JPH0745307Y2 - 合成樹脂フイルムチユーブ折畳み案内装置 - Google Patents

合成樹脂フイルムチユーブ折畳み案内装置

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JPH0745307Y2
JPH0745307Y2 JP7958589U JP7958589U JPH0745307Y2 JP H0745307 Y2 JPH0745307 Y2 JP H0745307Y2 JP 7958589 U JP7958589 U JP 7958589U JP 7958589 U JP7958589 U JP 7958589U JP H0745307 Y2 JPH0745307 Y2 JP H0745307Y2
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JP
Japan
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film tube
synthetic resin
tube
plates
resin film
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Application number
JP7958589U
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JPH0320134U (ja
Inventor
秀伸 中山
哲夫 鳥羽
Original Assignee
株式会社プラコー
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〈産業上の利用分野〉 本考案はインフレーション法によって製造される合成樹
脂フイルムチューブの引取装置の直前に設けられる合成
樹脂フイルムチューブ案内装置であって、フイルムチュ
ーブの引取時又は巻取時におけるたるみおよびしわの発
生を防止し製品品質の向上を図る合成樹脂フイルムチュ
ーブ案内装置に関する。
〈従来の技術〉 インフレーション法による合成樹脂フイルムチューブは
次のようにして製造される。まず溶融して熱可塑樹脂を
押出機によりダイに送り込み、ダイ上端面に設けられた
リング状の吹出口から樹脂をチューブ状に吹き上げ、そ
の上端を引取装置のピンチロールに挟み込む一方、フイ
ルムチューブ内部に空気を送り、所定のサイズまでフイ
ルムチューブの径を膨らませながらフィルムチューブの
内外部より冷却凝固させ、ピンチロールで引取りながら
連続的に合成樹脂フイルムチューブを造る方法である。
この場合フイルムチューブを引き取る際筒状のものをフ
ラットにしてピンチロールに案内するため従来ピンチロ
ールの直前にフイルムチューブ案内装置が設けられてい
る、該案内装置はフィルムチューブを間にして相対向す
る2枚の案内板及び2枚の補助案内板から成り、該主案
内板はフイルムチューブを平面状に案内するように上方
に向かって互い内側に傾斜して設けられ、サイド案内板
はフイルムチューブを間に該案内板の側方に位置すると
共に上方に向かって外側に傾斜して設けられている。即
ちフイルムチューブを間にして一対の案内板の出口部が
狭くなるようにフイルムチューブの通路が形成されてい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが上記従来の案内装置ではフイルム側端部に発生
するしわやたるみを充分に防止することができない。そ
の主な原因は上記従来装置においてはフイルム引き取り
の際、最も応力の集中するフイルム側端部に平面状の補
助案内板を単に押し当てるけであり、筒状のものを平面
状にする際むしろ側方への変形を拘束するものになって
しまっている。
この考案はこのような従来技術の欠点を改良し、種々直
径のバルブを安定良く案内し、偏肉のない均一厚さのフ
イルムチューブを成形可能とした合成樹脂フイルムチュ
ーブ折畳み案内装置を提供することを目的とする。
ロ.考案の構成 〈課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するために、この考案は、インフレーシ
ョン法により吹き上げられるフイルムチューブの上部に
設けられ、このフイルムチューブを引取装置に案内する
合成樹脂フイルムチューブ折畳み案内装置において、 引取装置に向け上部ほど前記フイルムチューブの垂直軸
線寄りに傾斜する一対の主案内板がこのフイルムチュー
ブを境にして相対向して全体ハ字状に設けてあり、この
フイルムチューブ側端部の外方を案内する一対のサイド
案内板が、この主案内板の側方で、フイルムチューブを
境にして相対向して設けてあり、各サイド案内板は、イ
ンフレーションチューブの側端部を外側から抱持する3
