JPH0486854A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0486854A
JPH0486854A JP2203115A JP20311590A JPH0486854A JP H0486854 A JPH0486854 A JP H0486854A JP 2203115 A JP2203115 A JP 2203115A JP 20311590 A JP20311590 A JP 20311590A JP H0486854 A JPH0486854 A JP H0486854A
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toner
blade
developing
roller
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JP2203115A
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Mitsuaki Kamiyama
神山 三明
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真装置や静電記録装置において静電潜
像を可視化する現像装置に係り、特に−成分現像剤を用
いて高品位の画像を得ることができる現像装置に関する
(従来の技術) 従来から一成分現像剤を用いる現像方法の一つとして、
加圧現像法(Impression Deveropm
ent)が知られている。この方法は、静電潜像と、ト
ナー粒子の薄層を有するトナー担持体とを、実質的に零
の相対速度で接触させることを特徴としている。この方
法はたとえば、米国特許3,152,012、米国特許
3,731,148 、特開昭47−130H1特開昭
47−13089等に開示されている。この方法は、装
置の簡素化および小型化が可能であるとともに、磁性材
料が不用であるためトナーのカラー化が容易である等多
くの利点を有している。
この加圧現像法においては、トナー担持体(現像ローラ
)を静電潜像に抑圧もしくは接触させて現像を行うため
、適度な弾性および導電性を有する現像ローラを用いる
ことが必要となる。特に静電潜像保持体が剛体である場
合は、これを傷つけるのを避けるため、現像ローラを弾
性体で構成することが必須条件となる。また、周知の現
像電極効果やバイアス効果を得るためには、現像ローラ
表面もしくは表面近傍に導電層を設は必要に応じてバイ
アス電圧を印加することが好ましい。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、弾性体ローラ表面に導電層を設ける場合
、導電層が静電潜像保持体やトナー薄層形成用のブレー
ドに押圧摺擦されるため、キズ等の破損か起こり易く、
弾性体を導電性にしてバイアスの導通が保持されたとし
ても、濃度ムラやカブリ、キズの跡が比較的短期間で画
像に現れてしまう。
また、上記加圧厚現像法において、トナー薄層を形成す
るためのブレードとしては、従来、現像ローラとの当接
部が円形断面形状の凸状の曲面(以下単一R形状という
。)を有するものが開示されている。このようなブレー
ドでは、現像ローラとブレードの摺擦により、トナーを
円滑に現像ローラに押圧してトナー層を形成できるとい
う利点を持っているが、反面、ブレードの当接部の長手
方向での真直度の精度の影響を受は易く、長手方向で生
じる圧力ムラによる濃度ムラ(層厚ムラ)や層形成不良
が生じ易いという問題があった。層厚ムラはそのまま帯
電量の不均一につながり、濃度変動や地力ブリ等の原因
となっていた。
本発明は、このような従来の課題を解決すべくなされた
もので、濃度ムラ、地力ブリ等の不良画像のない高品位
の画像が得られ、かつ長期間の使用においても画質の劣
化が生じない現像装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の現像装置は、静電潜像保持体に対向配置された
現像ローラと、この現像ローラの表面に現像剤薄層を形
成する現像剤薄層形成手段とを具備し、前記現像ローラ
に形成される現像剤薄層を前記静電潜像保持体に近接ま
たは接触させることによって前記静電潜像保持体に形成
される静電潜像を可視化する現像装置において、前記現
像剤層形成手段は、前記現像ローラとの当接部に、該現
像ローラの画像形成幅全域に延在する突起を複数具備し
、これらの突起の少なくとも一つを前記現像ローラに弾
性的に押圧するよう構成されていることを特徴とする。
