JPH02269771A - 耐熱性シリコーンゲル組成物 - Google Patents

耐熱性シリコーンゲル組成物

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JPH02269771A
JPH02269771A JP9216289A JP9216289A JPH02269771A JP H02269771 A JPH02269771 A JP H02269771A JP 9216289 A JP9216289 A JP 9216289A JP 9216289 A JP9216289 A JP 9216289A JP H02269771 A JPH02269771 A JP H02269771A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は耐熱性シリコーンゲル組成物、特には電気特性
、防湿防汚性、耐熱性、耐寒性にすぐれており、弾性率
も小さいことから、IC、ハイブリットICなどの保護
剤として有用とされる耐熱性シリコーンゲルに関するも
のである。
[従来の技術] シリコーンゲル組成物は電気特性、防湿防汚性、耐熱性
、耐寒性などにすぐれていることから、近年IC,へイ
ブリットICの保護剤として使用されるようになってき
ているが、最近における電気、電子部分の小型化、軽量
化に伴なって部品自身が機械的強度の弱いものになフて
きたことから、これらの素子を保護するためのシリコー
ンゲル組成物は素子に与える応力の小さいものとするこ
とが必須条件となってきている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、ゲルの内部応力αが α=k・λ・E・ΔT (ここにに=定数、λ;熱膨張係数、E=弾性率、ΔT
=温度差)で表わされるものであることから、この応力
αを小さくするためには熱膨張係数を小さくするか、弾
性率を小さくする必要があるのであるが、熱膨張係数は
シリコーンゴムを材質とするときには固定したものとな
るので弾性率を下げることが実際の対応として行なわれ
ている。
[発明が解決しようとする課題] この方法としては架橋密度を低下させるという当業者に
おいてはすでに公知の技術的手法が用いられているが、
しかしJIS−に2220の稠度試験機での1/4の針
入度が100〜130レベルの軟かさになると、実装に
おける長期の冷熱サイクルによる針入度、すなわち弾性
率が変化し、初期の設計時における性能の維持が難しく
なるという問題点がある。
[課題を解決するための手段コ 本発明はこのような問題点を解決した、長期に恒り初期
設定時の特性を保持する組成物、特に長期の熱履歴下に
おいて弾性率変化の少ない耐熱性シリコーンゲル組成物
に関するもので、IC,ハイブリッドIC等の保護ボッ
ティング及びシール材として有用なシリコーン組成物を
提供するものであり、これは1)1分子中に炭素数2〜
8の脂肪族不飽和基を平均的に0.1〜2個含有する、
アルカリ金属水酸化物またはそのシラノレートによる平
衡化により製造されたオルガノポリシロキサン、2)前
記第1成分中の脂肪族不飽和基1モルに対しけい素原子
に結合した水素原子を有する基が0.8〜1.1モルと
なる量の、けい素原子に結合した水素原子を有する基を
1分子中に平均して2個以上含有するオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサン、3)前記第1成分と第2成分と
の合計量に対し、白金元素として0.1〜1100pp
となる量の0価の白金化合物とからなり、第1〜第3成
分の合計量中にけい素原子に直結したヒドロキシル基を
150ppm以下含有することを特徴とするものである
すなわち、本発明者らはIC,パッケージICなどの保
護剤として有用とされる耐熱性シリコーンゲル組成物を
開発すべく種々検討した結果、このゲルを1分子中に平
均0.1〜2個の脂肪族不飽和基を有するオルガノポリ
シロキサンと所定量のオルガノハイドロジエンポリシロ
キサンおよび付加反応用触媒としての白金化合物とから
なり、ヒドロキシ基含有量が150ppm以下であるオ
ルガノポリシロキサン組成物からなるものとすると、こ
のものが電気特性、防湿防汚性、耐熱性、耐寒性にすぐ
れており、かつ弾性率も小さいのでICなどの保護剤と
して有用なものになるということを見出し、これら各成
