JPH0229222Y2 - - Google Patents

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JPH0229222Y2
JPH0229222Y2 JP974285U JP974285U JPH0229222Y2 JP H0229222 Y2 JPH0229222 Y2 JP H0229222Y2 JP 974285 U JP974285 U JP 974285U JP 974285 U JP974285 U JP 974285U JP H0229222 Y2 JPH0229222 Y2 JP H0229222Y2
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cooling
cooling air
outlet
air
air guide
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は内燃機関の冷却装置であつて、空冷
式のものに関する。
従来の技術 第3図及び第4図は、従来におけるこの種内燃
機関の冷却構造を示している。図において、1は
エンジン本体を構成するシリンダブロツクであ
り、このシリンダブロツク1の側方即ち図の後部
側に冷却フアン2がフライホイール3と一体に形
成されている。4は、この冷却フアン2を覆うフ
アンカバーであり、このフアンカバー4の中央部
に入口5が開口されている。更に、このフアンカ
バー4に連続して、その一方の側面、即ちその左
側の側面に後部導風カバー6がシリンダブロツク
1の側面を覆うようにして取付けられている。更
に、この後部導風カバー6の前端に連続して、前
部側導風カバー7が取付けられ、これによつて、
冷却フアン2によつて入口5から吸い込まれた冷
却風を、シリンダブロツク1の一方の側面に沿つ
て流すよう構成してある。他方、その反対側の側
面においては、シリンダブロツク1の一部を構成
するブツシユロツド挿入部8と、シリンダブロツ
ク1におけるライナー挿入部9との間に隙間を有
し、この隙間を通つて冷却風を前部側に流すよう
構成するとともに、両側面からの冷却風を排出す
る出口10が、前記冷却フアン2と反対側に開口
されている。なお、シリンダブロツク1のライナ
ー挿入部9周りには、第1図の如く冷却フイン1
1が、水平方向に沿つて一体に形成してある。従
つて、冷却風は、前記シリンダブロツク1のライ
ナー挿入部9外周に沿つて水平方向に出口10へ
向かつて流れる(第4図矢印方向)。
また、冷却風の流れをこのような水平方向でな
く、出口に向かつて斜め方向に流すようにしたも
のとして、実公昭56−48917号公報に記載された
ものがあり、この公報記載の考案では、冷却フイ
ンを傾斜方向へ傾けることによつて、冷却フアン
からの冷却風をその反対側において上部側に集中
させるようにしている。
更に、実開昭50−98138号公報には、冷却風の
出口部にその冷却風を上方に向けてはねかえす邪
魔板を設けたものが記載されている。
考案が解決しようとする問題点 上記の如く、冷却フアン側からその反対側に向
けて冷却風を流すものにおいては、冷却フアンと
反対側の冷却効率が悪くなるが、特に、燃焼室に
近い上部側の冷却が不充分となりやすく、この部
分の温度が高くなりやすい欠点がある。
上記実公昭56−48917号公報の考案では、冷却
フインによつて冷却風を上方へ集中させるように
しているため、この点の欠点は解消できるが、逆
に、全ての冷却風を上部側へ向けて流すようにし
ているため下部側の冷却が不充分で、かつ上部側
においては過冷却となる欠点を有している。ま
た、この公報記載の考案では、冷却フインを傾斜
状に配置することが必要となるため、シリンダブ
ロツク自身の構造を変更しなければならず、変更
のための費用が大幅に高くなる欠点を有してい
る。他方、邪魔板を出口に配置したものでは、そ
の邪魔板によつてはねかえつた冷却風が、出口付
近の燃焼室部分に集中して当たるため、逆にこの
部分が過冷却となり、かつ、中間部分が冷却不足
となつて、入口側から出口側までの燃焼室部分の
温度が不均一となる欠点がある。
問題点を解決するための手段 このような問題点を解決するため、この考案で
は、第1図に示すように、ライナー挿入部を垂直
方向に配置したエンジン本体の周りに、エンジン
本体側方の冷却フアン側を入口としその反対側を
出口として冷却風を流すよう導風カバーを設けた
ものにおいて、この導風カバーの内側面に、下部
を流れる冷却風の一部を出口に向かつて上昇させ
るよう、前記入口側が低く出口側が高くなるよう
傾斜した補助導風板を、その導風カバーの冷却風
流れ方向の略全長にわたつて設け、かつ、その補