(作 用) 上記構成の本発明の現像装置では、現像ローラの画像形
成幅全域に延在する突起を複数具備し、これらの突起の
少なくとも一つを現像ローラに弾性的に押圧する現像剤
層形成手段を用いる。したがって、現像ローラ上を搬送
されるトナーを極めて追従性良く弾力的に摺擦すること
ができるとともに、複数の突起によりトナー通過量の規
制と摩擦帯電が行われ結果、より均一な薄層形成と確実
な摩擦帯電が行われるようになり、濃度ムラ、地力ブリ
等の不良画像のない高品位の画像が得られ、かつ、長期
間の使用においても画質の劣化が生じない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図は、本発明の一実施例である接触型−成分非磁性
現像装置の構成を示す断面図である。
現像装置11は、導電性と弾性を有する現像ローラ12
を具備し、この現像ローラ12の表面に非磁性トナーの
薄層を形成し、これを感光体ドラム13の表面に接触さ
せることにより現像を行うものである。このため、現像
剤キャリア、マグネットローラ、トナー濃度コントロー
ル装置等が不用であり、小型化、低価格化が可能である
現像装置11を用いた現像プロセスを以下に説明する。
トナー容器14内の非磁性トナー15はミキサー16に
よって撹拌されつつトナー供給ローラ17に送られ、こ
のトナー供給ローラ17により現像ローラ12に供給さ
れる。
このトナー15の一部は、現像ローラ12による機械的
搬送力と、現像ローラ表面やその他の部材との摩擦によ
る帯電による静電力により、現像ローラ12の回動に伴
って付着搬送され、ブレード18に到達する。ここで、
ブレード18は、トナー搬送量を規制すると同時に、ト
ナー15を摩擦帯電する。
なお、ブレード18は、第1のブレードホルダ18a1
スペーサ18bおよび第2のブレードホルダ18cによ
り保持され、現像ローラ12に当接されている。ブレー
ド18を含む層形成部材については後で詳述する。
トナー供給ローラ17は、前述の如く現像ローラ12へ
のトナーの供給と、現像後の現像ローラ12上のトナー
の掻き取りという2つの役割を有している。このため、
トナー供給ローラ17は、金属シャフト17aの周囲に
106Ω・■以下の導電性を有する密度0.044H/
cj、セル数50〜60セル/25mm程度の軟質発泡
ポリウレタンフオーム層17bを有したローラであり、
現像ローラ12に対する接触深さ 0.2〜1,0關程
度、回転速度が現像ローラ12と反対方向に1/2〜4
倍速程度に設定され、現像ローラ12と同電位ないしは
100ボルト程度までのバイアス電圧をかけることによ
り良好な画像が得られる。このバイアス電圧は、トナー
の転送量に寄与するため、実験的に確認調整することが
好ましい。なお、この実施例においては、ブレード18
は自由端が現像ローラ12の回転に対して先行する、い
わゆるアゲンストの位置とされているが、いわゆるウィ
ズの位置としてもよい。
また本実施例においては、負帯電の有機感光体ドラム1
3を使用し、反転現像を行う。このため、トナー15と
して負帯電トナーを用い、ブレード18として負帯電さ
せやすい材質を使用している。
また、感光体ドラム13の表面電位−350〜70Vに
対して、現像バイアス電位は一130〜300■とし、
保護抵抗3〜10メグオームを介して現像ローラ12の
金属シャフト12aに給電している。本例では極めて高
い現像感度が得られ、表面電位−500V、バイアス電
圧200vで最大濃度1.4程度が安定して得られる。
現像ローラ12は、約1〜5w程度の接触幅(現像ニッ
プ)を形成する程度に感光体ドラム13に押圧されてお
り、この状態で感光体ドラム13の約1〜4倍径度の速
度で矢印方向(with)に回転している。このためト
ナー粒子は現像位置でも摩擦を受け、摩擦帯電されるた
め、カブリが少なく極めてシャープな画像が得られる。
現像残りトナーは、リカバリーブレード(マイラーフィ
ルム)19を擦り抜は現像器内へ戻る。
また、第1図において21は第1のブレードホルダ18
aに取付けられたバッフル板であり、ブレード18真面
に取付けられたモルトブレン等でできた発泡材22と当
接されることにより、トナーのシールおよびブレード1
8の振動を抑え、良好なトナー層を現像ローラ12上に
形成することができるようにするためのものである。
また、ブレード18は、第1のブレードホルダ18aの
回転軸23および加圧用の複数の圧縮スプリング24に
より現像ローラ12に押圧される。
上記複数の圧縮スプリング24は、ブレード18の薄板
