JPH1015385A - 酸素吸収性樹脂および該酸素吸収性樹脂を用いた包装用シート - Google Patents

酸素吸収性樹脂および該酸素吸収性樹脂を用いた包装用シート

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JPH1015385A
JPH1015385A JP8171001A JP17100196A JPH1015385A JP H1015385 A JPH1015385 A JP H1015385A JP 8171001 A JP8171001 A JP 8171001A JP 17100196 A JP17100196 A JP 17100196A JP H1015385 A JPH1015385 A JP H1015385A
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JP
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oxygen
resin
ethylene
absorbing
olefin copolymer
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JP8171001A
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Eishin Miyake
英信 三宅
Atsushi Araki
淳 荒木
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】酸素吸収速度が速く、かつ、製膜安定性の良い
酸素吸収性樹脂および該酸素吸収性樹脂を用いた包装用
シートないしは包装用フィルムを提供すること。 【解決手段】低密度ポリエチレン樹脂とエチレン−αオ
レフィン共重合体樹脂をブレンドしたマトリックス樹脂
100部に対し、酸素吸収剤を30〜70(重量比)の
範囲で添加したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素吸収性樹脂に
関し、特には、包装容器内の残存酸素を吸収し、酸素に
よる収納物の酸化および微生物の発生を防止する機能を
有する酸素吸収性樹脂および該樹脂を用いた包装用シー
トないしはフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂中に酸素吸収剤を混練し、それ
自体を酸素吸収能力を有する樹脂に改質する方法は、古
くから行われており、現在では、例えば、オキシガード
(商品名、東洋製罐株式会社製)に代表される鉄系の吸
収剤が多く用いられている。この方法の問題点は、酸素
吸収剤が合成樹脂中に埋没してしまうため、酸素吸収剤
に高い酸素吸収能力があったとしても、合成樹脂を通過
してくる酸素だけを吸収するのみで、合成樹脂が有する
酸素透過性に依存した性能しか発揮できないことであ
る。この問題点を解決するために、酸素吸収剤の添加量
を増加したり、無機系の酸化珪素や炭酸カルシウムを上
記樹脂に混練して酸化珪素や炭酸カルシウムである無機
系の充填剤を用いて物理的に酸素透過量を増加させるこ
とを行ってきた。
【0003】しかしながら、無機系の充填剤の均一分散
性を保持することは、合成樹脂との相溶性(界面接着)
を改善することになり、物理的な酸素透過の道筋を断つ
ことになって、酸素吸収速度は遅くなる。均一分散性を
無視することは、充填剤が凝集して合成樹脂の各種強度
のばらつきが大きくなるため好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、合成樹脂に
鉄系の酸素吸収剤を混練して酸素吸収性樹脂とした際お
よびその酸素吸収性樹脂を用いて共押し出しシートにし
て包装用シートとした際に発生する上記のような問題点
を解決するためになされたもので、酸素吸収速度が速
く、かつ、製膜安定性の良い酸素吸収性樹脂および該酸
素吸収性樹脂を用いた包装用シートないしは包装用フィ
ルムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
低密度ポリエチレン樹脂とエチレン−αオレフィン共重
合体樹脂をブレンドしたマトリックス樹脂100部に対
し、酸素吸収剤を30〜70部(重量比)の範囲で添加
したことを特徴とする酸素吸収性樹脂である。
【0006】また、第2の発明は、前記マトリックス樹
脂の、低密度ポリエチレン樹脂とエチレン−αオレフィ
ン共重合体樹脂のブレンド比が、100/30〜100
/50(重量比)であることを特徴とする酸素吸収性樹
脂である。
【0007】また、第3の発明は、前記低密度ポリエチ
レン樹脂のMFRが4〜12g/10min.,190
°C、密度が0.910〜0.920g/cm3 、融点
