JP6846006B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。図中の符号「Y」、「C」、「M」、「K」は、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色用の部材であることを示すものである。
定着装置20を通過した転写紙Pは、排紙ローラ対91によってプリンタ100の筐体の外の排紙トレイ90上に排紙される。
ドラム状の感光体1は、その軸線方向が、図2中の紙面に直交する方向である略水平な方向(以下、「水平方向」という)と平行になる姿勢で配設されている。現像装置5は現像ケーシング60を備え、現像ケーシング60は、第一現像ローラ71及び第二現像ローラ75が配置された現像室51と、剤供給室52と、剤回収室53と、剤返送室54とを形成する。
剤供給室52は、現像室51の上部に配置された第一現像ローラ71に現像剤を供給し、剤回収室53は、現像室51の下部に配置された第二現像ローラ75から現像剤を回収する。また、剤返送室54は、剤回収室53で回収した現像剤及び剤回収室53に補給されたトナーを剤供給室52の搬送方向上流側端部に搬送する。
図4は、現像装置5の長手方向の一端部(図2中の奥側端部)近傍の図3中のI−I断面における断面説明図である。図5は、現像装置5の長手方向の他端部(図2中の手前側端部)近傍の図3中のJ−J断面における断面説明図である。
第一現像スリーブ72及び第二現像スリーブ76の回転中心線は、水平方向と平行な感光体1の軸線方向と平行になるように配置されている。したがって、以下の説明では、二つの現像スリーブの回転中心線の延在方向は、現像スリーブの軸線方向と呼ぶ。
図2、図4及び図5に示すように、剤供給室52は剤回収室53の鉛直方向の真上に配置されている。
回収スクリュ68も、樹脂等の非磁性材料からなり、その回転軸が、現像スリーブの軸線方向と平行な姿勢で延在するように配置されている。よって、供給スクリュ67と回収スクリュ68とは回転軸が平行になるように配置されている。回収スクリュ68は、棒状の回転軸部材と、これの周面に螺旋状に立設されたスクリュ羽根とを有し、これらが、モータや駆動伝達系等からなる駆動手段によって、図2中の時計回り方向に一体的に回転駆動される。
剤返送室54は、現像室51、剤供給室52、及び剤回収室53とは異なり、水平方向に延在する姿勢ではなく、水平方向に対して傾いた方向に延在する姿勢で形成されている。
返送スクリュ69は、樹脂等の非磁性材料からなり、棒状の回転軸部材の周面上にスクリュ羽根が立設さられ、その回転軸が、剤返送室54の延在方向に沿うように、現像スリーブの軸線方向に対して傾斜した姿勢で延在するように配置されている。返送スクリュ69は、モータや駆動伝達系等からなる駆動手段によって、図2中の反時計回り方向に回転駆動される。
剤返送室54は、仕切壁61によって、その大部分が剤供給室52や剤回収室53に対して仕切られ、仕切壁61に設けられた返送出口開口62aや返送入口開口62bによって、その一部分が剤供給室52や剤回収室53と連通している。
この搬送の過程において、現像剤は図2中の矢印「A」で示すように、現像室51内の第一現像スリーブ72に向けて順次供給されていき、第一現像スリーブ72内の第一マグネットローラ73の磁力によって第一現像スリーブ72の表面上に汲み上げられる。
一方、第一現像スリーブ72の表面上に汲み上げられなかった現像剤は、供給スクリュ67による現像剤の搬送方向下流側(図2中の紙面に直交する方向の奥側)端部付近まで搬送される。そして、図4に矢印「C」で示すように、剤供給室52の底壁に設けられた落下開口63から剤回収室53内に落下する。
そして、第二マグネットローラ77の磁極配置により形成される反発磁界の影響によって、第二現像スリーブ76の表面から離脱した後、図2中の矢印「B」で示すように剤回収室53内に落下する。
