JPH02259785A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH02259785A
JPH02259785A JP1081922A JP8192289A JPH02259785A JP H02259785 A JPH02259785 A JP H02259785A JP 1081922 A JP1081922 A JP 1081922A JP 8192289 A JP8192289 A JP 8192289A JP H02259785 A JPH02259785 A JP H02259785A
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roller
developing roller
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elastic
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JP1081922A
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Mitsuharu Endo
光治 遠藤
Masahiro Hosoya
雅弘 細矢
Mitsunaga Saitou
三長 斉藤
Yukio Nimata
幸男 二俣
Yoshimitsu Otaka
善光 大高
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Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真装置や静電記録装置において静電潜
像を可視像化する現像装置に係り、さらに詳しくは一成
分現像剤によって高品位の画像を得ることができる現像
装置に関する。
(従来の技術) 一成分現像剤を用いる現像方法の一つとして、加圧現像
法(Impression Development)
が知られている。この方法は、静電潜像とトナー粒子も
しくはトナー担持体とを、実質的に零の相対周辺速度で
接触させることを特徴としており(米国特許3.152
.012号明細書、同3,731,146号明細書、特
開昭47−13088号公報、同47−13089号公
報など)、磁性材料が不要であるため装置の簡素化およ
び小型化が可能であるとともに、トナーのカラー化も容
易であるなど多くの利点を有している。
ところで上記加圧現像法においては、トナー担特休に担
持させた所要のトナーを静電潜像に押圧乃至接触させて
現像を行うため、弾性および導電性を有する現像ローラ
をトナー担持体として用いることが必要となる。特に、
静電潜像保持体が剛体である場合には、これを傷つける
ことを避けるため、現像ローラを弾性体にて構成するこ
とが必須条件となる。また、周知の現像電極効果や現像
バイアス効果を得るためには、現像ローラ表面乃至表面
近傍に導電層を設け、必要に応じてこれにバイアス電圧
を印加することが好ましい。
このような構成の現像ローラの具体例としては、金属性
のローラ基材の表面にフオームラバーもくしはポリウレ
タンフォームのごとき弾性体層を設け、さらに可撓性導
電体層と結着用樹脂中にグラファイト粒子を分散した最
外層とを順次被覆した現像ローラが知られている(特開
昭47−13088号公報)。すなわち、アルミ処理さ
れたポリエチレンテレフタレートの薄板に水平塗布装置
を用いて、上記のグラファイト−結着樹脂混合物を約2
0μ量の厚さになるように塗布したもので表面層を構成
した現像ローラが知られれている。
また、現像ローラとして、本発明者らは先にポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートなどの
シームレスチューブの外表面に、導電性カーボンを分散
することにより導電化したポリエステル樹脂をコーティ
ングしたチューブの内側に、このチューブの内径よりも
わずかに大きな外径を有する軟質ウレタンフオームを挿
入することにより、作成された弾性および導電性を有す
る現像ローラを提案した。さらに、現像ローラとして、
本発明者らは少なくとも外周表面にポリウレタン樹脂を
主成分とする抵抗値が10100cm以下の導電層を有
し、この導電層の内側にJIS規格に63(11のA型
硬度計でΔp1定した硬度が40度以下、好ましくは3
5度以下で、抵抗値が10I0Ωcm以下の耐油性ゴム
からなる弾性体層を有する現像ローラを提案した。
また、たとえば特公昭52−36414号公報には、現
像ローラの表面粗さの画像への影響、すなわち表面が平
滑でないと、画像の白地部の汚れ(カブリ)を生じたり
、ラインがシャープでなくなるなどの問題が生じること
について開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記現像ローラは弾性体層の条件に注目
したもので、この弾性体層が上記条件を満足しても、現
像ローラの変形が生じ画像に影響を与える場合があった
。つまり、弾性体層のみで変形を少なくした場合、弾性
体層が硬くなってしまい、現像ローラに偏心が生じたと
き、そのような変動をカバーできるだけの現像ニップ幅
を容品に得ることかできなくなり、画像濃度が不均一(
濃度ムラ)となる場合があった。さらに現像ローラの表
面平滑化については、下地を成す弾性体層の表面状態、
つまり材質に適合した形成条件に因っているか否かに影
響されると言う困難な問題があり、製造コストが高かっ
た。