バネ材のバネ定数よりも低く設定されており、ブレード
18の当接部が摩耗してもほとんど加圧力が変化せず、
良好なトナー層を維持できるようになっている。
第2図は、ブレード18を示す斜視・図である。
ブレード18は、ステンレス、ベリリウム銅またはリン
青銅等からなる薄板バネ25からなり、この薄板バネ2
5の一方の端部には、たとえばシリコンゴムやウレタン
等のJIS−A硬度で30〜85度のゴム弾性体または
樹脂からなる、2つの突起(チップ)26a、26bが
長手方向に沿って互いにほぼ平行するごとく固着されて
いる。これらのチップ26a、26bは、当接部断面が
半径1〜10■程度(本例では1.5g+++ )の円
筒形状とされ、別体に構成されているが、これらを一体
に構成しても良い。また、これらのチップ26a、26
bの両側には、ウレタンフオーム等からなる弾性シール
材27aおよび27bが固着されている。なお、本実施
例では、薄板バネ25として、リン青銅製で、板厚が0
.2酩のものを用いたが、形状によって0,1〜2■程
度のものが用いることができる。
上記弾性シール材27a、27bは、チップ26a、2
6bの高さとほぼ同じかやや高くなるように設けられ、
かつ硬度が低く設定されており、チップ26a、26b
が現像ローラ12に圧接される時に、トナーの両端方向
への移動を確実にシールすることができるよう構成され
ている。
ブレード18においては、チップ26a、26bが現像
ローラ12に対して確実に圧接されなければトナー層形
成にムラが生じる。
前述したように、従来のブレードを用いた場合、現像ロ
ーラ12と当接する部分の真直度50μm以下であれば
トナーの層形状のムラが無視できるし、ベルになること
が実験により確認された。しかしながら、現在の製造技
術で可能な精度は、およそ100μmが限界であり、ト
ナー層形成にムラが生じる原因となっていた。
これに対して、本実施例におけるブレード18では、弾
力性に富む薄板バネ25上に当接部断面が、円筒状のチ
ップ26a、26bが隣接してマウントされているため
、これらのチップ26a126bの精度が100μmだ
としても、薄板バネ25の弾性により圧力(加重)ムラ
が補償されるため、現像ローラ12の動きに容易に追従
し、確実にムラのないトナー層形成を行うことができる
ただし、現像ローラ12とチップ26a、26bとの接
線に対する法線方向の精度については前述の如く容易に
保証し得るが、接線方向の精度については圧力ムラとな
って現れ易い。このため、本実施例におけるブレード1
8においては、第3図に示すように、チップ26a、2
6bは薄板バネ25の端部からdlだけ離れた位置から
マウントされており、この間隔を成形や接着によってマ
ウントされるときの押えおよび位置決めとして使用する
ことにより、薄板バネ25の短手方向のマウント精度、
現像ローラ12との接線方向の精度を向上させるよう構
成されている。
この間隔d1は、層厚の大小に関与するがd。
をあまり大きくとるとトナーの流れによる圧力により、
ブレード全体が押し上げられて層形成不良となるため、
0.5〜5■■程度あればよく、望ましくは0,5〜2
mm程度が最適である。この間隔は、実際には加重やチ
ップ26a、26bの曲率(半径)等によって最適値が
決められる。
また、チップ26a、26bの長手方向の長さt、pは
、薄板バネ25の長手方向の長さLcに対して、第3図
に示すd2+d、分だけ短い。すなわち、 Lc =Lp +d2+ds となり、d2および61部には、前述の弾性シール材2
7a、27bが貼り付けられる。
なお、d、+d、の長さはあまり長くとると現像器自体
が大きくなる。また、シール能力を考えると片側最低2
■■程度必要であるためd2+d。
は、4〜30曹1程度、望ましくは4〜20龍程度にす
るのが良い。また、このときのチップ26a、26bの
長さLpは、有効現像幅よりも大きく、そして薄板バネ
25の長さLcは、現像ローラ12の幅と同等もしくは
現像ローラ12のサイドシール(図示されない)にかか
る程度に長(設定される。
次に、現像装置11の他の主要構成部品の詳細を説明す
る。
第4図は第1図に示す現像装置11の現像ローラ12の
斜視断面図である。本実施例における現像方式において
、現像ローラ12に第1に要求される特性は、「導電性
と弾性を有する」ということであり、これを満足する一
番簡単な構成は金属シャフトと導電性ゴムローラという
組合わせであるが、トナーを表面に圧接されつつ搬送す
るために、表面の平滑性が必要となるため、本実施例に
