JPH0229464A - 付加反応型シリコーンゴム組成物を有する弾性回転体及び定着装置 - Google Patents

付加反応型シリコーンゴム組成物を有する弾性回転体及び定着装置

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JPH0229464A
JPH0229464A JP18116088A JP18116088A JPH0229464A JP H0229464 A JPH0229464 A JP H0229464A JP 18116088 A JP18116088 A JP 18116088A JP 18116088 A JP18116088 A JP 18116088A JP H0229464 A JPH0229464 A JP H0229464A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルキルシラン化合物、ジメチルシリコーン
オイルまたはそれらの混合物と付加反応型シリコーンに
対して反応性を有する不飽和基を含有するシラン化合物
とで表面処理した合成ケイ酸を含有する付加反応型ジメ
チルシリコーン組成物、該シリコーン組成物から生成さ
れたジメチルシリコーンゴム組成物、該ジメチルシリコ
ーンゴム組成物から形成された表面層を有する弾性体を
具備している弾性回転体及び該弾性回転体を有する定着
装置に関する。特に、本発明は電子写真複写装置、プリ
ンター、その他種々の画像形成装置において、シート状
転写材または記録材等を搬送するための搬送ローラまた
は定着するための定着用ローラに使用される弾性回転体
の弾性被覆材に好適なものである。
〔従来の技術〕
電子複写装置等の画像形成装置において、普通紙等のシ
ート状転写材または記録材を所定の経路に沿って搬送す
る搬送ローラには、一般に搬送性、離型性ならびに耐久
性が要求される。
特に、転写紙上の未定着トナー像に加圧条件下で熱を付
与し、かつ半溶融又は溶融トナーのオフセット現象を防
止しながら該転写紙を所定経路へと搬送しなければなら
ない定着ローラ及び加圧ローラを具備する定着装置には
、より厳しい条件下での搬送性、離型性、耐摩耗性、定
着性及び耐久性が要求される。
従来、この種の定着装置は、定着ローラとこれに加圧接
触して従動回転する加圧ローラを少なくとも有する。定
着ローラは、例えばアルミニウム、鉄等の中空の芯金の
上にポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レン−フロロアルコキシエチレン共重合体の如きフッ素
系樹脂あるいはシリコンゴム等の離型性の良い材料層が
被覆さ 形成あれでいる。また、定着ローラの中には、必要に応
じてハロゲンランプ等のヒータが備えられており、定着
ローラの表面を定着に好適な温度まで昇温せしめている
。また、多くの場合、センサを用いて上記定着ローラの
表面温度が設定温度となるように制御を受けている。さ
らに、定着ローラの外周面には、オフセットしたトナー
や紙粉を除去するクリーナや、像担持材の定着ローラへ
の巻付きを防ぐための分離爪が設けられている場合もあ
る。
一方、加圧ローラは、鉄やステンレス鋼等の芯金の上に
シリコーンゴム等の離型性を有する弾性体層が被覆され
ている。そして、加圧ローラは、バネ等によって定着ロ
ーラへ加圧されている。
かくして、未定着トナー像を持つ像担持材が上記定着ロ
ーラと加圧ローラとによる加圧下で挟持搬送されること
により、上記未定着トナー像が加圧定着される。
〔発明が解決しようとしている問題点〕しかしながら、
定着ローラの芯金外周面被覆層に、従来のジメチルシリ
コーンゴムを用いた場合、該シリコーンゴム被覆定着ロ
ーラは、未定着トナー像の普通紙如き像支持材に対する
定着性、定着像画質、即ち画質性には優れるが離型性、
耐久性に関しては、フッ素樹脂被覆定着ローラに比べ劣
るという問題点があった。
電子複写機等の画像形成装置では、画質性を重視する観
点から、離型性や耐久性は、フッ素系樹脂被覆定着ロー
ラよりは劣るが、画質性に優れるシリコーンゴム被覆定
着ローラを採用する傾向にあり、シリコーンゴム材料に
ついて可及的に離型性、耐久性を向上させるための種々
の研究及び開発がなされている。しかしながら、現在ま
でのところ、ジメチルシリコーンゴムを用いて離型性、
耐久性を大幅に向上させ得る方法は得られない。
例えば、耐久性を向上させる手法として、含水合成ケイ
酸や無水合成ケイ酸などの合成ケイ酸を補強剤として配
合含有させることが知られている。
しかしながら含水合成ケイ酸の場合、添加量を20〜5
0重量部とかなり多量にしなければ補強効果が発現しな
い。さらに悪いことに離型性が大幅に低下してしまう。
無水合成ケイ酸の場合は、含水合成ケイ酸に比べ、少量
の添加ff1(例えば10〜20重量部)である程度の
補強効果は得られるが、離型性の低下は、やはり大きい
。したがって、何れの場合も離型性を低下させることな