また、現像ローラの耐久性について、弾性体層の上に導
電層を設けた現像ローラの場合、使用中に生じる傷や摩
耗あるいは導電層の剥がれについては、具体的な技術が
開示されておらず、導電層としてどのような耐久性を必
要とするかがわからず、要求される寿命に対して必要以
上に高価な現像ローラとなってしまったり、要求される
寿命が達成されなかったり、製造上の管理が難しく、ロ
フト毎のバラツキが大きくなったりしていた。
本発明は、係る従来技術の課題を解決すべくなされたも
ので、濃度ムラや地力ブリのない高品位の画像が得られ
、かつ長期間の使用においても、長期間の保存後におい
ても、画質の劣化が生じない低価格な製造し易い一成分
現像装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明によれば、現像バイアス電圧が印加されたトナー
担持体の表面にトナー薄層を形成し、このトナー薄層を
静電潜像保持層に接触させることによって静電潜像を可
視像化する現像装置において、前記トナー担持体が、弾
性を有するローラ基体とこのローラ基体の外周面に形成
された可撓性を有する導電体層とを備えており、所定の
測定方法において、圧縮永久歪率が20%以下である弾
性導電ローラであることを特徴としている。前記トナー
担持体は、弾性を有するローラ基体とこのローラ基体の
外周面に形成された可撓性を有する導電体層とを備えて
おり、前記ローラ基体の表面粗さが20u m Rz 
(JIS BO601)以下であり、5−0μTORm
ax (JIS BO601)以下である弾性導電ロー
ラであることが好ましい。
また、前記トナー担持体は、弾性を有するローラ基体と
このローラ基体の外周面に形成された可撓性を有する導
電体層とを備えており、所定の耐摩耗試験の後、前記弾
性導電ローラの表面粗さが10μta Rz (JIS
 BO301)以下であることが好ましい。
さ゛らに、前記トナー担持体は、弾性を有するローラ基
体とこのローラ基体の外周面に形成された可撓性を有す
る導電体層とを備えており、所定の耐摩耗試験の後、前
記弾性導電ローラの抵抗値が10aΩ/ (!IJ以下
であることが好ましい。
さらにまた、前記トナー担持体は、弾性を有するローラ
基体とこのローラ基体の外周面に形成された可撓性を有
する導電体層とを備えており、前記ローラ基体と前記導
電体層との所定の測定方法における剥離強度が20g/
am以上であることが好ましい。
(作用) 本発明によれば、現像装置の長期使用あるいは長期保存
後であっても、現像ローラを圧縮永久歪率が20%以下
である弾性導電ローラと設定したことにより、現像ロー
ラの変形に起因する画質の劣化がなく、高品位の画質が
維持できる。
また、ローラ基体の表面粗さが20μts Rz CJ
ISBO801)以下であり、50μIl)?ll1a
x (JIS 808口1)以下と設定したことにより
、弾性導電ローラ(現像ローラ)は安価にかつ容易に製
造し得るばかりでなく、高品位な画質の現像装置が得ら
れる。
また、所定の摩耗試験後においても弾性導電ローラの表
面粗さが10μt* Rz (JIS BO601)以
下を維持するものとしているため、現像装置の長期使用
後であっても、表面が傷つきに<<、高品位の画質が維
持てきる。
さらに、所定の耐摩耗試験の後、弾性導電ローラの抵抗
値が■06Ω/C−以下を維持するものとすることによ
り、現像装置の長期使用後であっても、画像の白地部と
画像部との比に画質が左右されず、高品位の画質が維持
できる。
さらにまた、ローラ基体と導電体層とは剥離強度が20
g/mm以上と強固に一体化することで、初期あるいは
長期使用においても、現像ローラの表向層か剥がれず、
高品位の画質が維持できる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明に係る現像装置の要部構成例を断面的に
示すもので、現像装置1は一成分系トナー2を収納する
トナー容器3、前記−成分系トナー2を現像ローラ4上
に供給するトナー供給ローラ5、供給されたトナーを規
制して現像ローラ4上にほぼ均一な厚さにトナー層を形
成するコーティングブレード6、前記トナー層を担持し
て回転する現像ローラ4に対接し表面に形成担持してい
る静電潜像が加視像化される感光体ドラム7、トナー容
器3内のトナー2を攪拌する撹拌子8、前記コーティン
グブレード6を一定の荷重で現像ローラ4に押圧するス
プリング9などで構成されている。
また、前記感光体ドラム7の感光体は、たとえばセレン
系、硫化カドミウム系、酸化亜鉛系、非晶質シリコン系
、有機系のいずれでもよいが、本実施例では有機系感光
体のものを用いた。この感光体ドラム7は、スコロトロ
ン帯電器10によって均一に負に帯電された後、画像変
調された光ビーム、たとえばレーザビーム11により露
光され、表面に所要の静電潜像が形成される。この静電
潜像は上記のように現像装置1によって可視像化され、
トナー像が形成される。しかして、前記形成されたトナ
ー像は、転写チャージャー(転写装置) 12にて像担
持体である転写紙13に転写され、図示されていない定
着装置にて定着される。ここで、部転写されずに感光体
ドラム7面上に残留したトナーは、クリーニングブレー
ド14などにより除去される。その後、感光体は除電ラ
ンプ15による光照射を受けた後、再び帯電器10によ
って帯電され、前記プロセスが繰返される。
ここで上記のようなプロセスにおける現像装置1による
潜像の可視像化、すなわち現像の原理を説明する。帯電
され露光された感光体(感光ドラム)7の表面電位のう