おいては第4図に示す如く、金属シャフト12aの周囲
に弾性体層12bと表面導電層12cを設けた二層構造
を採用している。
弾性体層12bとしては、導電性のものとそうでないも
のの2通りが考えられるが、表面導電層12cに剥離や
キズが生じる場合も考慮して、導電性のものの方が望ま
しい。
また、弾性体層12bは、ブレード18や感光体ドラム
13と圧接されているため、ゴム硬度が大きいと所定の
ニップを得るのに大きな荷重が必要となり、現像器トル
クの上昇にもつながる。また、梱包時や長時間放置され
ることによるJl!1iK8301によって定義される
永久歪(%)も問題となり、おおよそ10%を越えると
画像に現像ローラ周期のムラが生じてしまう。このため
、弾性体層12bの圧縮歪(%)は10%以下、望まし
くは5%以下としなければならない。ゴム硬度と永久歪
(%)との関係は、一般にゴム硬度が大きいほど永久歪
は小さくなるという傾向があるので材料と相互のバラン
スが重要となる。
現像ローラ12は、ブレード18により変形を受けた後
、感光体ドラム13の現像部に送られるが、変形したま
までは現像に影響を与えてしまうため、変形はそれまで
に回復しなければならない。
そのため、弾性体層12bのゴム硬度は35°以下、好
ましくは306以下であり、導電層12cのゴム硬度は
35°以下、好ましくは30°以下が良い。
導電層12cは、導電性ウレタン系塗料をスプレー塗布
またはディッピングにより弾性体層12bの表面に塗布
することにより形成され、直接トナーや感光体に接触す
るため、可塑剤・可硫剤・プロセスオイル等のしみ出し
により、トナーや感光体を汚染しないものでなければな
らない。
導電層12cの表面の平滑性については3〜5μmRz
以下が望ましく、それ以上になると表面の凹凸の模様が
画像に現れ易くなる。平滑度3μm Rzを実現するた
めには弾性体層12bに十分膜厚の大きい導電層12c
を付けた後、後加工(研磨)により所定の外径、表面粗
さに仕上げるということが考えられるが、この方法では
、コストか高くなる。
このため、後加工なしで上記平滑度を実現するためには
、弾性体層12bの表面粗さと導電層12cの膜厚とそ
の塗料の粘度を最適に選択することで可能である。すな
わち、塗料の粘度が低いものほど、かつ弾性体層12b
の表面粗さが大きいほど、導電層12cの膜厚を厚くす
る。導電層12cを形成するたるの塗料の粘度について
は、弾性体12b表面に塗料を塗布する方法に応じて同
じ塗料でも粘度を変えて(希釈量を変化させて)使用し
なければならい。
現像ローラ12の抵抗についての検討として、現像バイ
アス電源と金属シャフト12aとの間に任意の抵抗値の
抵抗を介在させて現像実験を行い、現像ローラ表面の電
位と抵抗値および画像との相関を得た。その結果を第5
図に示す。なお、このときの現像バイアス電源の電圧は
一200vである。
第5図から明らかなように、抵抗値10’Ω以上の抵抗
値において、白ベタ画像(感光体電位が一500vの部
分)と黒ベタ画像(感光体電位が0〜40v)の現像時
では現像ローラ表面電位は違った値を示し、白ベタ画像
では白地潜像電位に、黒ベタ画像では黒ベタ参潜像電位
に近付く傾向を示す。
つまり、大面積の画像部を有する画像では、画像部潜像
電位と現像ローラ表面電位との電位差が小さくなり濃度
の薄い画像となり、反対に画像部の面積が小さい細線画
像等の場合、現像ローラ表面電位は白地潜像電位に近付
くため画像部との電位差が大きくなり細線が太ってしま
い、鮮鋭度の低い画像となってしまう。
このような現像ローラ表面電位の変動は、現像時に上記
抵抗中を流れる電流によって生じている。
黒ベタ現像時には負の帯電したトナー粒子が現像ローラ
12から感光体ドラム13へ転移するため現像ローラ1
2から現像バイアス電源に向かう電流が流れる。白ベタ
現像時には、感光体ドラム13の表面電荷が現像ローラ
12によって除電され、現像バイアス電源から現像ロー
ラ12へ向かう電流が流れる。
このような電流は、抵抗両端に電位差を生じさせ、上記
のような現像ローラ表面電位の変動をもたらすのである
。この傾向は、1×108Ω以上で顕著であった。
すなわち、金属シャフト12aと表面導電層12cとの
間の現実の抵抗値はl×108Ω以下、好ましくはlX
l0’Ω以下の時に良好な画像が得られることが確認さ
れた。金属シャフト12aと表面導電層12c間の抵抗
値が1×108Ω以下であるので、導電性の弾性体層1
2bおよび表面導電層12cの抵抗値は金属シャフト1
2aと弾性体層12b1弾性体層12bと導電層12c