枚の側板からなり、中央の側板に対して両側の2枚の側
板はフイルム引取方向に沿う軸を介して開閉自在に接続
されていることを特徴とする合成樹脂フイルムチューブ
折畳み案内装置とする。
また前記課題を達成するために、この考案の合成樹脂フ
イルムチューブ折畳案内装置の前記合成樹脂フイルムチ
ューブはエンジニアリングプラスチック樹脂からなり、
そのフロストライン近傍に主案内板の下縁が位置してい
ることが、PBT(=ポリブチレンテレフタレート)、PET
(=ポリエチレンテレフタレート)、PC(=ポリカーボ
ネート)、PS(ポリスチレン)などの溶融張力が弱く、
溶融温度が高いエンジニアリングプラスチックフイルム
の成形に適する。
前記一対のサイド案内板が上下2組階層的に設けてある
ことを特徴とすることが好ましい。
前記主案内板の上縁と引取装置のフイルム挾持部との間
に、一対の第2案内板が主案内板の上部同士の離間寸法
より狭い間隔をおいて配置してあることが、肉厚の均一
化の上で好ましい。
〈作用〉 ブロー比及び成形されるチューブ寸法に応じて、前記一
対の主案内板の傾斜角度及び各サイド案内板における中
央の側板に対する両側の2枚の側板の開き角度を調整
し、これら主案内板とサイド案内板により四方から囲ま
れた状態でフイルムチューブを案内する。
この際、殊に一対のサイド案内板は、フイルムチューブ
の側端部の湾曲面に対応して折曲した形状にセットされ
ているため、この湾曲面は引取装置に向け移動時にこの
サイド案内板により安定良く案内される。
このようにして主案内板とサイド案内板で四方から囲ま
れ放熱を均一化された状態でフイルムチューブは折り込
まれた後、しわ、たるみを伴わずにフラットチューブと
して引取装置の挾持部へ導かれる。
前記フイルムチューブがエンジニアリングプラスチック
の場合には、主案内板及びサイド案内板は溶融フイルム
チューブに対してフロストラインより上流側で接触を開
始させ、エンジニアリングプラスチックフイルムチュー
ブをインフレーション成形する。
前記サイド案内板を2組設ければ、引取装置の挾持部近
傍まで主案内板とともにフイルムチューブをその全周に
おいて案内しつつ折り込むこととなる。
前記引取装置の挾持部近傍に前記第2案内板が配置され
ている場合は、この第2案内板間に折り込だフイルムチ
ューブを通すことで、前記フイルムチューブは歪みの偏
在が除去されて、チューブ全周に外力が分散して寸法肉
厚を安定化しかつ、しわが除去乃至減殺した状態となっ
て、前記フイルムチューブはこの挾持部へフイルムチュ
ーブは引き取られる。
〈実施例〉 次にこの考案の代表的な実施例を説明する。
第1図において、10はインフレーション法により吹き上
げられるフイルムチューブFの上部に設けられ、このフ
イルムチューブFを引き取り装置の一種である一対のピ
ンチローラA間に案内する合成樹脂フイルムチューブ折
畳み案内装置である一対の主案内板11a、11bと一対のサ
イド案内板12とを備える。
前記一対のピンチローラAに向け上部ほど前記フイルム
チューブFの垂直軸線寄りに傾斜して前記一対の主案内
板11a、11bがこのフイルムチューブFを境にして相対向
して全体ハ字状に設けてある。このように配置された前
記一対の主案内板11a、11bはフイルムチューブFを平面
状に案内する。
即ちチューブFを間にして主案内板11a、11b下側の入口
部より主案内板11a、11b上側の出口部が狭くなるように
チューブFの通路が形成される。更に主案内板11a、11b
の側方に前記一対のサイド案内板12(片方は図示せず)
が設けられている。該サイド案内板12はフイルムチュー
ブFを間にして前後に相対向して設けられている。サイ
ド案内板12は主案内板11a、11bにより円筒状から次第に
フラット状に案内されるフイルムチューブFの外周面の
湾曲した両側面に接するように該フイルムチューブFの
外周面に沿って、外方に向かって折曲がった形状をな
す。
即ち、各サイド案内板12はインフレーションチューブF
の側端部を外側から抱持する3枚の側板12a〜12cからな
り、中央の側板12aに対して左右の側板12b、12cが翻転
自在にヒンジ16を介して接続されている。
この中央の側板12aと左右の側板12b、12cとの開閉角度
を調整し固定するためのリンク17が、中央側板12aと各
左右側板12b、12c間に連結されている。
前記一対のサイド案内板12は上下2組階層的に設けてあ
る。
前記主案内板11a、11bの上部と引取装置の一種である一
対のピンチローラAのフイルム挾持部Bとの間に、一対
の第2案内板20は、主案内板11a、11bの上部同士の離間
寸法より狭い間隔をおいて配置してあり、この第2案内
板20のフイルム流れ方向の寸法は、前記ピンチローラA
直径程度としてある。
前記各サイド案内板12の取付け構造を次に説明する。
中央の側板12aの背面にT字形支持棒13の水平張出し部1
