JPH02270526A - 樹脂フィルム製造方法及び製造装置 - Google Patents
樹脂フィルム製造方法及び製造装置Info
- Publication number
- JPH02270526A JPH02270526A JP1093904A JP9390489A JPH02270526A JP H02270526 A JPH02270526 A JP H02270526A JP 1093904 A JP1093904 A JP 1093904A JP 9390489 A JP9390489 A JP 9390489A JP H02270526 A JPH02270526 A JP H02270526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin film
- casting drum
- resin
- molten resin
- edges
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 title claims abstract description 153
- 239000011347 resin Substances 0.000 title claims abstract description 153
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 title abstract description 8
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims abstract description 62
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 15
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims description 9
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 abstract description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 abstract 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 10
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 5
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 150000001336 alkenes Chemical class 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- 229920005606 polypropylene copolymer Polymers 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は、樹脂フィルム製造方法及び製造装置、特に、
キャスティングドラムを用いる樹脂フィルム製造方法及
び製造装置に関する。
キャスティングドラムを用いる樹脂フィルム製造方法及
び製造装置に関する。
樹脂フィルム製造装置の第1の従来例を、第6図及び第
7図に示す、この装置では、キャスティングドラム1の
上方に、溶融樹脂を流下させるための口金2が配置され
ている。また、口金2よりも下流側において、キャステ
ィングドラム1の表面には、その幅方向の全体に密接し
てローラ7が配置されている。このローラ7は、キャス
ティングドラムlの回転に伴ってつれ回りするようにな
っている。
7図に示す、この装置では、キャスティングドラム1の
上方に、溶融樹脂を流下させるための口金2が配置され
ている。また、口金2よりも下流側において、キャステ
ィングドラム1の表面には、その幅方向の全体に密接し
てローラ7が配置されている。このローラ7は、キャス
ティングドラムlの回転に伴ってつれ回りするようにな
っている。
樹脂フィルム製造装置の第2の従来例を第8図及び第9
図に示す。この装置では、キャスティングドラム1の上
方に、溶融樹脂を流下させるための口金2が配置されて
いる。また、キャスティングドラムlの外周両側部には
、口金2からキャスティングドラム1上に流下した溶融
樹脂5の両縁部の位置を固定するためのスポットクーラ