ち未露光部の電位をVo。
露光部の電位をVqとし、直流電源16により保護抵抗
17を介して前記現像ローラ4に印加される現像バイア
ス電圧をvbとする。また、現像ローラ4の表面電位(
実効現像バイアス)Vcを前記現像バイアス電圧vbに
等しいものとし、静電潜像は負極性に帯電した一成分系
トナーにより反転現像される。この反転現像においては
、一般に、実効現像バイアスVeが tVo I>IVc I>IVq l  (Vo、Ve
、Vqはいずれも負)を満たすように設定し、電位差1
Ve−Vqlにより現像を行いつつ、電位差IVo−V
elによって非画像部へのトナー付着(白地部の汚れ、
いわゆるカブリ)の抑制がなされ、所要の現像が行われ
る。
次に、上記現像装置1の構成乃至要素部品について説明
する。まず、コーティングブレード6は、現像ローラ4
の表面に付着するトナー量を規制するとともに、摩擦帯
電によりトナー粒子にトリボ電荷を付与する役割をする
ので、摩擦帯電し易い材料で構成される。本発明ではト
ナー粒子を負に帯電するため、摩擦帯電序列で正側に位
置する物質、たとえばシリコーンゴム、ポリアミド樹脂
、メラミン・ホルマリン樹脂、ポリウレタンゴム、スチ
レンアクリロニトリル共重合体、羊毛、石英等から選ぶ
のが好ましい。実用上は、長期間に亘って使用してもコ
ーティングブレード6にトナーが固着せず、現像ローラ
4表面に均一なトナー層を形成できるような材質を選ぶ
とよく、本発明者らの実験によると、離型性を有するシ
リコーンゴムを用いた場合、A4紙でlO万枚の印字実
験でもトナーの固着が発生せず、常に均一な厚さのトナ
ー層を形成でき、また、トナー粒子は確実に負に帯電さ
れており、画質の劣化は認められなかった。
また、コーティングブレード6の形状および圧接様式に
ついてもいくつかの選択があり、平板の腹を押圧する方
法、平板のエツジを押圧する方法、平板の端部平面を押
圧する方法などがあり、いずれも適用可能であるが、本
実施例では端部を円弧状とし、円弧部分を押圧する手段
を用いた。この手段によれば、コーティングブレード6
の適正荷重が小さくでき、現像ローラの駆動トルクが小
さくできる。また、現像ローラ上のトナー層厚を均一に
、かつト尤−帯電量を均一に維持できる。
トナー供給ローラ5としては、たとえば、セル数100
個/25m+*のウレタンフオームが適しており、これ
を導電化処理をしたものは、トナーの静電凝集をほぐし
、より均一なトナー層を形成するので好ましい。その他
、ブラシローラや低硬度ゴムローラも使用しうる。しか
して、このトナー供給ローラ5は、現像ローラ4に対す
る接触深さを0.1〜1.0mm程度とし、現像ローラ
4の周速の174〜2倍程度に設定して回転させること
により、全面黒ベタ現像の場合など、大量にトナーを消
費するときにも所要のトナー供給が可能となる。
次に、現像ローラ4について説明する。現像ローラ4は
第2図に一部切欠して斜視的に示す如く、導電性シャフ
ト4aを中心軸として順次、弾性を有するローラ基体を
成す弾性体層4b、可撓性を有する導電層4Cが同軸的
に配設、構成されており、かつ表面導電層4cは、ロー
ラ4の端面側に延設させてシャフト4aに連接して、ロ
ーラ4表面とシャフト4aとの間は電気的に導通状態を
保持している。
(第1の実施例) 上記した現像ローラ4において、本実施例では、所定の
測定方法における圧縮永久歪率が20%以下である現像
ローラを使用した。先ず、第3図を参照して本発明にお
いて規定する圧縮永久歪率の測定方法について説明する
。圧縮永久歪については、JIS K2SO3に、その
測定法が記載きれているが、試験片の形状が本実施例と
は一致しないので、本発明においては以下のような現像
ローラを試験片とした現実の使用法に近い簡便な測定法
によっている。つまり、第1図で説明したように、現像
ローラ4はいくつかの部品により押圧されており、未使
用時や長期間保存した場合に、押圧部の変形が弾性回復
せず、いわゆる歪みを生じ、これが大きい場合に歪みの
部分に均一なトナー層が形成できなくなったり、感光ド
ラム7との間に生じる電界が変動したりするために、画
像の劣化をもたらし、ひどい場合には画像に白筋を生じ
てしまう。このような歪みのAF1定は現像装置1を用
いて71111定できればよいが、数値化が難しい。そ
こで、第3図(a)に示すように、寸法精度の高いロー
ラ、たとえばステンレス製のローラ18と、被測定物で
ある現像ローラ4を一定の間隔をおいて並べ、光学系1
9を用いて光学的に間隔を測定する。このとき、両者の
中心距離が一定に保持できるようにし、被測定物をとり
ばすした後も、再度、中心距離をとりはずし前と同じ距
離に保持でき、同じ部分の両者の間隔を光学的に測定で
きるようにした。
第3図(a)では、ローラ18の外径は20 wmとし
、両者の中心距離は20.2mmとした。被測定物の精
度がよければ両者の間隔は0.2mmとしてJI11定
される。
また、被測定物4のシャフト以外の部分の肉厚をto■
■とする。ここでは、シャフトの外径を811IIiと
したので、to=8m+sである。このように、先にシ
ャフトの外径をnj定しておけば被測定物4の肉厚が測
定される。次に、第3図(b)で示すように、上記によ
り被n1定物4の間隔を測定した(第3図(a))部分
を治具20を用い圧縮する。
この圧縮については、JIS K8301にのっとり、
肉厚toの25%を圧縮し、70℃の環境で22時間保
持した。このときの肉厚をt2とすると、t2−4゜5
龍である。次に、圧縮をやめ、室温で30分放置し、第
