JPH02290497A - ヒートパイプおよびその製造方法 - Google Patents

ヒートパイプおよびその製造方法

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JPH02290497A
JPH02290497A JP10753089A JP10753089A JPH02290497A JP H02290497 A JPH02290497 A JP H02290497A JP 10753089 A JP10753089 A JP 10753089A JP 10753089 A JP10753089 A JP 10753089A JP H02290497 A JPH02290497 A JP H02290497A
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JP
Japan
Prior art keywords
tube
inner tube
hole
heat pipe
porous metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10753089A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Kadoma
茂樹 門間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH02290497A publication Critical patent/JPH02290497A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明はヒートパイプおよびその製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、例えば二重管ヒートパイプは第7図、第8図に示
すようにまずアルミニウム材を押出し加工で穴1及び軸
方向チャンネル1aつきの外管2を形成している。その
後、同様にアルミニウム材を押出し加工で内側に軸方向
グループ3形し外側が円形の内管5を製作し、その後に
幅0.1〜0.2mm程度の円周方向スリット4を加工
し,さらに外径をきれいな仕上げ面にして内管5を仕上
げる。その後、この内管5を外管2の穴1の中に挿入し
た後に外管2の軸方向チャンネル1aの内面開口部近傍
の外側面溝10に外力(図示せず)を加えて外管2を周
方向に塑性変形させ内管5と外管2との密着性を高めて
固定して二重管ヒートパイプを形成していた。その際、
外管2と内管5との間はすきまのないことが望ましいこ
とから、内管5のスリツト4の加工や外周面をきれいな
仕上面にするために内管5の長さが制限されていた。さ
らに内管5の長さが長くできても多少の曲がりを有して
いるとある限定長さ以上挿入が不可能である.(第9図
参照)また、内管5の外径を外管2の穴1の径より充分
に小さく挿入しやすい径に加工し、内管5を外管2に挿
入後、外管2の軸方向チャンネル内面開口部近傍の外側
面溝に外力を加えて外管2を周方向に塑性変形させて密
着させようとしても,内管5と外管2との間にすきまが
出来て熱伝導性が悪くなり、二重管ヒートパイプの高熱
輸送性能が十分生かすことが出来ないという欠点を生じ
ていた。
また、内管5には軸方向グループ3が形成されている。
このグループ3は、作動流体をそこに支えておき、同時
にその流路となり、必要不可欠なものである。
このグループ3はその性質から均一であることが望まし
くその製作工程が複雑であった.(発明が解決しようと
する課題) 以上のように従来の二重管ヒートパイプは、軸方向グル
ープの製作の困難に加えて、内管のスリット加工,ある
いは表面仕上げの困難さ、さらには,内管と外管の密着
性が悪く熱輸送性能が十分でないという欠点を有してい
る. 本発明は.上記事情を考慮してなされたもので,その目
的は、内管の製作が容易で,内管と外管の密着性が良く
熱輸送能力が十分なヒートパイプおよびその製造方法を
提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明のヒートパイプは、軸方向に穴の形成された外管
と,前記穴に挿入される中空形状の内管と、から成るヒ
ートパイプにおいて、前記内管を多孔質金属で形成した
ことを特徴としている。
また本発明のヒートパイプの製造方法においては、軸方
向に穴の形成された外管の前記穴の径よりもわずかに大
きな外径を有し,かつ多孔質金属から成る中空形状の内
管を、前記外管の穴内に塑性変形させながら挿入するこ
とを特徴としている.また、本発明のヒートパイプの製
造方法においては、軸方向に穴の形成された外管の前記
穴の周長さよりもわずかに小さな幅を有する多孔質金属
の薄板を内管とするために、前記外管の穴の形状に合う
ように丸めて挿入することを特徴としている。
(作  用) 多孔質金属でつくられた内管は塑性変形性が良いので、
外管穴径よりも大きい内管外径で内管を形成し、内管を
外管の挿入穴に押圧しながら内管を塑性変形させつつ挿
入する.この為に内管と外管は密着性が高められ高性能
の二重管ヒートパイプを製作できる。
(実 施 例) 第1図は、本発明の二重管ヒートパイプの概略斜視図を
示すものであり,アルミニウム等からなる外管2内に多
孔質金属から成る中空の内管5が挿入されている。
この多孔質金属として本発明者等はセルメット(生友電
気工業株式会社の商品名)を用いて内管5を形成した。
 このセルメットは多孔率がMax .98%と非常に
高くまた空孔はすべて連通しており,目詰りはない。
このように多孔率の優れた多孔質金属を用いて内管5を
作成することにより、わざわざ内管5に軸方向グループ