分の種類、配合量などについての研究を進めて本発明を
完成させた。
[作 用] 本発明の耐熱性シリコーンゲル組成物は前記した第1〜
第3成分からなるものとされる。
この本発明の耐熱性シリコーンゲル組成物を構成する第
1成分としてのオルガノポリシロキサンは1分子中に炭
素数2〜8の脂肪族不飽和基を平均して0.1〜2.0
個含有する、−最大で示され、R1はビニル基、アリル
基、プロペニル基、ブテニル基などのような炭素数が2
〜8の脂肪族不飽和基、R2はメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などのアルキル基、フェニル基、ト
リル基などのアリール基、または3,3.:l −トリ
フルオロプロピル基などから構成される非置換また装置
j!41価炭化水素基、a、bは0.0001< a 
<0.05.1.8 < b <2.2で1.8 < 
a + b < 2.205であるもので、このものは
直鎖状でも分枝状であってもよいが、ここで脂肪族不飽
和基としては原料の入手し易さ、=Si−H基との反応
性等の点からビニル基であるものが好ましい。又、この
分子鎖末端はトリオルガノシロキシ基、例えばトリメチ
ルシロキシ基、ビニルジメチルシロキシ基、ジビニルメ
チルシロキシ基、トリビニルシロキシ基、ビニルメチル
フェニルシロキシ基などで封鎖されているものが好まし
い。
このオルガノポリシロキサンは一般的にヘキサメチルシ
クロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、テトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサ
ンなどのようなジオルガノシクロポリシロキサンと83
SiO0,単位(Rは1価炭化水素基)を有するオルガ
ノシロキサンとをリチウム、ナトリウム、カリウム、セ
シウムなどのアルカリ金属の水酸化物またはそのシラノ
レート、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド
、テトラメチルホスホニウムハイドロオキサイド、テト
ラブチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラブチ
ルホスホニウムハイドロオキサイドなどの強塩基性触媒
またはそのシラル−ト、硫酸1発煙硫酸、トリフルオロ
メタンスルホン酸、メタンスルホン酸などの強酸性触媒
による重合平衡化反応により製造されることはすでに公
知であるが、本発明に用いられるジオルガノポリシロキ
サンについては耐熱安定性、電気特性の保持の点からア
ルカリ金属水酸化物またはそのシラノレートを触媒とし
て重合平衡化させることが必要とされる。この反応をア
ミン、リン化合物を含む触媒の存在下で行なわせると重
合活性が高いことから低温で重合させることができると
いう利点はあるが、得られたオルガノポリシロキサンか
らN、Pなどの元素を完全に除去することが難しく、こ
れらの元素が例えば付加硬化型シリコーンエラストマー
において通常数ppo+から1 ppm程度残存する場
合には特に問題は生じないが、シリコーンゲルにおいて
は架橋数が少ないために硬化速度のロフト間によるバラ
ツキが大きくなって調整が必要になり、さらに硬化した
ゲルがICなどの素子に及ぼす影響が大きく、これらの
不純物が経時でリーク電流の増大を招くなど品質上の問
題が生じるという不利がある。また、酸性触媒を用いる
とジオルガノポリシロキサンの粘度が100cS以下で
あるときには水洗工程で触媒を除去することができるが
、この成分は7通常500〜1.500cSとされるこ
とが多く、この場合には水との分離がわるく、経済的見
地からもその製造が不可能となる、つぎに本発明の組成
物を構成する第2成分としてのオルガノハイドロジエン
ポリシロキサンは1分子中にけい素原子に結合した水素
原子を含む基(ミSiH基)を少なくとも2個含有する
ものとされるが、本質的には1分子中にミ5ill基を
3個以上含有する分子が介在するものとすることがよい
。したがってこのオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンは平衡化反応によって得られたものでもよいし、例え
ば=i5H+基を3個以上含有するものとこれより少な
いミSrH基を含有するものとの混合物でもよく、これ