3aの両端を取付け、この支持棒13の垂下部13bの下端
を、この案内装置10の機枠14に設けたブロック15に上下
位置調整自在に取付けると共に、このブロック15をフイ
ルムチューブFの前記湾曲面に対して接近離反自在に設
けてある。
必要に応じ、このサイド案内板12はフイルムチューブの
引取方向に対してその上向き傾角が調整できるように設
けられている。
前記実施例の作用はこの考案の作用と同様であるため此
処では説明しない。
次に、この考案のサイド案内板を使用した場合と使用し
ない場合の成形結果を次に説明する。
ハ.考案の効果 以上のように構成し作用するこの本考案のフイルム案内
装置によればインフレーションフイルムをフラットに引
き取る際、フイルムにしわや、たるみを生ぜず、製品品
質のよいフイルムを製造することができる。
また前記サイド案内板の傾斜角度を調整することで、種
々ブロー比のフラットチューブをインフレーション成形
できる。
前記合成樹脂フイルムチューブはエンジニアリングプラ
スチック樹脂からなり、そのフロストライン近傍に主案
内板の下縁が位置していることが、PBT、PET、PC、PSな
どのエンジニアリングプラスチックフイルムの成形に適
する。
前述のエンジニアリングプラスチックを成形するときの
主案内板及びサイド案内板の各フイルムチューブとの接
触面には保温性、耐熱性を有するフエルトが貼付してあ
るものを用いることが好ましい。
前記一対のサイド案内板が上下2組階層的に設けてある
ことを特徴とすることが好ましい。
前記主案内板の上縁と引取装置のフイルム挾持部との間
に第2案内板が主案内板の上部同士の離間寸法より狭い
間隔をおいて配置してあるためフイルムチューブの肉厚
をより均一化できる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案に係るもので、第1図は考案の実施例の概
略正面図、第2図はその要部平面図、第3図はその概略
正面図及び第4図はサイド案内板の取付け構造を示す斜
視図である。 図中の主な符号 10……折畳案内装置、11……主案内板、12……サイド案
内板。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インフレーション法により吹き上げられる
    フイルムチューブの上部に設けられ、このフイルムチュ
    ーブを引取装置に案内する合成樹脂フイルムチューブ折
    畳み案内装置において、 引取装置に向け上部ほど前記フイルムチューブの垂直軸
    線寄りに傾斜する一対の主案内板が、このフイルムチュ
    ーブを境にして相対向して設けてあり、このフイルムチ
    ューブ側端部の外方を案内する一対のサイド案内板が、
    この主案内板の側方で、フイルムチューブを境にして相
    対向して全体ハ字状に設けてあり、各サイド案内板は、
    インフレーションチューブの側端部を外側から抱持する
    3枚の側板からなり、中央の側板に対して両側の2枚の
    側板はフイルム引取方向に沿う軸を介して開閉自在に接
    続されていることを特徴とする合成樹脂フイルムチュー
    ブ折畳み案内装置。
  2. 【請求項2】前記合成樹脂フイルムチューブはエンジニ
    アリングプラスチック樹脂からなり、そのフロストライ
    ン近傍に主案内板の下縁が位置していることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の合成樹脂フイルムチュー
    ブ折畳み案内装置。
  3. 【請求項3】前記一対のサイド案内板が上下2組、階層
    的に設けてあることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の合成樹脂フイルムチューブ折畳み案内装置。
  4. 【請求項4】前記主案内板の上縁と引取装置のフイルム
    挾持部との間に、一対の第2案内板が配置してあり、こ
    の第2案内板は、主案内板の上部同士の離間寸法より狭
    い間隔をおいて配置してあることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の合成樹脂フイルムチューブ折畳み案
    内装置。
JP7958589U 1989-07-07 1989-07-07 合成樹脂フイルムチユーブ折畳み案内装置 Expired - Lifetime JPH0745307Y2 (ja)

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JPH0320134U JPH0320134U (ja) 1991-02-27
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