JPH02283746A - 艶消ポリ塩化ビニルペースト組成物 - Google Patents
艶消ポリ塩化ビニルペースト組成物Info
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- JPH02283746A JPH02283746A JP10488289A JP10488289A JPH02283746A JP H02283746 A JPH02283746 A JP H02283746A JP 10488289 A JP10488289 A JP 10488289A JP 10488289 A JP10488289 A JP 10488289A JP H02283746 A JPH02283746 A JP H02283746A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はポリ塩化ビニルペースト(以下、PvCペース
トと称す)を用いた艶消組成物に係わり、建築用内装材
、レザー等の製品における艶消手段として利用可能な艶
消組成物に関する。
トと称す)を用いた艶消組成物に係わり、建築用内装材
、レザー等の製品における艶消手段として利用可能な艶
消組成物に関する。
〔従来の技術
及び発明が解決しようとする!1!題〕ポリ塩化ビニル
樹脂(以下、PVCI!(脂と称す)を用いて形成され
ている壁紙、床材等の建築用内装材やレザー等の製品で
は、その表面の艶を消す手段として、■通常粒径のPv
C樹脂に粗粒のPvC樹脂を混合併用した樹脂組成物を
、後加工として製品表面に塗布して表面艶消処理を施す
方法や、■PVC樹脂に水酸化アルミニウム、炭カル等
の無機フィラーを練り込んだ樹脂組成物を用いて製品の
製造を行う方法が知られている。
樹脂(以下、PVCI!(脂と称す)を用いて形成され
ている壁紙、床材等の建築用内装材やレザー等の製品で
は、その表面の艶を消す手段として、■通常粒径のPv
C樹脂に粗粒のPvC樹脂を混合併用した樹脂組成物を
、後加工として製品表面に塗布して表面艶消処理を施す
方法や、■PVC樹脂に水酸化アルミニウム、炭カル等
の無機フィラーを練り込んだ樹脂組成物を用いて製品の
製造を行う方法が知られている。
しかしながら前者の場合、あくまでも後加工にて行うも
のであるため生産効率の低下を招き、また平均粒子径2
0〜50μmの粗粒PVC樹脂を使用するために表面処
理時のスクリーン印刷が困難であったり、薄引きコーテ
ィングが難しく (粗粒の一部が塗膜表面から露出して
外観が損なわれるためなど)、シかも後加工の場合には
通常、透明な材料を表面塗工するため製品表面を部分的
に艶消しとすることは塗工時の見当合わせ等の理由から
困難であった。一方、後者の場合は充分な艶消効果を得
るため無機フィラーを樹脂100重量部に対して150
重量部以上練り込むことから得られた製品はPvC樹脂
本来のもつ風合いが…なわれたものとなったり、また組
成物自体が不透明感なものとなるため着色に際しては鮮
明な色を出しに(い等の問題点があった。
のであるため生産効率の低下を招き、また平均粒子径2
0〜50μmの粗粒PVC樹脂を使用するために表面処
理時のスクリーン印刷が困難であったり、薄引きコーテ
ィングが難しく (粗粒の一部が塗膜表面から露出して
外観が損なわれるためなど)、シかも後加工の場合には
通常、透明な材料を表面塗工するため製品表面を部分的
に艶消しとすることは塗工時の見当合わせ等の理由から
困難であった。一方、後者の場合は充分な艶消効果を得
るため無機フィラーを樹脂100重量部に対して150
重量部以上練り込むことから得られた製品はPvC樹脂
本来のもつ風合いが…なわれたものとなったり、また組
成物自体が不透明感なものとなるため着色に際しては鮮
明な色を出しに(い等の問題点があった。