が105〜115°Cであることを特徴とする酸素吸収
性樹脂である。
【0008】また、第4の発明は、前記エチレン−αオ
レフィン共重合体樹脂は非結晶性物質であり、エチレン
とαオレフィンの重合比は8/2〜7/3であり、αオ
レフィンがプロピレンまたはブテン−1であって、か
つ、その密度が、0.88〜0.90g/cm3 である
ことを特徴とする酸素吸収性樹脂である。
【0009】また、第5の発明は、前記酸素吸収剤が没
食子酸と炭酸ナトリウムの混合系であることを特徴とす
る酸素吸収性樹脂である。
【0010】また、第6の発明は、第1の発明ないし第
5の発明のいずれかに記載の酸素吸収性樹脂を中間層と
した共押出しシートよりなることを特徴とする包装用シ
ートである。
【0011】上記のように本発明の酸素吸収性樹脂は、
低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)とエチレン−αオ
レフィン共重合体樹脂をブレンドしたマトリックス樹脂
100部に対し、酸素吸収剤を30〜70部(重量比)
の範囲で添加しているので、シート化する際の製膜性が
安定し、かつ、酸素吸収速度も速い。そして、この酸素
吸収速度が速いのは、ポリオレフィン系エラストマー特
有の非晶性をもって酸素透過性をアップさせることで酸
素吸収剤と酸素の反応を容易にし、酸素吸収速度を速く
するものである。また、酸素吸収剤として没食子酸と炭
酸ナトリウム混合系を用い、これをLDPEとエチレン
−αオレフィン共重合体樹脂のブレンド品であるマトリ
ックス樹脂と混練することにより酸化反応が開始され炭
酸ガスを発生するので、この酸素吸収性樹脂を中心層と
した少なくとも3層の多層シートないしは多層フィルム
を作製すると、発生した炭酸ガスは多層シートないしは
多層フィルムのサイド層にブロックされ、中心層の酸素
吸収性樹脂層を発泡させる。この発泡により酸素吸収性
樹脂層の表面積が大きくなり酸素吸収剤と、サイド層を
透過してきた酸素との接触機会が向上し、発泡しない場
合より酸素吸収速度を速くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。本発明の酸素吸収性樹脂は、LDPEとエチ
レン−αオレフィン共重合体樹脂をブレンドしたマトリ
ックス樹脂100部に対し、酸素吸収剤を30〜70部
(重量比)の範囲で添加したものである。
【0013】ここで、マトリックス樹脂を構成するLD
PEとしては、押出し用グレードが好ましく、その基本
物性は、MFRが4〜12g/10min.,190°
C(JIS K7210による)、密度が0.910〜
0.920g/cm3 (JIS K7112による)、
融点が105〜115°C(JIS K7121によ
る)であることが好ましい。この範囲を逸脱すると、混
合する酸素吸収剤の熱分解が著しくなり好ましくない。
【0014】また、マトリックス樹脂を構成するもう一
つの構成成分であるエチレン−αオレフィン共重合体樹
脂は、LDPEとの相溶性が良く、かつ、混合したとき
均一に分散することから、αオレフィンがプロピレンな
いしはブテン−1であって、エチレンとαオレフィンの
重合比は8/2〜7/3であり、密度が0.88〜0.
90g/cm3 であることが重要である。
【0015】前記マトリックス樹脂を構成するLDPE
と、エチレン−αオレフィン共重合体樹脂とのブレンド
比は、100/30〜100/50(重量比)であるこ
とが望ましく、エチレン−αオレフィン共重合体樹脂が
30未満になると、酸素透過率や水蒸気透過率がLDP
E単体と同等になってしまい、また、エチレン−αオレ
フィン共重合体樹脂が51以上になると、エチレン−α
オレフィン共重合樹脂特有のべたつきが著しくなり製膜
性が悪化して、いずれも好ましくない。
【0016】また前記マトリックス樹脂に添加する酸素
吸収剤は、酸素吸収速度が速く、また、水分をトリガー
とするため没食子酸と炭酸ナトリウムの混合系であるこ
とが好ましく、また、アルカリ雰囲気下に没食子酸をと
どめるとの理由から、両者の混合比は少なくとも炭酸ナ
トリウムの重量が没食子酸の重量と同等かそれ以上であ
ることが必要である。
【0017】そして、マトリックス樹脂に添加する酸化
吸収剤の量は、マトリックス樹脂100部に対して、酸
化吸収剤を30〜70部(重量比)の範囲で添加すると
良い。酸素吸収剤の添加量が30部未満になると、酸素
吸収能が発現せず、また、酸化吸収剤の添加量が71部
以上になると、製膜できなくなり、いずれも好ましくな
い。酸化吸収剤は、一般的に知られるドライブレンド方
式、マスターバッチ方式などの方法でマトリックス樹脂
に効率的に配合できる。
【0018】また、本発明の酸素吸収性樹脂を用いた共
押出しシートないしは共押出しフィルムは、例えば、つ