3図(C)で示すように、圧縮した部分の間隔を光学的
にδ―j定する。このとき、中心距離は第3図(a)の
ときと等しく保持する。このときの間隔が0.3關と測
定されれば、このときの肉厚t1はt 1 =5.9 
mm、となる。しかして、圧縮永久歪率は次式で計算さ
れる。(以下余白)t  o  −t  + 圧縮永久歪率−−X 100 (%) t o −t 2 したがって、上記の例では、to=(i、t+−5,9
、t s −4,5として6.7%となる。
ところで、本発明においては、現像ローラ4の圧縮永久
歪率を20%以下に選択、設定したことにより、前述の
歪みによる画像の劣化を防止できる。
但し、このときのコーティングブレード6の押圧力は1
0〜lODg/cn+である。押圧力が最も大きい場合
などの条件の変化を考えると、現像ローラ4の圧縮永久
歪率は好ましくは10%以下がよい。なお、上記では圧
縮のときの温度設定を70℃としたが、これは運搬時や
保存時の温度を見込んだものであり、もっと高温下に保
持される場合または低温下にさらされる場合にも、前記
圧縮のときの温度設定を適宜選択し本測定法で測定し得
る。本発明者らは低温については一20℃においてal
定した。
ここで、第2図のような弾性体層の上に可撓性導電体層
を設けた構成の現像ローラ4の圧縮永久歪みについて従
来発明者らは、ローラ基体である弾性体層4bの圧縮永
久歪が20%以下がよいとしてきたが、本発明において
新たに第2図のような構造のローラ4については、可撓
性の表面層を含んだ現像ローラ4の圧縮永久歪率が20
%以下、好ましくは10%以下とすることを提案する。
この違いについて説明すると、本発明者らの実験によれ
ば、ローラ基体4bの圧縮永久歪率が20%以下であっ
ても、画質の劣化の起こる場合があり、これは必ずしも
前述のローラ4への圧縮荷重などの条件の変化によるも
のではなく、ローラ4の構造と材料によることが判明し
た。また、表面の可撓性層4cの存在により圧縮永久歪
率が大きくなるものと小さくなるものとがあることが分
かった。まず、歪率が小さくなる理由については、弾性
体を圧縮する場合と表面に可撓性層のある弾性体を圧縮
する場合を考えると、後者の方が加重を広い部分で受け
るようになり、そのときの変形は加重を受けた部分だけ
でなく、他の部分も変形するためである。
しかも、最も変形の大きい部分から変形していない部分
までの変形量の変化の仕方が緩やかになり、歪み自体の
画質の劣化への影響も少なくなる。すなわち、永久歪み
が起きたときのローラ4上の鋭い折れや鋭い凹みが生じ
にくくなる。また、歪率が大きくなる理由については、
表面層4c自体が歪んでしまう場合や、表面層4cが熱
等により変形してしまう場合などある。この場合には、
弾性体層4bの歪率を10%以下、好ましくは7x以下
とし、現像ローラ4の歪率を20%以下にできた。この
ように弾性体層4bだけでは歪みの画像への影響は判断
できるものではないので、現像ローラ4としての歪みを
考慮するとよい。一方、凹みが生じた場合、その凹みの
深さが0.1ml以下であれば画質への影響はほとんど
なかった。また、凹みの幅が1m■以上の凹みが緩やか
なものについては、深さが0.2器以下であれば画質へ
の影響はなかった。この凹みは現像ローラ4の反発弾性
(弾性回復力)により徐々に目立たなくなり、使用中に
なくなる。なくなるまでの時間は、圧縮永久歪率や硬度
などに依存し、圧縮永久歪率は小さいほどよく、好まし
くは20%以下がよく、硬度は高い方がよいが、現像ロ
ーラ4として硬度が高くなると現像装置1の駆動トルク
が大きくなったり、装置、部品の加工精度や取付は精度
が厳しくなってしまうので、圧縮永久歪率を小さくした
方がよい。
また、硬度については上記の理由から、従来本発明者ら
は弾性体層4bの硬度が40度(JLS K8301A
型)以下を提案しているが弾性体層4bの上に可撓性層
4cを設けると散文はど硬度が高くなるが、これは硬度
計が被測定物を押圧する部分が針状なので、可撓性層4
cの上からΔ−ノ定した場合、針により押圧される部分
の回りも凹み、針にかかる荷重は増え、硬度は高く2脚
1定される。本発明者らは実験の結果、可撓性層4cを
有する現像ローラ4の硬度は45度以下、好ましくは2
0〜35度ががよいことが分かった。また、ばらつきに
ついては±5度以下好ましくは±3度以下がよい。れに
より、現像装置の駆動トルクが1kg−cm以下となり
、また、装置、部品の加工精度や取付は精度が緩和され
る。
本実施例では、第2図に示した構造の現像ローラ4を用
いて説明したが、この形態に限定されるものではなく、
弾性体層4bの上に可撓性層4cを有するものや、それ
らの単数または複数の層を有するもので少なくとも一層
が可撓性層4cのものに適用可能である。また、接触式
の現像方°法に限定されるものでもない。特に、表面が
可撓性導電体層4Cのものや、−さらにその上に抵抗層
を設けたものに適用でき、導電性弾性体層4bの外側に
少なくとも表面が可撓性の抵抗層を設けたものに適用で
きる。
(第2の実施例) 本実施例では、第2図に示した構造の現像ローラ4にお
いて、ローラ基体である弾性体層4bの表面粗さ20p
 ta Rz (JIS BO(iol )以下で、か
つ50μm Rmax (JIS BO(ioL−)以
下に設定した現像ローラ4を使用した。
本発明者らは現像ローラの表面層の平滑性乃至粗さにつ
いて、3 um Rz (JIS BO601)以下が
よいとしてきた。つまり、現像ローラ4上に形成される
トナー層の層厚や帯電量の均一さが損なわれることかな