そこで本発明者は上記従来技術の問題点に鑑み、後加工
としての艶消表面処理に頼らず、樹脂への練り込みタイ
プによる艶消手段において、PVCペーストを用いた従
来にはない優れた艶消組成物を提供しようと研究を進め
た。そして、一般にゴム等に配合して良好な補強効果を
付与できる充填剤としてよ(知られているホワイトカー
ボンを、PvCペーストの艶消し剤として配合して使用
することを検討した。
としての艶消表面処理に頼らず、樹脂への練り込みタイ
プによる艶消手段において、PVCペーストを用いた従
来にはない優れた艶消組成物を提供しようと研究を進め
た。そして、一般にゴム等に配合して良好な補強効果を
付与できる充填剤としてよ(知られているホワイトカー
ボンを、PvCペーストの艶消し剤として配合して使用
することを検討した。
しかしながらホワイトカーボンは通常−次粒子径がmμ
単位程度の極めて微細なものであることから、上記ペー
ストには粘性を高める目的で溶剤等により調合して使用
することが知られていたものの、艶消し剤として使用し
た場合には上記カーボンによる増粘作用のためペースト
の粘度が著しく上昇して流動性の乏しいものとなってし
まい、その結果、そのようなペーストを製品製造時のコ
ーティングやスクリーン印刷等に適用するのは困難であ
ることが明らかとなった。
単位程度の極めて微細なものであることから、上記ペー
ストには粘性を高める目的で溶剤等により調合して使用
することが知られていたものの、艶消し剤として使用し
た場合には上記カーボンによる増粘作用のためペースト
の粘度が著しく上昇して流動性の乏しいものとなってし
まい、その結果、そのようなペーストを製品製造時のコ
ーティングやスクリーン印刷等に適用するのは困難であ
ることが明らかとなった。
本発明者は上記知見に基づき更に研究を重ねた結果、特
定のPvC樹脂からなるPVCペーストに特定粒径のホ
ワイトカーボン配合したものが、上記欠点を解消した優
れた艶消組成物であることを見出し、本発明を完成する
に至った。
定のPvC樹脂からなるPVCペーストに特定粒径のホ
ワイトカーボン配合したものが、上記欠点を解消した優
れた艶消組成物であることを見出し、本発明を完成する
に至った。
即ち本発明は、
「高重合度ポリ塩化ビニル又は架橋ポリ塩化ビニルから
なるポリ塩化ビニルペースト100重量部に、二次粒子
径が1〜15μmのホワイトカーボンを1〜10重量部
配合することを特徴とする艶消組成物、」 を要旨とするものである。
なるポリ塩化ビニルペースト100重量部に、二次粒子
径が1〜15μmのホワイトカーボンを1〜10重量部
配合することを特徴とする艶消組成物、」 を要旨とするものである。
本発明で使用されるPvCペーストは、一般に微粒のP
vC樹脂粒子を可塑剤中に均一に分散してなる、所謂“
プラスチゾル”とも呼ばれるもので、特に基材樹脂とし
て高重合度PvC樹脂もしくは架橋PvC樹脂を用いて
構成してなるものである。
vC樹脂粒子を可塑剤中に均一に分散してなる、所謂“
プラスチゾル”とも呼ばれるもので、特に基材樹脂とし
て高重合度PvC樹脂もしくは架橋PvC樹脂を用いて
構成してなるものである。
上記高重合度PVC樹脂としては平均重合度が2000
以上のものが好ましく、ポリ塩化ビニルや、塩化ビニル
と他の単量体(エチレン、酢酸ビニル、ビニルエーテル
、マレイン酸エステル等)との共重合体などが用いられ
る。
以上のものが好ましく、ポリ塩化ビニルや、塩化ビニル
と他の単量体(エチレン、酢酸ビニル、ビニルエーテル
、マレイン酸エステル等)との共重合体などが用いられ
る。
架橋PvC樹脂としては架橋度が30%以上のものが好
ましく、具体的には塩化ビニル単量体、又は塩化ビニル
単量体及びこれと共重合可能な共重合性単量体とエチレ
ン性二重結合を分子内に2個以上有する多官能性化合物