この搬送の過程において、プリンタ100本体に設けられたトナー補給装置によって剤回収室53内にトナーが補給される。また、剤回収室53の現像剤の搬送方向下流側端部近傍では、落下開口63を通って剤供給室52から落下してくる現像剤を取り込む。
そして、剤返送室54内で、現像剤の搬送方向上流側から下流側への斜め上向きの姿勢で配置された返送スクリュ69の回転に伴って、図3の矢印「G」で示すように昇り勾配を現像剤が搬送される。この昇り勾配を搬送された現像剤は、返送スクリュ69による現像剤の搬送方向下流側端部付近まで搬送されると、図5に矢印「H」で示すように、仕切壁61に設けられた返送出口開口62aを通って、剤供給室52内に戻される。
剤供給室52内に戻された現像剤は、供給スクリュ67による現像剤の搬送方向上流側端部に取り込まれる。
まず、第一現像スリーブ72の内側に配置された第一マグネットローラ73の各磁極について説明する。
すなわち、図2に示すように、仕切壁61から第一現像スリーブ72に向けて供給スクリュ67のスクリュ羽根の外周に沿うように形成された受け部材64の第一現像スリーブ72側の端部である受け部材現像側端部65が、受け部材64の上端部である。この受け部材現像側端部65が、第一現像スリーブ72の全表面領域のうち、汲み上げ磁極S3(汲み上げ磁力最大箇所)よりも下流側の箇所で第一現像スリーブ72に対向する。そして、剤供給室52における受け部材現像側端部65の脇の位置が供給位置である。
第一現像スリーブ72では、図2中の矢印「A」で示すように、受け部材64の受け部材現像側端部65の脇に現像剤が進入すると、現像剤の汲み上げを開始する。
また、近年の高画質化に伴い、画像形成に用いられるトナーはより小粒径化且つ円形化される傾向にあるため、感光体1とクリーニングブレードとの間をすり抜け易くなってきている。このようなすり抜けが起こると、感光体1の帯電不良や光走査時の露光不良によって画質が低下してしまう。
感光体クリーニング装置2は、感光体1の表面移動方向の上流側から順に、クリーニングブラシ205、クリーニングブレード202、潤滑剤塗布手段である潤滑剤塗布ブラシ211及び潤滑剤の均しブレード210を備える。
潤滑剤塗布ブラシ211に対して感光体1の表面移動方向下流側に配置された均しブレード210は、感光体クリーニング装置2のケーシングに片持ち支持され、自由端側を感光体1の表面に対してカウンター方向で当接させるブレード部材である。
本実施形態の現像バイアスVbは、交流成分を含んだACバイアスである。
図7中の「T」は、交流成分によって周期的に電圧が変化する現像バイアスVbの1[周期]を示している。図7中の「T1」は、現像バイアスVbの1[周期]の間に現像バイアスVbの平均値(以下、「現像バイアス平均値Vbav」と言う)に対して、トナーの正規帯電極性(マイナス極性)とは逆極性(プラス極性)側成分の電圧が印加される時間を示している。図7中の「T2」は、現像バイアスVbの1[周期]の間に現像バイアス平均値Vbavに対してトナーの正規帯電極性(マイナス極性)側成分の電圧が印加される時間を示している。
一方、上記表面電位がアース電圧GNDに対してマイナス極性とは逆極性のプラス極性側にも変動する場合は、プラス極性側の最大値が現像バイアスVbの最大値となる。
本実施形態においては、図7に示すように、現像バイアスVbにおけるトナーの正規帯電極性(マイナス極性)側の最小値(「Vb」の最大値)を、次のように設定している。すなわち、感光体1の表面上の潜像における現像部の電位である露光電位VLよりもトナーの正規帯電極性(マイナス極性)側としている。
図7に示す例では、現像バイアス平均値Vbavと露光電位VLとの電位差である現像ポテンシャルVpotは、250[V]となっている。