く耐久性を大幅に向上させ得るものではなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、電子写真複写装置、プリンターその他種々
の画像形成装置において、普通紙等のシート状転写材又
は、記録材等を搬送し且つ未定着の画像形成像を定着さ
せ永久画像を形成するための弾性回転体の被覆材として
、離型性と耐久強度とを兼ね備えたシリコーンゴム組成
物に関して鋭意研究を重ねてきた結果、アルキルシラン
化合物、ジメチルシリコーンオイルまたはそれらの混合
物と、付加反応型シリコーンに対して反応性を有する官
能基を含有するシラン化合物とで表面を処理(改質)し
た合成ケイ酸を付加反応型ジメチルシリコーンゴムに特
定量、含有させることによと り、補強性懇離型性との釣合が良くとれたシリコーンゴ
ムを得ることを可能とし、さらに該シリコーンゴム組成
物から形成された被覆層を有する定着ローラの耐久性が
大幅に改善されることを知見し、本発明に到達したもの
である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、機械的強度に優れ且つ、良好な離型性
を有する付加反応型ジメチルシリコーン組成物及び付加
反応型ジメチルシリコーンゴム組成物を提供することに
ある。
本発明の目的は、機械的強度に優れ且つ良好な離型性を
有した弾性回転体を提供することにある。
本発明の目的は、耐久性に優れた弾性回転体を提供する
ことにある。
本発明の目的は、耐久性に優れた定着装置を提供するこ
とにある。
〔発明の概要〕
本発明は、アルキルシラン化合物、ジメチルシリコーン
オイルまたはそれらの混合物及び付加反応型シリコーン
に対して反応性を有する不飽和基を有するシラン化合物
で表面を処理した合成ケイ酸微粉体を含有することを特
徴とする付加反応型ジメチルシリコーン組成物に関する
さらに、本発明はアルキルシラン化合物、ジメチルシリ
コーンオイルまたはそれらの混合物及び付加反応型シリ
コーンとの反応性を有する不飽和基を有するシラン化合
物で表面を処理した合成ケイ酸微粉体、ビニル基含有ジ
オルガノポリシロキサン、活性水素含有シロキサン及び
白金系触媒を少なくとも含有する付加反応型ジメチルシ
リコーン組成物を加熱処理して形成したことを特徴とす
るジメチルシリコーンゴム組成物に関する。
さらに、本発明はアルキルシラン化合物、ジメチルシリ
コーンオイルまたはそれらの混合物及び付加反応型シリ
コーンとの反応性を有する不飽和基を有するシラン化合
物で表面を処理した合成ケイ酸微粉体、ビニル基含有ジ
オルガノポリシロキサン、活性水素含有シロキサン及び
白金系触媒を少なくとも含有する付加反応型ジメチルシ
リコーン組成物を加熱処理して生成したジメチルシリコ
ーンゴム組成物から形成された表面層を有する弾性体を
具備していることを特徴とする弾性回転体に関する。
また、本発明は少なくとも一対のローラ間に像担持材を
挟持搬送させることにより像担持材上に形成された未定
着トナー像を加圧定着する定着装置において、少なくと
も一方のローラの表面層を弾性体とし、該弾性体がアル
キルシラン化合物、ジメチルシリコーンオイルまたはそ
れらの混合物及び付加反応型シリコーンとの反応性を有
する不飽和基を有するシラン化合物で表面を処理した合
成ケイ酸微粉体、ビニル基含有ジオルガノポリシロキサ
ン、活性水素含有シロキサン及び白金系触媒を少なくと
も含有する付加反応型ジメチルシリコーン組成物を加熱
処理して生成したジメチルシリコーンゴム組成物で形成
されていることを特徴とする定着装置に関する。
(発明の詳細な説明) 本発明の付加反応型ジメチルシリコーン組成物は、下記
成分を含有している。
成分(I)ニ一般式 %式% で示される末端ビニル基封鎖ジメチルポリシロキサン、
−数式 %式% で示される末端メチル基封鎖側鎖ビニル基含有ジメチル
ポリシロキサンまたはそれらの混合物からなるビニル基
含有ジメチルポリシロキサン(式中の1.m、nは正の
整数を示す)成分。
成分(11)ニ一般式 %式% で示されるケイ素原子に結合した水素原子(In )白
金系触媒(白金または白金化合物)。
(IV)無水合成ケイ酸、含水合成ケイ酸等の合成ケイ
酸の表面を、アルキルシラン化合物、ジメチルシリコー
ンオイルまたはそれらの混合物と、不飽和基含有シラン
化合物とで表面を処理した付加反応型シリコーンに対し
て反応性を有する官能基を有する表面改質合成ケイ酸。
本発明の付加反応型ジメチルシリコーンゴム組成物は上
記シリコーン組成物の均質混合物から形成される硬化性
組成物であり、該組成物を構成する成分(I)、(1’
I)及び(III )は液状付加反応型ジメチルシリコ
ーン組成物として公知のものである。成分(1)中のケ
イ素原子に結合したビニル基(−3i −CHCH、基
)と成分(rI)中のケイ素原子に結合した水素原子(
−8i −H基)とが白金系触媒の存在下において加熱
することにより付加反応が開始され、シリコーン組成物
がシリコーンゴム組成物となり、またゴム状弾性体とな
るものである。
