JPS6315521Y2 - - Google Patents

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JPS6315521Y2
JPS6315521Y2 JP1981070201U JP7020181U JPS6315521Y2 JP S6315521 Y2 JPS6315521 Y2 JP S6315521Y2 JP 1981070201 U JP1981070201 U JP 1981070201U JP 7020181 U JP7020181 U JP 7020181U JP S6315521 Y2 JPS6315521 Y2 JP S6315521Y2
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JP
Japan
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oil
oil chamber
cylinder member
oil passage
piston
Prior art date
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JP1981070201U
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JPS57182209U (ja
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は動弁装置に関する。
以下本考案の実施例について図面を用いて詳細
に説明する。
本実施例は内燃機関の制動装置に関するもので
ある。
第1図において、2は機関の燃焼室、4は同燃
焼室2に開口する排気ポート、6は同排気ポート
4に介装される排気弁であつて、この排気弁6は
スプリング8により所定の初期荷重を受け閉方向
に付勢されるとともに上端をロツカアーム10に
当接されている。ロツカアーム10はロツカシヤ
フト12に揺動自在に支承せしめられるとともに
プツシユロツト14、タペツト16を介し図示し
ないカム軸に設けられたカム18に接続してい
る。カム18には排気行程時にタペツト16に当
接して排気弁6を開成せしめる揚程の大きな主リ
フト区間aと圧縮行程上死点近傍でタペツト16
に当接する揚程の小さな副リフト区間bとが形成
されている。一方タペツト16の詳細構造は第2
図に示すようになつており、カム18に当接する
シリンダ部材20がシリンダブロツクのタペツト
装着部22に摺動自在に嵌挿され、またシリンダ
部材20と協力して第1油室たる圧油室24を形
成する第1ピストン部材26および同第1ピスト
ン部材26の上面に載置された第2ピストン部材
28がスプリング30により上方に付勢されて一
体となつてプツシユロツト14に当接している。
ところで、シリンダ部材20には段付部21が形
成され、また第2のピストン部材28には同段付
部21と当接係合する係合部29が形成されてい
る。そして、シリンダ部材20がカム18の基円
上に当接しているときは段付部21と係合部29
との間には、クリアランスLが生じている。この
クリアランスLはカム18の副リフト区間bの最
大揚程よりわずかに大きくなるように設定されて
いる。また第1ピストン部材26には軸線直角方
向に延びる第3油室たる筒状の油室32が形成さ
れており、この油室32は、油路34および制御
油路36を介し前記圧油室24に連通するととも
に、油路38,および制御油路40を介し第1お
よび第2ピストン部材26,28により仕切られ
る第2油室たる油室42に連通している。そして
油室42は油路44を介し第1の可動隔壁である
可撓性膜部材46により大気と仕切られる油室4
8に連通している。また油室32は第2の可動隔
壁である可撓性膜部材50によりシリンダ部材2
0に形成された油路52と仕切られており、該油
路52は、シリンダ部材20外周面に形成されて
周方向に延びる溝54を介しシリンダブロツクの
タペツト装着部22に形成された圧油供給手段で
ある油路56に連通している。そして油路56は
第2図右方において圧油を供給する図示しないオ
イルギヤラリに連通する一方で左方において図示
しない運転席に設けられたブレーキ作動スイツチ
58のオン・オフに応じて開閉する制御手段であ
るソレノイド弁60を介しリリーフされるように
なつている。ところで前記油室32にはピストン
状の弁体62が介装され、同弁体62はスプリン
グ64により第2図左方に付勢されている。そし
てこの弁体62は油路56に圧油が供給される
と、可撓性膜部材50により右方に付勢されて第
2図に示す位置に位置し、油路36を閉塞する一
方でその縮径部66が油路34と38とを連通せ
しめ、また油路56内の油圧が開放されるとスプ
リング64により左方に位置せしめられて油路3
6と油路40とを連通せしめるようになつてい
る。また68は油路34の圧油室24側開口に介
装されるチエツク弁であつて、このチエツク弁6
8は油路34を介する油の流れが油室32から圧
油室24の方向へのみ生じるように作用するもの
である。ところで、圧油室24、油路34,3
6、油室32、油路38,40、油室42、油路
44、油室48にはすべて油が密封状態で充填さ
れている。
上記構成によれば、運転者がスイツチ58をオ
フにしておくと、ソレノイド弁60が油路56を
開放しており、可撓性膜部材50には油路52側
から油圧が加えられておらず、弁体62は左方に
変位せしめられている。即ち、圧油室24は油路
36、油室32、油路40、油室42、油路44
を介し油室48に連通しており、このためカム1
8の揚程によりシリンダ部材20が上方に移動す
ると、その移動はシリンダ部材20の段付部21
が第2ピストン部材28の係合部29に当接する
までは圧油室24から油室48への油の移動によ
り吸収され、プツシユロツド14には伝達されな
いようになつている。従つてカム18の副リフト
区間bの揚程は油の移動により完全に吸収され、
主リフト区間aの揚程のみがクリアランスL分だ
け小さくなつて段付部21と係合部29との係合
を介しプツシユロツド14に伝達され、これによ
り排気弁6は排気行程時のみに開成する。なおこ
の際排気弁6開成後再びカム18の基円部がシリ
ンダ部材20に当接するようになるまでは、第1
および第2ピストン部材26,28はスプリング
30の付勢力により常時プツシユロツド14と当
接した状態でシリンダ部材20内を摺動する。こ
のとき段付部21が第2ピストン部材の係合部2
9から離れだすと、第2油室42の油は油路4
0、油室32、および油路36を通つて圧油室2
4へ戻される。
これに対し、運転者がスイツチ58をオンする
と、ソレノイド弁60が油路56を閉塞し、可撓