助導風板によつて上昇させられる冷却風量をその
まま下部を流れる冷却風量よりも大としたことを
特徴とするものである。
実施例 以下、この考案の構成を第1図及び第2図の実
施例に基づいて説明すると、第4図従来例と同じ
く、前部側導風板7は、シリンダブロツク1特に
垂直方向に配置されたライナー挿入部9を取り囲
むようにして、ボルト21によつて該シリンダブ
ロツク1へ固定されるが、この内側面に、冷却風
出口10の反対側即ち冷却フアン2側を低く、出
口10側を高くなるようにしてひれ状の補助導風
板22を、第2図のように、導風カバー7の冷却
風流れ方向の略全長にわたつて固着するものであ
る。これによつて冷却風は、この補助導風板22
に案内されて、出口10へ向かうにしたがつてそ
の下部を流れていた冷却風が上昇して出口10よ
り排出されるが、一部は、前記冷却フイン11に
沿つて水平方向に流れ、下部部分の冷却を行な
う。この場合、第1図の冷却風の流れ方向を示す
矢印の太さで示したように、この実施例では、下
部を流れる冷却風の方が少なくなるよう設定して
ある。なお、第2図中24は、前記ボルト21を
挿し込むための取付用孔である。
考案の効果 以上の如く、この考案によれば、補助導風板
が、出口即ち冷却フアンと反対側へ行くにしたが
つて冷却風の一部を上方へ流すようにしているか
ら、温度の高い燃焼室周りの冷却が有効に行わ
れ、かつ、一部は依然として下部部分を流れるこ
ととなるから、この下部についても程よく冷却さ
れることとなり、均一な冷却効果を得ることがで
きる。この場合、本考案では、上方へ流す冷却風
量をそのまま下部を流れる冷却風量よりも大とし
ているため、熱負荷の大きい燃焼室部分をより有
効に冷却することによつて上下間の温度を均一に
できる利点がある。加えて、補助導風板は、導風
カバーの冷却風流れ方向の略全長にわたつて形成
することにより、低温の冷却風の流れる入口側に
おいては、燃焼室部分を流れる風量を少なくし、
冷却風の温度が上昇するに従つて多くなるよう構
成されているから、入口側と出口側間の燃焼室温
度を均一に保つことができ、温度分布の不均一に
よるクラツクの発生を防止できる。また、この考
案では、導風カバーの裏面に導風板を取付けるだ
けでよく、そのため、冷却フインの傾きを変更す
る実公昭56−48917号の考案に比較して、その変
更のための費用がはるかに低くてすみ、しかも、
既存の機関に対しても比較的容易に装備できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案装置を示すシリンダブロツク
の斜視図、第2図は、導風カバーを内側面側から
見た斜視図、第3図は、従来の構造を示すシリン
ダブロツクの横断面図、第4図は同じく斜視図で
ある。 1……シリンダブロツク、2……冷却フアン、
5……入口、7……導風カバー、9……ライナー
挿入部、10……出口、22……補助導風板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ライナー挿入部を垂直方向に配置したエンジン
    本体の周りに、エンジン本体側方の冷却フアン側
    を入口としその反対側を出口として冷却風を流す
    よう導風カバーを設けたものにおいて、この導風
    カバーの内側面に、下部を流れる冷却風の一部を
    出口に向かつて上昇させるよう、前記入口側が低
    く出口側が高くなるよう傾斜した補助導風板を、
    その導風カバーの冷却風流れ方向の略全長にわた
    つて設け、かつ、その補助導風板によつて上昇さ
    せられる冷却風量をそのまま下部を流れる冷却風
    量よりも大としたことを特徴とする内燃機関の冷
    却装置。
JP974285U 1985-01-25 1985-01-25 Expired JPH0229222Y2 (ja)

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JPS61125628U JPS61125628U (ja) 1986-08-07
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JP2563723Y2 (ja) * 1991-10-11 1998-02-25 ヤンマーディーゼル株式会社 空冷機関のシリンダブロック構造

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Publication number Publication date
JPS61125628U (ja) 1986-08-07

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