JP2000169714A - 硬化性シリコーン組成物 - Google Patents

硬化性シリコーン組成物

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JP2000169714A
JP2000169714A JP34633198A JP34633198A JP2000169714A JP 2000169714 A JP2000169714 A JP 2000169714A JP 34633198 A JP34633198 A JP 34633198A JP 34633198 A JP34633198 A JP 34633198A JP 2000169714 A JP2000169714 A JP 2000169714A
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Hiroshi Enami
博司 江南
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 常温で、または加熱により速やかに硬化し
て、低温特性、耐熱性、および耐オゾン性に優れた硬化
性シリコーン組成物。 【解決手段】 (A)80〜96.5モル%のR1 2SiO
2/2単位、2.6〜10.0モル%のR1SiO3/2単位、
1.25〜6.0モル%のR1 3SiO1/2単位、および0.
25〜4.0モル%のR1 22SiO1/2単位(R1はアル
ケニル基を除く一価炭化水素基であり、R1の少なくと
も1個はアリール基、R2はアルケニル基)からなるポ
リオルガノシロキサン、(B)一分子中に少なくとも2個
のケイ素原子結合水素原子を有するポリオルガノシロキ
サン、および(C)白金系触媒からなる硬化性シリコーン
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化性シリコーン
組成物に関し、詳しくは、常温で、または加熱により速
やかに硬化して、低温特性に優れ、さらに耐熱性、およ
び耐オゾン性に優れたシリコーン硬化物を形成する硬化
性シリコーン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】(CH3)2SiO2/2単位80〜96.5モ
ル%、CH3SiO3/2単位2.0〜10.0モル%、(C
3)3SiO1/2単位1.25〜6.0モル%、および(C
3)2(CH2=CH)SiO1/2単位0.25〜4.0モル
%からなるポリオルガノシロキサン、一分子中に平均1
個以上のケイ素原子結合水素原子を有するポリオルガノ
シロキサン、および白金系触媒からなる硬化性シリコー
ン組成物は、硬化して、耐寒性に優れるシリコーンゲル
を形成したり、硬化に際し、耐フラック性が優れること
から、電子回路の保護剤として好適であることが知られ
ており(特開昭58−7452号公報、特開昭62−2
0557号公報、および特開昭63−246856号公
報参照)、また(CH3)2SiO2/2単位80〜98.75
モル%、CH3SiO3/2単位1.0〜10.0モル%、
(CH3)3SiO1/2単位0〜6.0モル%、および(C
3)2(CH2=CH)SiO1/2単位0.25〜4.0モル
%からなり、25℃における粘度が20〜10,000m
Pa・sであるポリオルガノシロキサン、分子鎖両末端がビ
ニル基で封鎖されており、25℃における粘度が100
〜100,000mPa・sであるポリジオルガノシロキサ
ン、分子鎖両末端がケイ素原子結合水素原子で封鎖さ
れ、25℃における粘度が2〜10,000mPa・sである
ポリオルガノシロキサン、および白金系触媒からなる硬
化性シリコーン組成物は、硬化して、熱劣化による変色
および硬さの変化の少ないシリコーンゲルを形成するこ
とが知られている(特開昭62−181357号公報参
照)。しかし、このような硬化性シリコーン組成物は、
得られるシリコーン硬化物が高温下、あるいはオゾン雰
囲気下に放置された場合に、その硬化物の硬度が著しく
変化するという問題があった。
【0003】このため、シリコーン硬化物が高温下、あ
るいはオゾン雰囲気下に放置された場合でも、その硬化
物の硬度変化を抑制する方法として、一分子中に少なく
とも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するポリオ
ルガノシロキサン、一分子中に少なくとも2個のケイ素
原子結合水素原子を有するポリオルガノシロキサン、ケ
イ素原子結アリール基を有し、ケイ素原子結合アルケニ
