JP2000235302A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JP2000235302A
JP2000235302A JP3534999A JP3534999A JP2000235302A JP 2000235302 A JP2000235302 A JP 2000235302A JP 3534999 A JP3534999 A JP 3534999A JP 3534999 A JP3534999 A JP 3534999A JP 2000235302 A JP2000235302 A JP 2000235302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
roller
developing
developing roller
toner supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3534999A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Koido
健二 小井土
Toshiro Murano
敏郎 村野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP3534999A priority Critical patent/JP2000235302A/ja
Publication of JP2000235302A publication Critical patent/JP2000235302A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】非磁性一成分トナーの流動性を向上させること
ができ、画像品位を向上させることができるようにす
る。 【解決手段】像担持体と対向させて配設され、像担持体
の表面に非磁性一成分トナーを付着させて現像を行う現
像ローラ12と、該現像ローラ12に所定の押圧力で当
接させて配設され、回転に伴って現像ローラ12に前記
非磁性一成分トナーを供給するトナー供給ローラ24と
を有する。そして、該トナー供給ローラ24は、芯(し
ん)部材にブラシ毛を均一に植毛することによって形成
される。前記トナー供給ローラ24は芯部材にブラシ毛
を均一に植毛することによって形成されるので、外添剤
が非磁性一成分トナー内に埋め込まれたり、非磁性一成
分トナーから脱落したりするのを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ等の電子写真記
録装置においては、一様に、かつ、均一に帯電させられ
た感光体ドラムを露光装置によって露光して静電潜像を
形成し、該静電潜像を現像装置によって現像してトナー
像を形成し、該トナー像を、転写装置によって印刷媒体
に転写し、定着装置によって定着するようにしている。
【0003】図2は従来の現像装置の概略図である。図
において、11は矢印A方向に回転させられる感光体ド
ラムであり、該感光体ドラム11の表面は、図示されな
い帯電装置によって一様に、かつ、均一に帯電させら
れ、LEDヘッド16等の露光装置によって露光されて
静電潜像が形成される。また、12は前記感光体ドラム
11に対向させて配設され、矢印B方向に回転させられ
るとともに、前記静電潜像を現像してトナー像を形成す
る現像ローラ、13は該現像ローラ12に当接させて配
設され、ステンレス、リン青銅等の金属製のばね材から
成る板状の現像ブレードであり、該現像ブレード13
は、前記現像ローラ12の表面のトナー15を薄層化す
るとともに、トナー15に電荷を与える。前記トナー1
5は、非磁性一成分トナーであり、重合法によって製造
され、球形の形状を有する。一般に、トナーの表面に
は、帯電させられたときの電荷量を多くして、電気的な
付着力及び機械的な搬送力を安定させるために、トナー
よりも粒径の小さな微粉体が外添される。重合法によっ
て製造された前記トナー15の表面には、例えば、シリ
カ系の微粉体が、外添剤として外添され、まぶされた状
態で付着させられる。
【0004】また、14は前記現像ローラ12に当接さ
せて配設され、矢印C方向に回転させられるトナー供給
ローラであり、該トナー供給ローラ14は、ステンレス
等から成る芯(しん)金の外周面に半導電性シリコーン
発泡スポンジ、又はウレタン発泡スポンジ等の弾性部材
を被覆することによって形成され、前記トナー15を現
像ローラ12に供給するとともに、現像に使用されなか
ったトナー15を現像ローラ12の表面から掻(か)き
落とす。そのために、トナー供給ローラ14は所定の押
圧力で現像ローラ12に押し付けられる。
【0005】前記現像ローラ12は電源12aに、トナ
ー供給ローラ14は電源14aにそれぞれ接続され、電
源12a、14aによって現像ローラ12及びトナー供
給ローラ14にバイアス電圧が印加される。なお、前記
現像ローラ12、現像ブレード13及びトナー供給ロー