ぎのような方法によって作製される。すなわち、3種3
層共押出し機の第2層(中間層)に本発明の酸素吸収性
樹脂を、また、その両側にあたる第1層と第3層には、
第2層の酸素吸収性樹脂に用いた樹脂と同等の樹脂を、
それぞれ準備し、共押出し法により酸素吸収性樹脂層を
中間層とする3層シートないしはフィルムを作製する。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに具体的に説明
する。 〈実施例1〉マトリックス樹脂として、LDPEである
三菱LC701(三菱化学株式会社製、MFR;10g
/10min.,190°C、密度;0.918g/c
3、融点;103°C)と、エチレン−αオレフィン
共重合体樹脂であるタフマーA4085(三井石油化学
株式会社製、エチレンとαオレフィンの重合比8/2、
αオレフィンはブテン−1、密度;0.88g/c
3 )を準備する。没食子酸と炭酸ナトリウムの混合系
(没食子酸/炭酸ナトリウム=1/1(重量比))であ
る酸素吸収剤を準備する。
【0020】準備したLDPEとエチレン−αオレフィ
ン共重合体樹脂を、LDPE100重量部に対し、エチ
レン−αオレフィン共重合体樹脂を、各々10、30、
50、60重量部の割合で、ドライブレンド方式等の方
法で混練し、4種類のマトリックス樹脂を作製した。
【0021】こうして作製した4種類のマトリックス樹
脂に、別に準備した没食子酸と炭酸ナトリウムの混合系
からなる酸素吸収剤を、マトリックス樹脂100重量部
に対し、各々10、30、50、70、80重量部の割
合でマスターバッチ方式等の方法により混練し、1つの
マトリックス樹脂から5種類、合計20種類の酸素吸収
剤を混合した酸素吸収性樹脂を作製した(表1参照)。
【0022】こうして得られた20種類の酸素吸収性樹
脂の製膜安定性と酸素吸収速度を以下に述べる評価方法
により評価した。その結果を表1に示す。 製膜安定性 ;単軸押出機のTダイから、溶融した酸素
吸収性樹脂をシート状に押出し、チルドロール等に密着
させて冷却しシート化する際、厚さ300μmのシート
が均一に製膜できるか否かを観察した。判定基準はつぎ
の通り。 ○ ; 問題なく製膜できる △ ; 厚みムラを生じる × ; シートが破断したり耳ゆれを生じる、あるいは
チルドロールにシートがとられ製膜できない 酸素吸収速度;30mm×40mmの寸法に裁断した厚
さ300μmの酸素吸収性樹脂シートを150mm×1
80mm寸法のポリエチレンテレフタレートフィルム
(PET)/アルミニウム箔(Al)/無延伸ポリプロ
ピレンフィルム(CPP)構成からなる三方シール袋に
200ミリリットルの空気とともに封入し、室温で3日
間放置する。その後、袋内の空気の酸素吸収量を酸素濃
度計で測定した。判定基準はつぎの通り。 ◎ ; 酸素吸収量が15ミリリットル以上 ○ ; 酸素吸収量が10〜15ミリリットル × ; 酸素吸収量が10ミリリットル未満
【0023】
【表1】
【0024】〈実施例2〉まず、実施例1と同じLDP
E、エチレン−αオレフィン共重合体樹脂および酸素吸
収剤を準備する(詳細は省略)。
【0025】準備したLDPEとエチレン−αオレフィ
ン共重合体樹脂を、LDPE100重量部に対し、エチ
レン−αオレフィン共重合体樹脂を、各々20、30、
50、60重量部の割合で、ドライブレンド方式等の方
法で混練し、4種類のマトリックス樹脂を作製した。
【0026】こうして作製した4種類のマトリックス樹
脂に、別に準備した没食子酸と炭酸ナトリウムの混合系
からなる酸素吸収剤を、マトリックス樹脂100重量部
に対し、各々10、30、50、70重量部の割合でマ
スターバッチ方式等の方法により混練し、1つのマトリ
ックス樹脂から4種類、合計16種類の酸素吸収剤を混
合した酸素吸収性樹脂を作製した(表2参照)。
【0027】つぎに、3種3層共押出機(スクリュー口
径 40φ、L/D=25)の第1層に先に準備してお
いたLDPEである三菱LC701を、第2層(中間
層)に前記酸素吸収剤を混合した酸素吸収性樹脂を、第
3層には第1層と同じ三菱LC701を、それぞれ配し
て下記層構成の3層シートを16種類、共押出しコート
法により作製した(加工温度120°C)。三菱LC7
01層(100μm厚)/酸素吸収性樹脂層(300μ
m厚)/三菱LC701層(100μm厚)。
【0028】こうして得られた16種類の酸素吸収性樹
脂層を中間層に有する3層シートの製膜安定性、発泡性
と酸素吸収速度を以下に記す評価方法により評価した。
その結果を表2に示す。 製膜安定性 ;3種3層共押出機を用いて3層シートを
製膜する際、厚さ500μmの3層シートが均一に製膜
できるか否かを観察した。判定基準はつぎの通り。 ○ ; 問題なく製膜できる △ ; 厚みムラを生じる × ; シートが破断したり、チルドロール等にシート