ー3゜3が配置されている。さらに、キャスティングド
ラム1の外周側においてクーラー3よりも下流側には、
溶融樹脂5の幅方向の全体をキャスティングドラム1へ
密着させ、冷却することにより、樹脂フィルム6を製造
するエアナイフ4が配置されている。
図に示す。この装置では、キャスティングドラム1の上
方に、溶融樹脂を流下させるための口金2が配置されて
いる。また、キャスティングドラムlの外周両側部には
、口金2からキャスティングドラム1上に流下した溶融
樹脂5の両縁部の位置を固定するためのスポットクーラ
ー3゜3が配置されている。さらに、キャスティングド
ラム1の外周側においてクーラー3よりも下流側には、
溶融樹脂5の幅方向の全体をキャスティングドラム1へ
密着させ、冷却することにより、樹脂フィルム6を製造
するエアナイフ4が配置されている。
前記第1の従来例に係る樹脂フィルム製造装置では、口
金2から流下した溶融樹脂5は、キャスティングドラム
1上で冷却され、樹脂フィルム6となる。そして、この
樹脂フィルム6は、ローラフにより幅方向の全体がキャ
スティングドラム1上に押圧され、平坦に整形される。
金2から流下した溶融樹脂5は、キャスティングドラム
1上で冷却され、樹脂フィルム6となる。そして、この
樹脂フィルム6は、ローラフにより幅方向の全体がキャ
スティングドラム1上に押圧され、平坦に整形される。
この際、溶融樹脂5中の添加剤や低分子量樹脂等がロー
ラ7に付着することがある。これらの付着物は、樹脂フ
ィルム6に転写され、樹脂フィルム6の汚れや厚みのむ
らの原因となる。
ラ7に付着することがある。これらの付着物は、樹脂フ
ィルム6に転写され、樹脂フィルム6の汚れや厚みのむ
らの原因となる。
また、前記第2の例に係る樹脂フィルム製造装置では、
スポットクーラー3,3とエアナイフ4とを用いて溶融
樹脂5をキャスティングドラム1へ密着させ、冷却する
。この際に、溶融樹脂5の表裏間に冷却効果の差が生じ
る。そのため、キャスティングドラム1上で製造された
樹脂フィルム6の縁部6Aが、第1O図に示すようにカ
ールしてしまうことがある。また、後の工程で、カール
した縁部6Aが削り取られて削れ粉を生じ、樹脂フィル
ム6の汚れや厚みむらの原因となる。
スポットクーラー3,3とエアナイフ4とを用いて溶融
樹脂5をキャスティングドラム1へ密着させ、冷却する
。この際に、溶融樹脂5の表裏間に冷却効果の差が生じ
る。そのため、キャスティングドラム1上で製造された
樹脂フィルム6の縁部6Aが、第1O図に示すようにカ
ールしてしまうことがある。また、後の工程で、カール
した縁部6Aが削り取られて削れ粉を生じ、樹脂フィル
ム6の汚れや厚みむらの原因となる。
第1の発明の目的は、樹脂フィルムの汚れや厚みむらを
改善した樹脂フィルム製造方法を提供することにある。
改善した樹脂フィルム製造方法を提供することにある。
第2の発明の目的は、第1の発明の実施に好適な樹脂フ
ィルム製造装置を提供することにある。
ィルム製造装置を提供することにある。
(1)第1の発明は、キャスティングドラムを用いる樹
脂フィルム製造方法である。
脂フィルム製造方法である。
この方法は、キャスティングドラム上に溶融樹脂を配置
することと、溶融樹脂を冷却することにより樹脂フィル
ムを得ることと、得られた樹脂フィルムの両縁部をキャ
スティングドラム上に押圧することにより平坦に整形す
ることとを含む。
することと、溶融樹脂を冷却することにより樹脂フィル
ムを得ることと、得られた樹脂フィルムの両縁部をキャ
スティングドラム上に押圧することにより平坦に整形す
ることとを含む。
(2)第2の発明は、溶融樹脂から樹脂フィルムを製造
するための樹脂フィルム製造装置である。
するための樹脂フィルム製造装置である。
この樹脂フィルム製造装置は、溶融樹脂を流下させるた
めの溶融樹脂供給手段と、溶融樹脂供給手段から流下し
た溶融樹脂を受けて樹脂フィルムを形成するためのキャ
スティングドラムと、キャスティングドラムの外周側に
配置されかつ溶融樹脂を冷却して樹脂フィルムを得るた
めの冷却手段と、キャスティングドラムの外周両縁部近
傍に配置されかつ樹脂フィルムの両端部を前記キャステ
ィングドラム上に押圧することにより平坦に整形するた
めの整形手段とを備えている。
めの溶融樹脂供給手段と、溶融樹脂供給手段から流下し
た溶融樹脂を受けて樹脂フィルムを形成するためのキャ
スティングドラムと、キャスティングドラムの外周側に
配置されかつ溶融樹脂を冷却して樹脂フィルムを得るた