ラ14によって現像装置が構成される。そして、前記ト
ナー供給ローラ14が回転させられ、現像ローラ12と
トナー供給ローラ14との間にバイアス差が形成され
る。したがって、トナー15が、トナー供給ローラ14
と現像ローラ12との接触部において帯電させられて現
像ローラ12に付着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の現像装置においては、現像ローラ12上において現
像に使用されなかったトナー15を、トナー供給ローラ
14によって十分に掻き落とすことができるように、ト
ナー供給ローラ14が現像ローラ12に押し付けられる
押圧力が大きくされるので、連続印刷が行われる際に、
時間の経過とともに、トナー15の表面に付着させられ
ていた外添剤がトナー15内に埋め込まれたり、トナー
15から脱落したりしてしまう。
【0007】したがって、前記外添剤が欠乏したり、現
像ローラ12の摩耗等によって現像ローラ12の表面の
ゴム材が削られて、ゴム材の摩耗粉がトナー15と混合
したりするので、トナー15が凝集し、トナー15の流
動性が低下してしまう。その結果、印刷濃度が低くなっ
たり、かすれ、ドラムリング等が発生したりするので、
画像品位が低下してしまう。
【0008】本発明は、前記従来の現像装置の問題点を
解決して、非磁性一成分トナーの流動性を向上させるこ
とができ、画像品位を向上させることができる現像装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の現
像装置においては、像担持体と対向させて配設され、像
担持体の表面に非磁性一成分トナーを付着させて現像を
行う現像ローラと、該現像ローラに所定の押圧力で当接
させて配設され、回転に伴って現像ローラに前記非磁性
一成分トナーを供給するトナー供給ローラとを有する。
【0010】そして、該トナー供給ローラは、芯部材に
ブラシ毛を均一に植毛することによって形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における現像装置の概略図である。図におい
て、11は周速度が約64〔mm/s〕で矢印A方向に
回転させられる像担持体としての感光体ドラムであり、
該感光体ドラム11の表面は、図示されない帯電ローラ
等の帯電装置によって一様に、かつ、均一に帯電させら
れ、約−800〔V〕の表面電位が形成される。そし
て、前記感光体ドラム11の表面は、LEDヘッド16
等の露光装置によって露光されて約−50〔V〕の表面
電位の静電潜像が形成される。また、12は前記感光体
ドラム11と対向させられ、かつ、接触させて配設され
たウレタンゴム製の現像剤担持体としての現像ローラで
あり、該現像ローラ12は、矢印B方向に回転させら
れ、回転に伴って静電潜像に現像剤としてのトナー15
を付着させて現像を行い、トナー像を形成する。前記現
像ローラ12は、外径が20.2〔mm〕であり、電気
抵抗が1×10 6 〔Ω〕であり、周速度が78〔mm/
s〕であり、外周面の粗さRzは10〔μm〕程度にさ
れる。そして、現像ローラ12には、−300〔V〕の
バイアス電圧が電源12aによって印加される。
【0012】また、13はステンレス、リン青銅等の金
属製、例えば、ステンレス製のばね材から成り、厚さが
0.08〔mm〕の板状の現像剤薄層形成部材としての
現像ブレードであり、該現像ブレード13は、先端部又
は先端部近傍を前記現像ローラ12の表面に対して約2
0〔g/cm〕の線圧で当接させて配設される。前記現
像ブレード13は、前記現像ローラ12の表面のトナー
15を薄層化するとともに、トナー15に電荷を与え
る。そのために、前記現像ブレード13には−300
〔V〕の電圧が図示されない外部の電源によって印加さ
れる。
【0013】また、24は前記現像ローラ12の回転方
向における現像ブレード13より上流側において、現像
ローラ12に所定の押圧力で当接させて配設され、矢印
C方向に回転させられる現像剤供給回収回転体としての
トナー供給ローラであり、該トナー供給ローラ24は、
外径が13.5〔mm〕のアルミニウム製の芯部材とし
ての芯金の外周に、長さが1.7〔mm〕のナイロン
(商品名)から成るブラシ毛を均一に植毛することによ
って形成され、トナー供給ローラ24の電気抵抗は1×
1010〔Ω〕にされる。なお、植毛は、例えば、静電植
毛によって行われる。前記トナー供給ローラ24は、前
記トナー15を現像ローラ12に供給するとともに、現
像に使用されずに戻ってきたトナー15を現像ローラ1
2の表面から掻き落とす。なお、トナー供給ローラ24
には、−550〔V〕のバイアス電圧が電源24aによ
って印加される。
【0014】前記トナー15は、平均粒径が7〔μm〕
の非磁性一成分トナーであり、重合法によって製造さ
れ、球形の形状を有する。一般に、トナーの表面には、
帯電させられたときの電荷量を多くして、電気的な付着
力及び機械的な搬送力を安定させるために、トナーより