がとられ製膜できない 発泡性 ;3種3層共押出機を用いて3層シートを
製膜する際、中間層の酸素吸収性樹脂層の発泡の程度を
目視で観察した。判定基準はつぎの通り。 ○ ; 発泡性大 △ ; 発泡性中 × ; 発泡性小 酸素吸収速度;30mm×40mmの寸法に裁断した厚
さ500μmの3層の酸素吸収性樹脂シートを150m
m×180mm寸法のPET/Al/CPP構成からな
る三方シール袋に200ミリリットルの空気とともに封
入し、室温で3日間放置する。その後、袋内の空気の酸
素吸収量を酸素濃度計で測定した。判定基準はつぎの通
り。 ◎ ; 酸素吸収量が15ミリリットル以上 ○ ; 酸素吸収量が10〜15ミリリットル × ; 酸素吸収量が10ミリリットル未満
【0029】
【表2】
【0030】〈比較例1〉LDPEである三菱LC70
1、100重量部に対して、実施例1で用いた酸素吸収
剤をそれぞれ30、50、70重量部混練した酸素吸収
性樹脂を作製した。なお、酸素吸収剤には、酸素透過率
を向上させる目的で、酸素吸収剤100重量部に対して
30重量部の炭酸カルシウムを添加したものを使用し
た。
【0031】この3種類の酸素吸収性樹脂の製膜安定性
と酸素吸収速度を実施例1と同様の評価方法で評価し
た。その結果を表3に示す。
【0032】
【表3】
【0033】表1から明らかなように、LDPEとエチ
レン−αオレフィン共重合体樹脂のブレンド比を100
/30〜100/50にした、ブレンド樹脂であるマト
リックス樹脂100部に対し、酸素吸収剤を30〜70
部(重量比)の範囲で添加した酸素吸収性樹脂は、製膜
安定性が良く、酸素吸収速度も速いことが判る(試料N
o.7、8、9、12、13、14)。また表2から明
らかなように、マトリックス樹脂100部に対し、没食
子酸と炭酸ナトリウムの混合系である酸素吸収剤を30
〜70部(重量比)の範囲で添加した酸素吸収性樹脂を
中間層として3層シートにした包装用シートは、製膜安
定性があり、中間層の発泡性も良く、酸素吸収速度も速
いことが判る(試料No.26、27、30、31、3
2)。
【0034】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、酸素吸収
速度が速いので、包装容器内の残存酸素を吸収し、酸素
による収納物の酸化を防ぐことができる、また、微生物
の発生を防止することができる。さらに、中間層に発泡
層を有する酸素吸収性樹脂シートが容易に作製可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 3/26 KED C08K 3/26 KED 5/09 KEP 5/09 KEP C08L 23/08 LCD C08L 23/08 LCD // A23L 3/00 101 A23L 3/00 101A 3/3436 3/3436

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低密度ポリエチレン樹脂とエチレン−αオ
    レフィン共重合体樹脂をブレンドしたマトリックス樹脂
    100部に対し、酸素吸収剤を30〜70部(重量比)
    の範囲で添加したことを特徴とする酸素吸収性樹脂。
  2. 【請求項2】前記マトリックス樹脂の、低密度ポリエチ
    レン樹脂とエチレン−αオレフィン共重合体樹脂のブレ
    ンド比が、100/30〜100/50(重量比)であ
    ることを特徴とする請求項1記載の酸素吸収性樹脂。
  3. 【請求項3】前記低密度ポリエチレン樹脂のMFRが4
    〜12g/10min.,190°C、密度が0.91
    0〜0.920g/cm3 、融点が105〜115°C
    であることを特徴とする請求項1または2記載の酸素吸
    収性樹脂。
  4. 【請求項4】前記エチレン−αオレフィン共重合体樹脂
    は非結晶性物質であり、エチレンとαオレフィンの重合
    比は8/2〜7/3であり、αオレフィンがプロピレン
    またはブテン−1であって、かつ、その密度が、0.8
    8〜0.90g/cm3 であることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の酸素吸収性樹脂。
  5. 【請求項5】前記酸素吸収剤が没食子酸と炭酸ナトリウ
    ムの混合系であることを特徴とする請求項1、2、3ま
    たは4記載の酸素吸収性樹脂。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の酸素吸収性樹脂を中間層とした共押出しシートよりな
    ることを特徴とする包装用シート。
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