JPH05124089A - 溶融樹脂シート状物の自動ロール掛け装置 - Google Patents

溶融樹脂シート状物の自動ロール掛け装置

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JPH05124089A
JPH05124089A JP4093088A JP9308892A JPH05124089A JP H05124089 A JPH05124089 A JP H05124089A JP 4093088 A JP4093088 A JP 4093088A JP 9308892 A JP9308892 A JP 9308892A JP H05124089 A JPH05124089 A JP H05124089A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融樹脂シート状物を冷却ドラム及び冷却ド
ラムの下流側に設けられているロール群に人手を要する
ことなく巻回させる自動ロール掛け装置。 【構成】 自動ロール掛け装置1は、冷却ドラム3に押
出されたシート状物4を挟持するニップロール装置5
と、シート状物4を所定位置で幅方向に切断するカッタ
ー装置6と、所定位置で切断されたあとのシート状物4
の先端を冷却ドラム3の下流側に設けられたロール群7
に牽引し巻回させる無端状伝動部材を有するキャリア装
置8とを備えている。そして、冷却ドラム3に押出され
たシート状物4をニップロール装置5で挟持し、カッタ
ー装置6で切断したのち、シート状物4の先端をキャリ
ア装置8のキャリアバー24に接着してチェーン23の
回動により牽引してロール群7に巻回させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融樹脂シート状物を
冷却ドラム及び冷却ドラムの下流側に設けられたロール
群に自動的に巻回させる溶融樹脂シート状物の自動ロー
ル掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押出機口金から押出された溶融樹
脂シート状物を冷却ドラム及びロール群に巻回させる作
業はすべて人手によりおこなわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
に人手による作業は、押出機口金から押出された溶融樹
脂シート状物が高温であるために危険であり、しかも、
装置の運転中に大径の冷却ドラム及びこの冷却ドラムの
下流側に千鳥状に配設されたロール群にシート状物を巻
回させるので、少なくとも2〜3名がこの作業にたずさ
わる必要がある。そして、人手による作業を考慮してロ
ールを配置し、また、フレームの構造等に対しても考慮
するなど、装置を設計する上での制約が多くなる等の問
題があった。
【0004】本発明はこれに鑑み、人手による作業を必
要とすることなく溶融樹脂シート状物を冷却ドラム及び
ロール群に巻回させることのできる自動ロール掛け装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明においては、押出機口金から冷却ドラムの周面
に向けて押出された溶融樹脂シート状物をそのシート状
物の速度と同じ速度で回転しつつシート状物を挟持する
ニップロール装置と、このニップロール装置の下流側に
設けられニップロール装置に挟持されたシート状物の所
定位置をその幅方向に切断するカッター装置と、所定位
置で切断されたあとのシート状物の先端を前記冷却ドラ
ム及び冷却ドラムの下流側に設けられたロール群に牽引
し巻回させる無端状伝動部材を有するキャリア装置とを
備えたことを特徴とする溶融樹脂シート状物の自動ロー
ル掛け装置を請求項1とし、前記無端状伝動部材は、張
力調整装置を有することを特徴とする請求項1記載の溶
融樹脂シート状物の自動ロール掛け装置を請求項2と
し、前記キャリア装置は、前記冷却ドラム及び前記ロー
ル群の両端部の外方に設けられたスプロケットと、この
スプロケットに巻回される前記伝動部材としてのチェー
ンと、このチェーンに掛け渡され粘着テープを外周面に
巻着したキャリアバーと、このキャリアバーの粘着テー
プにシート状物を接着させる接着ニップロールとを有す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の溶融樹脂シー
ト状物の自動ロール掛け装置を請求項3とするものであ
る。
【0006】
【作用】上記装置においては、押出機口金から冷却ドラ
ムの周面に向けて押出された溶融樹脂シート状物が、ニ
ップロール装置で挟持され、カッター装置によりシート
状物の所定位置をその幅方向に切断する。しかるのち、
キャリア装置を構成するキャリアバーが所定位置で切断
されたあとのシート状物の先端に接着する。そして、冷
却ドラム及びロール群の両端部の外方に設けられたスプ
ロケットに巻回されるチェーンによってシート状物の先
端がキャリアバーの移動とともにロール群の上流側に設
けられている接着ニップロールに当接し、シート状物の
キャリアバーへの接着を確実におこなう。そして、キャ
