JPH02296906A - 橋梁用伸縮装置のウエブ遊間内構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この出願の発明は、道路橋等の橋梁用伸縮装置のウェブ
遊間的構造に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の橋梁用伸縮装置のウェブ遊関内構造には
、例えば第４図及び第５図に示したように、くし歯部（
３ａ）を介して相互に噛み合わせた一対のフェースプレ
ート（３）とウェブフレーム（４）の相互に対向するウ
ェブプレート（４ｂ）とバックアツプ材（１１）により
形成されるウェブ遊間内に、シール材（２）を流し込み
硬化させて仕上げる形式のものが存在していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来の橋梁用伸縮装置のウェブ遊間
的構造は、ウェブ遊間内に余すところなく全てシール材
（２）を充填するには多量のシール材（２）が必要であ
るという課題、相互に対向するウェブプレー１−（４ｂ
）の間隔の伸縮により、ウェブプレー）（４ｂ）とシー
ル材（２）の間に隙間が生じてシール性が損なわれたり
、シール材（２）が圧縮されて盛り上がり等の現象が起
こるという課題、フェースプレート（３）のくし歯部（
３ａ）に存在する隙間から侵入するごみや紫外線等によ
りシール材（２）が早く劣化するという課題を有してい
た。

そこで、この出願の発明の橋梁用伸縮装置のウェブ遊間
内構造は、上記従来の橋梁用伸縮装置のウェブ遊関内構
造が有する課題を解決することを目的としてなされたも
のである。

〔課題を解決するための手段］ そのため、この出願の発明の橋梁用伸縮装置のウェブ遊
間内構造は、上面及び下面を幅方向に沿う波形状とし、
長さ方向に沿う中空部（１ａ）を幅方向に間隔おいて設
けた弾性材（１）を、相互に噛み合わせた一対のフェー
スプレート（３）の下方に設けたスライドプレート（５
）と相互に対向するウェブプレート（４ｂ）とサポート
プレート（６）とにより形成されるウェブ遊間（７）内
に、前記弾性材（１）下面をサポートプレート（６）上
面に接触させると共に、前記弾性材（１）両端部をウェ
ブプレート（４ｂ）にそれぞれ固定して収納し、さらに
前記弾性材（１）上面とスライドプレート（５）下面の
間にシール材（２）を充填硬化させたものとしている。

〔作用］ この出願の発明の橋梁用伸縮装置のウェブ遊間内構造は
、上記手段を施したため、次のような作用を有する。

先ず、弾性材（１）の存在により、シール材（２）の使
用量を低減させることができる。

さらに、相互に対向するウェブプレート（４ｂ）の間隔
が伸縮しても、この伸縮に伴い弾性材（１）が伸縮する
ために、ウェブプレー）（４ｂ）と弾性材（１）は固定
状態を保つと共に、弾性材（１）が圧縮された場合の体
積変化は、弾性材（１）に設けた中空部（１ａ）により
吸収される。

さらに、相互に噛み合わせた一対のフェースプレート（
３）の下方に設けたスライドプレート（５）により、こ
のフェースプレート（３）の隙間からのごみや紫外線等
の侵入を防止することできる。

さらに、フェースプレート（３）とシール材（２）の密
着を防ぐために、ポリエステルフィルム等の剥離手段を
介在させてお（必要がなくなった〔実施例〕 以下、この出願の発明の橋梁用伸縮装置のウェブ遊関内
構造を実施例として示した図面に基づいて説明する。

第１図は、この出願の発明の橋梁用伸縮装置のウェブ遊
関内構造の主要部の分解斜視図である。

（１）は、上面及び下面を幅方向に沿う波形状とし、長
さ方向に沿う中空部（１ａ）を幅方向に間隔おいて設け
た弾性材である。この弾性材（１）及び後記するシール
材（２）の材質としては、それぞれの性質に応じた各種
のゴム、合成樹脂等が使用される。

（３）は、くし歯部（３ａ）を介して相互に噛み合わせ
た一対のフェースプレートである。このフェースプレー
ト（３）は、ウェブフレーム（４）のフランジ部（４ａ
）に固着されており、温度変化等により、ウェブフレー
ム（４）の相互に対向するウェブプレート（４ｂ）の間
隔が伸縮しても、この伸縮に追随できるようにしている
。

