JPH022885Y2 - - Google Patents

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JPH022885Y2
JPH022885Y2 JP1983048083U JP4808383U JPH022885Y2 JP H022885 Y2 JPH022885 Y2 JP H022885Y2 JP 1983048083 U JP1983048083 U JP 1983048083U JP 4808383 U JP4808383 U JP 4808383U JP H022885 Y2 JPH022885 Y2 JP H022885Y2
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valve
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oil
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の動弁装置に係り、更に詳
しくには、シリンダカツト機構および強制ポンピ
ングブレーキ機構を備えた内燃機関に好適な、油
圧タペツトを有する動弁装置に関する。
油圧タペツトを用い、例えば6シリンダの内の
3シリンダについて、バルブ作動を完全に停止さ
せ、エンジンの中間負荷時に対応させるシリンダ
カツト機構と、バルブ作動をピストンの往復動に
同期させ、ポンピングロスを与えることにより強
力のエンジンブレーキ作用を生じさせる強制ポン
ピングブレーキ機構が大型車等において極めて重
要な役割をしめしている。従来技術においては、
上記の如き油圧解放機構は、油圧タペツトの油圧
室から外部へ排油される排油路に介装された常閉
性の電磁弁に通電させて開弁することにより排油
路を開くようなものが採用されている。
しかしながら、電磁弁は、通常のバルブ作動時
には上記の如く常閉されているので、カムが油圧
タペツトを介してバルブステムを押し下げるとき
は、油圧が非常に高くなつて電磁弁より油漏れが
発生したり、電磁弁のボデイ強度の不足等によ
り、その耐久性、信頼性が劣る問題点が有つた。
本考案は、上記問題点等を解決すべく創案され
たものであり、その目的は、小形軽量で、耐久性
および信頼性に富む動弁装置を提供することにあ
る。
本考案は、上記目的を達成するために、アツパ
スライダに形成される油穴が閉止されて、上記ア
ツパスライダ内の中空室内の油圧を保持する第1
位置と、上記油穴が外部に通じて上記中空室内の
油圧を解放する第2位置との間を、上記アツパス
ライダに噛合するラツク手段により、上記アツパ
スライダを揺動せしめると共に、上記ラツク手段
をクランクシヤフトが2回転するごとに1回の周
期で動作させる励起手段を設けると共に、上記励
起手段とラツク手段とを離反させる不動の励起手
段を設け、上記励起手段とラツク手段を離反させ
る手段を設け、通常のバルブ動作の他に、上記シ
リンダカツト作用および強制ポンピング作用を行
うように構成される動弁装置を特徴としたもので
ある。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図に示す如く、シリンダヘツド1の下部に
はポート2を、図示しないシリンダに対して開閉
するバルブ3が装着されると共に、バルブ3の中
心から上方に延びるバルブステム3aと同軸に円
筒状のガイド4が穿設されている。ガイド4はそ
の底部4aをポート2に近接させ、その上半部4
bはシリンダヘツド1の上面より突出させて形成
される。
バルブステム3aの上端部には、コツタ5、ス
プリング受け6が装置されていて、スプリング受
け6とガイド4の底部との間に伸張性のスプリン
グ7が弾装される。従つて、バルブ3は常時ポー
ト2を閉じる向きに付勢される。ガイド4の内周
には、略中央部に図示しない給油源からの油通路
8に連通する縦溝8aが穿設され、ガイド4の縦
溝8aの上方側には、大気に通ずるスピルポート
9が臨む縦溝9aが穿設される。また、ガイド4
の内周には、第2図に示す如く、沈みキー11が
嵌装される溝が形成される。
カムシヤフト13と一体的に形成されるカム1
2は、シリンダヘツド1の上位に配置し、図示し
ないクランクシヤフトと同一の回転速度で駆動さ
れる。カム12とバルブステム3aとの間には油
圧タペツト14が介装され、ガイド4内に摺動可
能に嵌合される。これに摺動自在に嵌合するアツ
パスライダ16とからなつている。ロアスライダ
15は、カム12に向つて開口する略コツプ状に
形成され、底部15aは肉厚に形成され、この肉
厚部には逆止弁17が内蔵される。ロアスライダ
15の外周には、ガイド4に取付けられた沈みキ
ー11を受け入れる切除部10が形成され(第2
図参照)、ロアスライダ15はガイド4に対し回
転不能の状態に保持されるが、上記の如く、上下
方向には摺動できる。又、底部15aには、内部
に通ずる油穴18と外周側に開口する油穴19が
穿設され、油穴18は逆止弁17を介し油穴19
に連通すると共に、油穴19はロアスライダ15
の摺動中でも常時ガイド4の縦溝8aを介し、油
通路8に連通される。なお、逆止弁17は、球2
0と、これを油穴19側に付勢するスプリング2
1より形成される。又、ロアスライダ15の上部
の内周には、スピルポート9に連通する油穴22