3のようなウィックを形成する必要がなく製作工程の簡
素化が図れる。すなわち、従来の軸方向グループ3と同
等の働きが多孔質金属の多孔により得られ、しかも全体
を通してほぼ均一な孔径、孔密度が得られ、さらに空孔
がすべて連通していて目詰まりがないため充分な性能が
得られる。
次に第2図を参照して本発明による二重管ヒートパイプ
の製造方法について説明する。
第2図に示すように、外管2は従来と同様にアルミニウ
ム材等を押出し加工して穴1及び軸方向チャンネルla
l形成する。
一方内管5は,多孔質金属を中空形状に形成し、しかも
その外径を外管2の穴1の径よりもわずかに大きく形成
する。その後、外管2の穴1へ内管5を押圧しながら塑
性変形させて挿入する。多孔質金属は一般に塑性変形性
が良く,シたがって,外管2の穴1の径よりも内管5の
外径をわずかに大きくして抑圧挿入することにより、挿
入後においては、外管2と内管5の密着性が非常に優れ
たものとなり熱輸送性能が向上する6 また、内管5には、従来のように軸方向グループ3やス
リット4を形成する必要がなく、また、長尺なヒートバ
イブの場合には押圧挿入するだけで製造できるため製造
工程の簡素化が図れる。
また、外管2の内面には穴1に開口する軸方向チャンネ
ル1aが設けられており,冷媒6の還元流の主通路を形
成し、高熱輸送力の原動力となる。
次に、第3図と第4図に本発明の第2の実施例を示す。
内管5は多孔質金属板を円筒形に丸めて、軸方向にスリ
ット7を設けて形成されている。外管2の穴1に挿入す
る時は内管5のスリット7がなくなる程度に丸めて内管
5の外径を外筒2の穴1の径より小さくて挿入する。外
管5に挿入された内管5は内管自身のバックリングによ
り外管2の穴lに密着する。このように多孔質金属は適
度な弾性も有しており,密着性も良い。
さらに、その他の実施例として第5図及び第6図に示す
ような外筒2の穴1の形状をだ円形や四角形にしても内
管5と外管2の密着性の高い高熱輸送力の二重管ヒート
パイプが製作できる多孔質金属しては前述のセルメット
(商品名)の他に通常のNi、あるいはNi−Cr等で
もよい。
〔発明の効果〕
従来のヒートパイプに比べて内管の円周方向のスリット
加工や外周面のきれいな仕上面加工が不用となり、また
内管と外管との密着性を高めるための外管の外側面溝で
の抑圧による外管の塑性変形が必要ないことから長大の
二重管ヒートパイプが容易に製作できる。また内管を塑
性変形させて内管と外管を密着させるので内管と外管と
の密着性が良くなり高性能化が実現できる。また内管外
形をきれいな仕上げにすることが不用となる為に内管形
状を自由に選択でき小形・軽量・低価格を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例の二重管ヒートパイプ
を示す概略斜視図、第2図は本発明の二重管ヒートパイ
プの製造方法を説明するための斜施例に係る内管の斜視
図、第5図は、本発明の第3の実施例を示すヒートパイ
プの斜視図、第6図は、本発明の第4の実施例を示すヒ
ートパイプの斜視図、第7図は、従来の二重管ヒートパ
イプの外管の斜視図、第8図は、従来のヒートパイプの
内管を示す斜視図、第9図は従来の二重管ヒートパイプ
の製造方法を説明する為の断面図である。 1・・・穴        1a・・・軸方向チャンネ
ル2・・・外管       5・・・内管7・・・ス
リット 第1図 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同  松山允之 第2図 b 第 図 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸方向に穴の形成された外管と、 前記穴に挿入される中空形状の内管と、 から成るヒートパイプにおいて、 前記内管を多孔質金属で形成したことを特徴とするヒー
    トパイプ。
  2. (2)軸方向に穴の形成された外管の前記穴の径よりも
    わずかに大きな外径を有し、かつ多孔質金属から成る中
    空形状の内管を、前記外管の穴内に塑性変形させながら
    挿入することを特徴とするヒートパイプの製造方法。
  3. (3)軸方向に穴の形成された外管の前記穴の周長さよ
    りもわずかに小さな幅を有する多孔質金属の薄板を内管
    とするために、前記外管の穴の形状に合うように丸めて
    挿入することを特徴とするヒートパイプの製造方法。
JP10753089A 1989-04-28 1989-04-28 ヒートパイプおよびその製造方法 Pending JPH02290497A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133686A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Mitsubishi Materials Corp ヒートパイプ及び冷却器
JP2011149563A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Furukawa Electric Co Ltd:The ヒートパイプおよびヒートパイプ付ヒートシンク
CN106288895A (zh) * 2016-09-19 2017-01-04 上海珊泽精密金属制品有限公司 镶嵌热管的散热器及其制作方法
JP2017146024A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 古河電気工業株式会社 ヒートパイプ

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