ル基およびケイ素結合水素原子を有しないポリオルガノ
シロキサン、および白金系触媒からなる硬化性シリコー
ン組成物が提案されている(特開平6−166822号
公報参照)。しかし、このような硬化性シリコーン組成
物は、得られるシリコーン硬化物からケイ素原子結アリ
ール基を有し、ケイ素原子結合アルケニル基およびケイ
素結合水素原子を有しないポリオルガノシロキサンが分
離しやすく、経時的に硬さが変化してしまうという問題
があった。
【0004】一方、R(CH3)SiO2/2単位90〜97
モル%、RSiO3/2単位0.1〜2.5モル%、CH3
(CH2=CH)SiO1/2単位0.1〜4モル%、および
R(CH3)2SiO1/2単位1〜10モル%(式中のRは
メチル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基からなる群より選択される基であり、R基中のフェ
ニル基および3,3,3−トリフルオロプロピル基の合計
がR基全体の0.5〜10モル%である。)からなるポ
リオルガノシロキサン、一分子中に少なくとも1個のケ
イ素原子結合水素原子を有するポリオルガノシロキサ
ン、および白金系触媒からなる硬化性シリコーン組成物
が提案されており、この組成物は、硬化して、防振特性
に優れるシリコーンゲルを形成できることが記載されて
いる(特開平5−70693号公報参照)。しかし、こ
のような硬化性シリコーン組成物は、得られるシリコー
ン硬化物の耐寒性が劣り、極低温域、例えば、約−40
℃以下では、硬化物が著しく硬くなるという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明の目的は、常温で、または加熱に
より速やかに硬化して、低温特性に優れ、さらに耐熱
性、および耐オゾン性に優れたシリコーン硬化物を形成
する硬化性シリコーン組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)80〜9
6.5モル%のR1 2SiO2/2単位、2.6〜10.0モル
%のR1SiO3/2単位、1.25〜6.0モル%のR1 3
iO1/2単位、および0.25〜4.0モル%のR1 22
iO1/2単位(式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化
水素基であり、R1の少なくとも1個はアリール基であ
る。また、式中、R2はアルケニル基である。但し、式
中のR1とR2の合計に対して、アリール基の含有量は少
なくとも0.01モル%である。)からなるポリオルガ
ノシロキサン、(B)25℃における粘度が1〜100,
000mPa・sであり、一分子中に少なくとも2個のケイ
素原子結合水素原子を有するポリオルガノシロキサン
{(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基に対する本
成分中のケイ素原子結合水素原子のモル比が0.8〜1.
3となる量}、および(C)白金系触媒{(A)成分と(B)
成分の合計重量に対する本成分中の白金金属原子の重量
が0.01〜1000ppmとなる量}からなる硬化性シリ
コーン組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の硬化性シリコーン組成物
を詳細に説明する。(A)成分のポリオルガノシロキサン
は本組成物の主剤であり、80〜96.5モル%のR1 2
SiO2/2単位、2.6〜10.0モル%のR1SiO3/2
単位、1.25〜6.0モル%のR1 3SiO1/2単位、お
よび0.25〜4.0モル%のR1 22SiO1/2単位から
なる。式中のR1はアルケニル基を除く一価炭化水素基
であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基等のアルキル基;シクロペン
チル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;フェ
ニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基;ベンジ
ル基、フェンチル基等のアラルキル基;3−クロロプロ
ピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲ
ン化アルキル基が例示され、少なくとも1個はアリール
基であることが必要であり、アリール基以外のR1の一
価炭化水素基としてはアルキル基が好ましく、特に、メ
チル基が最も好ましい。また、式中のR2はアルケニル