が臨む縦溝22aが穿設される。この油穴22
は、縦溝9aを介し、ロアスライダ15の摺動中
も常にスピルポート9に連通される。
アツパスライダ16は、バルブステム3aに向
つて開口する略コツプ状に形成され、ロアスライ
ダ15の内部に回転自在に、かつ上下動可能に嵌
合される。又、アツパスライダ16の下部には、
周壁を貫通する油穴27が設けられている。
又、アツパスライダ16の上部外周の一部分に
は、第2図によく示す如く、歯形23が刻設され
る。
アツパスライダ16とロアスライダ15との間
には、中空室25が形成されると共に、スプリン
グ33が弾装され、常時カム12とバルブステム
3a間の隙間をなくす向きに付勢している。但
し、スプリング33の弾力は、スプリング7に比
べて小さく設定される。
第2図に示す如く、アツパスライダ16の歯形
23には、ラツク手段を構成するラツク棒30が
略中央において噛合している。このラツク棒30
は、不動の軸受31に摺動自在に支持されてい
る。ラツク棒30の一端にはフランジ32が形成
され、フランジ32が不動のストツパ33に常時
スプリング34により当接させられる。ラツク棒
30はフランジ32より更に延び、ストツパ33
より突出し、その突出端30aは環状カム35に
接触する。環状カム35は、360度の円周に1個
の山を形成し、カム面の反対側に延びる軸部35
aによつて支持される。軸部35aは、スプライ
ン接手36を介し、クランクシヤフトの1/2の回
転速度で駆動される駆動軸37によつて回転させ
られる。軸部35aの基部には、ボールベアリン
グ38が嵌着され、ボールベアリング38の外周
にはスリーブ39が嵌着されている。スリーブ3
9の外周には、周溝39aが形成され、シフトレ
バ40の一端部に取付けられたピン41が周溝3
9aに嵌合される。シフトレバ40は不動の支軸
42を中心として揺動自在に支持され、他端部4
0aは、エアシリンダ43のロツド43aの端部
に枢着されている。エアシリンダ43へ供給され
る空気供給管44は、三方口電磁弁45に連結さ
れ、三方口電磁弁45の他の口には、それぞれ空
気入口管46および逃気管47とが連結される。
そして、三方口電磁弁45に通電すると、空気入
口管46は閉じ、空気供給管44と逃気管47と
が連通してエアシリンダ43を縮少し、ロツド4
3aが図の上方へ移動するため、シフトレバ40
を介して環状カム35は図の下方へ移動させら
れ、ラツク棒30の突出端30aと環状カム35
とは互いに離間し、フランジ32がストツパ33
に当接した位置にラツク棒30が位置される。
この状態でアツパスライダ16は回動され、油
穴27が閉じられ、第1位置に位置される。又、
三方口電磁弁45への通電を停止させると、逃気
管47は閉じ、空気入口管46と空気供給管44
とは連通し、エアシリンダ43は伸張する。従つ
て、環状カム35は、第2図に示す位置に上昇す
る。環状カム35の最大揚程時には、ラツク棒3
0を介し、アツパスライダ16は油穴27がスピ
ルポート9に連通する第2位置に位置される。
ラツク棒30の他端には、不動の励起手段50
が設けられ、ラツク棒30は、ソレノイド51の
空心部に出入自在に係合する。従つて、ソレノイ
ド51に通電すると、ラツク棒30が図の上方に
移動し、アツパスライダ16は、環状カム35の
最大揚程時に相当する第2位置に位置される。
次に、本実施例の通常運転時、シリンダカツト
時および強制ポンピングブレーキ時における作用
を説明する。
通常運転時には、三方口電磁弁45およびソレ
ノイド51には通電されない。すなわち、エアシ
リンダ43は伸張し、環状カム35はラツク棒3
0の突出端30aに接触し、ラツク棒30をクラ
ンクシヤフトの1/2の周期で往復動させ、アツパ
スライダ16が揺動し、油穴27とスピルポート
9との連通を開閉する。つまり、環状カム35が
ラツク棒30を押し上げるときは、油穴27はス
ピルポート9に連通し、ラツク棒30が下降する
と油穴27とスピルポート9との連通は遮断され
る。油穴27とスピルポート9とが連通するた
め、アツパスライダ16がカム12により押し下
げられても、中空室25内の油が外部に排出され
るのみで、ロアスライダ15およびバルブ3は作
動しない。なお、アツパスライダ16の移動によ
る油穴27とスピルポート9の上下方向の位置ず
れは縦溝22a,9aにより吸収される。上記の
バルブ3が作動しない状態でエンジンは圧縮から
爆発行程に入る。次に、油穴27とスピルポート
9とが遮断されると、カム12の動作によりロア
スライダ15およびバルブ3が作動する。このと
きエンジンは吸気行程又は排気行程に入ることに
なる。
次に、シリンダカツト時においては、ソレノイ
ド51は通電され、三方口電磁弁45は無関係と
なる。この場合には、油穴27は常時スピルポー
ト9に連通するため、上記の如く、カム12が回
転してもロアスライダ15およびバルブ3は作動
しない。従つて、シリンダ内には吸入、排気が行
われず、そのシリンダはストツプする。従つて、
6シリンダの内、3シリンダのみをカツトするに
は、3シリンダにのみ上記ソレノイド51を係合
せしめることになる。
次に、強制ポンピングブレーキ時には、ソレノ
イド51には通電せず、三方口電磁弁45を通電
状態にする。この状態では、上記の如く、ラツク
棒30と環状カム35との接触はなく、油穴27