の接着層やブライマー等のため、I×106Ω・圓より
も低くなければ良い画像が実現できないことになる。
つまり、金属シャフト12aから表面導電層12C間の
トータルの抵抗が1×106Ω・(至)以下であれば満
足する結果が得られる。
以上のことから、現像ローラ12においては、弾性体層
12bにゴム硬度(JIS−A )35”以下、伸び2
50〜500%程度、抵抗値1×106Ω・(至)以下
の導電性シリコンゴムを使用し、導電層12cは導電性
ポリウレタン塗料、たとえば、日本ミラクトロン(株)
社製の商品名「スバレ・ソクス」抵抗値104〜105
Ω・国、伸び100〜400%程度のものを使用し、現
像ローラ12全体としてのゴム硬度は30〜406前後
となった。また、表面粗さ 5〜10μmの弾性体層1
2bに対して、スプレー塗布により膜厚50〜120μ
m程度の導電層12Cを形成することにより、表面粗さ
がほぼ3μmRzの現像ローラ12を実現でき、良好な
画像が得られた。
以上、本実施例においては、現像ローラ12として、金
属シャフト上に導電性シリコンゴムおよび導電性ポリウ
レタン塗料を施したものを用いたが、前述のような特性
を満足するものであれば、それに限定されるものではな
い。
次に、ブレード18についてさらに異なる実施例を説明
する。
上述した実施例におけるブレード18では、先端(当接
部)の断面半径が同じ半円筒形状のチップ26a、26
bを2つ設けた例について説明したか、本発明はかかる
実施例に限定されるものではなく、たとえば3つ4つな
どさらにチップを多数設けるなど、各種の変形が可能で
ある。また、半円筒形状とされるのは、あくまでチップ
先端の当接部てあり、薄板バネ25に固定される部分の
形状などはどのようなものでも良い。
第6図は、他の実施例のブレード18の構成を示すもの
で、この実施例のブレード18は、使用圧力範囲では剛
体で弾力の少ない厚さ 1.2■■の鉄板を2枚構造に
溶接した支持板29を用いている。
そして、この支持板29の端部に、シリコンゴムからな
る先端半径が2關の2連の半円筒状突起30a、30b
を有する一体構造のチップ30が固着されており、現像
ローラ12に垂直に近い角度で押圧されるよう構成され
ている。
このように構成されたブレード18でも、前述した実施
例と同様な効果を得ることができる。
第7図は、さらに他の実施例のブレード18の構成を示
すもので、この実施例のブレード18は、薄板バネ25
の端部に現像ローラ12に対する当接部上流側の当接円
筒部半径r1が0.5〜41■、下流側の当接円筒部半
径r2が2〜8wn(rl<rl)の条件を満たす曲率
半径の異なる突起31a s 3 l bを有する一体
構造のチップ31が固着されている。
このように構成されたブレード18では、第1の小さい
(鋭い)突起31aにより効率的にトナー搬送量を規制
でき(すなわち、層厚規制か容易)次いで第2の大きい
(なだらかな)突起31bにより、より広い接触幅に亘
って規制されたトナーを摩擦するため、トナーの帯電が
より確実となり環境変化に対しても変動の少ない安定し
た画像が得られる効果を呈する。
第8図に示すブレード18では、チップ32が薄板バネ
25の端部を覆う如く嵌合されるよう構成されており、
このチップ32には、上記チップ31と同様に、曲率半
径の異なる(r+<rl)突起32a、32bが形成さ
れている。このようなチップ32を用いれば、上記実施
例と同様な効果を得ることができるとともに、薄板バネ
25にチップ32を強固に固着することができるという
効果を得ることができる。また、チップ32の両面に、
それぞれ同様な突起を設け、片面が磨耗したら、反対側
の面を使用するようにすれば、寿命を2倍にすることが
できる。
なお、各実施例に共通することであるが、第8図に示す
突起の間隔りは、ここにトナーが停滞しないように選択
する必要があり、このDは、おおむね2つの突起の半径
の和の1〜2倍程程度良好であった。また、突起と突起
との間は、深い溝を形成しないように滑らかに繋ぐこと
でトナーの停滞を防止することができる。実験によれば
、この溝の深さを、0.2〜1.5■■とした範囲では
、トナーが停滞し、固着するような問題は発生しなかっ
た。
第9図に示す実施例は、上述した第8図に示したチップ
32の第1の突起32gを、エツジ状の突起33aによ
って置換したチップ33を用いた例を示すものである。
この実施例では、円筒形状の突起の場合に比べてさらに
鋭くトナーを規制することができる。この場合、エツジ
状の第1の突起33aは、現像ローラ12に当接せず、