めの冷却手段と、キャスティングドラムの外周両縁部近
傍に配置されかつ樹脂フィルムの両端部を前記キャステ
ィングドラム上に押圧することにより平坦に整形するた
めの整形手段とを備えている。
第1の発明では、キャスティングドラム上に配置した溶
融樹脂を冷却することにより、樹脂フィルムを得る。こ
の樹脂フィルムは、キャスティングドラム上で両縁部を
平坦に整形される。これにより、フィルム両縁部がカー
ルしにくくなり、削れ粉の発生や厚みむらの少ない樹脂
フィルムが得られる。
融樹脂を冷却することにより、樹脂フィルムを得る。こ
の樹脂フィルムは、キャスティングドラム上で両縁部を
平坦に整形される。これにより、フィルム両縁部がカー
ルしにくくなり、削れ粉の発生や厚みむらの少ない樹脂
フィルムが得られる。
第2の発明では、溶融樹脂供給手段から流下した溶融樹
脂は、キャスティングドラムに受けられる。この溶融樹
脂は、キャスティングドラムの外周側に配置された冷却
手段により冷却されて樹脂フィルムとなる。得られた樹
脂フィルムは、両縁部がキャスティングドラムの外周側
に配置された整形手段により平坦に整形される。これに
より、フィルム両端部がカールしにくくなり、削れ粉の
発生や厚みむらの少ない樹脂フィルムが得られる。
脂は、キャスティングドラムに受けられる。この溶融樹
脂は、キャスティングドラムの外周側に配置された冷却
手段により冷却されて樹脂フィルムとなる。得られた樹
脂フィルムは、両縁部がキャスティングドラムの外周側
に配置された整形手段により平坦に整形される。これに
より、フィルム両端部がカールしにくくなり、削れ粉の
発生や厚みむらの少ない樹脂フィルムが得られる。
(実施例〕
第1図及び第2図に、本発明の一実施例に係る樹脂フィ
ルム製造装置の概略構成を示す。
ルム製造装置の概略構成を示す。
樹脂フィルム製造装置は、溶融樹脂を流下させるための
口金11と、口金11から流下した溶融樹脂15を受け
るためのキャスティングドラム12と、キャスティング
ドラム12上に流下した溶融樹脂15の両縁部の位置を
固定するための1対のスポットクーラー13.13と、
溶融樹脂15をキャスティングドラム12へ密着させて
冷却することにより樹脂フィルム15Aを得るためのエ
アナイフ14と、得られた樹脂フィルム15Aの両縁部
をキャスティングドラム12上で押圧整形するための1
対のニップローラ16とを備えている。
口金11と、口金11から流下した溶融樹脂15を受け
るためのキャスティングドラム12と、キャスティング
ドラム12上に流下した溶融樹脂15の両縁部の位置を
固定するための1対のスポットクーラー13.13と、
溶融樹脂15をキャスティングドラム12へ密着させて
冷却することにより樹脂フィルム15Aを得るためのエ
アナイフ14と、得られた樹脂フィルム15Aの両縁部
をキャスティングドラム12上で押圧整形するための1
対のニップローラ16とを備えている。
口金11は、キャスティングドラム120回転中心線と
略平行に配置されており、その下縁には溶融樹脂15を
流下させるための口金リップ11Aが設けられている。
略平行に配置されており、その下縁には溶融樹脂15を
流下させるための口金リップ11Aが設けられている。
口金リップIIAは、キャスティングドラム12よりも
若干幅狭であり、キャスティングドラム12の幅方向の
概ね中央部に配置されている。
若干幅狭であり、キャスティングドラム12の幅方向の
概ね中央部に配置されている。
キャスティングドラム12は、外周面が平滑な円柱状の
部材であり、図示しない駆動装置により回転可能にされ
ている。また、キャスティングドラム12には、外周面
を冷却する冷却水を流すための冷水管が内蔵されている
(図示せず)。
部材であり、図示しない駆動装置により回転可能にされ
ている。また、キャスティングドラム12には、外周面
を冷却する冷却水を流すための冷水管が内蔵されている
(図示せず)。
1対のスポットクーラー13.13は、第1図に示すよ
うに、キャスティングドラム12の外周面かられずかに
離れて配置されている。また、スポットクーラー13.
13は、第2図に示すように、溶融樹脂15の幅方向両
端部近傍に配置されている。スポットクーラー13.1
3のキャスティングドラム12側端部には図示しないエ
ア吹出口が設けられており、そこからのエアによって溶
融樹脂15の端部の位置を固定し得るようになっている
。
うに、キャスティングドラム12の外周面かられずかに
離れて配置されている。また、スポットクーラー13.
