1μHとして使用した場合の周波数特性
(Q特性含む)を示したもので、第2図は従来の
空心コイルであり、第3図は本考案における磁心
入りコイルである。両図に示したグラフより明ら
かなように本考案における磁心入りコイルの特性
は従来の空心コイルの特性とほとんど変らないこ
とがわかる。この際に使用した本考案の磁心入り
コイルは空心コイルに対する小型化率が35.3%で
あつた。
ニツケルジンク系フエライトにより構成したた
め、磁心入りでも最大限270MHzまでの高周波で
のQ特性がのびるので、VHFやUHFのチユーナ
ー用のインダクタとして使用することができる。
第2図及び第3図に示すグラフはインダクタ
(L)を1.1μHとして使用した場合の周波数特性
(Q特性含む)を示したもので、第2図は従来の
空心コイルであり、第3図は本考案における磁心
入りコイルである。両図に示したグラフより明ら
かなように本考案における磁心入りコイルの特性
は従来の空心コイルの特性とほとんど変らないこ
とがわかる。この際に使用した本考案の磁心入り
コイルは空心コイルに対する小型化率が35.3%で
あつた。
また、本考案におけるインダクタの磁心は片鍔
形状であり、所定のインダクタンスを得るための
コイルのピツチ調整(コイルの間隔を調整)が鍔
部2の反対側(棒状部分)でピンセツト等により
容易に行うことができる。第4図に示したグラフ
はコイルとコイルとのピツチ間隔とインダクタン
スの変化量を示したもので、このグラフより明ら
かなように相互の関係が直線上に表われているの
で、所定のインダクタンスを得るためのコイルの
ピツチ調整が容易なことがわかる。
形状であり、所定のインダクタンスを得るための
コイルのピツチ調整(コイルの間隔を調整)が鍔
部2の反対側(棒状部分)でピンセツト等により
容易に行うことができる。第4図に示したグラフ
はコイルとコイルとのピツチ間隔とインダクタン
スの変化量を示したもので、このグラフより明ら
かなように相互の関係が直線上に表われているの
で、所定のインダクタンスを得るためのコイルの
ピツチ調整が容易なことがわかる。
更に、鍔部2側は磁心1に巻回したコイル4が
凹部3aに嵌り込んでいるので、ピツチ調整中に
例えばピツチが大きくなるように広げるような引
つぱりを加えても巻回部3から巻回コイルが外れ
ない。また巻回したコイルをいかなる方向にかた
むけても巻回部3から巻回コイルが外れない。従
つてコイルの仮止めも必要とすることなくピツチ
調整を容易且つ正確にできる。
凹部3aに嵌り込んでいるので、ピツチ調整中に
例えばピツチが大きくなるように広げるような引
つぱりを加えても巻回部3から巻回コイルが外れ
ない。また巻回したコイルをいかなる方向にかた
むけても巻回部3から巻回コイルが外れない。従
つてコイルの仮止めも必要とすることなくピツチ
調整を容易且つ正確にできる。
[考案の効果]
本考案は以上説明したように、特殊な材質によ
り成る鍔部側の巻回部周面に凹部を設けた片鍔部
形状の磁心入りコイルとして構成したので、高周
波でのQ特性が高いことが要求されるチユーナー
用として使用できると共に部品の小型化の要請に
も応えることができ、然も所定のインダクタンス
を得るためのピツチ調整も容易にできるインダク
タを提供することができる。
り成る鍔部側の巻回部周面に凹部を設けた片鍔部
形状の磁心入りコイルとして構成したので、高周
波でのQ特性が高いことが要求されるチユーナー
用として使用できると共に部品の小型化の要請に
も応えることができ、然も所定のインダクタンス
を得るためのピツチ調整も容易にできるインダク
タを提供することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す正面断面図、
第2図は従来の空心コイルにおけるインダクタ
(L)を1.1μHとして使用した場合の周波数特性
を示したグラフ、第3図は本考案のインダクタを
1.1μHとして使用した場合の周波数特性を示した
グラフ、第4図はコイルのピツチ間隔とインダク
タンスの変化量を示したグラフである。 1……磁心、2……鍔部、3……巻回部、4…
…コイル、4a,4b……コイルの両端末。
第2図は従来の空心コイルにおけるインダクタ
(L)を1.1μHとして使用した場合の周波数特性
を示したグラフ、第3図は本考案のインダクタを
1.1μHとして使用した場合の周波数特性を示した
グラフ、第4図はコイルのピツチ間隔とインダク
タンスの変化量を示したグラフである。 1……磁心、2……鍔部、3……巻回部、4…
…コイル、4a,4b……コイルの両端末。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端に鍔部を有し、この鍔部に連結された所
定長さの円柱状の巻回部を有する磁心と、 前記巻回部における鍔部側の端部周面に設け
られた凹部と、 一端が前記凹部に嵌入され、前記凹部近傍に
位置する部分は間隔が密となるように巻かれ、
前記凹部近傍以外に位置する部分は間隔が粗と
なるように巻かれることにより前記巻回部上を
移動可能に保持されているコイルとを有するこ
とを特徴とするインダクタ。 (2) 前記磁心がNi−Zn系フエライトより成るこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載のインダクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6758783U JPS59173312U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6758783U JPS59173312U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | インダクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59173312U JPS59173312U (ja) | 1984-11-19 |
JPH0229690Y2 true JPH0229690Y2 (ja) | 1990-08-09 |
Family
ID=30197776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6758783U Granted JPS59173312U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | インダクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59173312U (ja) |
-
1983
- 1983-05-06 JP JP6758783U patent/JPS59173312U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59173312U (ja) | 1984-11-19 |
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