（５）は、スライド部（５ａ）を介して相互に重ね合わ
せた一対のスライドプレートである。このスライドプレ
ート（５）は、前記フェースプレート（３）の下方に設
けられ、ウェブフレーム（４）にそれぞれ固着されてい
る。尚、このスライドプレート（５）には、フェースプ
レート（３）の荷重がかからないようにするのが好まし
い。

（６）は、くし歯部（６ａ）を介して相互に噛み合わせ
た一対のサポートプレートである。このサポートプレー
ト（６）は、鋼板等で作成され、弾性材（１）の下部に
沿うように形成されており、ウェブプレート（４ｂ）に
それぞれ固着されている。

そして、第３図に示すように、前記弾性材（１）は、ス
ライドプレート（５）、ウェブプレート（４ｂ）、及び
サポートプレート（６）により形成されるウェブ遊間（
７）内に、前記弾性材（１）下面をサポートプレート（
６）上面に接触させると共に、前記弾性材（１）両端部
をウェブプレー１（４ｂ）にそれぞれ固定して収納され
る。さらに、前記弾性材（１）上面とスライドプレート
（５）下面の間には、シール材（２）を充填硬化させて
いる。尚、前記弾性材（１）両端部をウェブプレー）（
４ｂ）にそれぞれ固定するには、弾性材（１）端部に延
長部（１ｂ）を設け、この延長部（１ｂ）を前記サポー
トプレート（６）の基部（６ｂ）とウェブフレーム（４
）の内フランジ部（４Ｃ）の間に挾み込んで固着する等
の適宜の構造とすることができる。

〔発明の効果］ この出願の発明の橋梁用伸縮装置のウェブ遊間的構造は
、以上に述べたように構成されているので、次のような
効果を有する。

先ず、弾性材（１）の存在により、シール材（２）の使
用量を低減させることができるので、ウェブ遊間的構造
を安価に製作することができる。

さらに、相互に対向するウェブプレー１−（４ｂ）の間
隔が伸縮しても、この伸縮に伴い弾性材（１）が伸縮す
るために、ウェブプレート（４ｂ）と弾性材（１）は固
定状態を保つと共に、弾性材（１）が圧縮された場合の
体積変化は、弾性材（１）に設けた中空部（１ａ）によ
り吸収されるので、ウェブプレー）（４ｂ）と弾性材（
１）の間に隙間が生じてシール性が損なわれたり、弾性
材（１）が圧縮されて盛り上がり等の現象が起こること
はなくなった。

さらに、相互に噛み合わせた一対のフェースプレート（
３）の下方に設けたスライドプレート（５）により、こ
のフェースプレート（３）の隙間からのごみや紫外線等
の侵入を防止することができるので、ごみや紫外線等の
侵入によるシール材（２）の劣化はなくなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この出願の発明の橋梁用伸縮装置のウェブ遊
間的構造の主要部の分解斜視図。第２図は、同つェブ遊
間内構造の弾性材を収納しない状態を示す幅方向の断面
図。第３図は、同つェブ遊間内構造の幅方向の断面図。 第４図は、従来の橋梁用伸縮装置のウェブ遊間的構造の
斜視図。第５図は、従来の同つェブ遊間内構造の幅方向
の断面図。 （１ａ）・・・中空部 （１）・・・弾性材 （２）・・・シール材 （３）　・、・フェースプレート （４ｂ）・・・ウェブプレート （５）・・・スライドプレート （６）・・・サポートプレート （７）・・・ウェブ遊間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、上面及び下面を幅方向に沿う波形状とし、長さ方向
   に沿う中空部（１ａ）を幅方向に間隔おいて設けた弾性
   材（１）を、相互に噛み合わせた一対のフェースプレー
   ト（３）の下方に設けたスライドプレート（５）と相互
   に対向するウェブプレート（４ｂ）とサポートプレート
   （６）とにより形成されるウェブ遊間（７）内に、前記
   弾性材（１）下面をサポートプレート（６）上面に接触
   させると共に、前記弾性材（１）両端部をウェブプレー
   ト（４ｂ）にそれぞれ固定して収納し、さらに前記弾性
   材（１）上面とスライドプレート（５）下面の間にシー
   ル材（２）を充填硬化させたことを特徴とする橋梁用伸
   縮装置のウェブ遊間内構造。