JPS6043805A - インダクタンス部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は各種電子機器に用いられるインダクタンス部品
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、半導体集積回路の高密度・多機能化とチップ抵抗
、チップコンデンサの出現により、各種電子機器の小型
化が急速に押し進められている。

これらのり−ドレスのチップ部品はりフロー半田伺によ
り配線基板への様々力実装ができ、高密度実装が可能で
ある。この様な中にあって、インダクタンス部品に関し
てもリードレス、チップ部品化への強い要望がある。

以下図面を参照しながら従来の固定インダクタンス部品
について説明する。

第１図に従来の固定インダクタの一例を示す。

図中１はドラム形状のフェライトコア、２は所要インダ
クタンスを得るためにフェライトコアに巻回した線輪、
３はフェライトコアの両端のツバ中心部に一端を固定し
たコイル引出用のリード端子であシ、゛線輪２の端部を
リード端子３に数回巻きいる。４はコイル全体を被い内
部構造を保護するだめの外装被膜で、一般的にはエポキ
シン樹脂等で行なわれている。。

以上のように構成した固定インダクタンス部品の構造で
リードレス、チップ部品を実現するためにリード端子３
の代りに金属板端子面だはキャップ電極端子等を用いる
と、大きなＱの低下を招き、インダクタンス部品として
の電気性能を著るしく劣下させてしまう。また、他のチ
ップ部品は角形形状が主流と彦ってきてお９ユーザーで
の各種チップ部品取付工程の自動化を考慮すると、イン
ダクタンス部品も円筒形ではなく他の部品同様角形とす
ることが望しい。また、この様な単一磁心によるリード
タイプの固定インダクタンス部品では、いわゆる開磁路
が形成され、大きなインダクタンスが得られないと′と
から、高インダクタンスを必要とする場合はコイル磁心
の外周に円筒状の磁性体を被せた９、外装被膜樹脂中に
磁性体を混合させたりしてい、だが、前者は形状が大き
くなり、ま合できず効果的ではなかった。

発明の目的 本発明の目的は充分な電気性能を有し、安価に生産し得
る、角形のリードレス、チップ・インダクタを提供する
ことである。

発明の構成 発明のチップ・インダクタは同一平面上で相対する一対
の金属板端子の先端部に幅狭の突出部を設け、その突出
部上に巻線を施したドラムコアをこの中心軸が金属板端
子面に対して垂直でかつ突出部間にまたかるように配置
して固着し、前記金属板端子の外部回路への接続部を残
して全体を外装樹脂成形体で覆うように構成したもので
あり、これにより充分な電気性能を有し、量産性に富む
チップタイプのインダクタンス部品の生産が可能となる
ものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第２図は本発明の一実施例におけるインダクタンス部品
を示すものである。第２図において、５はドラムコア、
６は所要のインダクタンスを得るためにドラムコアに巻
回した線輪、７は同一平面上で相対する様に配置した一
対の金属板端子、８は前記金属板端子７の先端部に設け
た幅狭の突出部であり、ドラムコア５をその突出部８の
上にまたがりかつドラムコア５の中心軸が金属板端子面
に垂直となる様に配置して固着している。９は金属板端
子７と線輪６との電気的接続部、１０は外装樹脂成形体
であり、製品の内部構造の保護と同時に製品外形を形成
している。１１は金属板端子７を外装樹脂成形体１ｏの
外部へ引出し、製品外形に沿って曲げることにより形成
した外部接続用端子部である。また、第３図（ａ）、　
（ｂ）にドラムコア６を金属板端子突出部８に固着する
部分を底面側より見た図であり、第３図（ａ）は複数の
突出部８を有する場合のものであり、第３図（１））は
相対する金属板端子７にそれぞれ１個の突出部８を設け
た場合のものである。

なお、本実施例では外部接続用端子部１１は外装樹脂成
形体１０の側面の１部より底面の１部に端子を形成する
様に折り曲げている例を示しているが必らずしも、との
形に限定されるものではなく、例えば外装樹脂成形体１
０の側面の１部に沿わせ、底面と同一平面上に外側に折
り曲げるようにしても良いのは言うまでもない。