くなり、画像に濃度ムラやカブリの発生を防止すること
ができるからである。本実施例では表面層の内部の弾性
体層4bの表面粗さを上記のようにすることによって、
その外側に形成される表面層4cの表面粗さを容易に3
μm Rz (JA8130601)以下とすることが
できた。特に、弾性体層4bの表面粗さをlOμl R
z (JIS BO301)以下とすることによって、
表面層4cの表面粗さを表面層形成後に仕上げすること
なしに3μva Rz (JIS BOGOl)以下と
することができた。このときの表面層4cの厚さは20
p1以上であれば前述の粗さを満足した。但し、表面層
4cを形成するときにホコリが混入したり、表面層材料
の大粒子などの影響かあるときは仕上げが必要であるが
、従来のものに比較すれば容易に仕上げることができた
。また、弾性体層4bの表面粗さを20μIx Rz 
(JIS BO601)以下で、50μs Rmax 
(JIS BO601)以下とすることによって、表面
層4cの表面粗さを6μmRz(JIS80801 )
以下であっても、現像ローラ上に形成されるトナー層は
均一であり、画質の劣化はなかった。この点について、
第4図を参照して説明する。
第4図はローラバ体である弾性体層4bの表面に表面層
4cを形成した例を模式的に示す断面図である。
第4図(a)は弾性体層1−2の表面が粗いものであり
、第4図(b)は弾性体層1−2の表面が平滑なもので
ある。第4図(a)の場合には表面を押圧したときの弾
性変形などの挙動が部分的に異なり、現像ローラ4上に
形成されるトナー層が均一になりにくい。したがって、
第4図(a)の場合、表面層の表面粗さは第4図(b)
の場合よりも小さくしなければならず、また、弾性体層
4bの表面粗さがひどい場合には、表面層4Cの表面粗
さを小さくしても画質はよくならないし、表面層4cの
表面粗さを小さくすることも容品ではない。
また、現像ローラ4上に形成するトナー層の厚さや、ト
ナーの付着し易さなどは、現像ローラ4の表面粗さが影
響するので、表面層4Cの表面粗さを本実施例よりも大
きくする場合があるが、このときもローラ基体である弾
性体層4bの表面粗さは20μIIIRz (JIS 
BO601)以下で、50μtx Rmax (JIS
BO801)以下がよい。何故なら、前述したように、
現像ローラ4の弾性変形の挙動が部分的に異なることや
、表面層4cの表面粗さが均一にしにくいことにより、
現像ローラ4上に形成される!・ナー層が均一にしにく
くなるからである。
次に、上記のような表面層の形成方法について説明する
。まず、弾性体層4bの上に表面層4Cを所定値以上の
厚さに形成し、その後、所定値の近傍の厚さに仕上げる
ことを少なくとも1回行うような形成方法がよい。何故
なら、現像ローラ4として表面層に要求される特性とし
て表面層4Cの厚さは、その抵抗値に影響する。本発明
者らは、従来、表面層4cの抵抗値については、比抵抗
で10’Ω備以下、また表面抵抗でlXl0’Ω/ a
lt以下、好ましくはtxio’Ω/ cd以下がよい
としているが、このように抵抗値が広い範囲で許される
現像方法に適用した場合には、表面層4cは抵抗値10
7Ω(1)以下の材料である値以上の厚さに形成すれば
よい。
たとえば10’Ω備程度の材料を使えば30μm以上の
厚さにすればよい。但し、弾性体層4bの表面粗さが2
0μIIIRz (JIS BO301)以下でなけれ
ばいけない。製品毎のバラツキを考慮すれば、30μ層
以上の厚さに形成した後、30μm程度まで研磨仕上げ
などにより仕上げるとよい。この表面層4cの厚さにつ
いては、抵抗値だけに着目した場合の例について述べた
ので、耐摩耗性や研磨仕上げの精度を考慮して50μm
〜200μm程度の値でもよい。
また、特に、表面層4cの抵抗値が画質に影響するよう
な許される抵抗範囲が狭い現像方法に適用した場合、こ
のような表面層4cの形成方法により、表面層4Cの層
厚が均一化できるので有効である。
また、より高精度な厚さが必要な場合には、層形成と仕
上げを複数回行うとよい。さらに、層厚を厚くした場合
や、異種の層を重ねる場合にもこのような工程を複数回
行うとよい。また、所定値以上に表面層4cを形成した
後、仕上げを複数回行ってもよいし、層形成を複数回行
ってから仕上げてもよい。
また、所定値以上の表面粗さの表面層4cを形成した後
、所定値以下の粗さに仕上げることを少なくとも1回行
うとよい。これは、弾性体層4bの表面粗さが表面層と
の密告性に関与し、弾性体層4bの表面粗さを小さくで
きない場合や、弾性体層4bの表面粗さを小さくするの
が容易でない場合、たとえば材料自体が粘りのあるもの
の場合、表面は粗れ易い。また、弾性体層4bが発泡体
の場合は表面に発泡セルがでるので、表面を平滑にはで
きない。このような場合に、弾性体層4bの上に表面の
粗い表面層を形成し、その後、仕上げによって所望の表
面°粗さとするとよい。特に、発泡体上に表面層を形成
するときは、表面層を形成するのを複数回行うとよく、
その都度、仕上げてもよい。また、弾性体層4bの表面
粗さが小さいものでも、表面層を形成するときに、ホコ
リなどの影響で所定値以下の表面粗さとするのに容易で
ない場合がある。このような場合にも、表面層を形成し
た後、仕上げるとよい。前述した表面層の層厚の仕上げ
と同時に行ってもよい。
本発明は、第1の実施例の場合と同様に、本実施例で説
明した形態に限られるものではなく、弾柱体層4bの上
に可撓性層4cを有するもの゛や、それらの単数または
複数の層を有するものに適用可能であり、また、接触式