本発明の組成物を構成する(IV)成分としてのアルキ
ルシラン化合物、ジメチルシリコーンオイルまたはそれ
らの混合物と反応性不飽和基含有シラン化合物とで無水
合成ケイ酸または含水合成ケイ酸等の合成ケイ酸微粉体
の表面を処理し、該処理合成ケイ酸微粉体表面の不飽和
基が成分(n)のケイ素結合水素原子と反応し、化学結
合するため、従来、多量の合成ケイ酸を用いなければ得
られなかった機械的強度を比較的少量の該成分(IV)
の添加により得ることができ、さらに、合成ケイ酸等の
充てん材の多量添加による成形物の表面エネルギーの増
大を防止ないしは、抑制することをも可能とする。本発
明に係る合成ケイ酸としては、通称ホワイトカーボンと
呼ばれる白色超微粉の無水ケイ酸(S iO2・nH,
O。
5iftが95%以上)、含水ケイ酸(SiO−n H
20,S iO2が80〜95%)含水ケイ酸カルシウ
ム(x−8iO3・Ca0−yH20゜S IOlが5
5〜70%)、含水ケイ酸アルミニウム(x−3toa
  ・A1.O,・y H20。
S+Ozが60〜70%)等が例示され、−次粒子径が
7〜100μm5BET比表面積40〜500rd/g
の範囲の微粉体が好ましく用いられる。
表面処理剤としては、トリメトキシシラン、トリメチル
エトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチル
ジェトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチル
トリエトキシシラン、トリメチルクロロシラン、ジメチ
ルジクロロシラン、メチルトリクロロシランなどのアル
キルシラン、ヘキサメチルジシラザンならびにジメチル
シリコーンオイルが例示される。
さらに付加反応型シリコーンとの反応性を有する不飽和
基を含有するシラン化合物としてビニルトリエトキシシ
ラン、ジメチルビニルメトキシシラン、ジメチルビニル
エトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、メチ
ルビニルエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ジ
メチルビニルクロロシランにメチルビニルジクロロシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等
が例示される。該処理剤は、公知の処理方法により合成
ケイ酸の表面処理に使用される。離型性の向上及び成分
(I)ならびに成分(n)とのぬれ性向上による分散性
の向上のためには、上記に例示したアルキルシラン、ヘ
キサメチルジシラザン、ジメチルシリコーンオイルまた
はそれらの混合物からなる処理剤で、合成ケイ酸微粉体
100重1部に対して1〜30重量部(ぎらに好ましく
は′S〜25重量部)の量で処理するのが良い。また、
比表面積の観点からは、合成ケイ酸微粉体は比表面積の
30〜90%、より好ましくは40〜80%の割合で被
覆されることが好ましい。
さらに、シリコーンゴム組成物の補強の点から、合成ケ
イ酸微粉体100重量部に対して1〜30重量部(さら
に好ましくは5〜25重量部)の量の不飽和基含有シラ
ンで被覆されていることが好ましい。また、比表面積の
観点からは、合成ケイ酸微粉体は、比表面積の10〜6
0%、好ましくは20〜60%(さらに好ましくは30
〜50%)の割合で被覆されることが好ましい。
この表面処理された合成ケイ酸の添加量は成分(1)、
  (II)及び(III)の100重量部に対して5
〜30重量部(特に5〜20重量部)の範囲で使用する
ことが離型性並びに補強性の両面から好ましい。
成分(I )、 (II)、 (III)、 (I V
)の成分から構成される本発明のシリコーン組成物から
生成されるゴム組成物(硬化物または成形物)は、該組
成物中の不飽和基に対するケイ素結合水素のモル比が0
.6〜1.5の範囲であり好ましくは該モル訂1である
場合に、機械的強度・硬度・反発弾性が良好となり、離
型性も良好・となる。この理由については必ずしも明ら
かではないが該シリコーンゴム硬化物中に未反応成分が
残存しないことが該硬化物の機械的強度及び粘弾性特性
を向上せしめ、また、硬化物の表面エネルギーの増大を
防止もしくは抑制し、さらに未反応成分の存在により起
こると考えられるトナーの硬化物表面への吸着現象を消
失せしめるためと考えられる。ただし、かかる説明は何
ら本発明を限定するものではない。
したがって、成分(I)と成分(IV)の不飽の配合量
を調製することが必要である。
尚、本発明の付加反応型シリコーン組成物及びシリコー
ンゴム組成物に添加剤として着色剤、耐熱向上剤、圧縮
永久歪改良剤などを本発明の目的を損なわない範囲内で
添加してもかまわない。
本発明の組成物は各成分を一緒に単に混合する事により
調製する事ができるが、該組成物成分を成分(1)、 
(III)、 (I V)とからなるA液と、成分(n
)、(IV)とからなるB液に分離して調製するか、あ
