JPH02295735A - 防錆フィルム - Google Patents

防錆フィルム

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JPH02295735A
JPH02295735A JP11509189A JP11509189A JPH02295735A JP H02295735 A JPH02295735 A JP H02295735A JP 11509189 A JP11509189 A JP 11509189A JP 11509189 A JP11509189 A JP 11509189A JP H02295735 A JPH02295735 A JP H02295735A
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JP
Japan
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layer
anticorrosion
thermoplastic resin
layers
adhesive layer
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JP11509189A
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English (en)
Inventor
Susumu Koga
古閑 進
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は防錆フィルムに関するものである。さらに詳し
《は、金属製品を防錆するための気化性防錆剤を含有し
たフィルムに関する。
《従来の技術》 従来鉄、銅などの金属製品に発生する錆を防ぐ方法とし
ては、気化防錆剤を紙、布などに塗布又は含浸させた包
材で包装する・ことが行われている.しかし、大型金属
製品などは特に問題なかったが、金属製品が精密化、小
型化されると、より完全な防錆効果、被包装体が確認で
きる透明性等が要求されるようになってきた. そこで例えば特開昭48 − 28570号公報や特開
昭51−75778号公報のようにプラスチックフィル
ムに気化性防錆剤を塗布する方法や、プラスチックに気
化性防錆剤を練り込んだ樹脂組成物を1層含み他のプラ
スチック層と積層する方法が特開昭49−1644号公
報、特開昭51− 39784号公報、特開昭5B −
 45054号公報さらに特開昭60−105518号
公報等に記載されている. さらに気化性防錆剤が短期に気化散逸しないように包接
化合物に包接させてプラスチックに練り込んで防錆フィ
ル五を作る方法が特開昭51−140964号公報、及
び特開昭61−291984号公報に記載されている. 防錆フィルムを使用する最大の目的は、金属部品を製品
として組み立てるまでの輸送、在庫で錆の発生を防ぐた
めであり、国内に限れば従来の方法で充分問題な《防錆
効果が得られている.しかし、近年自動車、電気製品を
始め、多くの企業が海外に生産拠点をもつ状況であり、
日本国内で作られた金属製品を海外拠点で使用すべく、
海上輸送される.その際輸送中に船倉の雰囲気温度が相
当高くなるため、従来の防錆フィルムでは高温により気
化散逸が速く、防錆効果が輸送中持続せず、短いもので
は1〜2日で効果が消失してしまっていた. 《発明が解決しようとする課題》 本発明の目的とするところは、国内はもとより海外への
金属製品輸送、特に高温多湿の条件下で長期間輸送され
るような激しい状態においても、長期間にわたり防錆効
果が持続できる防錆フイルムを提供するにある. 《課題を解決するための手段》 本発明は熱可塑性樹脂(A)100重量部に気化性防請
荊を包接したサイクロデキストリン5〜30重量部を混
入した樹脂組成物からなる防#IIt層が1層は最内層
とし2層以上を形成し、これら防錆層間は該防錆層と熱
融着性をもち且つ酸素ガス透過量が100〜10000
cc/*”−24)lr−atI1/25 a mの熱
可塑性樹脂(B)からなるリリースコントロールする接
着層が存在し、さらにその外側がガスバリア層、接着層
で少なくとも構成されることを特徴とする防錆フィルム
である。
本発明において用いられる熱可塑性樹脂(A)はポリオ
レフィン系樹脂、スチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポ
リアミドさらにアクリル系樹脂等がある.しかし価格面
や硬さ、透過性からみてボリオレフィン系樹脂が好まし
い.ここでいうポリオレフィン系樹脂とはポリエチレン
、ボリプロビレン、ポリブデンなどの単独重合体のほか
、エチレン、酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル
酸共重合体、エチレン・プロピレン共重合体さらにアイ
オノマーなどの共重合体及びそれらの混合物も含まれる
.さらにこれらポリオレフィン系樹脂の酸変性樹脂も使
用できる。
本発明に使用される気化性防錆剤としては、ジイソブ口
ビルアンモニウム硝酸塩、ジシクロヘキシルアンモニウ
ム亜硝酸塩、モルホリンアンモニウム亜硝酸塩、シクロ
ヘキシルアンモニウム炭酸塩、イソブロビルアンモニウ
ム安息香酸L 2−プチルアンモ二ウム安息香酸塩、ジ
イソプ口ビルアンモニウムコハク酸塩、ジシクロヘキシ
ルアンモニウムカブリル酸塩のような有機アミンの無機
及び有機酸塩、安息香酸やナフトール酸のような芳香族
酸、カプリル酸、ベラルゴン酸、カブリン酸のような炭
素原子数6〜IOの脂肪族酸、ペンゾトリアゾール、メ
チルベンゾトリアゾール、3−アミノー1.2.4− 
}リアゾールのような復素環式アミン、m−ジニトロベ
ンゼン、ニトロナフタレンのような二トロ置換芳香族化
合物、ヘキサメチレンテトラミン及びその誘導体などが
挙げられ、これらの気化性防錆の1種または2種以上の
混合物を使用することができる. 又カスバリア層は、エチレン・ビニルアルコール共重合