も粒径の小さな微粉体が外添される。重合法によって製
造された前記トナー15の表面には、例えば、粒径が5
0〔nm〕以下のシリカ系の微粉体が、外添剤として
0.5〔%〕の重量比で外添され、まぶされた状態で付
着させられる。
【0015】そして、前記トナー供給ローラ24が回転
させられ、現像ローラ12とトナー供給ローラ24との
間にバイアス差が形成される。したがって、トナー15
が、トナー供給ローラ24と現像ローラ12との接触部
において帯電させられて現像ローラ12に付着する。な
お、感光体ドラム11、現像ローラ12、現像ブレード
13、トナー供給ローラ24、及び攪拌(かくはん)バ
ー25によって現像装置が構成される。
【0016】また、31は前記トナー15を収容する現
像剤収容容器であり、該現像剤収容容器31は前記感光
体ドラム11の表面と対向する開口部32を備え、該開
口部32に前記現像ローラ12が回転自在に支持され
る。ところで、現像ローラ12上において現像に使用さ
れなかったトナー15を、トナー供給ローラ24によっ
て十分に掻き落とすことができるように、トナー供給ロ
ーラ24が現像ローラ12に押し付けられる押圧力が大
きくされるが、トナー供給ローラ24は、芯金の外周に
ブラシ毛を植毛することによって形成されるので、連続
印刷が行われる際に、時間の経過とともに、トナー15
の表面に付着させられていた外添剤がトナー15内に埋
め込まれたり、トナー15から脱落したりするのを防止
することができる。したがって、トナー15の表面の外
添剤が欠乏したり、現像ローラ12の摩耗等によって、
現像ローラ12の表面のゴム材が削られて、ゴム材の摩
耗粉がトナー15と混合したりすることがなくなるの
で、トナー15が凝集することがなくなり、トナー15
の流動性を向上させることができる。
【0017】その結果、印刷濃度が低くなったり、かす
れ、ドラムリング等が発生したりすることがなくなり、
画像品位を向上させることができる。ところで、ブラシ
状のトナー供給ローラを製造する方法として、幅が10
〜20〔mm〕の細長い生地にブラシ毛を織り込み、前
記生地をローラシャフトの周囲に斜めに巻き付けて、接
着する方法がある。この方法で製造したトナー供給ロー
ラにおいては、前記生地の幅ごとにブラシ毛のむらが生
じてしまう。したがって、前記トナー供給ローラを使用
して現像を行うと、トナー15の電荷量、トナー層の厚
さ等にばらつきが生じ、印刷媒体上に斜めに模様が発生
して、画像品位が低下してしまう。
【0018】また、ブラシ毛の密度も画像品位に大きく
係わるので、前記密度がある一定の範囲から外れると、
トナー供給ローラから現像ローラへのトナーの供給量、
トナーの帯電特性等が大きく変化してしまう。その結
果、トナーの供給量が過剰になって、印刷媒体上に残
像、ドラムリング等が発生したり、トナーの供給量が不
足してかすれが発生したりして、画像品位が低下してし
まう。
【0019】そして、前記現像ローラとトナー供給ロー
ラとの当込量が少なすぎると、トナーの供給量が不均一
になり、印刷媒体上にトナー供給ローラの回転周期で白
抜けが生じ、画像品位が低下してしまう。また、当込量
が多すぎると、現像ローラとトナー供給ローラとの間を
伝達される負荷トルクが大きくなって、現像装置全体の
負荷トルクが大きくなり、印刷媒体上に横筋模様のジッ
タが発生して画像品位が低下してしまう。なお、前記当
込量は、現像ローラ及びトナー供給ローラの各半径の合
計から、現像ローラとトナー供給ローラとを所定の押圧
力で互いに圧接させたときの各半径の合計を減算した値
である。
【0020】また、現像ローラの周速度とトナー供給ロ
ーラの周速度との比、すなわち、周速度比については、
現像ローラの周速度に対してトナー供給ローラの周速度
が高すぎたり低すぎたりすると、トナーの供給量、トナ
ーの電荷量等が不安定になり、印刷の初期における画像
品位、及び長時間が経過したときの画像品位が低下して
しまう。
【0021】次に、前記トナー供給ローラ24のブラシ
毛の密度、現像ローラ12とトナー供給ローラ24との
当込量、及び現像ローラ12とトナー供給ローラ24と
の周速度比を変化させたときの、トナー15の流動性、
トナー15の電荷量、トナー15の供給量、及び現像装
置の負荷トルクに与えられる影響について説明する。な
お、この場合、トナー15の流動性は劣化して凝集され
たトナー15の割合いによって、トナー15の電荷量は
現像ローラ12上のトナー15の電位によって、トナー
15の供給量は現像ローラ12上のトナー15の重量に
よって測定した。 〔実験結果1〕図1に示されるような現像装置に、ブラ
シ毛の密度の異なる数種類のトナー供給ローラ24を組
み込んだ状態で、現像ローラ12、トナー供給ローラ2
4及び感光体ドラム11をそれぞれ所定の周速度で回転
させた。なお、実験に使用されたトナー供給ローラ24
において、芯金の外径を13.5〔mm〕にし、ローラ
の外径を16.9〔mm〕にするとともに、長さが1.