からなる塩化ビニル系共重合体である。
ましく、具体的には塩化ビニル単量体、又は塩化ビニル
単量体及びこれと共重合可能な共重合性単量体とエチレ
ン性二重結合を分子内に2個以上有する多官能性化合物
からなる塩化ビニル系共重合体である。
上記両PvC樹脂における重合度及び架橋度が上記数値
範囲以外の場合には、いずれにおいても充分な艶消し効
果が得られにくい等の問題がある。
範囲以外の場合には、いずれにおいても充分な艶消し効
果が得られにくい等の問題がある。
又、ペースト中の可塑剤はこの種ペーストに使用される
公知のものを用いることができ、PvC樹脂100重量
部に対し50〜80重量部程度含有させることが好まし
い0本発明では必要に応じて、ペースト中に安定剤、難
燃剤、防カビ剤、充填剤、発泡剤、着色剤等を添加して
もよい。
公知のものを用いることができ、PvC樹脂100重量
部に対し50〜80重量部程度含有させることが好まし
い0本発明では必要に応じて、ペースト中に安定剤、難
燃剤、防カビ剤、充填剤、発泡剤、着色剤等を添加して
もよい。
ホワイトカーボンとしては二次粒子径が上記特定範囲の
ものであれば如何なるものでも使用することができ、具
体的にはけい酸やけい酸塩等が挙げられる。上記粒子径
が1μm未満のものでは増粘作用が出て流動性に劣るも
のとなり、逆に15pmを越えたものではその粒径以下
の厚さの塗膜形成が不可能でありたり、表面平滑性に劣
るものとなる。またペーストに対する配合割合が1重量
部未満では充分な艶消効果が得られず、逆に10重量部
を越えると艶消効果が極端に良くなることはなく、材料
費の点でコスト高となる。
ものであれば如何なるものでも使用することができ、具
体的にはけい酸やけい酸塩等が挙げられる。上記粒子径
が1μm未満のものでは増粘作用が出て流動性に劣るも
のとなり、逆に15pmを越えたものではその粒径以下
の厚さの塗膜形成が不可能でありたり、表面平滑性に劣
るものとなる。またペーストに対する配合割合が1重量
部未満では充分な艶消効果が得られず、逆に10重量部
を越えると艶消効果が極端に良くなることはなく、材料
費の点でコスト高となる。
上記の如き構成からなる本発明艶消組成物は、艶消処理
を要する分野に幅広く利用することができ、例えば、表
面層の形成材料や艶消模様印刷用インクとして各種の塗
布、印刷手段等により塗工し、しかる後、加熱処理して
ゲル化させることにより種々の製品の艶消手段として使
用される。この加熱処理は通常150〜220℃の条件
下で行われる。
を要する分野に幅広く利用することができ、例えば、表
面層の形成材料や艶消模様印刷用インクとして各種の塗
布、印刷手段等により塗工し、しかる後、加熱処理して
ゲル化させることにより種々の製品の艶消手段として使
用される。この加熱処理は通常150〜220℃の条件
下で行われる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜4、比較例1〜3
下記の表に示す各種PvC樹脂からなるPVCペースト
中に、同表に示す種類、量のホワイトカーボン等をそれ
ぞれ配合して艶消ペーストを調製した。尚、このペース
トには必要に応じて充填剤、チタン顔料等を添加しても
構わない。
中に、同表に示す種類、量のホワイトカーボン等をそれ
ぞれ配合して艶消ペーストを調製した。尚、このペース
トには必要に応じて充填剤、チタン顔料等を添加しても
構わない。
得られた艶消ペーストを1日放置した後、BH型粘度計
(隘40−ター、60 rpm)を用いて20℃におけ
るペースト粘度を測定した。
(隘40−ター、60 rpm)を用いて20℃におけ
るペースト粘度を測定した。
次に、艶消ペーストを難燃紙に塗布厚0.12 mとな
るようにコーティングし、210’Cで60秒間加熱し
た後、その表面の光沢度を光沢針(村上色彩研究所型?
