JPH0320750B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0320750B2 JPH0320750B2 JP58112374A JP11237483A JPH0320750B2 JP H0320750 B2 JPH0320750 B2 JP H0320750B2 JP 58112374 A JP58112374 A JP 58112374A JP 11237483 A JP11237483 A JP 11237483A JP H0320750 B2 JPH0320750 B2 JP H0320750B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- roller
- viscosity
- centipoise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 11
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 11
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 11
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 claims description 11
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims description 8
- 239000003431 cross linking reagent Substances 0.000 claims description 7
- 239000002199 base oil Substances 0.000 claims description 6
- -1 polydimethylsiloxane Polymers 0.000 claims description 5
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 claims description 4
- 239000011256 inorganic filler Substances 0.000 claims description 4
- 229910003475 inorganic filler Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000004205 dimethyl polysiloxane Substances 0.000 claims description 3
- 229920000435 poly(dimethylsiloxane) Polymers 0.000 claims description 3
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 6
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 6
- 238000001723 curing Methods 0.000 description 5
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 4
- 125000000118 dimethyl group Chemical group [H]C([H])([H])* 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 3
- CCDWGDHTPAJHOA-UHFFFAOYSA-N benzylsilicon Chemical compound [Si]CC1=CC=CC=C1 CCDWGDHTPAJHOA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 2
- 229920001921 poly-methyl-phenyl-siloxane Polymers 0.000 description 2
- 229920002631 room-temperature vulcanizate silicone Polymers 0.000 description 2
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 2
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 2
- IAYPIBMASNFSPL-UHFFFAOYSA-N Ethylene oxide Chemical compound C1CO1 IAYPIBMASNFSPL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- BOTDANWDWHJENH-UHFFFAOYSA-N Tetraethyl orthosilicate Chemical compound CCO[Si](OCC)(OCC)OCC BOTDANWDWHJENH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZVMDAQQBXVFTTI-UHFFFAOYSA-N [Si]OCCC1=CC=CC=C1 Chemical compound [Si]OCCC1=CC=CC=C1 ZVMDAQQBXVFTTI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007259 addition reaction Methods 0.000 description 1
- 229920005601 base polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000006482 condensation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003085 diluting agent Substances 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003995 emulsifying agent Substances 0.000 description 1
- 125000001495 ethyl group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])([H])* 0.000 description 1