0.3〜3.0m+*程度間隔をあけて設置される。そ
して、このエツジ状の第1の突起33aの下流側に設け
た半円形状の断面を有する第2の突起33bが、現像ロ
ーラ12に当接されて、トナーを摩擦帯電する。
第10図は、薄板バネ25の端部に、JIS−^硬度が
50〜85度のポリウレタン系樹脂からなり、現像ロー
ラ12との当接部半径が、1〜3mmの第1の突起34
aと、JIS−A硬度が40〜85度のシリコン系樹脂
からなり、現像ローラ12との当接部半径が、2〜81
Iの第2の突起34bとを設けた物である。
この例では、第1の突起34aが極めて耐摩耗性の高い
ポリウレタン系樹脂で形成されているため、トナーの搬
送量規制のために長期間に亘って摩擦されても寸法精度
が維持される。このため、磨耗しやすいがトナーを帯電
する能力に優れたシリコン系樹脂からなる第2の突起3
4bの保護機能を果たし、より長寿命で高い性能を得る
ことができる。
以上、実施例に基づいて説明してきたが、本発明の趣旨
から理解されるように、複数の突起は円筒状に限らず、
楕円などの曲面や、鋭いエツジ状でも良い。また、複数
の突起のすべてが現像ローラに当接する必要はなく、最
低1本の突起が当接してトナーを摩擦すればよい。
すなわち、本発明は、複数の突起に、異なる機能を分担
させるようにしたもので、従来の単一の突起しか持たな
いものに対して機能の分離により設計上の自由度が大き
くとれ、従来のような高精度が要求されない、あるいは
精度の維持が容易である、あるいは寿命が長いなど多く
の効果を呈するものである。
なお、上記実施例では、現像方式として接触方式の一成
分現像を例に説明したが、本発明はかがる実施例に限定
されるものではなく、たとえば、いわゆるジャンピング
現像法等の非接触の方式でも同様にして適用することが
でき、接触式の現像剤(トナー)層形成部材を採用した
全ての現像方式において効果を発揮できる。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明の現像装置によれば、より
均一な薄層形成と確実な摩擦帯電が行われるようになり
、濃度ムラ、地力ブリ等の不良画像のない高品位の画像
が得られ、かつ長期間の使用においても画質の劣化が生
じない現像か可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の現像装置の構成を示す図、
第2図および第3図は第1図に示す現像装置のブレード
の構成を示す図、第4図は第1図に示す現像装置の現像
ローラの構成を示す図、第5図は現像ローラ電位と抵抗
値および画像との相関を示すグラフ、第6図ないし第1
0図は他の実施例のブレードの構成を示す図である。 11・・・・・・・・・・・・現像装置12・・・・・
・・・・・・・現像ローラ13・・・・・・・・・・・
・感光体ドラム18・・・・・・・・・・・・ブレード
25・・・・・・・・・・薄板バネ 26・・・・・・・・・・当接部材 26a、26 b −・・突起 (チップ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)静電潜像保持体に対向配置された現像ローラと、
    この現像ローラの表面に現像剤薄層を形成する現像剤薄
    層形成手段とを具備し、前記現像ローラに形成される現
    像剤薄層を前記静電潜像保持体に近接または接触させる
    ことによって前記静電潜像保持体に形成される静電潜像
    を可視化する現像装置において、 前記現像剤層形成手段は、前記現像ローラとの当接部に
    、該現像ローラの画像形成幅全域に延在する突起を複数
    具備し、これらの突起の少なくとも一つを前記現像ロー
    ラに弾性的に押圧するよう構成されていることを特徴と
    する現像装置。
  2. (2)静電潜像保持体に対向配置された現像ローラと、
    この現像ローラの表面に現像剤薄層を形成する現像剤薄
    層形成手段とを具備し、前記現像ローラに形成される現
    像剤薄層を前記静電潜像保持体に接触させることによっ
    て前記静電潜像保持体に形成される静電潜像を可視化す
    る現像装置において、 前記現像剤層形成手段は、前記現像ローラとの当接部に
    、該現像ローラの画像形成幅全域に延在する突起を複数
    具備し、これらの突起の少なくとも一つを前記現像ロー
    ラに弾性的に押圧するよう構成されていることを特徴と
    する現像装置。
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