JPH02279881A - 回転テーブル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、駐車場施設を構成する回転テーブル装置に関
し、詳細には車両の乗り入れ方向がずれていても、確実
に車両の乗り入れを行える回転テーブル装置に関する。

〈従来の技術〉 一般に駐車場施設の出入庫口には車両の向きを転換する
ターンテーブルと呼ばれる回転テーブル装置が設けられ
ている。

従来の回転テーブル装置は、回転自在なテーブルで構成
されている。

そしてテーブルへの車両の乗り入れは、運転者の操車操
作に頼っている。

従来の回転テーブル装置にあっては、車両をテーブルの
正確な位置に乗り入れすることが要求される。

何故なら、設計上回転テーブルの周囲が狭小である場合
が多いことから、車両の采り込み位置が不適当であると
、テーブルを回転したとき車両が近隣の壁等に衝突して
しまうからである。

このような事情から、車両をテーブル上の正確な位置に
案内する対策として、ガイド用のラインを表示したり、
車輪を強制的に誘導する溝を設ける等の対策を講じてい
る。

〈本発明が解決しようとする問題点〉 ガイド用のラインが表示してあっても操車操作が難しい
。

また、車輪を溝に沿わせて誘導する方式の場合は、車輪
が溝の壁面に擦れて異音を生じ易い。

そのため、テーブル上の正確な位置に車両を乗り入れる
操車操作に時間がかかり、駐車場の円滑な入庫の障害と
なっている。

〈本発明の目的〉 本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的と
するところは、運転者の操車操作の負担を軽減し、確実
に車両を定位置に導入できる回転テーブル装置を提供す
ることにある。

〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

〈イ〉回転テーブル装置 第１．２図に本発明に係る回転テーブル装置１０の一例
を示す。

図中２０は駐車場の出入庫口で、回転テーブル装置１０
に接近して設けである。

回転テーブル装置１０は、水平方向に沿って回転自在の
回転台３０と、回転台３０の上面で遊動と回転の切り替
えを可能に並設した一対の案内帯体４ｏ、４１とよりな
る。

５０は車両の停止位置を検知する停止センサで、回転台
３０の一部又は天上等に配設する。

６０はスライド体である修正コンベアで、回転台３０の
近傍に設ける。

以下、各部について説明する。

〈口〉回転台 第１図において回転台３０は、回動自在に支持された回
転体であり、一対の案内帯体４０．４１を装備している
。

〈ハ〉案内帯体 案内帯体４０．４１は、回転台３０上で車両の前後輪を
載置して移送する移送体であり、多数の板体をビンで連
結してチェーン状に形成したもの或はゴム製平ベルト等
からなる。

各案内帯体４０．４１の周面には、前部ローラ４２を先
頭に多数の空転ローラ４３群を有する。

前部ローラ４２は車輪の乗り越え防止用のローラで、空
転ローラ４３より高い位置に取り付けである。

前部ローラ４２及び空転ローラ４３は、共に自由に回転
する状態で取り付けである。

空転ローラ４３の形成範囲は、車軸間距離の異なる車両
の前後輪を載置できる範囲であればよ（、従って前輪載
置用と後輪載置用に区切って設けてもよい。

各案内帯体４０．４１の前部ローラ４２及び空転ローラ
４３のない部分は、車両が自走する際の路面として機能
する。

一対の案内帯体４０．４１は第２図に示すように夫々一
対のスプロケット４４間に配設され、回動と遊動の切り
替えが可能に構成されている。

第３図を基にこの切り替え機構を説明すると、案内帯体
４１が係合するスプロケット４４の近傍に、モータ４５
と減速機４６を取り付けると共に、減速機４６とスプロ
ケット４４の間に電磁クラッチ４７を介在する。

そして、電磁クラッチ４７を接続してモータ４５の回転
を一対の案内帯体４ｏ、４１に伝えて回動したり、或は
電磁クラッチ４７を切って一対の案内帯体４０．４１の
自由な回転を許容するように切り替える。