7〔mm〕のナイロン製のブラシ毛を使用し、該ブラシ
毛の密度を変化させた。また、現像ローラ12とトナー
供給ローラ24との当込量を0.35〔mm〕にし、現
像ローラ12及びトナー供給ローラ24を同じ方向に回
転させ、現像ローラ12とトナー供給ローラ24との周
速度比を1:0.54にした。
【0022】図3は本発明の実施の形態におけるブラシ
毛の密度とトナーの流動性との関係図、図4は本発明の
実施の形態におけるブラシ毛の密度とトナーの電位との
関係図、図5は本発明の実施の形態におけるブラシ毛の
密度とトナーの重量との関係図である。なお、図3にお
いて、横軸にブラシ毛の密度を、縦軸にトナー15(図
1)の流動性を、図4において、横軸にブラシ毛の密度
を、縦軸にトナー15の電位を、図5において、横軸に
ブラシ毛の密度を、縦軸にトナー15の重量を採ってあ
る。
【0023】図3に示されるように、トナー供給ローラ
24のブラシ毛の密度が12万〔本/inch2 〕より
高いと、トナー供給ローラ24の表面が硬くなってトナ
ー15の流動性が低くなる。したがって、現像ローラ1
2とトナー供給ローラ24との間でトナー15が劣化し
やすくなり、印刷濃度が低くなり、画像品位が低下して
しまう。また、図4及び5に示されるように、ブラシ毛
の密度が6万〔本/inch2 〕以下になると、トナー
15の電荷量が少なくなって、電位が低くなるととも
に、トナー15の供給量が少なくなって、重量が小さく
なる。したがって、画像品位が低下してしまう。このこ
とから、図3〜5に示されるような画像良好範囲を得る
ことができる。 〔実験結果2〕図1に示されるような現像装置に、芯金
の外径の異なる数種類のトナー供給ローラ24を組み込
んだ状態で、現像ローラ12、トナー供給ローラ24及
び感光体ドラム11をそれぞれ所定の周速度で回転させ
た。なお、実験に使用されたトナー供給ローラ24にお
いて、ローラの外径を16.9〔mm〕にするととも
に、長さが1.7〔mm〕のナイロン製のブラシ毛を使
用し、ブラシ毛の密度を10万〔本/inch2 〕に
し、芯金の外径を変化させて、現像ローラ12とトナー
供給ローラ24との当込量を変化させた。また、現像ロ
ーラ12及びトナー供給ローラ24を同じ方向に回転さ
せ、現像ローラ12とトナー供給ローラ24との周速度
比を1:0.54にした。
【0024】図6は本発明の実施の形態における当込量
とトナーの電位との関係図、図7は本発明の実施の形態
における当込量とトナーの重量との関係図、図8は本発
明の実施の形態における当込量と現像装置の負荷トルク
との関係図である。なお、図6において、横軸に当込量
を、縦軸にトナー15(図1)の電位を、図7におい
て、横軸に当込量を、縦軸にトナー15の重量を、図8
において、横軸に当込量を、縦軸に現像装置の負荷トル
クを採ってある。
【0025】図6〜8に示されるように、当込量が0.