の現像方法に限定されるものでもない。特に、表面が可
撓性導電体層4cのものや、さらにその上に抵抗層を設
けたもの、あるいは導電性弾性体層4bをローラ基体と
する現像ローラ4で少なくとも表面に可撓性の抵抗層を
有するものに適用できる。
(第3の実施例) 本実施例は、表面粗さが所定の耐摩耗性試験の後、lO
μs Rz (JIS BO301)以下である現像ロ
ーラ4を使用した例である。先ず、第5図を参照して、
耐摩耗性試験について説明する。第5図は、耐摩耗性試
験の状態を模式的に示す斜視図で、4は現像ローラ、2
1はサンドペーパー、22は加圧板である。加圧板22
は、板厚tは4 amで、現像ローラ4の軸方向に沿う
長さは、現像ローラ4の軸長よりも長い。荷重Wが加圧
されたとき、現像ローラ4との間に挟まれたサンドペー
パー21と現像ローラ4とに、軸方向の長さ当りに均一
な加重が加わるような構造となっている。また、現像ロ
ーラ4は荷mwが加圧された状態でサンドペーパー21
とこすれながら回転できるようになっている。試験時の
回転周速度は現像装置1として使用するときの速度と同
じ速度とする。このとき、サンドペーパー21は加圧板
22に保持され、ずれないように接着されている。サン
ドペーパー21は田宮模型(製造元(株)小松原研磨製
作所)の600番と180$を使用する。600番を使
用するときは、荷重Wは100g/cmとし、iao番
を使用するときは、荷重Wは70g/amとする。まず
、第1の耐摩耗性試験としては、600番でloog/
cmの荷重で、io秒間回転する。その後、表面粗さを
測定する。また、別の新しい現像ローラ4を用いて、1
80番で70g/cmの荷重で10秒間回転し、その後
、表面粗さをΔPJ定する。本実施例では、回転周速度
は現像ローラ4の現像時の周速度が約70mm/sなの
で、約70am / sとした。第1の耐摩耗性試験の
結果は、B。
0番でも180番でも10μts Rz (JIS B
O601)以下であった。第1の耐摩耗性試験は、現像
装置の使用中に、ホコリ、ゴミ、トナーの塊などにより
現像ローラ4が傷つき、画質が劣化するのを防止するた
めのものである。すなわち、第1の耐摩耗性試験の後、
現像ローラ4の表面粗さが10μIIRz(JIS B
O301)以下であれば、現像ローラ4が傷つくことに
よって画質か劣化することがない。次に、第2の耐摩耗
性試験としては、800番で100g/caの荷重でN
 T / k >秒間回転し、その後、現像ローラ4の
表面粗さを1Ill定する。また、別の新しいローラ4
を用い、180番で70g/amの荷重でN T / 
k 2秒間回転し、その後、現像ローラ4の表面粗さを
測定する。ここで、Nは現像装置の耐刷枚数(寿命)の
仕様で、本実施例ではlO万枚とした。Tは1枚印刷す
るのに必要な現像ローラ4の回っている平均的−時間(
秒)で、本実施例では10秒とした。k I s k 
2は加速係数で、klは1000でに2は2000であ
る。したがって本実施例では、N T / k +は1
6分36秒であり、NT/に2は8分18秒である。第
2の耐摩耗性試験の結果、600番でも180番でも現
像ローラ4の表面粗さは10μ■Rz (JIS BO
301)以下であった。第2の耐摩耗性試験は、長期使
用における現像ローラの摩耗による画質の劣化を防止す
るためのものである。すなわち、第2の耐摩耗性試験の
後、現像ローラ4の表面粗さが10μIIRz (JI
S BO601)以下であれば、長期使用においても現
像ローラ4の摩耗による画質の劣化が防止できる。なお
、本発明者らの実験によれば、上記の現像ローラ4を使
用し、10万枚の印刷試験を行った結果、現像ローラ4
が傷ついて画質が劣化することがなく、現像ローラ4が
摩耗して画質が劣化することもなかった。
本発明は、本実施例で説明した形態に限られるものでは
なく、弾性体層4bの上に可撓性層4cを有するものや
、それらの単数または複数の層を有するものに適用可能
であり、また、接触式の現像方法に限定されるものでも
ない。特に、表面が可撓性導電体層4Cのものや、さら
に、その上に抵抗層を設けたもの、あるいは導電性弾性
体層4bをローラ基体とする現像ローラ4で少なくとも
表面に可撓性の抵抗層を有するものに適用できる。
(第4の実施例) 本実施例は、抵抗値が所定の耐摩耗性試験の後、1、X
lO’Ω/ cd以下である現像ローラを使用して成る
現像装置である。先ず、第1の耐摩耗性試験は、前記の
第1の耐IY耗性試験と同しである。
第1の耐摩耗性試験の結果、600番でも180番でも
lXl0’Ω/’ C♂以下であった。このような現像
ローラ4であれば、現像装置の使用中に現像ローラ4か
錫つくことによって抵抗値か変化し、画質が劣化するこ
とを防1Fできた。次に、第2の耐摩耗性試験も前記の
第2の耐摩耗性試験と同じである。第2の耐摩耗性J:
験の結果、600番でも180番でもlXl0’Ω/ 
cd以下であった。このような現像ローラてあれば、現
像装置の長期使用においても現像ローラ4の摩耗により
抵抗値が変化し、画質が劣化することを防止できた。本
実施例においても、1c万枚の印刷試験の結果、抵抗値
は許容範囲のlXl0’Ω/ cd以下てあり、画質の
劣化はなか−、た。なお、抵抗測定時の電位差はIOV
で測定した。
本発明は、本実施例の形態に限定されるものではなく、
表面の抵抗値が画質に影響するような現像ローラを有す
る現像装置に適用できるものである。その場合は、耐摩
耗試験の後の抵抗値の許容範囲は、各現像装置、現像方
法によるが、各々における初期画像への抵抗値の影響か