基であり、具体的には、ビニル基、アリル基、ブテニル
基、ヘキセニル基が例示され、特に、ビニル基であるこ
とが好ましい。ここで、式中のR1とR2の合計に対し
て、アリール基の含有量は少なくとも0.01モル%で
あり、好ましくは、0.01〜10モル%の範囲内であ
り、特に好ましくは、0.01〜5モル%の範囲内であ
る。これは、R1とR2の合計に対して、アリール基の含
有量がこの範囲の下限未満であると、得られるシリコー
ン硬化物の耐オゾン性が低下する傾向があるからであ
り、一方、アリール基の含有量の上限は規定されない
が、上記範囲の上限をこえると、(B)成分との相溶性が
低下する傾向がある。このようなR1中のアリール基と
しては、フェニル基が最も好ましい。また、(A)成分の
ポリオルガノシロキサンにおいて、R1SiO3/2単位の
含有量は2.6〜10.0モル%の範囲内であるが、これ
は、この単位の含有量が2.6モル%未満となると、得
られるシリコーン硬化物の耐寒性が低下するからであ
り、一方、この単位の含有量が10.0モル%をこえる
と、得られる硬化性シリコーン組成物の取扱作業性が低
下するからである。このような(A)成分のポリオルガノ
シロキサンの粘度は限定されないが、得られる硬化性シ
リコーン組成物の取扱作業性が優れることから、25℃
において100〜1,000,000mPa・sの範囲内であ
ることが好ましい。
【0008】(B)成分のポリオルガノシロキサンは本組
成物の架橋剤であり、一分子中に少なくとも2個のケイ
素原子結合水素原子を有する。(B)成分中のケイ素原子
に結合する水素原子以外の基として、具体的には、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等
のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等
のシクロアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル
基等のアリール基;ベンジル基、フェンチル基等のアラ
ルキル基;3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフル
オロプロピル基等のハロゲン化アルキル基等のアルケニ
ル基以外の一価炭化水素基が例示され、特に、メチル
基、フェニル基であることが好ましい。(B)成分の分子
構造は限定されず、例えば、直鎖状、分岐状、一部分岐
を有する直鎖状、環状、網状、樹脂状が挙げられ、(B)
成分はこれらの分子構造を有する重合体のみからなる
か、あるいは、これらの分子構造を有する重合体の混合
物からなる。(B)成分の粘度は限定されないが、25℃
において1〜100,000mPa・sの範囲内であることが
好ましく、特に、1〜5,000mPa・sの範囲内であるこ
とが好ましい。
【0009】本組成物において、(B)成分の配合量は、
(A)成分中のケイ素原子結合アルケニル基に対するこの
成分中のケイ素原子結合水素原子のモル比が0.7〜1.
3となる量であり、好ましくは、0.9〜1.1となる量
である。これは、(A)成分中のケイ素原子結合アルケニ
ル基に対する(B)成分中のケイ素原子結合水素原子のモ
ル比が、上記範囲の下限未満であると、得られる組成物
が十分に硬化しにくくなる傾向があるからであり、一
方、上記範囲の上限をこえると、得られるリコーン硬化
物の耐熱性が低下する傾向があるからである。
【0010】(C)成分の白金系触媒は本組成物の硬化を
促進するための触媒であり、具体的には、塩化白金酸、
塩化白金酸のアルコール溶液、白金のオレフィン錯体、
白金のアルケニルシロキサン錯体、白金のカルボニル錯
体が挙げられ、好ましくは、白金のアルケニルシロキサ
ン錯体であり、特に好ましくは、白金の1,3−ジビニ
ルテトラメチルジシロキサン錯体である。
【0011】本組成物において、(C)成分の配合量は、
(A)成分と(B)成分の合計重量に対して本成分中の白金
金属原子の重量が0.01〜1,000ppmの範囲内とな
る量であり、特に、0.1〜500ppmの範囲内となる量
であることが好ましい。これは、(C)成分の配合量が、
上記範囲の下限未満となる量であると、得られる組成物
が十分に硬化しにくくなる傾向があるからであり、一
方、上記範囲の上限をこえると、得られるシリコーン硬
化物が加熱により褐色に着色する傾向があるからであ
る。
【0012】本組成物には、本発明の目的を損なわない
限り、その他任意の成分として、例えば、ヒュームドシ
リカ、沈降性シリカ、ヒュームド酸化チタン等の無機質
