JPH0674105B2 - フイルム等帯状物の巻取装置 - Google Patents

フイルム等帯状物の巻取装置

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JPH0674105B2
JPH0674105B2 JP61040377A JP4037786A JPH0674105B2 JP H0674105 B2 JPH0674105 B2 JP H0674105B2 JP 61040377 A JP61040377 A JP 61040377A JP 4037786 A JP4037786 A JP 4037786A JP H0674105 B2 JPH0674105 B2 JP H0674105B2
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JP
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roll
air
strip
winding
shaped material
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三郎 松林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラスチツクフイルム、紙等の帯状物をロール
状に巻取る巻取装置に関する。
〔従来の技術〕
(1)一般に、プラスチツクフイルム等帯状物をロール
状に巻き取る場合下記のような不具合を生ずる。
(a)巻き途中でのまきずれ(フイルム両端の切断部が
不揃いになること。…通称タケノコ状とも言われる。) (b)凹凸の発生 (c)縦しわ、横しわの発生 (d)フイルム等表面の傷 (e)張力むらの発生 上記不具合の解決の為、帯状物の流れ方向、及び幅方向
の厚み斑を小さくすることが重要であるがこれをある程
度以下にすることは限界がある。
(2)一般に良く使用されているのが第5図に示す巻取
方式である。
第5図において、 01はミルロールで、プラスチツクフイルム等帯状物(以
後帯状物と称す。)をロール状に巻き取る。通常外径10
00〜1200φmm位迄巻かれる。中心には巻芯が装着される
が、これ等は一般的に鉄製が多く、軽量品を巻く場合は
紙製等が使用される。
02は押えロールで、帯状物を巻芯に巻きとる時、帯状物
の巻ずれ、しわ、凹凸等を防止すると同時に、フイルム
間の空気の巻き込み量を調節する為、帯状物をあらかじ
め設定された圧力で押し、ミルロールが巻き太るに従つ
て押し圧力を弱くする等の働きをする。材質はゴム巻き
ロールが多い。帯状物が巻き太るに従つて本ロールは移
動して常に外部から与えられた位置に保持出来る様にな
つている。
03はガイドロールで、帯状物を巻取る時のガイドロール
となり、表面はメツキされたロールが良く使用される。
04はロール位置調整装置で、押えロール02の押し圧を調
整する為の位置制御する装置であり、外部から指定され
た押し圧になる様に電空変換器等を使用してエアシリン
ダ06の入出力圧力を自由に制御し位置をかえる。
05は押圧設定ダイアルで、帯状物をミルロール01へ巻き
とる時の押圧設定ダイアルであり、入力は外部より与え
る。
06はエアシリンダで、押えロール02の押し圧を制御する
為のものであり、ロール位置調整装置04から発信される
信号により作動する。
07はプラスチツクフイルム等の帯状物で、ロール状に巻
き取られる。
プラスチツクフイルム等の帯状物07をミルロール01に巻
きつける時、あらかじめ設定された張力で巻きつけると
同時に、帯状物07の表面にあらかじめロール位置調整装
置04と押圧設定ダイヤル05で与えられた押し圧で押えロ
ール02を押し付けながら巻きとる。押圧力の調整は押え
ロール02の位置を変化させることで行われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
(1)前記したような押えロールを利用して巻き取る方
法に於いてしばしば次のような問題が発生する: (a)非常に弱い押し圧にて巻き付け様とするが、押え
ロールの重重もしくは押えロールの表面のゴム材質の硬
度等から、弱い押し圧で巻きとることが困難となる。特
に帯状物が広幅化になるに従つて、ロール重量が増加
し、弱い押し圧の巻取調整が難しい。
(b)押えロールの押し圧力を強くして巻くと、長時間
帯状物を放置している間に帯状物が収縮を起こし、しわ
となつたり、グロツキングと称するフイルム同志の粘着
を起こしたり又はコブの発生等で製品として使用不可能
となる。
(c)帯状物をロール状に巻きとる時、硬く巻くことは
非常に簡単であるが、上記(b)項の様な問題が発生す
る為一般に弱く巻きとることが必要である。
この場合帯状物間に空気がたくさん入り込み帯状物のま
きずれを起こす。又弱わ巻きにする為に押えロールの表
面をスパイラル状に加工したり、溝付きロールを採用す
るとか又は押えロールの外周に布状物を巻く方法が採用
されているが、コストアツプとなる、又は、帯状物に布
状のゴミが入つたりしてよごれの原因となる。
(2)帯状物の表面をたとえ軟らかなゴム材質等で押え
ても、帯状物の進み速度とロール表面速度が不一致を生
じ、帯状物の表面に傷が発生し、良品とならない場合が
ある。
(3)更に延伸されたフイルムは巻取後、ミルロールを
恒温度に放置し、“エージング処理”を行なわないと帯
状物が収縮を起す。
従つて2〜3日間恒温度にて“エージング処理”と言う
帯状物の緩和作業を行なう必要がある。
〔問題点を解決するための手段〕
帯状物に接している押えロールがその外周に多孔性の空
気吹出口を設ける。
ロール内部に圧力調整可能な空気吹出装置を設ける。