は硬化物が非常に小さい弾性率を有するものであればよ
く、このものは11RzsiO172単位、 HTIS
iO2z2単位、 ll5j(h7□(Rは1価炭化水
素基)を含んでいてもよい。なお、このものは直鎖状で
も分岐状であってもよいが、一つのけい素原子に2つの
水素原子が結合しているものは安定性の面から使用すべ
きではない。また、これは通常酸触媒の存在下での平衡
化反応によって得ることができるが、このものは通常粘
度が100cS以下と低いので水洗も容易であるので酸
触媒による製造であっても差支えはない。
なお、このオルガノハイドロジエンポリシロキサンの配
合量は第1成分としてのオルガノポリシロキサンと第2
成分としてのこのオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンとを付加反応させた後に脂肪族不飽和基およびミSi
H基が反応残基として残っているとシリコーンゲル硬化
物の耐熱性がわるくなるので、この脂肪族不飽和基と=
SiH基はできるだけ等モル量となるようにす°ること
かよいが、このミSjH基と脂肪族不飽和基との付加反
応性はその構造によって異なり、この反応性が一般的に
はHR2SfOo、 s > HR5IO> H5iO
1,s と見做されるので、実用的にはこれらの点を勘
案して第1成分中の脂肪族不飽和基1モルに対して=8
1)1基が0.8〜1.1モルの範囲となる量とすれば
よい。
また、本発明の組成物を構成する第3成分としての白金
化合物は脂肪族不飽和炭化水素基を含有するオルガノポ
リシロキサンとオルガノハイドロジエンポリシロキサン
を付加反応させるための触媒とされる公知のものでよい
が、公知のロジウム化合物は本発明のシリコーンゲル組
成物のような低架橋密度の系ではオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサン中のミSiH基の加水分解反応を促進
させるため実質上使用に供し得ないので、これは白金化
合物とする必要があり、これには塩化白金酸塩化白金酸
のアルコール錯体、ビニルシロキサン錯体、アルキン錯
体、エンイン化合物錯体、リン化合物錯体、窒素化合物
錯体などが例示されるが、特にビニルシロキサンの白金
錯体が好適に用いられる。なお、この白金化合物は目的
とするシリコーンゲル組成物の耐熱性、解重合反応の防
止、着色の防止、電気的特性の保持の点からC11分の
含有量が(1,ippmである、本質的に0価のものと
することが必要とされるが、この配合量は前記した第1
成分と第2成分との合計量に対し0.1〜1100pp
とすればよい。
本発明の耐熱性シリコーンゲル組成物は上記した第1〜
第3成分の所定量を混合することによ)て得ることがで
きるが、この組成物は耐熱性の面からさらに他の有機樹
脂(例えばエポキシ樹脂など)と併せて用いた場合には
シラノール基(ffl 5iOH)の残存が悪影響を及
ぼし、硬化した後のシリコーンゲルの長期での耐熱性が
損なわれる。すなわち、 乙 2 ミ5iOH→”i−5i−0−5tミ+H,O。
=SiO)1  +ミ5ill LL−5t−0−St
ミ+1/2112 1などの反応を起してシリコーンゲ
ルの弾性率を経時的に変化させ、弾性率を高くしたり、
低くしたりするし、オイル状物として流れ出すなどの不
利を与えるので、この組成物中のシラノール基の含有量
は150ppffi以下とする必要がある。
そのため、この組成物を構成する前記した第1成分、第
2成分におけるシラノール基の残存量を低減させておく
ことが必要とされるのであるが、この第1成分について
はアルカリ金属水酸化物による重合、平衡化は必ずしも
他のm金触媒を用いた場合にくらべて良好な結果を与え
ないが、この問題はクロロシラン−シラザン系でこの重
合物を中和する方法(特公昭61−12931号公報参
照)で解決される。またシラノール基は触媒量によって
影響されるためにこの量を低減することも効果を有する
。一方、分枝したオルガノポリシロキサンオイルが低温
特性のよいことも知られている(特公昭61−1629
5号公報参照)が、このようなオイルの製造方法はこの
明細書には詳細に明らかにされていないけれども、例示
にあるような(CHs) 5siOry2(CL) 2
siO5CH3Si03/2単位の共加水分解物を用い
る場合にはシラノール基の残存量が著しく大きくなり、
耐熱性に劣るものになる。このようなCH35iOsy