とスピルポート9との連通は常時遮断される。従
つて、カム12の回転によつてバルブ3は動作
し、バルブ3はクランクシヤフトの回転と共に開
閉する。
従つて、ポート2にポンピング作用が生じ、強
いエンジンブレーキ力が発生することになる。
以上の如く、簡便な機構で通常運転、シリンダ
カツト、強制ポンピングブレーキ動作が可能とな
り、シリンダヘツド1上に簡単に配置し得ると共
に、従来技術の如く、電磁弁に圧油が常時付加さ
れないため、耐久性および信頼性を向上すること
ができる。
以上の説明によつて明らかの如く、本考案によ
れば、小形軽量化が可能となると共に、耐久性、
信頼性を向上し得る効果が上げられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部を構成する油
圧タペツトまわりの断面図、第2図は本実施例の
一部を構成する励起手段を示す構成図である。 1……シリンダヘツド、2……ポート、3……
バルブ、3a……バルブステム、4……ガイド、
8……油通路、9……スピルポート、9a……縦
溝、11……沈みキー、12……カム、14……
油圧タペツト、15……ロアスライダ、16……
アツパスライダ、22……油穴、22a……縦
溝、23……歯形、25……中空室、27……油
穴、30……ラツク棒、35……環状カム、43
……エアシリンダ、45……三方口電磁弁、50
……励起手段、51……ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクシヤフトと同一回転速度で回転するカ
    ムと、このカムの下位に配置されていてシリンダ
    のポートを開閉自在に往復動するバルブと、この
    バルブと同軸上に形成される円筒状のガイドと、
    底部が上記バルブに当接しながら上記円筒状ガイ
    ド内を摺動する略コツプ状のロアスライダと、上
    記カムに接離自在に上記ロアスライダ内を摺動す
    るアツパスライダとで形成される中空室に、外部
    より給油することにより上記カムと上記バルブと
    の間の隙間を零にする動弁装置において、上記ガ
    イドに大気に連通するスピルポートを穿設し、ロ
    アスライダ、アツパスライダにそれぞれ油穴を穿
    設し、穿設される油穴が閉じられて、上記中空室
    内の油圧を保持する第1位置と、上記油穴が外部
    に通じて上記中空室内の油圧を解放する第2位置
    との間を揺動自在に摺動する上記アツパスライダ
    と、このアツパスライダを第1位置と第2位置と
    の間をギヤの噛合を介して揺動させるラツク手段
    と、このラツク手段をクランクシヤフトが2回転
    するごとに1回の周期で動作させる励起手段と、
    上記ラツク手段を介しアツパスライダを第2の位
    置に保持する不動の励起手段と、上記ラツク手段
    と励起手段とを離反させる手段とを備えたことを
    特徴とする動弁装置。
JP4808383U 1983-03-31 1983-03-31 動弁装置 Granted JPS59154808U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4808383U JPS59154808U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 動弁装置

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JP4808383U JPS59154808U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 動弁装置

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Publication Number Publication Date
JPS59154808U JPS59154808U (ja) 1984-10-17
JPH022885Y2 true JPH022885Y2 (ja) 1990-01-24

Family

ID=30178621

Family Applications (1)

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JP4808383U Granted JPS59154808U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 動弁装置

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JP (1) JPS59154808U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56167714U (ja) * 1980-05-16 1981-12-11
JPS6343367Y2 (ja) * 1981-03-31 1988-11-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59154808U (ja) 1984-10-17

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