リアバーを移動させることにより冷却ドラム及びロール
群に対して自動的にシート状物が牽引され巻回される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図6に示す実施例を
参照して説明する。
【0008】自動ロール掛け装置1は、押出機口金2か
ら冷却ドラム3の周面に向けて押出された溶融樹脂シー
ト状物(以下、シート状物という)4を挟持するニップ
ロール装置5と、このニップロール装置5の下流側に設
けられニップロール装置5に挟持されたシート状物4の
所定位置を幅方向に切断するカッター装置6と、所定位
置で切断されたあとのシート状物4の先端を冷却ドラム
3及び冷却ドラム3の下流側に設けられたロール群7に
牽引し巻回させる無端状伝動部材を有するキャリア装置
8とを備えている。
【0009】ニップロール装置5は、図2に示すよう
に、駆動ロール9と、フリーロール10とを有し、冷却
ドラム3の側面の一端部近傍に設けられている。そし
て、駆動ロール9は鉄材等によりなり駆動用のモータ1
1に連結され、このモータ11は、架台12上に装着さ
れている。また、フリーロール10はゴム材等よりなり
その周面には円周方向に複数条の条溝13が形成されて
いる。そして、駆動ロール9の架台12はレール12a
上を移動自在とされており、シート状物4を挟持する前
は図2及び図5dに示すようにシート状物4から離れた
位置にあり、シート状物4を挟持する場合には、架台1
2を図示しない駆動手段(例えばモータ)によりレール
12a上を図2に矢印Dで示す方向に移動させるように
なっている。また、フリーロール10は、その軸10a
の端部が支点とされており、シート状物4を挟持する前
は、図2及び図5dに示すようにフリーロール10がシ
ート状物4の外方で、かつ、フリーロール10の軸線が
シート状物4の牽引方向に平行とされている。そして、
シート状物4を挟持する場合には図2に矢印Eで示す方
向に図示しない旋回手段(例えばシリンダ)により旋回
させて図3に示すように駆動ロール9とともにシート状
物4を挟持するようになっている。また、ニップロール
装置5の駆動ロール9は、シート状物4を確実に挟持す
るためにシート状物4の速度と同じ速度で回転するよう
に制御されている。
【0010】ニップロール装置5の下流側に設けられて
いるカッター装置6は、図1及び図2に示すように固定
刃14と回転刃15とを有している。そして、回転刃1
5は、シート状物4の耳部の厚い部分を切断する為に多
角刃を採用し、架台16上に設けられたモータ17及び
減速機18により回転する。また、カッター装置6は駆
動ロール9の架台12に図示しないクランプ装置により
係合されるようになっており、架台12の移動とともに
レール12a上を図2に矢印Dで示す方向に移動するよ
うになっている。また、カッター装置6の架台16は、
レール16a上を移動自在とされており、回転刃15を
回転させるモータ17によりレール16a上を図2に矢
印Fで示す方向に移動するようになっている。そして、
固定刃14と回転刃15との間に図2に矢印Cで示す方
向に押出されてくるシート状物4を挟んでカッター装置
6をシート状物4の幅方向へ移動させることにより、ニ
ップロール装置5に挟持されているシート状物4を所定
位置で全幅に亘って切断することができるようになって
いる。また、モータ17は立ち上がり、立ち下がりを早
くする為にACサーボモータが適しており、回転刃15
はシート状物4の走行速度に応じてその向きが調整でき
るようにモータ17の軸を中心に角度が変更できるよう
になっている。
【0011】ロール群7は、冷却ドラム3の下流側に冷
却ドラム3に並列に設けられており、冷却ドラム3の幅
に等しい幅の3本のロール19,20,21を有し、上
方に2本、上方2本の間の下方に1本が相互に千鳥状を
なすように配設されている。
【0012】キャリア装置8は、複数対のスプロケット
22と、これらスプロケット22に巻回される無端状の
チェーン23と、左右のチェーン23間に掛け渡された
キャリアバー24と、チェーン23の走路に直交するよ
うに配設されている接着ニップロール25とを有してい
る。
【0013】スプロケット22は図1及び図2に示すよ
うに冷却ドラム3及びロール19,20,21の両端部
外方にあって冷却ドラム3の下半部と各ロール19,2
0,21とを囲むように複数対配設されており、これら
のスプロケット22にはチェーン23が巻回されてい
る。
【0014】キャリアバー24は、図4に示すように、
冷却ドラム3の幅に相当する長さを有する丸棒状に形成
された本体26と、この本体26の両端に軸部材27を
介して設けられたチェーン23への取付部28とを有し
ている。そして、本体26の外周面には両面粘着テープ
29が巻着されている。この両面粘着テープ29は、シ
ート状物4の幅よりも若干狭い範囲に貼り付けてあり、
ドラムやロール等への不要な付着が起こらないようにし
てある。また、キャリアバー24は、アルミ製の芯金の
周囲に耐熱性ゴムを設けた軽量なものであり、チェーン
23との接続・取外しがワンタッチででき、取扱いを容