るいは、成分(1)、 (III)、 (I V)とか
らなるA液と、成分(I)、(rI)、(TV)とから
なるB液に分離して調製しておき組成物を硬化物に転化
する時にA液及びB液の二成分を所定の混合比で混合す
るのが最も便利である。この際、不飽和基含有成分と−
3i −H基含有成分及び白金系触媒成分を同一のパッ
ケージ内に包含してはならない。
本発明の付加反応型ジメチルシリコーンゴム組成物は、
電子写真複写装置、プリンター、その他種々の画像形成
装置において普通紙等のシート状転写材又は記録材等を
搬送から未定着の画像形成像を定着せしめ永久画像を形
成するための弾性回転体の弾性被覆材として好適に用い
られる。
以下、本発明の弾性回転体及び定着装置について説明す
る。
添付図面中、第4図は該装置の一例の極く概略構成を示
す横断側面図である。1及び2は互いに適度に押圧接触
させて上下に並行に軸受支持させた熱ローラ(以下定着
ローラと記す)と加圧ローラであり、矢示方向に回転駆
動される。
定着ローラ1はアルミニウム等の金属製中空ローラ11
の芯金の外周面を本発明の付加反応型ジメチルシリコー
ンゴム組成物で被覆処理した弾性被覆層12を有し、芯
金内空にはハロゲンヒータ棒の如きヒータ13が挿入配
設され、該ヒータの発熱で加熱される。そして、図示し
ていない自動温調手段によりヒータ13への通電がオン
−オフ制御あるいは、通電量制御されて、定着ローラ外
周面の温度が常時所定の一定温度に維持管理される。加
圧ローラ2は鉄・アルミニウム等の金属製ローラを芯金
21としその外周面を比較的厚いゴム等の弾性材層22
で被覆したものである。該弾性材層に本発明の付加反応
型ジメチルシリコーンゴム組成物を用いてもかまわない
。3は定着ローラ1の外周面にジメチルシリコーンオイ
ル等の離型助剤を塗布する装置であり、本例のものはか
なり高粘度の離型助剤を予め含浸させた長尺のウェブ部
材31をロール巻にしたものを繰り出し軸32に装着保
持させ、そのロール巻ウェブ部材に自由端を巻取り軸3
3に係止し、繰り出し軸と巻取り軸間のウェブ部材部分
を押付はローラ34で定着ローラ1面に押付は状態にす
ると共に、繰り出し軸側のロール巻ウェブ部材を巻取り
軸側へ少しづつ巻取ることにより定着ローラ1の外周面
ヘラニブ部材の含浸離型助剤をコーティングする構成の
ものである。このウェブ部材は定着ローラ外面のクリー
ニング部材も兼ねている。
而して、上記定着ローラ1と加圧ローラ2との回転駆動
状態に於いてその両ローラのニップ部4に、電子写真方
式・静電記録方式等の不図示の作像機構にて未定着トナ
ー像Tを形成担持させた像支持材(転写材・エレクトロ
ファックス紙・静電記録紙等)5をトナー像担持面側を
定着ローラ1側にして導入して通過させると、トナー像
Tが定着ローラ1の熱、及び定着ローラ1と加圧ローラ
2の相互押圧力により像支持材5面に永久固着像として
順次に熱圧定着処理されるものである。
なお、6は定着ローラ1の面から像支持材5を確実に分
離させるべく配設した分離爪部材、7は定着ローラ1の
温調のため該ローラ外周温度を検出するセンサ、Wは定
着ローラ1と加圧ローラ2の相互接触部の幅寸法にツブ
幅)を示す。
定着ローラ1に於いて芯金11の外周囲を被覆する離型
性材料12の層厚は該材料層外面即ち定着ローラ外周面
へのヒータ熱の伝導補給が迅速になされるように一般に
かなり薄いもの(例えば0.5mm程度)に設定される
定着ローラ1の被覆材層12に本発明の付加反応型ジメ
チルシリコーンゴム組成物を用いると該組成物の硬化物
が弾性体である故に支持材5自体の面凹凸、及び支持材
上にのっているトナー像Tの凹凸に対応して弾性体被覆
層の外面がよく倣い変形して凹凸トナー像Tと各部均一
に接触するためにトナー像Tの像支持材5面に対する全
体的な定着性ならびに全体的な定着画像、即ち画質性が
良好となる。したがって剛体被覆層を用いた場合に生じ
る画像つぶれ・光沢・トナー飛びちり等が改善されるか
またはなくなる。
本発明を下記実施例に基づいてより詳細に説明する。
〔実施例1〕 成分(I):末端ビニル基封鎖ジメチルポリシロキサン
及び末端メチル基封鎖側鎖ビニル基含有ジメチルポリシ
ロキサンからなるビニル基の総数が8.OXIO−11
mol/gのビニル基含有ジメチルポリシロキサン ・・・100重1部 成分(■):ケイ素結合水素原子の数が2.0×10−
”mol/gであるlメチルハイドロジエンポリシロキ
サン ・・・7.15重量部成分(III):白金触媒
   ・・・0.001重量部成分(IV)ニジメチル
シリコーンオイル及びビニル基含有シラン化合物で表面
を改質したビニル基含有表面改質含水合成ケイ酸 ・・・10重量部 成分(V):ベンガラ       ・・・1重量部酸
分(IV)は下記の如(調製した。
平均粒径が8.6μmであり、比表面積が成ケイ酸微粉
体(日本シリカ製 疎水性シ■ リカ NIPSIL  5S30P)100重量部を、
撹拌装置に導入し、強制撹拌しながらビニルトリエトキ
シシラン12重量部を徐々に滴下した後、撹拌装置より