13は、第2図に示すように、溶融樹脂15の幅方向両
端部近傍に配置されている。スポットクーラー13.1
3のキャスティングドラム12側端部には図示しないエ
ア吹出口が設けられており、そこからのエアによって溶
融樹脂15の端部の位置を固定し得るようになっている
。
エアナイフ14は、第1図に示すように、キャスティン
グドラム12の外周面かられずかに離れた位置において
、スポットクーラー13よりも下流側に配置されている
。エアナイフ14は第2図に示すように、溶融樹脂15
の幅方向に延びる部材である。エアナイフ14のキャス
ティングドラム12側端部には、溶融樹脂15の幅方向
に延びるスリット状のエア吹出口が設けられており(図
示せず)、そこからのエアによって溶融樹脂15の幅方
向全体をキャスティングドラム12へ密着させて冷却し
得るようになっている。
グドラム12の外周面かられずかに離れた位置において
、スポットクーラー13よりも下流側に配置されている
。エアナイフ14は第2図に示すように、溶融樹脂15
の幅方向に延びる部材である。エアナイフ14のキャス
ティングドラム12側端部には、溶融樹脂15の幅方向
に延びるスリット状のエア吹出口が設けられており(図
示せず)、そこからのエアによって溶融樹脂15の幅方
向全体をキャスティングドラム12へ密着させて冷却し
得るようになっている。
1対のニップローラ16.16は、キャスティングドラ
ム12の幅方向の両端部近傍に配置されている。ニップ
ローラ16は、第3図及び第4図に示すように、枠体1
61と、枠体161に支持された1対のローラ162,
162と、枠体161上面の略中央部に起立している支
持棒164とを有している。
ム12の幅方向の両端部近傍に配置されている。ニップ
ローラ16は、第3図及び第4図に示すように、枠体1
61と、枠体161に支持された1対のローラ162,
162と、枠体161上面の略中央部に起立している支
持棒164とを有している。
枠体161は、平面形状が矩形状であり、その短手方向
の断面はコの字形状を有している。また、長手方向の両
端部は開口している。1対のローラ162.162は、
枠体16゛1の長手方向両端部及び下部から若干はみ出
すように枠体161内に配置され、軸163により回転
自在に支持されている。なお、ローラ162を構成する
材料としては、表面を平滑に構成できる材料、たとえば
、シリコン、テフロン、ウレタン等を用いるのが望まし
い。
の断面はコの字形状を有している。また、長手方向の両
端部は開口している。1対のローラ162.162は、
枠体16゛1の長手方向両端部及び下部から若干はみ出
すように枠体161内に配置され、軸163により回転
自在に支持されている。なお、ローラ162を構成する
材料としては、表面を平滑に構成できる材料、たとえば
、シリコン、テフロン、ウレタン等を用いるのが望まし
い。
一7支持棒164は、エアシリンダ16Aに連結されて
いる。エアシリンダ16Aは図示しない制御部によって
制御され、ニップローラ16をキャスティングドラム1
2の半径方向に移動させるようになっている。また、ニ
ップローラ16は、エアシリンダ16Aにより、キャス
ティングドラム12の外周面に圧接可能にされている。
いる。エアシリンダ16Aは図示しない制御部によって
制御され、ニップローラ16をキャスティングドラム1
2の半径方向に移動させるようになっている。また、ニ
ップローラ16は、エアシリンダ16Aにより、キャス
ティングドラム12の外周面に圧接可能にされている。
第5図に、本実施例の樹脂フィルム製造装置を備えた樹
脂フィルムの加工搬送装置の概略構成を示す。樹脂フィ
ルムの加工搬送装置は、主として、本実施例の樹脂フィ
ルム製造装置と、ガイドロール20と、樹脂フィルムを
縦軸方向に延伸するための縦軸延伸部21と、樹脂フィ
ルムを横軸方向に延伸するための横軸延伸部22と、樹
脂フィルムを巻き取るための巻取りロール25とを備え
ている。
脂フィルムの加工搬送装置の概略構成を示す。樹脂フィ
ルムの加工搬送装置は、主として、本実施例の樹脂フィ
ルム製造装置と、ガイドロール20と、樹脂フィルムを
縦軸方向に延伸するための縦軸延伸部21と、樹脂フィ
ルムを横軸方向に延伸するための横軸延伸部22と、樹
脂フィルムを巻き取るための巻取りロール25とを備え