z単位を導入した分枝状オルガノポリシロキサンオイル
のシラノール基を低減させる方法としをCH35iOs
z2JtL位として用いるのが好ましい方法であり(特
開昭63−256614号公報参照)、このような化合
物を用いた場合にも触媒量の低減、クロロシラン−シラ
ザン系(例えばトリメチルクロロシランあるいはビニル
ジメチルクロロシランとへキサメチルシラザンあるいは
1.3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシ
ラザンなどの適当な組合せ)による中和方法がさらにオ
イル中のシラノール基を低減させるのに有効である。ま
た、この第2成分については平衡化反応における触媒量
を低下させてできるだけ分子量の増大によって末端基を
減少させるか、過剰のシラザンによる中和をすることが
よい。
本発明の耐熱性シリコーンゲル組成物は上記したように
実質的には組成物中のシラノール基含有量が150 p
i)1m以下である前記した第1−第3成分からなるも
のであるが、この特性を向上させるため、あるいは他の
特性を付与するために、この組成物に種々の添加物を加
えることは本発明の目的を損なわない限り任意とされ、
これには特に無機貿の充填剤、例えは煙n質シリカ、粉
砕シリカ、溶融石英などの5i02化合物、ベンガラ、
酸化チタン、カーボンブラックなどの若色剤あるいはゲ
ルを低比重化する為のシリカ中空フィラー、有機物中空
フィラーなどの添加が有効とされるが、この添加に当っ
てはその水分含有率に十分留意し、これらは予じめ脱水
などの工程を採ったものとする必要がある。また、この
組成物はICなどの保護剤として有用とされるものであ
るが、この用途に用いる場合にはハンダフラックスによ
る硬化不良防止を考慮しておく必要があるので、これに
は公知のシリルケテンアセタール1ヒ合物を添加するこ
とがよい(特開昭63−165455号公報参照)。
この添加物はシラノール基または1120と容易に反応
し、これらの化合物を消滅させることに有効であり、か
つその際生成するエステル化合物は化学的に中性である
許りでなく反応性がないことから本発明における目的に
ついては非’+’:’+に有用である。
[実施例] つぎに本発明の耐熱性シリコーンゲル組成物を構成する
第1成分としてのオルガノポリシロキサンの合成例およ
び実施例、比較例をあげるが、例中の部は重量部を示し
たものであり、粘度は25℃での測定値を示したもので
ある。
合成例1 [(CH3)5Si−0−3i(CHs)z]z022
g−[(CHs)2sio]n1.800 g 、 [
CO3−CH(C1hhSi]205.4 gとからな
るシロキサン混合物に、5%にOH−ジメチルポリシロ
キサル−ト2.5gを添加し、150℃で8時間重合反
応させたのち、この反応液に (II:Hs)ssic
j20.4gと[(CHs) 5silJ84 gとの
混合液を添加し、50℃で2時間攪拌して中和処理を行
ない、ついで2 ff1118gの減圧下で150〜1
60℃に8時間加熱して低沸点分を留去し、生成塩を濾
別したところ、粘度が800cpで透明なオルガノポリ
シロキサン(以下A−1と略記する)が得られ、このも
ののシラノール基量を測定したところ、これは50pp
mであった。
また、上記で得た反応液に中和剤としてエチレンクロル
ヒドリン5gを添加し、110〜120℃で4時間攪拌
したのち上記と同様にして低留分を留去し、生成塩を濾
別して得たオルガノポリシロキサン(以下A −IIと
略記する)は粘度が830cpの透明なもので、このシ
ラノール基量は200ppmであった。
合成例2 (CH3)3sio[5i(CH3)zO]+。St 
(CH3) 3198 g 1GHz−CH(CH3)
2SiOESi(CHz)20]IoSi (C)+3
)2CH−CI(2物に、5%にOH−ジメチルポリシ
ロキサル−ト5.5gを添加し、150℃で8時間重合
反応させたのち、この反応液に (C)13) 3si
cI12.7 gとE(CHs) ssi] 2N)+
 24 gとの混合物を添加して120℃で2時間攪拌
して中和処理を行ない、ついでこれを2 mmHHの減
圧下で150〜160℃に8時間加熱して低沸点分を留
去し、生成塩を濾別したところ、粘度が1,500cp
でシラノール基量が1100ppであるオルガノポリシ
ロキサン(以下B−Iと略記する)が得られた。