以」二の様に構成した本実施例のインタフタンス部品で
はドラムコア６から出る磁束を金属板端子７が遮ること
なく、またドラムコア６に直接接触する金属板端子面の
面積も極少であるため、Ｑの低下が少なく、良好な電気
性能を有するインダクタンス部分が得られる。これはド
ラム形状のフェライトコアではドラム両端のツノくの内
側角端部に最大の磁束が集中する性質を有するためであ
る。

合わぜて製品外形は外装樹脂成形体１０により成形して
おり容易に角形チップ部品形状にすることができ、また
寸法・形状の設計自由度も大きくとることが可能である
。捷だ、量産性も本発明による構造とすることにより金
属板端子７を連続した連状の端子部として供給し、ドラ
ムコア６を生産工程投入時から固定することが可能であ
シ、これにより以後の一連の工程、例えば巻線工程、配
線工程、外装成形工程、さらには外部引出端子加工工程
等の各工程を前記連続した端子条のま１行うことができ
るため、極めて生産、能率の向上を図ることができるの
である。

本発明の他の実施例を第４図に示す。図中、１２はドラ
ムコア６のツバの外側部品に設けた突部である。これに
よシ、金属板端子７の突出部８と前記突部１２とを嵌合
させることにより、ドラムコア６の金属板端子７上での
固着位置を決めることができ、量産時での工程安定化に
おいて大きな効果を有するものである。なお、この場合
でも突出部８は１個でも可能なことは言う捷でもない。

寸だ、外装成形用樹脂としては、一般的にトランスファ
成形または射出成形可能な熱硬化性樹脂を使用している
が、熱硬化性樹脂材料中に添加している無機添加物の代
りに磁性酸化物を添加することにより、外装樹脂成形体
としての特性を欠如させずにインダクタンス部品として
の性能を向上させることかできる。具体的にはエポキシ
系成形樹脂に７０〜８０重量φの微粉末フェライト材を
添加することによりインダクタンス値は２〜３倍造加す
ると共に、フェライト混入成形樹脂によりインダクタン
ス部品の磁気シールド特性が得られる。

この磁気シールド特性は高密度実装が行われるチップ部
品において電磁相互誘導等により回路上他に与える影響
を低減するという効果があり、高インダクタンスを得る
効果と合わせて、インダクタンス部品の性能を著るしく
向上させることができる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明は、同一平面上で
相対する先端部に突出部を設けた一対の金属板端子の突
出部間に丑たかり、かつ金属板端子面に対しドラムコア
中心軸が垂直になるように突出部上に配置して固着する
構成としているため、高いＱ値をはじめ、良好な電気性
能を備えたインダクタンス部品が得ちれると共に、前記
金属板端子を連続した端子条とすることにより、製造の
各工福間を一貫した工程移動形態で運用することができ
るため、量産性に優れ安価に生産できるという効果が得
られる。また、外装成形樹脂にフェライトを混入するこ
とによシ同−構造、同一の生産工程で、さらに一段と電
気性能の向」二したインダクタンス部品が得られ、その
工業的価値は非常に大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のインダクタンス部品の一例を示す透過斜
視図、第２図は本発明の一実施例によるインダクタンス
部品を示す透過斜視図、第３図（ａ）（ｂ）は本発明に
よるインダクタンス部品の金属板端子の一例を示す斜視
図、第４図は本発明によるインダクタンス部品の他の実
施例を示す斜視図である。 ６・・・・・・ドラムコア、θ・・・・・・線輪、７・
・・・・・金属板端子、８・・・・・・突出部、１０・
・・・・・外装樹脂成形体、１１・・・・・・外部接続
用端子部、１２・・・・・・突部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第３図 （α）（ｂ） 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　同一平面上で相対する一対の金属板端子の先端
   部に幅狭の突出部を設け、その突出部上、に巻線を施し
   たドラムコアをこの中心軸が金属板端子面に対して垂直
   でかつ突出部間にまたがるように配置して固定し、前記
   金属板端子の外部回路への接続部を残して全体を外装樹
   脂成形体で覆ったインダクタンス部品。
2. （２）　ドラムコアのツバの外側部分に突部を設け、ダ
   クタンス部品。
3. （３）外装樹脂成形体がフェライト等の磁性酸化物を含
   有するものである特許請求の範囲第１項記載のインダク
   タンス部品。