取り出し、100℃にて1時間風乾して反応性ビニル基
含有表面改質含水合成ケイ酸を得た。この粉体のビニル
基の1は粉体1g当たり約3.8X10”個であった。
成分(1)、 (rI)、 (III)、 (I V)
、 (V)は本発明に係る組成物を構成する成分であり
該組成物中のビニル基の総量とケイ素結合水素原子とが
ほぼ等モルとなるように調製した。各成分は次に示すよ
うに2成分型にパッケージした。
N1二 成分(1)−一−−45.35重量部 成分(in) −−−−o、  o o i重量部成分
(IV)−4,23重量部 成分(V) −−−−0,43重量部 旦」L! 成分(I)−−−−39,29重量部 成分(II) −−−−6,05重量部成分(IV)−
4,23重量部 成分(V) −−−−0,43重量部 A液とB液はいずれも均一に混合しそれぞれ調製した。
而して得たA液とB液を重量比で100対100で混合
し、脱泡処理後熱プレスにて150℃で10分間加熱し
シリコーンゴム組成物から形成されたゴム状弾性体を得
た。該ゴム状弾性体をさらに200℃で4時間ボストキ
ュアを行った。
〔実施例2〕 成分(I):末端ビニル基封鎖ジメチルポリシロキサン
および末端メチル基封鎖側鎖ビニル基含有ジメチルポリ
シロキサンからなるビニル基の総数が8.OXlo−3
mol/gのビニル基含有ジメチルポリシロキサン  
      ・・・100重量部成分(■):ケイ素結
合水素原子の数が2.0×10−”mol/gであるl
メチルハイドロジエンポリシロキサン ・・・7.15
重量部成分(■):白金触媒   ・・・o、ooi重
量部成分(IV):疎水化無水合成ケイ酸の表面をビニ
ル基含有シラ、ン化合物で改質したビニル基含有表面改
質合成ケイ酸 ・・・10重量部成分(V):ベンガラ
       ・・・1゛重量部成分(IV)は下記の
如く調製した。比表しであるデグサ社製疎水化無水合成
ケイ酸微粉体アエロジル(9R812を100重量部、
撹拌装置に導入し、強制撹拌しながらビニルトリエトキ
シシラン12重量部を徐々に滴下し、滴下終了後、撹拌
装置より取り出して、100℃にて1時間風乾し、目的
のビニル基含有表面改質無水合成ケイ酸を得た。この粉
体のビニル基量は約3.8x l Q 2 G個/(粉
体1g)であった。
成分(1)、 (TI)、 (111)、 (I V)
、 (V)は本発明に係る組成物を構成する成分であり
該組成物中のビニル基の総量とケイ素結合水素原子とが
ほぼ等モルとなるように調製した。各成分は次に示すよ
うに2成分型にパッケージした。
八に一 成分(1)−−−−45,35重量部 成分(III) −−−−0,001重量部成分(IV
)−4,23重量部 成分(V)−−−−0,43重量部 旦」し工 成分(I)−一一−39,29重1成 分分(rl) −−−−6,05重量部成分(IV)−
4,23重量部 成分(V) −−−−0,43重量部 A液とB液はいずれも均一に混合しそれぞれ調製した。
而して得たA液とB液を重量比で100対100で混合
し、脱泡処理後熱プレスにて150℃で10分間加熱し
ゴム状弾性体を得た。該ゴム状弾性体をさらに200℃
で4時間ポストキュアを行った。
〔実施例3〕 実施例1の成分(I)、成分(IT)及び(III)成
分(V)と下記に示す成分(IV)より本発明に係る組
成物を得た。
成分(IV):メチルトリメトキシシラン及びビニル基
含有シランで表面を改質したビニル基含有表面改質含水
合成けい酸・・・10重量部成分(IV)は次の如(調
製した。平均粒子径2μm、比表面積170IT?/g
の含水合成ケイ酸微■ 粉体(日本シリカ製NIPSIL  N300A)10
0重量部を撹拌装置に導入し、強制撹拌しながら、メチ
ルトリメトキシシラン3重重部を徐々に滴下し、滴下終
了後さらにビニルトリエトキシシラン12重量部を同様
にして徐々に滴下した。滴下終了後該粉体を撹拌装置か
ら取り出し、100℃にて1時間風乾して目的のビニル
基含有表面改質含水合成ケイ酸を得た。この粉体のビニ
ル基量は粉体1重当たり約3.8X1020個あった。
成分(I )、 (II)、 (III)、 (、I 
V)、 (V)は本発明に係る組成物を構成する成分で
あり、該組成物中のビニル基の総量とケイ素結合水素原
子とがほぼ等モルとなるように調製した。各成分は次に
示すように2成分型にパッケージした。
戊丘二 成分(I)−−−−45,35重量部 成分(III) −−−−0,OO1重量部成分(IV
)−4,23重量部 成分(V) −−−−0,43重量部 旦」L二 成分(1)−−−−39,29重量部 成分(H) −−−−6,05重量部 成分(IV)−−−4,23重量部 成分(Vl −−−−0,43重量部 A液とB液はいずれも均一に混合しそれぞれ調製した。
而して得たA液とB液を重量比で100対100で混合
し、脱泡後熱プレスニて150℃で10分間加熱しシリ
コーンゴム組成物で形成されたゴム状弾性体を得た。該
ゴム状弾性体をさらに200℃で4時間ポストキュアを
行った。