体、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ボリ
アミド等が使用できる.防錆層間に積層される熱可塑性
樹脂(B)は防錆層と熱融着性を示すものであり、且つ
酸素ガス透過量が100〜lOOOOcc/s+″・2
4Hr−ats+/25μmのものである.酸素ガス透
過量が100cc/w”・24Hr−atm/25μm
以下の場合は、気化防錆剤の拡散速度が極端に遅くなり
最内層の防錆層の気化防鯖削が完全に気化散逸した後、
連続的に内側へ拡散しない.逆に酸素ガス透過量が10
000cc/m’241{r−atl1/25μm以上
では最内層の防錆層の気化防錆剤との時間差が小さく、
本発明の長期間にわたる防錆効果が得られない. 《作 用》 本発明の詳細をさらに図面で説明する。
層1はガスバリア層であり気化性防錆剤を含有する防錆
層2,2゜よりも包装体にした時外側になるように構成
される.これは2つの役目があり、1つは外からの酸素
ガスを遮断することであり、もう1つは、気化した防錆
剤が内側にある金属製品にすべて作用するように、外部
への飛散を防止することである. N2及び2′は気化性防錆剤を含有する防錆層である.
層2゛は且つヒートシール層であり、最内層を形成して
おり、この層に含まれる気化性防錆荊は気化してすぐに
内部の金属製品に作用する速効性を発揮する.一般の防
錆フィルムはこの最内層のみであるために速効性はある
が、持続性に欠ける.そこでリリースコントロールする
接着層3゜を介して、気化防錆剤を含有する防錆層2を
形成するごとにより速効性を発揮した防錆層2”の効果
を保持するためにN2から層3′でコントロールされた
気化した防錆剤が、一定量金属製品に作用し続ける. もし気化防錆剤を含有する防錆層が2だけの場合では、
気化した防錆剤が内部の金属製品に到達するまでに時間
がかかるため、初期の段階で鯖が発生することになる. 層4は保護層であり、機械的強度を付与したり、ガスバ
リア層がエチレンビニルアルコールの場合には、外部が
多湿雰囲気では、吸湿によるガスバリア性の低下が起こ
るため、それを防止する防湿層としてオレフィン系樹脂
を使用し、必要によりその間に接着層を有するものであ
る。
《実施例》 以下本発明の効果を実施例で説明する。
実施例−1 低密度ポリエチレン(スミ力センL−211、住友化学
工業製)100重量部に亜硝酸ジシクロヘキシルアンモ
ニウムを包接したα−サイクロデキストリンlO重量部
を二輪抽出機で混練し樹脂組成物(A)を作った. 該樹脂組成物(A)を防錆層とし、最外層にエチレンビ
ニルアルコール共重合体(EVOII) (エバールE
105、クラレ製)、さらにアイオノマー(ION) 
(ハイミラン1652、三井デュポンポリケミカル製)
と接着性樹脂(AD)(アドマーVF500、三井石油
化学工業製)を[!VOH/AD/A/ION/^の構
成で共押出した.性能を評価したところ表−1の樺な結
果を得た.実施例−2 ポリプロピレン(1−プレンFL6411A ,住友化
学工業製)100重量部にメチルベンゾトリアゾールを
包接したβ−サイクロデキストリン25重量部を加圧二
−ダーで混練後造粒し樹脂組成物(B)を作った.該樹
脂組成物(B)を防錆層とし、最外層にポリアクリロニ
トリル(PAN)(バレックス1000,三井東圧化学
製)さらに酸変性ボリプロビレン(PP−2)(アドマ
ーQF500、三井デュポンポリケミカル製)及びスチ
レンブタジエン共重合体(PSB) (タフブレン20
0、旭化成製)をPAN/PSB/B/PP−2/B/
PP−2/Bの構成で共押出した.性能を表−1に示す
.実施例−3 ポリブテン(AAポリブテンl600、アデカ・ア一ガ
ス製)100重量部にトジニトロベンゼンを包接したα
−サイクロデキストリン30重量部をバンバリーミキサ
ーで混練後造粒し、樹脂組成物(C)を作った.該樹脂
組成物(C)を防錆層とし、最外層に直鎖状低密度ポリ
エチレン(LLDPE) (FX35A,三菱化成工業
製)、その内側にエチレンビニルアルコール共重合体(
EVO}l) .(−CバールF101、クラレ製)、
さらに接着性樹脂(An) (モディック[!3 0 
0 H、三菱油化製)をLLDPIi/An/EVOI
I/AD/C/AD/Cの構成で共押出した.性能は表
−1のようになった。
比較例−1 実施例−1と同じ樹脂組成物(A)とヒートシール層と
してエチレン酢酸ビニル共重合体(EIVA) (エバ
フレックスP14Q3C,三井デュポンボリケミカル製
)を共押出してA/[!VAの2層フィルムを作った.
性能を表−1に示す. 比較例−2 実施例−2と同じ樹脂組成物(B)と最外層にポリアク
リロニトリル(PAN) (バレッタス1000、三井
東圧化学製)さらにスチレン・ブタジエン共重合体(P
SB) (タフブレン200、旭化成製)をPAN/P
SB/Bの構成で共押出した.性能を表−1に示す。
表      1
【図面の簡単な説明】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂(A)100重量部に気化性防錆剤
    を包接したサイクロデキストリン5〜30重量部を混入
    した樹脂組成物からなる防錆層が1層は最内層とし2層
    以上を形成し、これら防錆層間は該防錆層と熱融着性を
    もち且つ酸素ガス透過量が100〜10000cc/m
    ^2・24Hr・atm/25μmの熱可塑性樹脂(B
    )からなるリリースコントロールする接着層が存在し、
    さらにその外側が接着層、ガスバリア層で少なくとも構
    成されることを特徴とする防錆フィルム。
  2. (2)熱可塑性樹脂(A)がポリオレフィン系樹脂であ
    る特許請求の範囲第1項記載の防錆フィルム。
JP11509189A 1989-05-10 1989-05-10 防錆フィルム Pending JPH02295735A (ja)

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