性膜部材50には油路52側から油圧が作用す
る。すると弁体62は右方に変位せしめられ油路
36の開口を閉塞するとともに油路34と38と
を連通せしめる。この際は油路34の圧油室24
側開口にはチエツク弁68が介装されているの
で、圧油室24から油が流出することがなく、即
ちカム18の揚程に応じてシリンダ部材20が上
方に移動するとその移動は圧油室24内の油を介
し第1ピストン部材26に伝達され、さらに第2
ピストン部材28を介しプツシユロツドに伝達さ
れる。従つて排気弁6はカム18の主・副リフト
区間a,bの揚程に応じて排気行程のみならず圧
縮行程上死点近傍において開成するので、圧縮仕
事が排されることになり機関に制動が加えられ
る。
即ちこのものによれば、タペツト16内の油が
密封状態で保持されており、従来のもののように
シリンダブロツク側の油路より異物や空気が混入
した油がタペツト内の油室に導かれることがない
ので、タペツト16の作動の信頼性が著しく向上
するものである。
上記実施例では内燃機関の制動装置に関するも
のを示したが、例えばカム18のリフト区間を主
リフト区間aのみとし、またクリアランスLを上
記主リフト区間aの最大揚程よりわずかに大きい
ものに設定しておくと、スイツチ58をオンする
ことによりカム18の揚程が全くプツシユロツド
14に伝達されないように構成でき、即ち本考案
の動弁装置は一部の気筒の吸・排気弁の作動を停
止させて燃費向上を図る所謂内燃機関の休筒装置
等にも応用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の部拡大断面図である。 6……排気弁、10……ロツカアーム、14…
…プツシユロツト、16……タペツト、18……
カム、20……シリンダ部材、22……タペツト
装着部、24……第1油室たる圧油室、26……
第1ピストン部材、28……第2ピストン部材、
32……第3油室たる油室、42……第2油室た
る油室、36,40……制御油路たる油路、46
……可撓性膜部材、48……油室、50……可撓
性膜部材、52……油路、56……油路、60…
…ソレノイド弁、62……弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関に駆動されるカム軸、同カム軸のカム
    により摺動自在に駆動するタペツト、および上記
    内燃機関に枢設され一端を上記タペツトに他端を
    上記内燃機関の燃焼室に臨設した常閉弁にそれぞ
    れ連関するように形成したロツカアームを有する
    ものにおいて、上記タペツトが、段付部を形成し
    たシリンダ部材と、同シリンダ部材内に収納され
    同シリンダ部材と協力して第1油室を形成した第
    1ピストン部材と、同第1ピストン部材上面に第
    2油室を存するように載置され上記段付部と当接
    係合する係合部を形成した第2ピストン部材と、
    上記第1油室の第1ピストン部材と上記シリンダ
    部材との間に縮設され常時上記第1,2両ピスト
    ン部材を上記常閉弁を開く方向に付勢するスプリ
    ングと、上記第1ピストン部材内に収納され同第
    1ピストン部材の変位する方向とほぼ直交する方
    向に変位する弁体と、上記シリンダ部材と上記第
    2ピストン部材との間に介装され上記第2油室を
    大気から仕切る第1の可撓性膜部材と、上記弁体
    の一端に対向する上記シリンダ部材に形成した第
    3油室に縮設され常時上記弁体を他端方向へ付勢
    するスプリングと、上記弁体の他端に対向する上
    記シリンダ部材に穿設した油路に設けられ同油路
    の圧油により上記弁体を上記第3油室のスプリン
    グばね力に抗して上記一端方向へ変位させる第2
    の可撓性膜部材とからなり、さらに上記油路に上
    記第2の可撓性膜部材への上記圧油の供給を制御
    する制御手段を設け、また上記第1ピストン部材
    に上記弁体の変位に応じて上記第3油室を介して
    上記第1油室と第2油室とを連通・遮断せしめる
    制御油路を形成し、上記制御手段の制御動作に応
    じて上記弁体が上記制御油路を上記遮断すること
    により上記カムの全揚程が上記タペツトを介して
    上記ロツカアームに伝達され、上記連通すること
    により上記シリンダ部材と上記第1,2の両ピス
    トン部材との相対摺動により上記カム揚程の少な
    くとも一部が上記ロツカアームに伝達されないよ
    うに構成したことを特徴とする動弁装置。
JP1981070201U 1981-05-15 1981-05-15 Expired JPS6315521Y2 (ja)

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JP1981070201U JPS6315521Y2 (ja) 1981-05-15 1981-05-15

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JP1981070201U JPS6315521Y2 (ja) 1981-05-15 1981-05-15

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Publication Number Publication Date
JPS57182209U JPS57182209U (ja) 1982-11-18
JPS6315521Y2 true JPS6315521Y2 (ja) 1988-05-02

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ID=29866037

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JP1981070201U Expired JPS6315521Y2 (ja) 1981-05-15 1981-05-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4957216A (ja) * 1972-07-11 1974-06-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4957216A (ja) * 1972-07-11 1974-06-04

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JPS57182209U (ja) 1982-11-18

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