図8に示す波形では、周波数が5〜10[kHz]、逆極性側デューティ比(T1/T×100)が40〜70[%]、現像バイアスVbの最大値と最小値との差であるピークトゥピーク値Vppが800〜1500[V]となっている。
(1)振動電界により、電位潜像に忠実にトナーを再配列させることでの粒状性の向上。
(2)DCバイアス現像に比べて強電界でキャリアからトナーを引き剥がすことで、現像に寄与できるトナー量を増加させることでの現像性の向上。
(3)現像電界の平均化による現像ギャップ偏差・変動による現像ムラの改善。
この要求に答えるためには、上述した、潤滑剤(ステアリン酸亜鉛)の感光体への塗布が有利である。
実験1として、AC現像バイアスのピークトゥピーク値Vppを変動させたときの潤滑剤(ステアリン酸亜鉛)の感光体への塗布ムラに起因するスジ画像と、現像ギャップの偏差・変動に起因する濃度ムラとを評価する実験を行なった。
図9は、実験1の結果を示す模式図である。
・実験に用いた画像形成装置:RICOH Pro C9110
・ピークトゥピーク値Vppの変動幅:0[V](DC)から100[V]ずつ上昇
・潤滑剤の塗布量:3.6[mg]
・現像バイアス平均値Vbav:−350[V]
・帯電電位Vd:−450[V]
・露光電位VL=−100[V]
・現像バイアスVbの周波数(1/T)の範囲:5.0〜10[kHz]
・逆極性側デューティ比(T1/T×100)の範囲:40〜70[%]
上記条件における、現像バイアスVbの周波数(1/T)の範囲及び逆極性側デューティ比(T1/T×100)の範囲を上記範囲に設定したのは以下の理由による。
また、逆極性側デューティ比(T1/T×100)は、高いほど色むら、粒状性、地汚れが悪く、低いほどキャリア付着が増加する。これらの不具合が許容できる範囲が40〜70[%]であったため上記範囲に設定した。
図9(a)において、縦軸の塗布ムラによるスジ画像のレベルは、主観評価によるものである。「○」がスジのないレベル、「△」が良く見ればスジが視認できるレベル、「×」がスジを視認でき問題となるレベルである。
ここで、縦軸の潤滑剤(ステアリン酸亜鉛)の感光体への塗布ムラによるスジ画像のレベルは、経時の感光体表面の状態および、潤滑剤の均しブレード(図6中の「210」)のブレードエッジの状態によって異なる。一般的に、経時で使い込む程、均しブレードのブレードエッジが磨耗し、潤滑剤の塗布ムラは多くなる傾向にある。図9(a)の実験では、使用済み感光体と均しブレードとを用い、塗布ムラが限界まで増えるように、潤滑剤塗布量を実験に用いた画像形成装置の使用条件の最大値としている。
また、ピークトゥピーク値Vppの値が「0[V]」のレベル(すなわちDC現像バイアスのレベル)に対して、ピークトゥピーク値Vppを大きくしていくと、潤滑剤(ステアリン酸亜鉛)の感光体への塗布ムラに起因するスジ画像は相対的に悪化する。
ピークトゥピーク値Vppが大きくなるとスジが目立ち、小さくすると目立たなくなる理由は現段階では不明である。ただし、潤滑剤の塗布量を増やしても、画像形成装置を変えても、同様な結果となっている。スジ画像は目立つので、ピークトゥピーク値Vppとしては、スジの出ない400[V]以下が望ましい。
図9(b)の縦軸の現像ギャップの変動に起因する濃度ムラのレベルも、図9(a)の縦軸と同様に、主観評価によるものである。「○」がムラのないレベル、「△」が良く見ればムラが視認できるレベル、「×」がムラを視認でき問題となるレベルである。
ただし、ピークトゥピーク値Vppは大きくし過ぎると、キャリアの絶縁耐圧を超えてしまい、現像領域で微小放電を起こすため、濃度ムラは悪化してくる。ここで、濃度ムラが悪化してくるピークトゥピーク値Vppは、キャリアの抵抗(絶縁耐圧)によって異なる。
図9(b)では、ピークトゥピーク値Vppが200[V]を超えるあたりから、現像ギャップの変動に起因する濃度ムラがDC現像に比べて改善され、600[V]〜900[V]で改善効果が最大になる。
これは以下の理由による。