ている。
次に、前記樹脂フィルム製造装置を用いた場合の樹脂フ
ィルム製造方法を説明する。
ィルム製造方法を説明する。
まず、口金11内の溶融樹脂15を、口金リップIIA
からキャスティングドラム12の上面に連続的に流下さ
せる。キャスティングドラム12上に流下した溶融樹脂
15は、キャスティングドラム12の回転により、スポ
ットクーラー13゜13の下方に移動する。
からキャスティングドラム12の上面に連続的に流下さ
せる。キャスティングドラム12上に流下した溶融樹脂
15は、キャスティングドラム12の回転により、スポ
ットクーラー13゜13の下方に移動する。
次に、この溶融樹脂150両縁部がスポットクーラー1
3.13により両端部の位置が固定される。これにより
、溶融樹脂15の幅は略一定になる。スポットクーラー
13.13により両縁部が凝固された溶融樹脂15は、
キャスティングドラム12の回転によりエアナイフ14
の下方にさらに移動する。溶融樹脂15は、エアナイフ
14から噴出するエアによりキャスティングドラム12
へ密着され、冷却される。これにより、溶融樹脂150
幅方向の全体が凝固して、樹脂フィルム15Aを得るこ
とができる。
3.13により両端部の位置が固定される。これにより
、溶融樹脂15の幅は略一定になる。スポットクーラー
13.13により両縁部が凝固された溶融樹脂15は、
キャスティングドラム12の回転によりエアナイフ14
の下方にさらに移動する。溶融樹脂15は、エアナイフ
14から噴出するエアによりキャスティングドラム12
へ密着され、冷却される。これにより、溶融樹脂150
幅方向の全体が凝固して、樹脂フィルム15Aを得るこ
とができる。
得られた樹脂フィルム15Aは、キャスティングドラム
12の回転によりニップローラ16の下方に移動する。
12の回転によりニップローラ16の下方に移動する。
樹脂フィルム15Aは、凝固する際に樹脂フィルム15
Aの表裏間に生じた冷却効果の差により、たとえば再縁
部が第8図に示す様にカールしていることがある。
Aの表裏間に生じた冷却効果の差により、たとえば再縁
部が第8図に示す様にカールしていることがある。
次に、この樹脂フィルム15Aの両縁部がニップローラ
16により押圧され、平坦に整形される。
16により押圧され、平坦に整形される。
このようにして、本実施例の樹脂フィルム製造装置を用
いて樹脂フィルムを製造すれば、両縁部が平坦な樹脂フ
ィルム15Aを得ることができる。
いて樹脂フィルムを製造すれば、両縁部が平坦な樹脂フ
ィルム15Aを得ることができる。
この結果、後の1糊における樹脂フィルム15Aの両縁
部の削れが改善され削れ粉が減少する。したがって、樹
脂フィルム15Aの汚れや厚みむらが改善される。
部の削れが改善され削れ粉が減少する。したがって、樹
脂フィルム15Aの汚れや厚みむらが改善される。
なお、本実施例の樹脂フィルム製造装置に適用される樹
脂としては、たとえばポリプロピレン、プロピレンと他
のオレフィンとの共重合体等のポリオレフィン系樹脂が
挙げられる。
脂としては、たとえばポリプロピレン、プロピレンと他
のオレフィンとの共重合体等のポリオレフィン系樹脂が
挙げられる。
樹脂フィルム製造装置で製造された樹脂フィルム15A
は、ガイドロール20により縦軸延伸部21に案内搬送
される。縦軸延伸部21に搬送されてきた樹脂フィルム
15Aは、たとえば縦軸方向に4〜6倍延伸される0次
に、縦軸方向に延伸された樹脂フィルム15Aは、横軸
延伸部22に搬送される。横軸延伸部22に搬送されて
きた樹脂フィルム15Aは、たとえば横軸方向に7〜1
番倍延伸される。このように、縦軸方向及び横軸方向に
延伸された樹脂フィルム15Aは、ガイドロール23.
24により案内搬送され、巻取りロール25に巻き取ら
れる。
は、ガイドロール20により縦軸延伸部21に案内搬送
される。縦軸延伸部21に搬送されてきた樹脂フィルム
15Aは、たとえば縦軸方向に4〜6倍延伸される0次
に、縦軸方向に延伸された樹脂フィルム15Aは、横軸
延伸部22に搬送される。横軸延伸部22に搬送されて
きた樹脂フィルム15Aは、たとえば横軸方向に7〜1
番倍延伸される。このように、縦軸方向及び横軸方向に
延伸された樹脂フィルム15Aは、ガイドロール23.