電磁クラッチ４７断続時期は、車両の駆動方式により求
められる。

〈二〉停止センサ 停止センサ５０は、車両の検知と、車両を検知したとき
両案白帯体４０．４１の回動を自動的に停止させる目的
のセンサである。

〈ホ〉修正コンベア 修正コンベア６０は、回転台３０に乗り込む各車輪の乗
り込み位置が不適当な場合に、車輪の乗り込み位置を修
正する装置である。

修正コンベア６０は、車両の進行方向に対し直受方向に
移動可能に構成されている。

本実施例では修正コンベア６０がベルト式コンベアであ
る場合について説明するが、ローラ式のコンベアや床板
をスライド可能に構成したものであってもよい。

修正コンベア６０は、各前輪の中点及び後輪の中点を検
知する手段と、修正コンベア６０の移動を制御する手段
を具備する。

各車輪の中点を検知する手段として公知のセンサ頽を組
み合わせて使用する。

また修正コンベア６０の制御手段としてはコンピュータ
等による自動制御方式が好ましい。

そして、修正コンベア６ｏが乗り入れた各車輪の中点Ｐ
１、Ｐ２を夫々検知すると、この検知信号に基づき修正
コンベア６０がスライドして、回転台３０の中心線Ｃを
通る周縁部の地点、即ち案内帯体４０．４１の導入側の
中点Ｑに各車輪の中点Ｐ１、Ｐ２が一致するように構成
されている。

〈作用〉 次に回転テーブル装置１ｏの作用を駆動形式毎に説明す
る。

［１１後輪駆動式、４ＷＤ式車両の場合〈イ〉前輪の乗
り込み位置の修正 運転者の運転操作により後輪駆動式、又は前後輪が駆動
する４ＷＤ式の車両が回転台３０へ向けて低速で前進す
る。

第４図の状態で車両が前進し、第５図のように車両の前
輪Ａ、Ａ゛が修正コンベア６０に乗り込むと、前輪Ａ、
Ａ’間の中点Ｐ１が求められる。

この中点Ｐ１が回転台３０の中点Ｑに一致していないと
、雨中点Ｐ１、Ｑが一致するまで、修正コンベア６ｏが
修正方向に横移動をする。

その結果、修正コンベア６０に載置する前輪Ａ、Ａ’が
、一対の案内帯体４０．４１の入口側の前まで移動され
る。

〈口〉前輪の回転台への乗り込み 第２図のように車両が回転台３０に進入する前、回転台
３０はその上面から前部ローラ４２のみを突出して待機
している。

この種の車両の場合、一対の案内帯体４０．４１は、前
輪Ａ、Ａ’及び後輪Ｂ、Ｂ’が回転台３０に載置し終え
るまで自由に回転するように設定してお（。

前記したように修正コンベア６０により、前輪Ａ、Ａ’
の乗り込み位置が修正されているから、運転者が車両を
前進すると、前輪Ａ、Ａ’が確実に案内帯体４０．４１
に乗り入れる。

この際、第６図に示すように、前輪Ａ、Ａ’が前部ロー
ラ４２に係止して一対の案内帯体４０．４１を移動する
。

図示しない後輪の駆動力で以て車両の前進を続けると、
前輪Ａ、Ａ’は前部ローラ４２及び空転ローラ４３に支
持されながら、前方へ送られる。

この際、車両が４ＷＤ式であっても駆動する前輪Ａ、Ａ
’が両ローラ４２．４３により空転させられ、後輪駆動
式の車両と同じ扱いとなる。

〈ハ〉前輪の乗り込み位置の修正 さらに、車両の前進を続は第７図の一点鎖線に示すよう
に後輪Ｂ、Ｂ’が修正コンベア６０に乗り入れると、前
輪式、八゛の場合と同様に後輪Ｂ、Ｂ’の乗り込み位置
がずれていれば修正コンベア６０が修正方向にスライド
して、実線で示すように後輪Ｂ、Ｂ’を各案内帯体４０
．４１の入口側に強制移動する。

〈二〉前輪の回転台への乗り込み 後輪Ｂ、Ｂ’の駆動力で以て車両の前進を続けると、修
正コンベア６０上の後輪Ｂ、Ｂ’が案内帯体４０．４１
に乗り入れする。

後輪Ｂ、Ｂ’が案内帯体４０．４１に乗り込むと、第８
図のように空転ローラ４３群により後輪Ｂ、Ｂ’が空転
させられて自走が不能になる。

運転者は、エンジンを止めてパーキングブレーキをセッ
トするか、或はギアを低速ギアに入れて下車する。

運転者の下車が確認されると、それまで遊動状態であっ
た案内帯体４０．４１が回動を開始して車両を出入庫外
０へ向けて強制的に移送する。

そして第９図に見るように回転台３０上を・移送する車
両の前端が停止センサ５０の真下に至ると停止センサ５
０が車両を検知し、案内帯体４０．４１の回動を自動的
に停止する。