帯状物を巻き取る際押えロール内側から空気吹出口を通
して流出する空気圧力により帯状物を強制的にミルロー
ルに押し付ける様にして巻取る。
吹き付ける空気の温度を高温にすることにより帯状物の
収縮性を改善する。
〔作用〕
(1)プラスチツクフイルム等の帯状物をロール状に巻
きとる際に、帯状物に外部から圧力空気又は高温空気を
吹きつけることにより帯状物のしわ、凹凸、傷等の発生
が防止される。
(2)外部から高温空気と吹きつけることにより帯状物
の収縮が防止される。
〔実施例〕
第1図乃至第4図においては、1はミルロール、3はガ
イドロール、7はプラスチツクフイルム等の帯状物であ
り、これらの部材は第5図について説明した対応する部
材と同一である。
10は穴付き押えロールで、外周に多数の空気吹出口10a
を有し、ミルロール1に巻取る帯状物7と接触しながら
同速で回転する一方、内側には幅方向に均一な風速で吹
きつける為の箱型チヤンバー11を装着している。
押えロール10の両端は回動自由なアーム31及びベアリン
グ32にて保持されている。
空気吹出口10aの幅方向位置は巻取る帯状物7の幅より
必ず小さい幅に設計されている。
11は箱型チヤンバーで、外部より送り込まれた加圧空気
を幅方向に均一に分配させる。箱型チヤンバー11は、空
気流入管12、整流板13等から成り立つ。
12は空気流入管で、加圧空気が流入管する、箱型チヤン
バー11の吹出し方向とは逆位置に流出穴12aを設け、箱
型チヤンバー11内で空気圧力を一定にさせる様に構成し
ている。
13は整流板で、空気流入管12から流出された加圧空気を
幅方向に均一に分配させる穴のあいた板よりなる。
14は流出空気圧力設定ダイアルで、帯状物7をミルロー
ル1に巻き付ける時、帯状物7をミルロール1へ押し付
ける圧力を決める。
初圧設定、終圧設定及びテーパ設定(初圧から終圧へ加
圧空気の設定を漸増又は漸減させること)等は全てこの
ダイアル14にて行なう。
15は流出空気圧力調整バルブで、流出空気圧力設定ダイ
アル14にて指示された吹出圧力にする為のコントロール
バルブである。
16は圧力空気製造装置で、帯状物7へ吹き付ける空気の
発生源であり、本図に示す様なブロア方式でも又貯蔵し
たものでもよい。
17は加圧空気速風管で、加圧空気を発生源16から箱型チ
ヤンバー11へ図示せぬ接手を介して供給する。
18は空気アキユムレーターで、吹出空気を貯蔵する。
19は熱交換器で、吹き付ける空気を暖める装置で熱源は
電気、蒸気、油等特にこだわらない。
20はエアシリンダで、ミルロール1の巻太りに追従し
て、矢印の様に回動可能となつていて、ミルロール1と
常に一定の間隙δを保つ様になつている。
次に本装置の作用について説明する。
帯状物7をロール状に巻き取る場合、巻きずれ、し
わ、凹凸、及び表面の傷等を防止する為に、ミルロール
1に巻きとられる帯状物7に接している多孔性の押えロ
ール10の内側から空気吹き口10aを通して加圧空気又は
高温空気を帯状物7へ吹きつける。
吹き付ける空気圧力は、巻き取る帯状物7の特性によ
り異なる為、外部から流出空気圧力設定ダイアル14及び
流出空気圧力調整バルブ15等で調整する。
好ましくは、吹出空気幅l1は、巻きとる帯状物7の巻
幅L1より狭くなる様に設計されている。
穴付き押えロール10は、押えロール位置調整装置21と
押えロール位置設定ダイアル22によつてミルロール1の
巻き太りに従つて、ミルロール1と常に一定の間隙δを
保ちつつ、第3図の様に巻き取つて行く。
〔発明の効果〕
帯状物を巻き取る際、帯状物に穴付き押えロールの内側
より流出する圧力空気2は熱風空気を吹きつけることに
より、 (1)巻きずれ (2)しわ (3)表面凹凸 (4)表面のスリ傷 (5)やわらか巻きにより巻取後の帯状物の変形 (6)熱風を吹きつけることにより収縮防止 等の防止が可能となり良質な製品を作ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフイルム等帯状物の巻取装置の実施例
における縦断面図、第2図は第1図のI部拡大図、第3
図は第2図のII部詳細図、第4図は第3図の矢視IV−IV
断面図、第5図は従来型巻取機の縦断面図である。 1…ミルロール、3…ガイドロール 7…プラスチツク等帯状物 10…穴付き押えロール、11…箱型チヤンバー 12…空気流入管、13…整流板 14…流出空気圧力設定ダイアル 15…流出空気圧力調整バルブ 16…圧力空気製造装置、17…圧力空気送風管 18…空気アキユムレーター、19…熱交換器 20…エアシリンダ、21…押えロール位置調整装置 22…押えロール位置設定ダイアル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出成形装置で成形されたプラスチツクフ
    イルム等の帯状物をミルロールに巻きとる巻取装置にお
    いて、帯状物を巻回して支持する押えロールの周囲に多
    数の空気吹出口を設け、該押えロールの内部に圧力調整
    可能な圧力空気又は高温空気を吹付ける空気吹出装置を
    設け、帯状物を巻取る際に、前記押えロールとミルロー
    ルとの間に一定の間隙を保ち同押えロールの空気吹出口
    から流出する空気圧力により帯状物をミルロールに押し
    付けながら巻取るようにしたことを特徴とするフイルム
    等帯状物の巻取装置。
JP61040377A 1986-02-27 1986-02-27 フイルム等帯状物の巻取装置 Expired - Lifetime JPH0674105B2 (ja)

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