ら決定される。
また、表面が可撓性導電体層4cのものや、さらに、そ
の上に抵抗層を設けたもの、あるいは導電性弾性体層4
bをローラ基体とする現像ローラ4で少なくとも表面に
可撓性の抵抗層を有するものに適用できる。
(第5の実施例) 本実施例は、現像ローラ基体である弾性体層4bと可撓
性表面層4cとか所定の測定方法において剥離強度20
g/mm以上で一体化して成る現像ローラを使用した場
合である。先ず、第6図を参照して剥離強度の測定方法
について説明する。第6図はJIl 離強度のAIJ定
法を説明する模式図で、4は現像ローラ、4bはローラ
基体である弾性体層、4cは可撓性表面層で一部剥がさ
れている。現像ローラ4はシャフト4aを中心に回動自
在に支持されている。
表面層4cは剥がされている部分が図のように幅Wて、
回転方向、すなわち現像ローラ4とし使用するときに、
摩擦あるいは引きillがされる方向に剥がず。このと
き、表面層4cには、幅Wで切り込み(図中のcutl
jnc )を入れておき、他部分の影響を少なくする。
また、表面層4cを容易に剥がせないときは、背片工業
製の白色5ULION TAPE  (いわゆるガムテ
ープ)を剥がす部分に貼り、表面層4cとともに剥かす
とよい。また、さらに密着性の強いものについては、表
面層4cと5ULION TAPEとの間に東亜合成化
学制のアロンアルファを流(2接着してから剥がすとよ
い。また、5ULION TAPEで剥がれるものは、
既に20g/mu以下であり、部品的にば5ULION
 TAPEにて判断できる。また、テープを使うときは
テープを接着してから切り込みを入れるとよい。
このようにして、表面層4cを幅W(+nn)で剥がし
てい(と、現像ローラ4は回動自在に支持されているの
で、はぼローラ4の法線方向に91175< tことが
できる。剥がすときの力F(g)は、ローラ4の法線方
向で、軸に直角方向に引張る。剥がす速さは約1mm/
sとする。実施例においては、幅Wは10III11と
した。力Fの測定は荷重変換器を用い、常温、常温、好
ましくは20℃、50%RIの環境において、力Fを記
録計にて引張っている時間とともに記録した。引張る速
さが分かっているので、剥がした長さ、位置とそのとき
の力との関係が容易に分かる。このようにして求められ
た力F(g)と幅W(mm)から長さ当りの剥離力がF
/W <g/mm)として求められ、これを剥離強度(
g/mm)とした。また、記録計の記録によれば、力F
は通常一定ではなく波状であるので、ローラ4−周分の
6や1定値の中で、異常な所たとえば表面層4cか一部
剥がれなかったり、他の部分と著し、く異なる値の所や
、最初と最後を除き、最も大きい値から5番目までと、
最も小さい値から5番目までとの10点の平均値を用い
た。さらに、別の場所を剥がして、同様に数ケ所の値を
求めて、それらの平均値を平均して求めた。また、ロー
ラ1周の中で力Fが小さい場所が、別の場所でのローラ
4−周の中での場所と近い場合には、10点の平均でな
く、そのときの力Fを用いた。また、軸方向に差がある
場合には、力Fの平均値の最も小さい場所でのローラ4
−周の力Fの平均値を用いた。本実施例においては、剥
離強度は20g/m+s以上であった。また、好ましく
は、40g/am以上がよく、理想的には上記の方法で
は剥がれないものがよい。本実施例のような現像ローラ
4によれば、長期間使用においても、表 おいても、表面層4cが剥がれることによる画質の劣化
のない現像装置が得られた。また、前記第2の実施例で
説明した表面層4cの形成方法も、本実施例に適用でき
る。また、表面が可撓性導電体層4Cのものや、さらに
、その上に抵抗層を設けたもの、あるいは導電性弾性体
層4bをローラ基体とする現像ローラ4で少なくとも表
面に可撓性の抵抗層を有するものに適用できる。
(第6の実施例) 本実施例は、現像ローラ4の表面抵抗層4cか少なくと
もウレタンを含有する材料またはフッ素樹脂を含有する
材料または少なくともシリコーンを含有する材料より形
成されており、ローラ基体である弾性体層4bが少なく
ともウレタンを含有する材料、少なくともエチレンプロ
ピレンゴム(EPI?もしくはEPDM)を含有する材
料、少なくともN131?ゴムを含有する材料または少
なくともシリコーンを含有する材料より形成されている
現像ローラ4を使用した場合の例である。
前記第1〜第5および後記の第7実施例の各実施例にい
ずれも適用し得るものである。この中で特に、表面抵抗
層4cがウレタンエラストマーで、弾性体層4bがウレ
タン、EPDMまたはN1)I?ゴムなどが好ましい。
表面抵抗層4cとしてのウレタンエラストマーが弾性体
層4bと充分な剥離強度が得られないときは、弾性体層
4bをプライマーなどで表面処理するとよい。また、表
面抵抗層4cがフッ素系のもので、弾性体層4bがシリ
コーンの場合が好ましい。この場合は、弾性体層4bを
プライマーなどで表面処理するのも好ましい。さらに、
表面抵抗層4cがシリコーンで、弾性体層4bがシリコ
ーンまたはウレタンのものが好ましく、また表面抵抗層
4Cがシリコーンでその表面にさらにフッ素系の抵抗層
を設けたものも好ましい。これらの組合せは各層間の剥
離強度が充分なものであり、いずれも剥離強度は40g
/mm以上であった。しかして、表面抵抗層4cは摩擦
帯電極性により選択され、表面が正極性としたい場合に
は、ウレタンまたはシリコーンがよく、負極性としたい
場合には、フッ素系のものがよい。各層の抵抗値は、導
電性カーボンや金属粉、金属繊維を分散含有させ調整さ