〔比較例1〕 ビニル基含有ジメチルポリシロキサン100重量部、無
水合成ケイ酸5重量部、石英粉末20重量部、ベンガラ
1重量部および白金系触媒とから成る粘度800ポイズ
のA液とビニル基含有ジオルガノポリシロキサンおよび
活性水素基含有シロキサンの混合物100重1部、無水
合成ケイ酸5重量部、石英粉末20重量部、ベンガラ1
重量部とから成る粘度600ポイズのB液を重量比で1
00対100で混合し、脱泡処理後、熱プレスにて15
0°Cで10分間加熱し、ゴム状弾性体を得た。該ゴム
状弾性体をさらに200℃で4時間ポストキュアを行っ
た。
〔比較例2〕 比較例1に於いて無水合成ケイ酸を30重量%にし比較
例1と同様の方法でゴム状弾性体を得た。
〔比較例3〕 成分(I):末端ビニル基封鎖ジメチルポリシロキサン
及び末端メチル基封鎖側鎖ビニル基含有ジメチルポリシ
ロキサンからなるビニル基の総数が8.Ox 10−’
mo 1重gのビニル基含有ジメチルポリシロキサン ・・・100重量部 成分(■):ケイ素結合水素原子の数が2.0×10−
’3mol/gであるメチルハイドロジエンポリシロキ
サン    ・・・4重量部成分(III):白金触媒
   ・・・0.001重全部成分(V):ベンガラ 
      ・・・1重量部上記成分(I )、 (r
I)、 (III)、 (V)はシリコーン組成物を構
成する成分であり、該組成物中のビニル基の総量とが等
モルとなるように調製した。各成分は次に示すように2
成分型にパッケージした。
Δ1」− 成分(I)・・・52   重量部 成分(III)・・・0.001重量部成分(V)・・
・0.5重量部 旦」L士 成分(I)・・・48 重量部 成分(11)・・・4  重量部 成分(V)・・・0.5重量部 A液とB液はいずれも均一に混合し調製した。而して得
たA液とB液を重量比で100対100で混合し、脱泡
処理後、熱プレスにて150℃で10分間加熱してゴム
状弾性体を得た。該ゴム状弾性体を更に200℃で4時
間ポストキュアを行った。
〔比較例4〕 成分(I):末端ビニル基封鎖ジメチルポリシロキサン
及び末端メチル基封鎖側鎖ビニル基含有ジメチルポリシ
ロキサンからなるビニル基の総数が8.0XIO−’5
mo I/gのビニル基含有ジメチルポリシロキサン・
・・100重量部 成分(■):ケイ素結合水素原子の数が2.0×10−
3mol/gであるlメチルハイドロジエンポリシロキ
サン ・・・7.15重量部成分(■):白金触媒  
 ・・・0.00101重量部成IV):ビニル基含有
シラン化合物で表面を改質したビニル基含有表面改質合
成ケイ酸            ・・・10重量部成
分(V):ベンガラ       ・・・11重量部成
分(IV)は下記の如く調製した。
平均粒径が2μmであり、比表面積が 170rd/gの含水合成ケイ酸(日本シリ■ 力製 NIPSIL  N300A)100重量部を撹
拌装置に導入し、強制撹拌しながらビニルトリエトキシ
シラン12重量部を徐々に滴下し、滴下終了後膣粉体を
撹拌装置から取り出し、100℃にて1時間風乾して目
的のビニル基含有表面改質含水合成ケイ酸を得た。この
粉体のビニル基量は粉体1gあたり約3.8X10”個
/gであった。
成分(1)、 (II)、 (III)、 (T V)
、 (V)はシリコーン組成物を構成する成分であり、
該組成物中のビニル基の総量とケイ素結合水素とが等モ
ルとなるように調製した。各成分は次に示すように2成
分型にパッケージした。
戊に 成分(1)−−−−45,35重量部 成分(III) −−−−0、OO1重量部成分(IV
)−4,23重量部 成分(V) −−−−0,43重量部 旦」L二 成分(I)−−−−39,29重量部 成分(TI) −−−−6,05重量部成分(IV)−
4,23重量部 成分(V) −−−−0,43重量部 A液とB液はいずれも均一に混合し調製した。而して得
たA液とB液を重量比で100対100で混合し、脱泡
処理後、熱プレスにて150℃で10分間加熱しゴム状
弾性体を得た。該ゴム状弾性体をさらに200℃で4時
間ポストキュアをした。
〔比較例5〕 成分(I):末端ビニル基封鎖ジメチルポリシロキサン
及び末端メチル基封鎖側鎖ビニル基含有ポリシロキサン
から成るビニル基の総数が8.0XIO−’mo 1/
gのビニル基含有ジメチルポリシロキサン ・・・100重量部 成分(■):ケイ素結合水素原子の数が2.0×10−
”mol/gであるメチルハイドロジエンポリシロキサ
ン     ・・・4重量部成分(■):白金呻媒  
 ・・・0.00101重量部成IV):メチルトリメ
トキシシランで表面を改質した含水合成ケイ酸 ・・4
0重量部成分(V):ベンガラ・・・1重量部 成分(IV)は下記の如く調製した。
平均粒径が2μmであり、比表面積が 170rd/gの含水合成ケイ酸(日本シリカ製 NI
PSIL■N300A)100重量部を撹拌装置に導入
し、強制撹拌しながらメチルトリエトキンシラン3重1
部を徐々に滴下した。滴下終了後膣粉体を撹拌装置から