易にしている。キャリアバー24は駆動スプロケット3
0に設けられたモータ31を駆動することにより図1に
示すA位置より矢印G方向にチェーン23の回動に伴っ
て移動するようになっている。このチェーン23の回動
速度は冷却ドラム3の回転に同調させるが、シート状物
4のパスに対してチェーン23のパスが長いのでその分
高速にしてたるみ分を吸収する。また、チェーン23の
パス長は冷却ドラム3の位置の調整のために若干変るこ
とがあるので、これを吸収するために両側のチェーンに
後述の張力調整装置を設ける。また、チェーン23を駆
動するスプロケット30とモータ31との間にはトルク
リミツタとしてのパウダークラッチ34を設けることに
より、キャリアバー24がドラムやロールと干渉し、チ
ェーン23の駆動に不規則な動きが生じてもこれを吸収
し、キャリアバー24等の損傷を最小限に抑えることが
できる。
【0015】接着ニップロール25は、冷却ドラム3の
下方でロール群7へ回動する側のチェーン23の近傍に
設けられている。そして、この接着ニップロール25は
キャリアバー24の幅にほぼ等しい長さを有して丸棒状
に形成されており、両端部にはその軸線に直交する軸材
32が設けられており、この軸材32は図示しない架台
に装着されている。そして、この接着ニップロール25
は、付勢手段33により常にチェーン23側へ付勢され
るようになっている。前記の張力調整装置35は、引張
りスプロケット36と、この引張りスプロケット36を
ロッドに枢支したエアシリンダ37とを有しており、図
1に示すように駆動スプロケット30の上流側に接近し
て設けられた2個のスプロケット22,22の間のチェ
ーン23に引張りスプロケット36をかけわたし、この
引張りスプロケット36をエアシリンダ37で引張るこ
とによりチェーン23に所定の張力を与えてたるみを防
止するようになっている。
【0016】なお、38はエアーノズルを示している。
エアーノズル38は、冷却ドラム3と同一寸法の幅を有
し、ニップロール装置5及びカッター装置6との干渉を
避けるために分割されている。そして、押出機口金2か
ら冷却ドラム3の周面に向けて押出されてきたシート状
物4に向かって図1に二点鎖線で示す右方向へ移動して
シート状物4を冷却するようになっている。
【0017】次に、この自動ロール掛け装置1の作用に
ついて説明する。
【0018】矢印方向に回転している冷却ドラム3の周
面に向けて押出機口金2から高温のシート状物4が押出
される(図5(a)参照)。押出されたシート状物4が
冷却ドラム3の回転方向の周面に沿って押出されてくる
と、エアーノズル38からの冷風によりシート状物4が
冷却されるとともにエアーノズル38からの冷風によっ
て図5(b)に点線で示すようにゆれ動く。ここで、ニ
ップロール装置5の駆動ロール9が図2に矢印Dで示す
方向へ移動し、フリーロール10は図2に矢印Eで示す
方向へ旋回して、図3及び図5(c)に示すように冷却
されたシート状物4を挟持する。すると、カッター装置
6は図2に矢印Fで示す方向へ移動し、シート状物4の
所定位置をその幅方向に切断する。
【0019】シート状物4が切断されると、カッター装
置6及びニップロール装置5は図2及び図5(d)に示
す位置へもどるとともに駆動スプロケット30のモータ
31が駆動されてチェーン23が図1に矢印で示す方向
に回動する。すると、キャリアバー24の両面粘着テー
プ29がシート状物4に当接し、シート状物4はキャリ
アバー24の移動に従って下流側へ牽引される(図5
(e),(f)参照)。そして、接着ニップロール25
にキャリアバー24に接着支持されているシート状物4
が当接する。ここで、接着ニップロール25は、チェー
ン23の回動方向に対抗する方向に常に付勢手段33に
より付勢されているので、接着ニップロール25がシー
ト状物4をさらにキャリアバー24に押圧し接着させる
ことになる(図6(a)、(b)参照)。
【0020】そして、キャリアバー24の走行(図6
(c)参照)にともなって図6(d)に示すようにシー
ト状物4は最初のロール19を乗り越えて上側から巻回
され、ついで、図6(e)に示すように次のロール20
に下側から巻回される。そして、さらに、図6(f)に
示すように最後のロール21に上側から巻回されキャリ
アバー24が図6(f)に示すB位置に来るとチェーン
23の回動が停止する。以上のようにして、シート状物
4がロール群7に巻回される。しかるのち、キャリアバ
ー24に接着されているシート状物4を人手によってカ
ッターで切り離し、シート状物4の先端を図示しない延
伸装置のロールに人手によって接続する。その後、チェ
ーン23が回動しキャリアバー24はB位置から図1に
示すA位置に搬送されて一つのサイクルが完了する。キ
ャリアバー24の待機位置はこのようにA位置とする他
に、次のサイクルへの準備に適した位置、即ち両面粘着
テープ29を巻着させるためにキャリアバー24を取り
外すのに適した位置、例えば、ロール群7の周辺から駆
動スプロケット30の周辺に至るパスのいずれかの位置
に設定することができる。この場合、ロール掛け操作の