24により案内搬送され、巻取りロール25に巻き取ら
れる。
(実験例)
表面温度が30〜60℃のキャスティングドラム上に2
50〜270℃の溶融ポリプロピレン樹脂を流下して、
樹脂フィルムを製造した。そして、樹脂フィルムを、縦
軸方向に4〜6倍、横軸方向に7〜10倍延伸すること
により、第1表に示す厚みを有する二輪延伸樹脂フィル
ムを得た。得られた二輪延伸樹脂フィルムについて、製
品評価を行った。
50〜270℃の溶融ポリプロピレン樹脂を流下して、
樹脂フィルムを製造した。そして、樹脂フィルムを、縦
軸方向に4〜6倍、横軸方向に7〜10倍延伸すること
により、第1表に示す厚みを有する二輪延伸樹脂フィル
ムを得た。得られた二輪延伸樹脂フィルムについて、製
品評価を行った。
比較のために、ニップローラ16による整形を省略した
樹脂フィルムから得られた二輪延伸樹脂フィルムについ
て、同様に製品評価を行った。
樹脂フィルムから得られた二輪延伸樹脂フィルムについ
て、同様に製品評価を行った。
結果を第1表に示す。
第1表
製品評価は、次のように行った。
混入異物個数1樹脂フイルムに混入している直径300
#1n以上の異物の数を測 定した。
#1n以上の異物の数を測 定した。
製品不合格率−二軸延伸樹脂フィルムを所定の大きさに
裁断し、このうち表面に 肉眼で観察できる突起があるもの を不合格とし、その割合を求めた。
裁断し、このうち表面に 肉眼で観察できる突起があるもの を不合格とし、その割合を求めた。
本発明の樹脂フィルム製造方法及び製造装置では、樹脂
フィルムをキャスティングドラム上で整形するから、後
の工程での削れ粉の発生が改善され、得られた樹脂フィ
ルムの汚れや厚みむらが改善される。
フィルムをキャスティングドラム上で整形するから、後
の工程での削れ粉の発生が改善され、得られた樹脂フィ
ルムの汚れや厚みむらが改善される。
第1図は本発明の一実施例に係る樹脂フィルム製造装置
の概略構成図、第2図は第1図の■−■断面図、第3図
はニップローラの側面図、第4図はニップローラの斜視
図、第5図は本発明の樹脂フィルム製造装置を備えた樹
脂フィルムの加工搬送装置の概略構成図、第6図は第1
の従来例に係る樹脂フィルム製造装置の概略構成図、第
7図は第6図の■矢視図、第8図は第2の従来例に係る
樹脂フィルム製造装置の概略構成図、第9図は第8図の
■矢視図、第1θ図は第2の従来例に係る樹脂フィルム
製造装置により得られた樹脂フィルムの部分断面図であ
る。 11・・・口金、IIA・・・口金リップ、12・・・
キャスティングドラム、13・・・スポットクーラー、
14・・・エアナイフ、15・・・溶融樹脂、15A・
・・樹脂フィルム、16・・・ニップロアう。
の概略構成図、第2図は第1図の■−■断面図、第3図
はニップローラの側面図、第4図はニップローラの斜視
図、第5図は本発明の樹脂フィルム製造装置を備えた樹
脂フィルムの加工搬送装置の概略構成図、第6図は第1
の従来例に係る樹脂フィルム製造装置の概略構成図、第
7図は第6図の■矢視図、第8図は第2の従来例に係る
樹脂フィルム製造装置の概略構成図、第9図は第8図の
■矢視図、第1θ図は第2の従来例に係る樹脂フィルム
製造装置により得られた樹脂フィルムの部分断面図であ
る。 11・・・口金、IIA・・・口金リップ、12・・・
キャスティングドラム、13・・・スポットクーラー、
14・・・エアナイフ、15・・・溶融樹脂、15A・
・・樹脂フィルム、16・・・ニップロアう。
Claims (2)
- (1)キャスティングドラムを用いる樹脂フィルムの製
造方法であって、 前記キャスティングドラム上に溶融樹脂を配置すること
と、 前記溶融樹脂を冷却することにより樹脂フィルムを得る
ことと、 前記樹脂フィルムの両縁部を前記キャスティングドラム
上に押圧することにより平坦に整形することと、 を含む樹脂フィルム製造方法。 - (2)溶融樹脂から樹脂フィルムを製造するための樹脂
フィルム製造装置であって、 溶融樹脂を流下させるための溶融樹脂供給手段と、 前記溶融樹脂供給手段から流下した溶融樹脂を受けて樹
脂フィルムを形成するためのキャスティングドラムと、 前記キャスティングドラムの外周側に配置され、前記溶
融樹脂を冷却して、樹脂フィルムを得るための冷却手段
と、 前記キャスティングドラムの外周両縁部近傍に配置され
、前記樹脂フィルムの両端部を前記キャスティングドラ
ム上に押圧することにより平坦に整形するための整形手
段と、 を備えた樹脂フィルム製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1093904A JPH02270526A (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 樹脂フィルム製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1093904A JPH02270526A (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 樹脂フィルム製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02270526A true JPH02270526A (ja) | 1990-11-05 |
Family
ID=14095469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1093904A Pending JPH02270526A (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 樹脂フィルム製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02270526A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05124089A (ja) * | 1991-04-16 | 1993-05-21 | Toshiba Mach Co Ltd | 溶融樹脂シート状物の自動ロール掛け装置 |
JP2012061842A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-29 | Fujifilm Corp | 溶液製膜方法及び流延装置 |