取り出し、100℃にて1時間風乾して、目的の表面改
質含水合成ケイ酸を得た。
成分(1)、 (rI)、 (Ill)、 (I V)
、 (V)はシリコーン組成物を構成する成分であり、
該組成物中のビニル基量とケイ素結合水素原子とが等モ
ルとなるように調製した。各成分は次に示すように2成
分型にパッケージした。
N1− 成分(I ) −−−−52重1成 分分([) −−−−0,OO1重量部成分(IV)−
5重量部 成分(V)−−−−0,5重量部 旦」L上 成分 成分 成分 成分 (1’)  −−−−48 (IT)−−−−4 (IV)−5 (V)−−−−0,5 重量部 重量部 重量部 重量部 A液とB液はいずれも均一に混合し調 製した。而して得たA液とB液を重量 比で100対iooで混合し、脱泡処 理後、熱プレスにて150℃で10分 間加熱し、ゴム状弾性体を得た。該ゴ ム状弾性体をさらに200℃で4時間 ポストキュアを行った。
下記第1表に、実施例1〜3及び比 較例1〜5におけるゴム状弾性体の物 性及びトナー離型性に関して示す。
(※)トナー離型性:ゴム試験片(20x60x15m
m)上に直径2mm、厚さ50μmの円形のトナー像を
50個形成し、該トナー像を180℃(雰囲気温度)で
30分間加熱溶融させた後、室温まで冷却する。溶融固
化したトナー像上に粘着テープを貼り、その上を定荷重
(Kg重)のローラを10往復させた後テープをはがす
。この時のトナー剥離状態を5段階に分類し、各段階の
個数を求めて点数化し、その各段階の点数の総和を総点
数(50X4=200点)で割ったものをトナー離型性
(%)とした。トナー剥離状態の分類は以下の如(行っ
た。
A:完全に剥離した状態(4点) B:AとCの中間の状態(3点) C:全面積の1/2が剥離した状態(2点)D:CとE
の中間の状態(1点) E:完全に残存した状態(0点) 尚、該試験に用いた試料は200℃で4時間エージング
したものを用いた。
〔実施例4〕 実施例1のジメチルシリコーンオイル及びビニル基含有
シランで表面を改質したビニル基含有表面改質含水合成
ケイ酸の添加量を成分(I)のビニル基含有ジメチルポ
リシロキサン100重量部に対し10重量部とし成分(
IT)のメチルハイドロエンポリシロキサンの配合1を
変動させた。
この時成分(1)のケイ素結合ビニル基と、ジメチルシ
リコーンオイル及びビニル基含有シランで表面を改質し
たビニル基含有表面改質含水合成ケイ酸のビニル基の総
量(総モル数)と成分(II)のメチルハイドロジエン
ポリシロキサンのケイ素結合水素原子(−8i −H)
とのモル比−3i−H/Vi(Viはビニル基を示す)
に対応する組成物を調製し、熱プレスにて150’Cで
1o分間加熱硬化させて、ゴム状弾性体を得た。該ゴム
状弾性体を200℃で4時間のポストキュアを行った。
該ゴム状弾性体の硬度・反発弾性、トナー離型性の結果
を、第1図に示した。該組成物中のビニル基とケイ素結
合水素原子が実質的に等モルのとき、硬度と反発弾性は
最大値を示し、また、トナー離型性は最高値を示した。
〔実施例5〕 本発明の付加反応型ジメチルシリコーンゴム組成物を、
弾性材層として有する熱圧定着装置用の定着ローラを下
記の如く製造した。
先ず中央部の外径が58.3mm(肉厚6.5mm、逆
クラウン量1 ’50μm)のアルミニウム製の芯金表
面をサンドブラスト処理して脱脂・乾燥させ、さらに該
表面にシロキサン系ブライマーを塗布し130℃で15
分間加熱風乾した。次に、あらかじめ150℃に予備加
熱しておいた円筒状金型内に上記の芯金を設置した。実
施例1で調製したA液・B液を重量比率で100対10
0で均一に混合し、脱泡処理した該混合液を円筒状金型
内に射出し、同温度(150℃)にて5分間保持し硬化
させた。硬化後に金型より取り出されたシリコーンゴム
被覆定着ローラのシリコーンゴム被覆層厚は0.5mm
であった。
而して、上記で得た定着ローラを使用して第4図に示す
熱定着式定着装置を設置し、下記の条件にて、連続通紙
定着処理試験を行った。
・定着ローラ1の表面管理温度・・・180〜190C ・オイル塗布装置3・・・25℃に於ける粘度が1万C
Sのジメチルシリコーンオイル(信越化学■製、品番に
96H)を含浸させたウェブ(商品名ノーメックスペー
パウェブ)を装着したウェブ式、ウェブ送り速度1m/
1万枚通紙(A4版)。
・通紙用紙・・・テストパターンの未定着トナー像を形
成したA4版転写紙。
・通紙速度・・・70枚/分。
・定着ローラ1と加圧ローラ2のニップ幅W・・・9〜
10mm。
〔実施例6〕 実施例2で調製した本発明のジメチルシリコーンゴム組
成物を用いる以外は実施例5と同様の方法で定着ローラ
を製造した。而して得た定着ローラを使用して実施例5
で示した連続通紙定着処理試験を行った。
る 〔比較例a〕 比較例1で調製したジメチルシリコーンゴム組成物を用
いる以外は実施例5と同様の方法で定着ローラを製造し
た。而して得た定着ローラを使用して実施例5で示した