CM−24)にて測定した。
るようにコーティングし、210’Cで60秒間加熱し
た後、その表面の光沢度を光沢針(村上色彩研究所型?
CM−24)にて測定した。
上記ペースト粘度、光沢度の結果を下記表に示す。
l)鐘淵化学製: XH−27A
2)日本ゼオン製:G−43SH
3)三菱化成ビニル製:P−475
4)住人化学製: px−u
5)日本ゼオン製:G−121
6)積木化学製:DINP
7)アデカアーガス社製:465B
8)西独デグサ社製: 0K−500
9)日本石油製:ミネラルスピリット
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明艶消組成物は特定のPVC
樹脂からなるPVCペースト中に特定粒子径のホワイト
カーボン配合してなるため、優れた流動性と艶消付与効
果を有したものであり、その結果、この組成物を直接用
いて艶消状態の製品を形成することが可能となり、後加
工として行われていた従来の表面艶消処理を省略するこ
とができ、安価で容易な艶消処理を行うことができる。
樹脂からなるPVCペースト中に特定粒子径のホワイト
カーボン配合してなるため、優れた流動性と艶消付与効
果を有したものであり、その結果、この組成物を直接用
いて艶消状態の製品を形成することが可能となり、後加
工として行われていた従来の表面艶消処理を省略するこ
とができ、安価で容易な艶消処理を行うことができる。
又、本発明品は優れた流動性を有すると共に粗粒PvC
樹脂のような粗大粒子を含むものではないため、膜厚の
薄いコーティングやスクリーン印刷に対しても何ら支障
なく適用することができる。
樹脂のような粗大粒子を含むものではないため、膜厚の
薄いコーティングやスクリーン印刷に対しても何ら支障
なく適用することができる。
更に、本発明品は無機フィラー等を添加しないため塩ビ
本来の風合いを損ねる虞れはなく、しかも樹脂組成物の
透明性が保持されるため鮮明な着色を製品に施すことも
できる。
本来の風合いを損ねる虞れはなく、しかも樹脂組成物の
透明性が保持されるため鮮明な着色を製品に施すことも
できる。
また本発明品を用いれば、スクリーン印刷或いは凹版印
刷等において通常の配合インクと本発明品からなる艶消
配合インクとを版毎に適宜配分して使用することにより
艶差のある意匠表現が可能となる。
刷等において通常の配合インクと本発明品からなる艶消
配合インクとを版毎に適宜配分して使用することにより
艶差のある意匠表現が可能となる。
Claims (1)
- 高重合度ポリ塩化ビニル又は架橋ポリ塩化ビニルからな
るポリ塩化ビニルペースト100重量部に、二次粒子径
が1〜15μmのホワイトカーボンを1〜10重量部配
合することを特徴とする艶消組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1104882A JPH0747671B2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 艶消ポリ塩化ビニルペースト組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1104882A JPH0747671B2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 艶消ポリ塩化ビニルペースト組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02283746A true JPH02283746A (ja) | 1990-11-21 |
JPH0747671B2 JPH0747671B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=14392557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1104882A Expired - Lifetime JPH0747671B2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 艶消ポリ塩化ビニルペースト組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747671B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001089689A (ja) * | 1999-02-15 | 2001-04-03 | Tosoh Corp | 印刷インキ用艶消し剤およびそれよりなる印刷インキ組成物、並びにその用途 |
CN104629216A (zh) * | 2015-02-13 | 2015-05-20 | 四川省华蓥市辽望实业有限公司 | 一种环保亚光弹性复合材料及其制备方法和应用 |
CN112964527A (zh) * | 2021-02-20 | 2021-06-15 | 锦西化工研究院有限公司 | 一种消光聚氯乙烯树脂黏数测定所需试样的制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0218441A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-22 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
-
1989
- 1989-04-25 JP JP1104882A patent/JPH0747671B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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