これにより車両の乗り入れ作業を完了する。

回転台３０の所定位置に停止させた後の車両の取り扱い
については、例えば図示しない搬送装置によって或は運
転者によって車両を出入庫口２゜内へ移動する。

車両の入庫が完了したら、案内帯体４０．４１が第２図
に示す待機位置まで復帰する。

〈ホ〉出庫 車両を出入庫口２０から出庫する場合、第２図に示す状
態の各案内帯体４０．４１を前部ローラ４２が回転台３
０の表面から隠れるまで僅かに回動して、回転台３０の
上面にローラのない部分を露出する。

従って、ローラのない案内帯体４０．４１上を走行路と
して車両を出庫する。

［１１］前輪駆動式車両の場合 前輪駆動式車両の乗り入れ動作を第１．２図を基に説明
する。

前輪駆動式車両の場合、一対の案内帯体４０．４１は、
駆動輪である前輪Ａ、Ａ’が回転台３０に載置し終える
まで自由に回転するように設定しておく。

尚、本例の場合、修正コンベア６０による各前輪Δ、Ａ
゛及び後輪Ｂ、Ｂ’の乗り込み位置を修正する機構につ
いては、前述した後輪駆動形式の場合と同様であるから
説明を省略する。

前輪Ａ、Ａ’が遊動状態の案内帯体４０．４１に乗り入
れると駆動輪が前部ローラ４２支び空転ローラ４３によ
って空転させられる結果、自走が不能となり、車両が停
止する。

次に、運転者の下車が確認されると、案内帯体４０．４
１が回転を開始して前輪Ａ、Ａ’を前方・＼強制的に牽
引する。

前輪Ａ、Ａ’の牽引に伴い後輪Ｂ、Ｂ’が案内帯体４０
．４１に誘導される。

そして車両は、回転台３０の所定位置まで強制的に移送
される。

この際、車両の駆動形式の判定方法が問題になるが、こ
の点は運転者等の自己申請によるか、或は車両が回転台
３ｏに乗り込む前に車両の駆動形式を電気機械的に求め
ることができる。

〈その他の実施例〉 両案白帯体４０．４１の前部ローラ４２及び空転ローラ
４３群のすべてのローラを省略して回転テーブル装置１
ｏを構成してもよい。

〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるから次の効果が得られ
る。

〈イ〉スライド体が回転台へ乗り込む直前の車輪の乗り
込み位置を修正する。

そのため運転技術の高低に関係なく、簡単な操車操作で
以て車両を回転テーブル装置の正確な位置に乗り入れで
きる。

〈口〉車両の全長が異なる場合であっても、回転台上に
おける車両の停止位置を一定に揃えられる。

特に、車両の停止位置の正確さが要求される形式の立体
駐車場用として好適である。

〈ハ〉案内帯体にローラを装備すると、回転台に駆動輪
が乗り入れると空転する。

そのため、ブレーキの踏み遅れがあっても車両を自動的
に停止できるだけでな（、運転者が停止位置を特別気に
しないでよいので運転者の負担が軽（なる。

【図面の簡単な説明】

第１ｌ：本発明に係る回転テーブル装置の平面図第２図
：第１図の■−Ｈの断面図 第３図工案内帯体の駆動部を説明するための回転台の断
面図 第４図：車両が修正コンベアに乗り入れる前の回転テー
ブル装置の平面図 第５図：前輪の乗り込み位置の修正時における回転テー
ブル装置の平面図 第６図：前輪が回転台へ乗り込む時における回転台と近
傍の床部の断面図 第７図：後輪の乗り込み位置の修正時における回転テー
ブル装置の平面図 第８図：後輪が回転台へ乗り込む時における回転台と近
傍の床部の断面図 第９図二車両の自動停止機構を説明するための回転台と
近傍の出入庫口の断面図 第３ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転自在の回転台を備えた回転テーブル装置にお
   いて、 回転台に、車両の前輪及び後輪を載置して移送する案内
   帯体を並設し、 回転台の近傍の床部に、車両の進入方向に対し直交する
   方向に移動可能なスライド体を配設したこと特徴とする
   、 回転テーブル装置。