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 1
- 238000013007 heat curing Methods 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 231100000989 no adverse effect Toxicity 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2053—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
- G03G15/2057—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof
Description
(発明の技術分野)
本発明は電子複写機の熱定着部に使用される加
圧ローラに関する。 (発明の技術的背景とその問題点) 乾式電子写真法において、転写ドラムから紙等
の支持体上に転写されるトナー粉末像を支持体上
に定着させる方法としては、支持体を加熱ローラ
と加圧ローラとの間に通してトナー粉末像を支持
体上に加熱、加圧することにより定着させる方法
が採用されている。 この方法においては、未定着のトナー粉末が加
圧ローラに付着するため、トナー粉末との離型性
のよい加圧ローラが要求されており、このような
加圧ローラのゴム層としては、従来より熱硬化型
(HTV)、付加反応型(LTV)あるいは縮合反応
型常温硬化型(RTV)シリコーンゴムが使用さ
れている。 しかしながら、HTVあるいはLTVシリコーン
ゴムより成るロールは補強のため活性の強い無機
質シリカを多量に配合した組成物で構成されてお
り、トナーとの離型性に劣るため成形後にシリコ
ーンオイル中に浸漬する必要があつた。 さらに、このようなローラは、ローラ表面から
オイルが出るに従つてローラが汚れ、また使用中
にしだいに外径の細りが大きくなるという欠点が
あつた。 一方、RTVシリコーンゴムローラは基本的に
トナーとの離型性に優れているが、ゴムに配合し
てあるオイルが比較的低粘度でコピー紙に奮われ
易いため、ローラ間のニツプ巾が小さくなり、コ
ピー紙上のトナーの定着効率を低める結果、ロー
ラの汚れの原因となり、また感光体やチヤージワ
イヤにトナーが付着した場合には感光体電位の減
少につながり画質を悪くするという欠点を有して
いた。耐クリープ性(耐圧縮永久歪性)にも劣つ
ており、このためローラ間の圧力を機械的に解除
する手段を設ければならないという問題があつ
た。圧力解除をしないまま実走させると、実走さ
せた際にコトコトと音がしたり、画質が乱れると
いう欠点を有していた。 (発明の目的) 本発明はこのような問題に対処してなされたも
ので、ゴム自体がトナーとの離型性に優れた熱定
着用ゴムローラを提供することを目的とする。 (発明の概要) すなわち本発明の熱定着用ゴムローラは非磁性
金属製ロール芯軸の外周に、(A)粘度1000〜7000セ
ンチポアズの末端水酸基封鎖ポリジメチルシロキ
サンをベースオイルとして、これに(B)粘度500〜
5000センチポアズのシリコーンオイル、(C)無機質
充填剤、(D)架橋剤および(E)硬化触媒とを配合して
成る組成物を被覆層として設けたことを特徴とし
ている。 本発明においてベースオイルとして使用される
(A)のポリジメチルシロキサンの粘度を上述の範囲
に限定した理由は、1000センチポアズ未満だとゴ
ムの物性が劣りさらに低分子シリコーンオイルと
の相溶性が悪くなるためであり、7000センチポア
ズを越えるとローラの成形性が悪くなるととも
に、トナーとの離型性も低下することによる。 また(B)のシリコーンオイルの粘度範囲を上述の
ように限定したのは、500センチポアズ未満だと
ローラの外径が細りやすく、5000センチポアズを
越えるとそれ自身がブリードしてしまうためであ
る。より好ましくは800〜2000センチポアズの範
囲である。 ここで(A)と(B)との混合比は(A)100重量部に対し
て2.5〜7重量部が好ましく、その理由は2.5重量
部未満ではローラの汚れの原因となり易く、7重
量部を越えるとローラの外径が細りやすいととも
にクリープしやすくなるためである。 (C)の無機質充填剤としては無機質シリカや弁柄
などの配合が可能であるが、この配合量は組成物
100重量部に対して40〜60重量部が好ましく、そ
の理由は40重量部以下だと補強効果が低下し、60
重量部を越えると離型性に劣るためである。 (D)の架橋剤としては、オルガノシラン化合物あ
るいはシロキサン化合物が好適であり、例えば正
ケイ酸エチル、フエニルエトキシシラン、エチル
ポリシリケート−40(ユニオンカーバイトコーポ
レーシヨン商品名)またその配合量は(A)のベース
オイル100重量部に対して好ましくは2.5〜5重量
部が、さらに好ましくは3.5〜4重量部が良い。
添加量が2.5重量部未満では架橋度が不充分とな
り、引張強さや引裂強度が低く、またクリープ特
性に劣り、5重量部を越えると架橋しすぎて、機
械特性などが低下する。 又均一な架橋反応を行なわせるために例えばジ
メチルシリコーンオイルを77重量%、水を22重量
%エチレンオキサイド系乳化剤を1重量%を配合
剤としてベースオイル100重量部あたり0.3〜1重
量部添加することが好ましい。 (E)の硬化触媒としては錫系触媒が使用できる。
これらの架橋剤及び触媒はシリコーンオイル例え
ばジメチルシリコーンオイル、フエニルメチルシ
リコーンオイルを希釈剤として混合し、本体との
配合比率を作業に見合つた適正量とした配合剤と
して使うことが出来る。 配合組成の一例としては架橋剤65重量%、触媒
2重量%およびフエニルメチルシリコーンオイル
33重量%が考えられる。 次に本発明の加圧ローラの製造方法について説
明する。混合方法は特に限定されないが、(A)〜(C)
成分に(D)、(E)成分を添加すると硬化反応が始まる
ので、(A)〜(C)成分をできるだけ均一に混合してか
ら、(D)成分、(E)成分を添加、混合するのが望まし
い。 このようにして得られたペースト状の組成物
を、必要に応じてプライマーを施した芯金を挿入
した円筒状金型内に注入し、常温ないし100℃で
数時間放置することにより硬化させ、必要に応じ
て研削して本発明の加圧ローラを製造する。 (発明の実施例) 次に本発明の実施例について説明する。 以下に示す成分を混合してペースト状の組成物
を得た。 (重量部) ベースポリマー(KE1130) 100 架橋剤、触媒(CLC331) 7 水を分散した配合剤(CLC001) 0.5 ジメチルシリコーンオイル(KF96−1000CS)
