JPH0615354A - 熱交換管の製造方法 - Google Patents

熱交換管の製造方法

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JPH0615354A
JPH0615354A JP17544592A JP17544592A JPH0615354A JP H0615354 A JPH0615354 A JP H0615354A JP 17544592 A JP17544592 A JP 17544592A JP 17544592 A JP17544592 A JP 17544592A JP H0615354 A JPH0615354 A JP H0615354A
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JP
Japan
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heat exchange
exchange tube
steel plate
steel strip
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP17544592A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Muramatsu
利明 村松
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 熱交換管の製造方法 【目的】 熱媒体としてのアンモニアへの対応が可能な
ステンレス管製熱交換管をを安価に製造する。 【構成】 素材として帯状ステンレス鋼板21,41を用い
る。鋼板21,41の両面のうち、少なくとも熱交換管内面
となる側の面に、鋼板長さ方向にのびた伝熱面積拡大用
並列状溝28,46を圧延加工により形成する。溝28,46を
形成した鋼板21,41を、中空部が形成されるように折曲
げて鋼板21,41の両縁部を合わせ。合わされた両縁部を
溶接により接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばガスや石油を
燃焼させる吸収式冷凍装置、吸収冷凍式空気調和器(ル
ームエアコン)用いられる熱交換器の熱交換管の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換管としては、管壁
が、アルミニウムまたは銅で形成され、熱伝達性能を向
上させるために、管壁の外面および内面のうち、少なく
とも内面に、管軸方向にのびた伝熱面積拡大用並列状溝
が形成されているものが知られている。
【0003】そして、上記熱交換管の製造方法として
は、引抜加工または押出加工によるものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記熱交換管で構成さ
れた熱交換器には、熱媒体として、フロンが用いられる
のが一般的である。
【0005】ところで、近年、地球環境問題の観点から
フロンの使用が見合わされ、フロンレスの時代を迎えよ
うとしている。そこで、フロンに代わるものとしては、
アンモニアが考えられる。
【0006】熱媒体としてアンモニアを用いると、耐蝕
性の問題から、熱交換管としてアルミニウム管または銅
管を用いることができず、ステンレス管を使用する必要
がある。ところが、ステンレス管では、アルミニウム管
または銅管のように、伝熱面積拡大用並列状溝を形成す
ることが容易でなく、溝の無いステンレス管を用いる
と、熱交換器の性能低下の要因となった。
【0007】この発明の目的は、熱媒体としてのアンモ
ニアへの対応が可能で、熱交換器の性能低下を来すこと
がなく、しかも安価に熱交換管をの製造することのでき
る方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による熱交換管
の製造方法は、素材として帯状ステンレス鋼板を用い、
鋼板の両面のうち、少なくとも熱交換管内面となる側の
面に、鋼板長さ方向にのびた伝熱面積拡大用並列状溝を
圧延加工により形成し、溝を形成した鋼板を、中空部が
形成されるように折曲げて鋼板の両縁部を合わせ、合わ
された両縁部を溶接により接合するものである。
【0009】製造される熱交換管の断面は、円形でもよ
く、楕円でもよく、さらには、偏平状でもよい。
【0010】
【作用】この発明による熱交換管の製造方法では、素材
として帯状ステンレス鋼板を用い、鋼板の両面のうち、
少なくとも熱交換管内面となる側の面に、鋼板長さ方向
にのびた伝熱面積拡大用並列状溝を圧延加工により形成
し、溝を形成した鋼板を、中空部が形成されるように折
曲げて鋼板の両縁部を合わせ、合わされた両縁部を溶接
により接合するから、溝付け加工を効率良く行え、熱交
換管を大量生産方式により製造することが可能である。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を、図面を参照してつぎに
説明する。
【0012】<実施例1>実施例1による方法で製造さ
れた熱交換管は、図1に示すように、ステンレス鋼で形
成された管璧31を有している。管璧31自体をその周方向
に連続する波形に形成することにより、管璧31の内外両
面には、管軸方向にのびた伝熱面積拡大用並列状溝32が
形成されている。
【0013】図2に、実施例1による方法の製造過程が
示されている。
【0014】実施例1では、あらかじめ1本の熱交換管
の幅に成形された帯状ステンレス鋼板41が用いられる。
鋼板41は、上下一対の加圧ロール42,43の間を通され
る。両加圧ロール42,43には、互いに噛合わされた溝形
成用凹凸が44,45がそれぞれ形成されている。鋼板41が
加圧ロール42,43の間を通されることにより、鋼板41の
上下両面に、上記実施例2の熱交換管の溝32に対応する
溝46が付けられる。溝付鋼板41は、造管ロール47の間を
通され、ついで、矯正ダイス48を通され、これにより、