2〔mm〕以下であると、トナー15の電荷量が少なく
なって、電位が低くなり、トナー15の供給量が少なく
なって、重量が小さくなる。したがって、印刷濃度が低
くなり、トナー供給ローラ24の回転周期で印刷媒体上
に白抜けが発生する。また、当込量が1.0〔mm〕よ
り多くなると、現像装置全体の負荷トルクが極端に大き
くなり、印刷媒体上に横筋模様のジッタが発生し、当込
量が更に多くなると、現像装置の駆動ギヤの歯飛び、脱
調等が発生してしまう。 〔実験結果3〕図1に示されるような現像装置に、現像
ローラ12とトナー供給ローラ24との周速度比の異な
る数種類のトナー供給ローラ24を組み込んだ状態で、
現像ローラ12、トナー供給ローラ24及び感光体ドラ
ム11をそれぞれ所定の周速度で回転させた。なお、実
験に使用されたトナー供給ローラ24において、芯金の
外径を13.5〔mm〕にし、ローラの外径を16.9
〔mm〕にするとともに、長さが1.7〔mm〕のナイ
ロン製のブラシ毛を使用し、ブラシ毛の密度を10万
〔本/inch2 〕にした。また、現像ローラ12とト
ナー供給ローラ24との当込量を0.35〔mm〕に
し、現像ローラ12及びトナー供給ローラ24を同じ方
向に回転させ、現像ローラ12とトナー供給ローラ24
との周速度比を変化させた。
【0026】図9は本発明の実施の形態における周速度
比とトナーの電位との関係図、図10は本発明の実施の
形態における周速度比とトナーの重量との関係図であ
る。なお、図9において、横軸に周速度比を、縦軸にト
ナー15(図1)の電位を、図10において、横軸に周
速度比を、縦軸にトナー15の重量を採ってある。図9
及び10に示されるように、トナー供給ローラ24の周
速度が現像ローラ12の周速度より低く、かつ、周速度
比が1:0.5より小さいとき、トナー15の供給量が
少なくなって重量が小さくなり、トナー15の電荷量が
少なくなって電位が低くなる。したがって、印刷濃度が
低くなってしまう。
【0027】一方、トナー供給ローラ24の周速度が現
像ローラ12の周速度より高く、かつ、周速度比が1:
2.5より大きいとき、トナー15の供給量が多くなり
すぎて、トナー15の重量が過剰に大きくなる。したが
って、印刷媒体上に残像が発生したり、ドラムリングが
発生したりしてしまう。このように、本実施の形態にお
いて、トナー供給ローラ24は、芯金の外周にブラシ毛
を植毛することによって形成され、ブラシ毛の密度が6
万〜12万〔本/inch2 〕にされるので、外添剤が
欠乏したり、現像ローラ12の摩耗等によって現像ロー
ラ12の表面のゴム材が削られて、ゴム材の摩耗粉がト
ナー15と混合したりすることがないので、トナー15
の流動性を向上させることができる。したがって、印刷
濃度が低くなったり、かすれ、ドラムリング等が発生し
たりすることがなくなるので、画像品位を向上させるこ
とができる。
【0028】また、トナー15の供給量を安定させ、ト
ナー15の電荷量を安定させることができるので、トナ
ー15が劣化するのを防止することができる。そして、
当込量が0.3〜1.0〔mm〕にされるので、トナー
15の供給量を安定させることができるとともに、現像
装置全体の負荷トルクが大きくなるのを防止することが
できる。
【0029】さらに、周速度比が1:0.5〜1:2.