5 但し上記商品名は全て信越化学工学社製の商品
名である。一方、脱脂処理およびプライマーを塗
布した芯金を同筒状の金型に挿入し、この金型内
に前述したペースト状の組成物を注入し、70℃で
2時間放置して硬化させた。硬化後その外表面を
研削して外径40mm、ゴム厚5mmの加圧ローラを製
造した。この加圧ローラと加熱ローラとしてテフ
ロンコーテイングのローラを使用して通紙枚数と
ローラ外径の細りとの関係は次表に示す通りであ
つた。 通紙試験は加熱ローラのコントロール温度195
℃、ローラ間荷重55Kg、ローラ有効長300mm、コ
ピー紙搬送速度150mm/秒、通紙A4サイズで行つ
た。 RTVベースオイル(商品名KE12RTV 信越
化学工業株式会社製、粘度3000〜4000センチポア
ズ)100重量部に、粘度100センチポアズのシリコ
ーンオイル18重量部と、架橋剤および触媒を配合
した組成物を用いたものであり、比較例2はオイ
ル含浸タイプのHTVシリコーンオイルを加圧ロ
ーラのゴム層として使用したものである。但し、
通紙試験は上述の方法によつた。
圧ローラに関する。 (発明の技術的背景とその問題点) 乾式電子写真法において、転写ドラムから紙等
の支持体上に転写されるトナー粉末像を支持体上
に定着させる方法としては、支持体を加熱ローラ
と加圧ローラとの間に通してトナー粉末像を支持
体上に加熱、加圧することにより定着させる方法
が採用されている。 この方法においては、未定着のトナー粉末が加
圧ローラに付着するため、トナー粉末との離型性
のよい加圧ローラが要求されており、このような
加圧ローラのゴム層としては、従来より熱硬化型
(HTV)、付加反応型(LTV)あるいは縮合反応
型常温硬化型(RTV)シリコーンゴムが使用さ
れている。 しかしながら、HTVあるいはLTVシリコーン
ゴムより成るロールは補強のため活性の強い無機
質シリカを多量に配合した組成物で構成されてお
り、トナーとの離型性に劣るため成形後にシリコ
ーンオイル中に浸漬する必要があつた。 さらに、このようなローラは、ローラ表面から
オイルが出るに従つてローラが汚れ、また使用中
にしだいに外径の細りが大きくなるという欠点が
あつた。 一方、RTVシリコーンゴムローラは基本的に
トナーとの離型性に優れているが、ゴムに配合し
てあるオイルが比較的低粘度でコピー紙に奮われ
易いため、ローラ間のニツプ巾が小さくなり、コ
ピー紙上のトナーの定着効率を低める結果、ロー
ラの汚れの原因となり、また感光体やチヤージワ
イヤにトナーが付着した場合には感光体電位の減
少につながり画質を悪くするという欠点を有して
いた。耐クリープ性(耐圧縮永久歪性)にも劣つ
ており、このためローラ間の圧力を機械的に解除
する手段を設ければならないという問題があつ
た。圧力解除をしないまま実走させると、実走さ
せた際にコトコトと音がしたり、画質が乱れると
いう欠点を有していた。 (発明の目的) 本発明はこのような問題に対処してなされたも
ので、ゴム自体がトナーとの離型性に優れた熱定
着用ゴムローラを提供することを目的とする。 (発明の概要) すなわち本発明の熱定着用ゴムローラは非磁性
金属製ロール芯軸の外周に、(A)粘度1000〜7000セ
ンチポアズの末端水酸基封鎖ポリジメチルシロキ
サンをベースオイルとして、これに(B)粘度500〜
5000センチポアズのシリコーンオイル、(C)無機質
充填剤、(D)架橋剤および(E)硬化触媒とを配合して
成る組成物を被覆層として設けたことを特徴とし
ている。 本発明においてベースオイルとして使用される
(A)のポリジメチルシロキサンの粘度を上述の範囲
に限定した理由は、1000センチポアズ未満だとゴ
ムの物性が劣りさらに低分子シリコーンオイルと
の相溶性が悪くなるためであり、7000センチポア
ズを越えるとローラの成形性が悪くなるととも
に、トナーとの離型性も低下することによる。 また(B)のシリコーンオイルの粘度範囲を上述の
ように限定したのは、500センチポアズ未満だと
ローラの外径が細りやすく、5000センチポアズを
越えるとそれ自身がブリードしてしまうためであ
る。より好ましくは800〜2000センチポアズの範
囲である。 ここで(A)と(B)との混合比は(A)100重量部に対し
て2.5〜7重量部が好ましく、その理由は2.5重量
部未満ではローラの汚れの原因となり易く、7重
量部を越えるとローラの外径が細りやすいととも
にクリープしやすくなるためである。 (C)の無機質充填剤としては無機質シリカや弁柄
などの配合が可能であるが、この配合量は組成物
100重量部に対して40〜60重量部が好ましく、そ
の理由は40重量部以下だと補強効果が低下し、60
重量部を越えると離型性に劣るためである。 (D)の架橋剤としては、オルガノシラン化合物あ
るいはシロキサン化合物が好適であり、例えば正
ケイ酸エチル、フエニルエトキシシラン、エチル
ポリシリケート−40(ユニオンカーバイトコーポ
レーシヨン商品名)またその配合量は(A)のベース
オイル100重量部に対して好ましくは2.5〜5重量
部が、さらに好ましくは3.5〜4重量部が良い。
添加量が2.5重量部未満では架橋度が不充分とな
り、引張強さや引裂強度が低く、またクリープ特
性に劣り、5重量部を越えると架橋しすぎて、機
械特性などが低下する。 又均一な架橋反応を行なわせるために例えばジ
メチルシリコーンオイルを77重量%、水を22重量
%エチレンオキサイド系乳化剤を1重量%を配合
剤としてベースオイル100重量部あたり0.3〜1重
量部添加することが好ましい。 (E)の硬化触媒としては錫系触媒が使用できる。
これらの架橋剤及び触媒はシリコーンオイル例え
ばジメチルシリコーンオイル、フエニルメチルシ
リコーンオイルを希釈剤として混合し、本体との
配合比率を作業に見合つた適正量とした配合剤と
して使うことが出来る。 配合組成の一例としては架橋剤65重量%、触媒
2重量%およびフエニルメチルシリコーンオイル
33重量%が考えられる。 次に本発明の加圧ローラの製造方法について説
明する。混合方法は特に限定されないが、(A)〜(C)
成分に(D)、(E)成分を添加すると硬化反応が始まる
ので、(A)〜(C)成分をできるだけ均一に混合してか
ら、(D)成分、(E)成分を添加、混合するのが望まし
い。 このようにして得られたペースト状の組成物
を、必要に応じてプライマーを施した芯金を挿入
した円筒状金型内に注入し、常温ないし100℃で
数時間放置することにより硬化させ、必要に応じ