鋼板41の両縁部が合わされるように鋼板41が筒状に折曲
げられる。筒状鋼板41の合わされた両縁部は、アークト
ーチ49により接合される。
【0015】必要ならば、溶接の後に、再度、矯正ダイ
スに通してもよい。また、溝を螺旋状とする場合、溶接
の後に、ねじり工程を実施すればよい。ねじり角度は、
3〜45度程度であることが好ましい。ねじり工程は、
例えば特公昭67−47091号公報に開示の方法によ
って実施すればよい。
【0016】実施例1では、鋼板の肉厚が薄いほど加工
が容易であり、熱交換管の薄肉化が容易である。また、
溝の深さが自由に大きくとれるため、性能の良い熱交換
管とすることができる。溝の深さ、すなわち波の高さ
は、熱交換管の内径の1/4程度までは大きくすること
が可能である。
【0017】図3に、実施例2の方法で製造された熱交
換管の使用例が示されている。
【0018】熱交換管51は、アルミニウム製並列状プレ
ートフィン52のフランジ53付貫通孔54に強制的に圧入さ
れている。圧入の後、熱交換管51の端部には、これを拡
管するみとにより溝無部55が設けられている。例えば、
隣り合う熱交換管の溝無部55同しがU字状ベント管56で
接続される。
【0019】上記のように、熱交換管51をフィン52の貫
通孔54に圧入すると、熱交換管51のスプリングバックに
より両者が強固に接触させられることになり、両者間の
熱伝達性が良好となる。
【0020】<実施例2>図4を参照すると、実施例2
の方法で製造された熱交換管は、実施例1の場合と同様
に、ステンレス鋼で形成された管璧11を有している。管
璧11の内面には、管軸方向に対し傾斜してのびた伝熱面
積拡大用並列状溝12が形成されている。
【0021】図5に、実施例1の熱交換管の製造過程が
順に示されている。
【0022】図5(a) に示す圧延溝付け工程では、素材
としては、ステンレス鋼板21のコイル材が用いられる。
鋼板21は、巻戻しされて圧延ロール機22に送られる。圧
延ロール機22は、上下の加圧ロール23,24と、これら両
ロール23,24の上下一対のバックアップロール25,26と
を備えている。上加圧ロール23には、溝付け用並列環状
凹凸27が形成されている。凹凸27は、上記溝12に対応し
て傾斜させられている。上下の加圧ロール23,24間を巻
き戻された鋼板21が通されることにより、鋼板21の上面
側のみに溝28が付けられた鋼板21は、コイル状に巻き取
られる。
【0023】図5(b) に示すスリット加工工程では、コ
イル状に巻かれた溝付鋼板21には、スリッタでスリット
加工が施され、これにより、同鋼板21は、1本の熱交換
管に相当する幅をもつ複数のコイル状鋼板に切断分割さ
れる。
【0024】図5(C) に示す造管および溶接工程では、
分割されたコイル状の鋼板21が、巻戻しされて造管ロー
ル29の間を通され、これにより、鋼板21の両縁部が合わ
されるように鋼板21が筒状に折曲げられる。造管ロール
29を通過して筒状となって鋼板21は、造管ロール29を通
過した直後に、実施例1の場合と同様に、トーチ30によ
って、合わされた両縁部が溶接される。溶接は、アーク
溶接による。図示しないが、溶接ビードは、除去され
る。
【0025】実施例2では、実施例1のように、オフラ
インで行われるねじれ工程によることなく、傾斜溝付熱
交換管の製造が可能である。
【0026】また、実施例2では、得られた熱交換管の
軸線に対する溝12の傾斜度を大きくすることが容易に行
える。なお、傾斜角度は実施例1の場合と同様でよい。
【0027】さらに、溝を熱交換管の内面にのみ形成
し、外面は平滑とすることにより、音工程の溶接作業を
容易に行える。
【0028】
【発明の効果】この発明による熱交換管の製造方法によ
れば、溝付け加工を効率良く行え、熱交換管を大量生産
方式により製造することが可能であるから、熱交換管を
安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施例1の方法で製造された熱
交換管の断面図である。
【図2】同実施例1の製造工程説明図であり、図2(a)
に圧延溝付け工程が、図2(b)にスリット加工工程が、
図2(c) に造管および溶接工程がそれぞれ示されてい
る。
【図3】同熱交換管の使用状態説明図である。
【図4】この発明による実施例2の方法で製造された熱
交換管の断面図である。
【図5】同実施例2の製造工程説明図である。
【符号の説明】
11 管璧 12 溝 21 鋼板 28 溝 31 管璧 32 溝 41 鋼板 46 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21D 53/06 G 7047−4E F28F 1/40 D 9141−3L 1/42 A 9141−3L 19/06 9141−3L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材として帯状ステンレス鋼板21,41を
    用い、鋼板21,41の両面のうち、少なくとも熱交換管内
    面となる側の面に、鋼板長さ方向またはこれに対し傾斜
    した方向にのびた伝熱面積拡大用並列状溝28,46を圧延
    加工により形成し、溝28,46を形成した鋼板21,41を、
    中空部が形成されるように折曲げて鋼板21,41の両縁部
    を合わせ、合わされた両縁部を溶接により接合する、熱
    交換管の製造方法。
JP17544592A 1992-07-02 1992-07-02 熱交換管の製造方法 Pending JPH0615354A (ja)

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JP2002089558A (ja) * 2000-08-03 2002-03-27 Ina Waelzlager Schaeffler Ohg リニアガイドにおけるカバーベルト装置
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