充填剤、これらの無機質充填剤を有機ケイ素化合物によ
り疎水化処理した無機質充填剤;アセチレン系化合物、
ヒドラジン系化合物、フォスフィン系化合物、メルカプ
タン系化合物等の付加反応抑制剤;トリアゾール系化合
物以外の難燃性付与剤;その他、顔料、染料、蛍光染
料、耐熱添加剤、可塑剤、接着付与剤を配合することが
できる。
【0013】本組成物は、常温で、または、40〜20
0℃等の温度に加熱することにより速やかに硬化し、シ
リコーンゴム、あるいはシリコーンゲルを形成すること
ができ、特に、シリコーンゲルのようにオゾンにより大
きく影響されるような場合であっても、耐オゾン性、耐
熱性、および耐寒性が良好であるという特徴がある。こ
のシリコーンゲルとしては、そのJIS K 2220
に規定の1/4ちょう度が20〜200の範囲内である
ことが好ましい。これは、このちょう度が上記範囲の下
限未満であるシリコーンゲルは応力緩和性が低く、クラ
ックを生じやすくなる傾向があるからであり、一方、上
記範囲の上限をこえるシリコーンゲルは振動により容易
に流動化してしまう傾向があるからである。
【0014】本組成物の用途は限定されず、各種電気・
電子機器の封止・充填剤、光学機器の封止・充填剤が例
示され、特に、パワーモジュール等の電気・電子機器の
封止・充填剤として好適である。本組成物は本質的に無
色透明、もしくは半透明であるが、電気・電子機器の封
止・充填剤として用いる場合に、本組成物に顔料や染料
を配合して、封止・充填の有無を確認できるようにする
こともできる。
【0015】
【実施例】本発明の硬化性シリコーン組成物を実施例に
より詳細に説明する。なお、実施例中の粘度は25℃に
おける値である。また、シリコーン硬化物の耐熱性,耐
オゾン性および耐寒性は次のように測定した。
【0016】[シリコーン硬化物の耐熱性]硬化性シリ
コーン組成物40gを50mlのガラス製ビーカーに注入
した後、これを120℃で30分加熱してシリコーン硬
化物を形成した。このシリコーン硬化物を25℃まで冷
却してシリコーン硬化物をJIS K 2220[1/
4コーン(直読)]に準じた方法により針入度を測定
し、これを高温処理前針入度とした。さらに、このシリ
コーン硬化物を200℃の熱風循環式オーブンに入れ
て、400時間後の針入度を前記と同様にして測定し、
これを高温処理針入度とした。
【0017】[シリコーン硬化物の耐オゾン性]硬化性
シリコーン組成物40gを50mlのガラス製ビーカーに
注入した後、これを120℃で30分加熱してシリコー
ン硬化物を形成した。このシリコーン硬化物を25℃ま
で冷却してJIS K 2220[1/4コーン(直
読)]に準じた方法により針入度を測定し、これをオゾ
ン処理前針入度とした。さらに、このシリコーン硬化物
を2重量%オゾン雰囲気下で放置し、40時間後の針入
度を前記と同様にして測定し、これをオゾン処理後針入
度とした。
【0018】[シリコーン硬化物の耐寒性]硬化性シリ
コーン組成物40gを50mlのガラス製ビーカーに注入
した後、これを120℃で30分加熱してシリコーン硬
化物を形成した。このシリコーン硬化物を25℃まで冷
却してJIS K 2220[1/4コーン(直読)]に準
じた方法により針入度を測定し、これを耐寒試験前針入
度としたこのシリコーン硬化物を−50℃まで冷却して
JIS K 2220[1/4コーン(直読)]に準じた方
法により針入度を測定し、これを耐寒試験後針入度とし
た。
【0019】[実施例1〜2、比較例1〜3]下記に示
す原料を、表1に示す配合量で均一に混合して、シリコ
ーンゲル組成物1〜5を調製した。本発明に係る硬化性
シリコーン組成物はシリコーンゲル組成物1〜2であ
り、比較例としての硬化性シリコーン組成物はシリコー
ンゲル組成物3〜5である。これらのシリコーンゲル組
成物を120℃で30分間加熱することにより、該組成
物を硬化させた。得られたシリコーンゲルの耐熱性、耐
オゾン性、および耐寒性を測定した。これらの結果を表
1に記載した。なお、表1において、成分cの配合量
は、シリコーンゲル組成物において、(A)成分および
(B)成分として配合したポリオルガノshリオキサンの
合計重量に対する本成分中の白金金属原子の重量の割合
(ppm)により示し、また、H/Viはシリコーンゲル組
成物中の(A)成分としてのポリオルガノシロキサン中の
ケイ素原子結合アルケニル基に対する、(B)成分として
のポリオルガノシロキサン中のケイ素原子結合水素原子
のモル比を示している。
【0020】成分a−1:(CH3)2SiO2/2単位93.