て研削して本発明の加圧ローラを製造する。 (発明の実施例) 次に本発明の実施例について説明する。 以下に示す成分を混合してペースト状の組成物
を得た。 (重量部) ベースポリマー(KE1130) 100 架橋剤、触媒(CLC331) 7 水を分散した配合剤(CLC001) 0.5 ジメチルシリコーンオイル(KF96−1000CS)
5 但し上記商品名は全て信越化学工学社製の商品
名である。一方、脱脂処理およびプライマーを塗
布した芯金を同筒状の金型に挿入し、この金型内
に前述したペースト状の組成物を注入し、70℃で
2時間放置して硬化させた。硬化後その外表面を
研削して外径40mm、ゴム厚5mmの加圧ローラを製
造した。この加圧ローラと加熱ローラとしてテフ
ロンコーテイングのローラを使用して通紙枚数と
ローラ外径の細りとの関係は次表に示す通りであ
つた。 通紙試験は加熱ローラのコントロール温度195
℃、ローラ間荷重55Kg、ローラ有効長300mm、コ
ピー紙搬送速度150mm/秒、通紙A4サイズで行つ
た。 RTVベースオイル(商品名KE12RTV 信越
化学工業株式会社製、粘度3000〜4000センチポア
ズ)100重量部に、粘度100センチポアズのシリコ
ーンオイル18重量部と、架橋剤および触媒を配合
した組成物を用いたものであり、比較例2はオイ
ル含浸タイプのHTVシリコーンオイルを加圧ロ
ーラのゴム層として使用したものである。但し、
通紙試験は上述の方法によつた。
【表】
(発明の効果)
以上の実施例からも明らかなように本発明の熱
定着用ゴムローラはトナーや紙粉によるローラの
汚れがなく長寿命である。 又、クリープ量が少なく圧力解除の必要がない
ためそのための新たな機構を設ける必要がない。
さらに、通紙部と非通紙部の歪の差および全体の
外径細りが小さく、ニツプ巾の変化もないため、
小さい紙サイズから大きい紙サイズにしても画質
への悪影響もなく定着性も良好である。
定着用ゴムローラはトナーや紙粉によるローラの
汚れがなく長寿命である。 又、クリープ量が少なく圧力解除の必要がない
ためそのための新たな機構を設ける必要がない。
さらに、通紙部と非通紙部の歪の差および全体の
外径細りが小さく、ニツプ巾の変化もないため、
小さい紙サイズから大きい紙サイズにしても画質
への悪影響もなく定着性も良好である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 非磁性金属製ロール芯軸の外周に、(A)粘度
1000〜7000センチポアズの末端水酸基封鎖ポリジ
メチルシロキサン100重量部をベースオイルとし
て、これに(B)粘度500〜5000センチポアズのシリ
コーンオイル2.5〜7重量部と、(C)無機質充填剤、
(D)架橋剤および(E)硬化触媒とを配合した組成物を
架橋硬化してなる被覆層を設けたことを特徴とす
る熱定着用ゴムローラ。 2 無機質充填剤の配合量は組成物100重量部に
対して40〜60重量部である特許請求の範囲第1項
記載の熱定着用ゴムローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11237483A JPS603684A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 熱定着用ゴムロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11237483A JPS603684A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 熱定着用ゴムロ−ラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS603684A JPS603684A (ja) | 1985-01-10 |
JPH0320750B2 true JPH0320750B2 (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=14585083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11237483A Granted JPS603684A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 熱定着用ゴムロ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603684A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0784901B2 (ja) * | 1986-01-10 | 1995-09-13 | バンドー化学株式会社 | 摩擦車 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS561967A (en) * | 1979-06-20 | 1981-01-10 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Heat-fixing roll and its production |
JPS5649247A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-02 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Preparation of heat roll |
JPS5687073A (en) * | 1979-12-18 | 1981-07-15 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Production of heat roll |
JPS56106263A (en) * | 1980-01-14 | 1981-08-24 | Rogers Corp | Fusion use roll and production thereof |
JPS574907A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-11 | Otsuka Yakuhin Kogyo Kk | Production of rodenticide |
JPS574906A (en) * | 1980-06-11 | 1982-01-11 | Hokko Chem Ind Co Ltd | Removal of mildew and method of controlling mildew |