また、上記で得た反応液に中和剤としてエチレンクロル
ヒドリン12gを添加し、110〜120℃で4時間攪
拌したのち上記と同様にして低留分を除去し、生成塩を
濾別したところ、粘度が1.800cpで透明であり、
シラノール基量が300ppmであるオルガノポリシロ
キサン(以下B −IIと略記する)が得られた。
実施例1、比較例1 合成例1で得られたオルガノポリシロキサンA−110
0部に、CH,H5iOIL位37モル%、(CHs)
 2sio単位62モル%および(CH3) 3510
0.1部単位1モル%からなるメチルハイドロジエンポ
リシロキサン0.7部とテトラメチルテトラビニルシク
ロテトラシロキサン0.01部を添加して均一に混合し
たのち、これに塩化白金酸のビニルシロキサン錯体をこ
の混合物全量に対して白金量が5 ppmとなる量で添
加し、均一に混合してシリコーンゲル組酸物rを作った
また、これとは別に比較のために合成例1で得たオルガ
ノポリシロキサンA−11100部に上記と同様のメチ
ルハイドロジエンポリシロキサン、テトラメチルテトラ
ビニルシクロテトラシロキサン、塩化白金酸のビニルシ
ロキサン錯塩を同量添加してシリコーンゲル組成物11
を作った。
実施例2、比較例2 合成例2で得られたオルガノポリシロキサンB−110
0部に、(CH3)25io単位90モル%、H(C)
13) 25i06.5単位10モル%からなるメチル
ハイドロジエンポリシロキサン3.5部とエチニルシク
ロヘキサノール0.04部を添加して均一に混合したの
ち、これに塩化白金酸のビニルシロキサン錯体をこの混
合物全量に対して白金量が5 ppmとなる量で添加し
、均一に混合してシリコーンゲル組成物−Illを作っ
た。
また、これとは別に比較のために合成例2で得られたオ
ルガノポリシロキサンB−11100部に上記と同様の
メチルハイドロジエンポリシロキサン、エチニルシクロ
ヘキサノール、塩化白金酸のビニルシロキサン錯体を同
量添加してシリコーンゲル組成物IVを作った。
(耐熱性試験) つぎに上記で得たシリコーンゲル組成物I〜IVを15
0℃で30分間加熱したところ、これらはいずれも透明
なゲル状物となったので、このゲル状物についての常温
における針入度(JIs K−2220に準じた方法で
測定)およびこれらを200℃の空気循環式オーブン中
に入れたときの針入度(同上)を測定したところ、つぎ
の第1表に示したとおりの結果が得られ、実施例1.2
で作らjまたシリコーンゲル組成物1 、 frrは比
較例1.2で作られたシリコーンゲル組成物11.IV
にくらべて耐熱性のすぐれたものであることが確認され
た。
第1表 [発明の効果] 本発明の耐熱性シリコーンゲル組成物は上記したように
1分子中に低級脂肪族不飽和基を0.1〜2個含有する
オルガノポリシロキサンと所定量のオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンおよび白金化合物とからなり、シラ
ノール基量が150ppm以下であるシリコーンゲル組
成物に関するものであるが、このものはシラノール基量
が150ppm以下と少ないので弾性率が小さく、した
がって耐熱性のよいものとなるのでIC,ハイブリット
ICなどの保護剤として特に有用とされるという工業的
な有利性をもつものになる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1)1分子中に炭素数2〜8の脂肪族不飽和基を平
    均的に0.1〜2個含有する、アルカリ金属水酸化物ま
    たはそのシラノレートによる平衡化により製造されたオ
    ルガノポリシロキサン、 2)前記第1成分中の脂肪族不飽和基1モルに対しけい
    素原子に結合した水素原子を有する基が0.8〜1.1
    モルとなる量の、けい素原子に結合した水素原子を有す
    る基を1分子中に平均して2個以上含有するオルガノハ
    イドロジエンポリシロキサン、 3)前記第1成分と第2成分との合計量に対し、白金元
    素として0.1〜100ppmとなる量の0価の白金化
    合物 とからなり、第1〜第3成分の合計量中にけい素原子に
    直結したヒドロキシル基を150ppm以下含有するこ
    とを特徴とする耐熱性シリコーンゲル組成物。
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