5にされるので、トナー15の供給量を安定させること
ができ、トナー15の電荷量を安定させることができる
とともに、印刷濃度を適正にすることができる。なお、
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であ
り、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、現像装置においては、像担持体と対向させて配設
され、像担持体の表面に非磁性一成分トナーを付着させ
て現像を行う現像ローラと、該現像ローラに所定の押圧
力で当接させて配設され、回転に伴って現像ローラに前
記非磁性一成分トナーを供給するトナー供給ローラとを
有する。
【0031】そして、該トナー供給ローラは、芯部材に
ブラシ毛を均一に植毛することによって形成される。こ
の場合、前記トナー供給ローラは芯部材にブラシ毛を均
一に植毛することによって形成されるので、連続印刷が
行われる際に、時間の経過とともに、非磁性一成分トナ
ーの表面に付着させられていた外添剤が非磁性一成分ト
ナー内に埋め込まれたり、非磁性一成分トナーから脱落
したりするのを防止することができる。したがって、外
添剤が欠乏したり、現像ローラの摩耗等によって、現像
ローラの表面のゴム材が削られて、ゴム材の摩耗粉がト
ナーと混合したりすることがないので、非磁性一成分ト
ナーが凝集することがない。その結果、非磁性一成分ト
ナーの流動性を向上させることができる。
【0032】そして、印刷濃度が低くなったり、かす
れ、ドラムリング等が発生したりすることがなくなるの
で、画像品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における現像装置の概略図
である。
【図2】従来の現像装置の概略図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるブラシ毛の密度と
トナーの流動性との関係図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるブラシ毛の密度と
トナーの電位との関係図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるブラシ毛の密度と
トナーの重量との関係図である。
【図6】本発明の実施の形態における当込量とトナーの
電位との関係図である。
【図7】本発明の実施の形態における当込量とトナーの
重量との関係図である。
【図8】本発明の実施の形態における当込量と現像装置
の負荷トルクとの関係図である。
【図9】本発明の実施の形態における周速度比とトナー
の電位との関係図である。
【図10】本発明の実施の形態における周速度比とトナ
ーの重量との関係図である。
【符号の説明】 11 感光体ドラム 12 現像ローラ 13 現像ブレード 15 トナー 24 トナー供給ローラ 25 攪拌バー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)像担持体と対向させて配設され、
    像担持体の表面に非磁性一成分トナーを付着させて現像
    を行う現像ローラと、(b)該現像ローラに所定の押圧
    力で当接させて配設され、回転に伴って現像ローラに前
    記非磁性一成分トナーを供給するトナー供給ローラとを
    有するとともに、(c)該トナー供給ローラは、芯部材
    にブラシ毛を均一に植毛することによって形成されるこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 ブラシ毛の密度は6万〜12万〔本/i
    nch2 〕にされる請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像ローラとトナー供給ローラとの
    当込量は0.3〜1.0〔mm〕にされる請求項1に記
    載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像ローラ及びトナー供給ローラは
    同方向に回転させられ、かつ、前記現像ローラとトナー
    供給ローラとの周速度比は、1:0.5〜1:2.5に
    される請求項1に記載の現像装置。
JP3534999A 1999-02-15 1999-02-15 現像装置 Withdrawn JP2000235302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3534999A JP2000235302A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3534999A JP2000235302A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000235302A true JP2000235302A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12439395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3534999A Withdrawn JP2000235302A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000235302A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100495639B1 (ko) * 2002-05-29 2005-06-14 주식회사 인바이포 기능성 식모 롤러
KR100495638B1 (ko) * 2002-05-29 2005-06-14 주식회사 인바이포 현상 장치
JP2012150204A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Oki Data Corp 現像装置及び画像形成装置
US8583016B2 (en) 2010-01-29 2013-11-12 Oki Data Corporation Developing device and image forming apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100495639B1 (ko) * 2002-05-29 2005-06-14 주식회사 인바이포 기능성 식모 롤러
KR100495638B1 (ko) * 2002-05-29 2005-06-14 주식회사 인바이포 현상 장치
US8583016B2 (en) 2010-01-29 2013-11-12 Oki Data Corporation Developing device and image forming apparatus
JP2012150204A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Oki Data Corp 現像装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3103704B2 (ja) 現像装置
JPH04109266A (ja) 現像装置
US5095341A (en) Image forming apparatus using one component developing agent with roller applicator
JP6846006B2 (ja) 画像形成装置
US6376087B1 (en) Developing agent carrier, developing unit, and image forming apparatus
US6269235B1 (en) Developing apparatus featuring first and second developer bearing members each including a non-negative member and a coating member covering the non-negative member
JPH09311539A (ja) 現像装置
US6526238B2 (en) Developing device
JP2000235302A (ja) 現像装置
JP2005037775A (ja) 現像剤規制部材及び現像装置
EP0636950B1 (en) Developing apparatus having rotatable developer supply member for developer carrying member
JPH0619633B2 (ja) 現像装置
JPH0455872A (ja) 現像装置
JP2005250346A (ja) 画像形成装置
JP2000258987A (ja) 現像装置
JP3136288B2 (ja) 現像装置
JP3904051B2 (ja) 現像装置
JP2004191881A (ja) 現像方法、現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4554854B2 (ja) 現像装置
JP3078348B2 (ja) 現像方法及びその装置
JP2006208619A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH08179603A (ja) 現像装置
JP3952120B2 (ja) 現像装置
JP3078345B2 (ja) 現像装置
JP3078346B2 (ja) 現像方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509