JPS57149354A (en) * | 1981-03-11 | 1982-09-14 | Toray Silicone Co Ltd | Curable organopolysiloxane composition for heat fixing roller |
JPS5851261A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-25 | Hino Motors Ltd | 始動補助装置 |
-
1983
- 1983-06-22 JP JP11237483A patent/JPS603684A/ja active Granted
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS561967A (en) * | 1979-06-20 | 1981-01-10 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Heat-fixing roll and its production |
JPS5649247A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-02 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Preparation of heat roll |
JPS5687073A (en) * | 1979-12-18 | 1981-07-15 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Production of heat roll |
JPS56106263A (en) * | 1980-01-14 | 1981-08-24 | Rogers Corp | Fusion use roll and production thereof |
JPS574906A (en) * | 1980-06-11 | 1982-01-11 | Hokko Chem Ind Co Ltd | Removal of mildew and method of controlling mildew |
JPS574907A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-11 | Otsuka Yakuhin Kogyo Kk | Production of rodenticide |
JPS57149354A (en) * | 1981-03-11 | 1982-09-14 | Toray Silicone Co Ltd | Curable organopolysiloxane composition for heat fixing roller |
JPS5851261A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-25 | Hino Motors Ltd | 始動補助装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS603684A (ja) | 1985-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4360566A (en) | Curable organopolysiloxane composition for heat fixing rolls | |
US4074001A (en) | Fixing roll for electrophotography | |
US5643973A (en) | Silicone composition, elastic revolution body and fixing device using the same | |
US5960245A (en) | Oil swell controlling fuser member having a silicone T-resin | |
JPH0438579B2 (ja) | ||
US5803887A (en) | Heat-fixing roll for fixing device | |
JPS6237395B2 (ja) | ||
US6127041A (en) | Fuser member having composite material including silicone T-resin | |
JP2937622B2 (ja) | 定着ロール | |
US5654052A (en) | Incorporation of high molecular weight non-reactive PDMS oils in fuser members | |
JPH0695545A (ja) | 熱定着用シリコーンゴムローラ | |
JPH0320750B2 (ja) | ||
JPH0261750B2 (ja) | ||
JPH0239981B2 (ja) | Netsuteichakubuyokaatsuroora | |
US6302835B1 (en) | Polysiloxane based fuser member containing zirconium silicate and a silicon T-resin | |
JP4353533B2 (ja) | 定着用部材、定着装置、オイルレス定着方法および定着用部材の製造方法 | |
US6168867B1 (en) | Outer layer for fuser member having an aryl silane crosslinking agent | |
JP2635064B2 (ja) | 定着器用ロール | |
JPH0447605B2 (ja) | ||
JPS61158362A (ja) | 加熱定着ロ−ル | |
JP2662419B2 (ja) | シリコーンゴム組成物,該ゴム組成物を有する弾性回転体及び定着装置 | |
US6447904B1 (en) | Fuser member having composite material including polyalkyl siloxane | |
US6365279B1 (en) | Fusing member for hot pressure fixing of toner particles and for transfusing toner particles | |
JP2521242B2 (ja) | 定着装置及び定着用回転体 | |
JPS5944987B2 (ja) | ヒ−トロ−ルの製造方法 |