CN103085251A (zh) * | 2011-11-02 | 2013-05-08 | 中国石油化工股份有限公司 | 挤压流延设备和方法以及塑料薄膜双向拉伸系统和方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6183017A (ja) * | 1984-10-01 | 1986-04-26 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 熱可塑性樹脂フイルムの製造方法 |
JPH01200933A (ja) * | 1988-02-04 | 1989-08-14 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 樹脂フィルムの端部処理方法及び装置 |
JPH0231718B2 (ja) * | 1981-12-25 | 1990-07-16 | Yasumitsu Tamura | Nafutasenkinonjudotai |
-
1989
- 1989-04-13 JP JP1093904A patent/JPH02270526A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0231718B2 (ja) * | 1981-12-25 | 1990-07-16 | Yasumitsu Tamura | Nafutasenkinonjudotai |
JPS6183017A (ja) * | 1984-10-01 | 1986-04-26 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 熱可塑性樹脂フイルムの製造方法 |
JPH01200933A (ja) * | 1988-02-04 | 1989-08-14 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 樹脂フィルムの端部処理方法及び装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05124089A (ja) * | 1991-04-16 | 1993-05-21 | Toshiba Mach Co Ltd | 溶融樹脂シート状物の自動ロール掛け装置 |
JP2012061842A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-29 | Fujifilm Corp | 溶液製膜方法及び流延装置 |
CN103085251A (zh) * | 2011-11-02 | 2013-05-08 | 中国石油化工股份有限公司 | 挤压流延设备和方法以及塑料薄膜双向拉伸系统和方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1210223B1 (de) | Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von endlosen, optisch abbildungsfähigen folien, bahnen und platten aus kunststoffen und einrichtung zur ausübung des verfahrens | |
JPH0626852B2 (ja) | デボス/多孔化熱可塑性フイルムのウエブの高速製造法 | |
KR0166139B1 (ko) | 배향된 플라스틱 스트랩 제조 방법 및 장치와, 이에 의해 제조되는 스트랩 | |
US4859392A (en) | Process and device for the production of plastic films | |
JPS62113522A (ja) | 熱可塑性のプラスチツクを帯材に加工する装置 | |
JPS594290B2 (ja) | コ−テツドフイルムを製造する装置及び方法 | |
US4017575A (en) | Production of a flat thermoplastic film by passing the film over a bearing having a lubricating fluid on the surface thereof | |
US3159696A (en) | Method and apparatus for casting of shaped articles | |
JPH02270526A (ja) | 樹脂フィルム製造方法及び製造装置 | |
JPH08336891A (ja) | 高配向ポリエステルシートを製造する製造方法及び装置 | |
JP6551237B2 (ja) | 溝付ローラー、ならびにこれを用いたプラスチックフィルムの製造装置および製造方法 | |
JP2501136B2 (ja) | ウエブのシワ伸ばし装置 | |
US3635634A (en) | Apparatus for manufacturing tubular films of thermoplastic resins | |
US2351271A (en) | Method of and apparatus for depositing films | |
JP5119228B2 (ja) | 樹脂シートの製造装置及び製造方法 | |
JPH08155995A (ja) | 合成樹脂製シートの成型方法及びその成型装置 | |
JPH0674105B2 (ja) | フイルム等帯状物の巻取装置 | |
JPH08216227A (ja) | ベルト挟圧式発泡シート成形装置 | |
JP4642315B2 (ja) | 塗布装置を用いる塗布方法 | |
CN220594038U (zh) | 一种介质膜生产用的热整形装置 | |
JPH0226661Y2 (ja) | ||
JPS62218121A (ja) | 樹脂膜の押出成形方法および装置 | |
JPH06507984A (ja) | 被覆された写真材料を製造する方法及び装置 | |
JPS5844875Y2 (ja) | 伸餅製造機 | |
JPH0745307Y2 (ja) | 合成樹脂フイルムチユーブ折畳み案内装置 |