開始に当って、キャリアバー24がA位置に至ると同時
に他の操作が開始されるよう、シーケンスを設定する。
【0021】以上は、チェーン23が自動ロール掛け装
置1の範囲で回動させる例を示したが、チェーン23の
パスをロール群7を経て後工程である延伸装置にまで拡
張することにより、冷却ドラム3から延伸装置まで自動
的にシート状物4を通紙することが可能である。また、
自動ロール掛けの操作サイクルの間は、押出機口金から
の押出し速度、冷却ドラム3等の駆動速度を調節して、
シート状物4の厚さが製造条件より薄くなる条件に設定
することにより、切断装置6における切断操作を容易に
することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による溶融
樹脂シート状物の自動ロール掛け装置は、押出機口金か
ら冷却ドラムの周面に向けて押出された溶融樹脂シート
状物をニップロール装置で挟持し、カッター装置でその
幅方向に切断するようにしたので、シート状物が高温で
あっても危険が伴うことはない。そして、シート状物を
キャリアバーの粘着テープに当接させ、チェーンを回動
させて接着ニップロールによってより確実にシート状物
をキャリアバーに接着し、キャリアバーを移動させて冷
却ドラムの下流側のロール群に牽引し巻回させる無端状
伝動部材を有するキャリア装置を備えているので、作業
者を必要とすることなくシート状物をロール群に巻回す
ることができる。従って、人が作業を行なう空間を必要
としないので、ロールの配置のためのスペースが縮小さ
れ、フレームの構造等も簡単になるので安価な装置とな
り、さらに、人手による作業が不要になるので省力化と
なりコストの安いシート状物が提供でき、そのうえ、大
径の冷却ドラム及びロールの配列が複雑で人がシート掛
けを行なうスペースが確保できない場合であっても本発
明の装置を採用することができるなどの優れた効果があ
る。さらに、請求項2に記載の張力調整装置を採用する
ことにより冷却ドラムの位置の調整のためにチェーンの
パス長が変ってもこれを吸収することができるので、常
にチェーンの長さを一定にすることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による溶融樹脂シート状物の自動ロール
掛け装置の一実施例を示す構成図。
【図2】ニップロール装置とカッター装置の平面図。
【図3】ニップロール装置の正面図。
【図4】キャリアバーの外形図。
【図5】自動ロール掛け装置の作用を示す説明図。
【図6】自動ロール掛け装置の作用を示す説明図。
【符号の説明】
1 自動ロール掛け装置 2 押出機口金 3 冷却ドラム 4 シート状物 5 ニップロール装置 6 カッター装置 7 ロール群 8 キャリア装置 9 駆動ロール 10 フリーロール 14 固定刃 15 回転刃 23 チェーン 24 キャリアバー 25 接着ニップロール 29 両面粘着テープ 35 張力調整装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉 山 和 男 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 乾 恒 雄 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出機口金から冷却ドラムの周面に向けて
    押出された溶融樹脂シート状物をそのシート状物の速度
    と同じ速度で回転しつつシート状物を挟持するニップロ
    ール装置と、このニップロール装置の下流側に設けられ
    ニップロール装置に挟持されたシート状物の所定位置を
    その幅方向に切断するカッター装置と、所定位置で切断
    されたあとのシート状物の先端を前記冷却ドラム及び冷
    却ドラムの下流側に設けられたロール群に牽引し巻回さ
    せる無端状伝動部材を有するキャリア装置とを備えたこ
    とを特徴とする溶融樹脂シート状物の自動ロール掛け装
    置。
  2. 【請求項2】前記無端状伝動部材は、張力調整装置を有
    することを特徴とする請求項1記載の溶融樹脂シート状
    物の自動ロール掛け装置。
  3. 【請求項3】前記キャリア装置は、前記冷却ドラム及び
    前記ロール群の両端部の外方に設けられたスプロケット
    と、このスプロケットに巻回される前記伝動部材として
    のチェーンと、このチェーンに掛け渡され粘着テープを
    外周面に巻着したキャリアバーと、このキャリアバーの
    粘着テープにシート状物を接着させる接着ニップロール
    とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の溶融
    樹脂シート状物の自動ロール掛け装置。
JP4093088A 1991-04-16 1992-04-13 溶融樹脂シ―ト状物の自動ロ―ル掛け装置 Expired - Fee Related JP2503150B2 (ja)

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