れ、表面層については、特に層厚の調整も重要であり、
この際第1〜第5および後記第7の各実施例で述べた特
性を考慮する必要がある。本発明者らは、表面層4cと
しては、日本ミラクトラン製のスパレックスD11−2
0z313および必要に応じてプライマーあるいは大泰
化工製のエレクトロバックZ−279あるいは日本ポリ
ウレタン製AE−85をウレタンエラストマーとして使
用し、フッ素系としては、テフロンやラテックス(商品
名)を使用した。弾性体層4bとしては、大和ゴム製E
PDMゴムローラ、バンド−化学製ウレタンゴムローラ
、日本ゼオン(加工は南化研)製NBRゴムローラ、ブ
リジストン製l、1.ラバー(ウレタン系ゴムスポンジ
)、東洋ポリマー製ルビセル(ウレタン系スポンジ)、
東芝シリコーン(加工は昭和電線電纜)製シリコーンロ
ーラ、弁上)ITP tAENDυR(ウレタンスポン
ジ)などを使用した。この中で、弾性体層4bとして低
抵抗化できるもの(10’Ω印以下)は、大和ゴム製E
PDMゴムローラ、バンド−化学製ウレタンゴムローラ
、東洋ポリマー製ルビセル、東芝シリコーン製シリコー
ン、東しシリコーン製シリコーンがある。
(第7の実施例) 本実施例は、所定の測定方法による摩擦係数が0.6以
下である現像ローラ4を使用した場合の例である。先ず
、第7図を参照して摩擦係数の測定方法について説明す
る。第7図は摩擦係数の測定方法を模式的に示す斜視図
で、用王板22に両面テープなどにより東芝PPC用指
定紙23が貼られている。指定紙23は、加圧板22と
現像ローラ4に挟まれて、現像ローラ4に均一な荷重W
か加圧できるようになっている。加圧板22は、板厚t
はl Ommで、現像ローラ4の軸方向に沿う長さは現
像ローラ4の軸長よりも長い。また、現像ローラ4は荷
重Wが加圧された状態で指定紙23とこすれながら回転
できるようになっている。測定するときは常温、常温、
好ましくは20℃、50%の環境において荷重Wが加圧
された状態で、静1に状態において現像ローラ4を回し
始めるのに必要な最大トルクを測定11、指定紙23と
接している部分の接線方向の最大の力を求める。この力
を指定紙23と接している部分に働く全荷重(前m W
に必要に応じて加圧板の竺さを加えたもの)で除するこ
とにより一1指定紙23と現像ローラ4との最大静止摩
擦係数が求まる。
本実施例では、この値を0.6以下とした。本実施例に
よれば、現像装置における現像ローラ4の駆動トルクを
小さくでき、駆動モータの小型化、低価格化ができる。
この実施例では、現像ローラ4とトナー供給ローラ5な
どの現像装置の駆動部品の全駆動トルクを合せて、1k
gcm以下とすることができた。また、摩擦係数は好ま
しくは0.5以下がよい。
[発明の効果] 本発明によれば、長期使用、長期保存後であっても高画
質な、低価格の現像装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る現像装置の要部構成例を示す断面
図、第2図は本発明に係る現像装置に用いた現像ローラ
のtM成例を示す一部切欠斜視図、第3図(a> 、 
(b)および(c)は圧縮永久歪率の測定方法を模式的
に示す側面図、第4図(a)および(b)は現像装置用
現像ローラの要部)を成例を比較して示す断面図、第5
図は現像装置用現像ローラの耐摩耗性試験法を模式的に
示す斜視1図、第6図は現像装置用現像ローラの剥離強
度の測定法をFM式的に示す斜視図、第7図は現像装置
用現像ロラの摩擦係数の測定法を模式的に示す斜視図で
ある。 1・・・・・・・・現像装置 2・・ ・・・・トナー 3・・・・・・・・トナー容器 4・・・・・・・トナー担持体(現像ローラ)4b・・
・・・・・・弾性を有するローラ基体4C・・・・・・
・・可撓性を有する導電体層5・・・・・・・トナー供
給ローラ 6・・・・・・・コーティングブレード7・・・・・・
・感光体ドラム(静電/?!像保持体)10・・・・・
・・・帯電器 11・・・・・・・・・レーザビーム(露光手段)12
・・・・・・転写チア−ジャー 13・・・・・・・転写紙 14・・・・・・・・・クリーニングブレード15・・
・・・・・除電ランプ 16・・・・・・・・・直流電源 17・・・・・・・・・保護抵抗 21・・・・・・・・・サンドベーパー22・・・・・
・・・・加圧板 23・・・・・・・・PPC用指疋紙 (1+) 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トナー担持体と、このトナー担持体表面にトナー
    薄層を形成する手段と、このトナー薄層に接触して保持
    する静電潜像を可視像化する静電潜像保持体とを具備し
    て成る現像装置において、前記トナー担持体は、弾性を
    有するローラ基体およびこのローラ基体の外周面に形成
    された可撓性を有する導電体層を備え、かつ圧縮永久歪
    率が20%以下の弾性導電ローラであることを特徴とす
    る現像装置。
  2. (2)請求項1において、弾性導電ローラを成すローラ
    基体が少なくともウレタンを含有する材料またはエチレ
    ンプロピレンゴムを含有する材料、NBRゴムを含有す
    る材料もしくはシリコーンを含有する材料より形成され
    、かつ導電体層が少なくともウレタンを含有する材料も
    しくは少なくともフッ素樹脂を含有する材料より形成さ
    れていることを特徴とする現像装置。
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