JPH0229623Y2 - - Google Patents

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JPH0229623Y2
JPH0229623Y2 JP1983014884U JP1488483U JPH0229623Y2 JP H0229623 Y2 JPH0229623 Y2 JP H0229623Y2 JP 1983014884 U JP1983014884 U JP 1983014884U JP 1488483 U JP1488483 U JP 1488483U JP H0229623 Y2 JPH0229623 Y2 JP H0229623Y2
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JP
Japan
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sleeve
cover
spacer
insulator
electric wire
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JP1983014884U
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JPS59121118U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、絶縁電線の引通し部に被せる絶縁
カバーに関する。
(ロ) 従来技術 第1図に示すように、絶縁電線1を引通し碍子
2で支持した絶縁の碍子取付部においては、電線
引通し部の周りを絶縁材で覆うことが行なわれて
おり、この場合、従来は図示した如く絶縁シート
3を2つ折りして引通し部に被せ、碍子2の両側
において互いに重ね合わせたシートの縁をホツク
4で止めている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の方法は、シートの貼り合
わせ状態の良否が作業者の熟練度によつて大きく
左右され、従つて、引通し部の水密性に差が生じ
易く、それだけ絶縁に対する信頼性が低い。
また、絶縁シートは、四角いものを使用するた
め、このシートが碍子の外周にうまく沿わず、引
通し部の外観が損われる。
さらに、水密性を確保するには、シートの貼り
合わせ部を充分に圧着させなければならないの
で、取付けに要する作業時間も長くなると云つた
欠点がある。
そこで、実公昭42−3559号公報では、碍子頂部
に嵌着する冠部の両側に逆U字形の電線嵌合部を
一体に設けた樹脂製のカバー本体を用いることが
提案されている。しかしながら、同公報に開示の
絶縁カバーは、本体の裾部に被嵌する締結具が裾
部を抱き込む形状であるため、裾部の端部や下部
からの浸水が考えられ、絶縁の信頼性が決して充
分とは云えない。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案は、上述の欠点を解消した絶縁カバー
を提供することが目的であり、以下、その構成を
添付第2図及び第3図に基づいて詳細に説明す
る。
図に示すように、この考案の絶縁カバー10
は、耐電圧、耐トラツキング、耐候性に優れる材
料、例えばエチレン・プロピレンゴム・架橋ポリ
エチレン等によつて形成されるカバー本体11
と、これと同様の絶縁材によつて形成され、後述
する本体の袖内部に挿入・係合される2個のスペ
ーサ12,12を組合わせて成る。
上記カバー本体11は、成型品であつて、引通
し碍子2先端の電線拘束部(この中には図示しな
い拘速装置が含まれる)を覆う主覆い部11aの
両側に、碍子近辺における絶縁電線1の上部外周
を水密にシールする逆U字形の袖11b,11b
を形成し、さらに、各袖11bの平行な袖片内面
に蟻溝11c,11cを対向して設けてある。
一方、スペーサ12は、その上面12aを第3
図に示すように、電線1の下部外周に密着して沿
う曲面とし、さらに、袖11bの袖片内面に圧接
する両側面に、これも第3図から判るように、蟻
溝11cに密着係合する突条12b,12bを設
けてあり、カバー本体11を図のように引通し部
に被せた後、この突条12bを袖片の蟻溝に嵌め
てスペーサ12を横方向から袖11b内部に挿入
すると、第3図に示すように、スペーサ12の上
面12aが電線1に密着して電線と絶縁カバーと
の間の隙間、カバー本体とスペーサ並びにカバー
本体と碍子との間の隙間が液密にシールされ、同
時に本体の対向した袖片が引留められる。
なお、上記蟻溝11bは、スペーサの抜け止め
のため、水平方向に設けるのが望ましい。また、
蟻溝11c及びこれに対応する突条12bの形状
はこの実施例に限定されるものではない。
(ホ) 効果 以上説明したように、この考案の絶縁カバー
は、成型品のカバー本体を電線引通し部に被せた
後、袖の内部にスペーサを挿入するだけで袖片の
引留めと同時に袖片間及び袖片と電線との間が確
実に水密に封止されるので、作業者によつて装着
状態の良し悪しに差が生じることがなく、絶縁に
関する信頼性が高まる。
また、カバーは成型品であるので、碍子形状に
合つた無駄の無い形に設計でき、引通し部の外観
を体裁良く仕上げることができる。
さらに、従来要した水密性確保のためのシート
の圧着作業が不要になるので、カバーの装着時間
も短縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の絶縁カバーの取付状態を示す
斜視図、第2図は、この考案の絶縁カバーの取付
装態を示す斜視図、第3図は第2図のスペーサを
袖に取付けた状態の断面図である。 1……絶縁電線、2……引通し碍子、10……
絶縁カバー、11……カバー本体、11a……主
覆い部、11b……袖、11c……蟻溝、12…
…スペーサ、12a……上面、12b……突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐電圧、耐トラツキング、耐候性に優れる材料
    によつて、引通し碍子先端の電線拘部を覆う主覆
    部とその内側において絶縁電線の上部外周を覆う
    逆U字形で内面に蟻溝を対向して設けた袖とを一
    体に成形したカバー本体と、両側面に上記蟻溝に
    密着係合する突条を設け、上面は電線の下部外周
    に密着する形としたスペーサを組合わせて成り、
    上記スペーサをカバー本体の袖内部に挿入係合し
    て袖の対向した袖片を引留めると共に、対向袖片
    間の隙間を封止するようにした電線引通し部の絶
    縁カバー。
JP1488483U 1983-02-02 1983-02-02 電線引通し部の絶縁カバ− Granted JPS59121118U (ja)

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JP1488483U JPS59121118U (ja) 1983-02-02 1983-02-02 電線引通し部の絶縁カバ−

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JPS59121118U JPS59121118U (ja) 1984-08-15
JPH0229623Y2 true JPH0229623Y2 (ja) 1990-08-09

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ID=30146225

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JP1488483U Granted JPS59121118U (ja) 1983-02-02 1983-02-02 電線引通し部の絶縁カバ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101002793B1 (ko) 2010-07-16 2010-12-21 (주)지형이엔지 라인포스트 애자의 점퍼선 보호장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS423559Y1 (ja) * 1965-03-18 1967-03-02

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JPS423559Y1 (ja) * 1965-03-18 1967-03-02

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JPS59121118U (ja) 1984-08-15

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