6モル%、CH3SiO3/2単位3.0モル%、(CH3)3
SiO1/2単位2.5モル%、および(C65)(CH3)(C
2=CH)SiO1 /2単位0.9モル%からなり、粘度が
800mPasであるポリオルガノシロキサン(フェニル基
の含有量=0.4モル%) 成分a−2:(CH3)2SiO2/2単位89.6モル%、
(C65)2SiO2/2単位4.0モル%、CH3SiO3/2
単位3.0モル%、(CH3)3SiO1/2単位2.5モル
%、および(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2単位0.9
モル%からなり、粘度が800mPa・sであるポリオルガ
ノシロキサン(フェニル基の含有量=4.0モル%) 成分a−3:(CH3)2SiO2/2単位93.6モル%、C
3SiO3/2単位3.0モル%、(CH3)3SiO1/2単位
2.5モル%、および(CH3)2(CH2=CH)SiO1/2
単位0.9モル%からなり、粘度が800mPa・sであるポ
リオルガノシロキサン 成分a−4:粘度が900mPa・sであり、分子鎖両末端
がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたポリジメチル
シロキサン(ビニル基の含有量=0.23重量%) 成分a−5:粘度が1,000mPa・sであり、分子鎖片末
端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖され、他方の分子
鎖片末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたポリジメ
チルシロキサン(ビニル基の含有量=0.12重量%) 成分b−1:粘度が5mPa・sであり、分子両末端がジメ
チルハイドロジェンシロキシ基で封鎖されたポリジメチ
ルシロキサン(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.
12重量%) 成分b−2:粘度が16mPa・sであり、分子鎖両末端が
トリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン
・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原
子結合水素原子の含有量=0.76重量%) 成分c:白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン
溶液
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明の硬化性シリコーン組成物は、常
温で、または加熱により速やかに硬化して、低温特性に
優れ、さらに耐熱性、および耐オゾン性に優れたシリコ
ーン硬化物を形成できるという特徴がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)80〜96.5モル%のR1 2SiO
    2/2単位、2.6〜10.0モル%のR1SiO3/2単位、
    1.25〜6.0モル%のR1 3SiO1/2単位、および0.
    25〜4.0モル%のR1 22SiO1/2単位(式中、R1
    はアルケニル基を除く一価炭化水素基であり、R1の少
    なくとも1個はアリール基である。また、式中、R2
    アルケニル基である。但し、式中のR1とR2の合計に対
    して、アリール基の含有量は少なくとも0.01モル%
    である。)からなるポリオルガノシロキサン、(B)25
    ℃における粘度が1〜100,000mPa・sであり、一分
    子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有す
    るポリオルガノシロキサン{(A)成分中のケイ素原子結
    合アルケニル基に対する本成分中のケイ素原子結合水素
    原子のモル比が0.8〜1.3となる量}、および(C)白
    金系触媒{(A)成分と(B)成分の合計重量に対する本成
    分中の白金金属原子の重量が0.01〜1000ppmとな
    る量}からなる硬化性シリコーン組成物。
  2. 【請求項2】 硬化して、JIS K 2220に規定
    の1/4ちょう度が20〜200であるシリコーンゲル
    を形成することを特徴とする、請求項1記載の硬化性シ
    リコーン組成物。
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