連続通紙定着処理試験を〔比較例凍〕 比較例2で調製したジメチルシリコーンゴム組成物を用
いる以外は実施例5と同様の方法で定着ローラを製造し
た。而して得た定着ローラを使用して実施例5で示した
連続通紙定着処理試験を行った。
以下、第2表に実施例5、実施例6及び比較例3、比較
例4の連続通紙定着処理試験の結果を示す。
〔発明の効果〕
本発明により、機械的強度に優れるとともに、良好な離
型性を有する付加反応型ジメチルシリコーンゴム組成物
を得ることを可能とする。
本発明のシリコーンゴム組成物を熱定着用ローラの被覆
材として用いた場合、機械的強度に優れ、かつ、良好な
離型性を有することから十分な耐久性を得ることを可能
とする。
本発明のジメチルシリコーンゴム組成物を被覆材にした
定着用ローラを用いた定着装置は、搬送・定着における
紙カール、紙シワ、紙詰まり、トナーオフセット、トナ
ー付着汚れといった問題を解決し、十分な耐久性と共に
優れた離型性、定着力を維持することができる。
なお、定着用ローラのうち定着ローラ、加圧ローラ共に
、被覆材として本発明のシリコーンゴム組成物を用いて
も良いし、定着ローラ、加圧ローラのいずれか一方でも
かまわないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例4におけるーSi/Vのモル比と硬度と
の関係を示すグラフを示し、第2図は−Si/Vのモル
比と反発弾性との関係を示すグラフを示し、第3図は−
Si/Vのモル比とトナー離型性との関係を示すグラフ
を示し、第4図は熱ローラ式のトナー像定着装置の一例
の概略構成を示した図を示す。 1・・・定着ローラ、    2・・・加熱ローラ、3
・・・ウェブ式オイル塗布装置、 7・・・温度センサ、   13・・・ヒータ、5・・
・像支持材、    T・・・未定着トナー像。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)アルキルシラン化合物、ジメチルシリコーンオイ
    ルまたはそれらの混合物及び付加反応型シリコーンに対
    して反応性を有する不飽和基を有するシラン化合物で表
    面を処理した合成ケイ酸微粉体を含有することを特徴と
    する付加反応型ジメチルシリコーン組成物。(2)アル
    キルシラン化合物、ジメチルシリコーンオイルまたはそ
    れらの混合物及び付加反応型シリコーンとの反応性を有
    する不飽和基を有するシラン化合物で表面を処理した合
    成ケイ酸微粉体;ビニル基含有ジオルガノポリシロキサ
    ン;活性水素含有シロキサン;及び白金系触媒を少なく
    とも含有する付加反応型ジメチルシリコーン組成物を加
    熱処理して作成したことを特徴とするジメチルシリコー
    ンゴム組成物。 (3)アルキルシラン化合物、ジメチルシリコーンオイ
    ルまたはそれらの混合物及び付加反応型シリコーンとの
    反応性を有する不飽和基を有するシラン化合物で表面を
    処理した合成ケイ酸微粉体;ビニル基含有ジオルガノポ
    リシロキサン;活性水素含有シロキサン;及び白金系触
    媒を少なくとも含有する付加反応型ジメチルシリコーン
    組成物を加熱処理して生成したジメチルシリコーンゴム
    組成物から形成された表面層を有する弾性体を具備して
    いることを特徴とする弾性回転体。 (4)少なくとも一対のローラ間に像担持材を挟持搬送
    させることにより像担持材上に形成された未定着トナー
    像を加圧定着する定着装置において、少なくとも一方の
    ローラの表面層を弾性体とし、該弾性体がアルキルシラ
    ン化合物、ジメチルシリコーンオイルまたはそれらの混
    合物及び付加反応型シリコーンとの反応性を有する不飽
    和基を有するシラン化合物で表面を処理した合成ケイ酸
    微粉体;ビニル基含有ジオルガノポリシロキサン;活性
    水素含有シロキサン及び白金系触媒を少なくとも含有す
    る付加反応型ジメチルシリコーン組成物を加熱処理して
    生成したジメチルシリコーンゴム組成物で形成されてい
    ることを特徴とする定着装置。
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EP19890113181 EP0351797B1 (en) 1988-07-19 1989-07-18 Silicone composition, elastic revolution body and fixing device using the same
DE68921808T DE68921808T2 (de) 1988-07-19 1989-07-18 Silikonzusammensetzung, elastischer Drehkörper und diesen verwendende Fixiervorrichtung.
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