これは、理由は不明であるが、潤滑剤塗布ムラによるスジは電位依存性がないからである。したがって、異なる電位においても400[V]以下でスジが改善されるという効果に差異はないのである。電位を変えても現像ギャップの変動量は変わらない。したがって、現像ギャップの変動に対して設定された200[V]以上という設定も変わらず設定することができる。
すなわち、二本の現像ローラ(71、75)を有し、第一現像ローラ71の第一現像スリーブ72から第二現像ローラ75の第二現像スリーブ76に二成分現像剤を受け渡す現像装置5を備える。
このため、本実施形態のプリンタ100では、プロダクションプリンタ市場で求められる高画質と、感光体1の長寿命化とを両立することができる。
次に、プリンタ100の変形例について説明する。
上述した実施形態のプリンタ100では、四つのトナー像形成部6(Y,C,M,K)は、画像形成物質として、互いに異なる色のY、C、M、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。変形例では、四つのトナー像形成部6(Y,C,M,K)のうち、カラートナーを用いる三つのトナー像形成部6(Y,C,M)は、現像バイアスとして上述した実施形態と同様のAC現像バイアスを印加する。一方、ブラックトナーを用いるブラック用トナー像形成部6Kでは、現像バイアスとしてDC現像バイアスを印加する点で上述した実施形態のプリンタ100と異なる。
実験2として、AC現像バイアスのピークトゥピーク値Vppを変動させたときの潤滑剤(ステアリン酸亜鉛)の感光体への塗布ムラに起因するスジ画像を評価し、ブラックトナーを用いた場合とカラートナーを用いた場合とで比較する実験を行なった。
図10は、実験2の結果を示す模式図である。
実験2の画像形成装置の実験条件は、上述した実験1と同じである。
図10中の実線のグラフがカラートナーを用いた場合であり、破線のグラフがブラックトナーを用いた場合である。
図10において、縦軸の潤滑剤の塗布ムラによるスジ画像のレベルは、主観評価によるものである。「○」がスジのないレベル、「△」が良く見ればスジが視認できるレベル、「×」がスジを視認でき問題となるレベルである。
実験3として、振れ量の異なる現像スリーブを用いたときの現像ギャップの変動に起因する濃度ムラを評価する実験を行なった。
図11は、実験3の結果を示す模式図である。
実験3の画像形成装置の実験条件は、上述した実験1と同じである。
図11において、縦軸の現像ギャップの変動に起因する濃度ムラのレベルは、主観評価によるものである。「○」がムラのないレベル、「△」が良く見ればムラが視認できるレベル、「×」がムラを視認でき問題となるレベルである。
そこで、塗布ムラが目立ちにくいカラートナーを用いる三つのトナー像形成部6(Y,C,M)の現像バイアスには、ピークトゥピーク値Vppが、「200〜400[V]」のAC現像バイアスを印加する。よって、これら三つのトナー像形成部6(Y,C,M)の現像装置5(Y,C,M)の現像スリーブとしては、ブラック用現像装置5Kに用いることができない程度に現像スリーブ振れが大きいものを用いても、濃度ムラは悪化しない。
このような構成により、変形例のプリンタ100では、量産性を維持しつつ、プロダクションプリンタ市場で求められる高画質のカラー画像を提供することができる。
感光体1等の潜像担持体の表面上にステアリン酸亜鉛等の潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布ブラシ211等の潤滑剤塗布手段を備え、現像に交流成分を含む現像バイアス等の現像電圧を用いる電子写真方式のプリンタ100等の画像形成装置において、潜像担持体に対する潤滑剤の塗布量が、潜像担持体の表面の移動方向に直交する方向の長さ1.0[cm]の範囲の表面移動距離1.0[km]あたりで、0.845[mg]以上であり、現像電圧の最大値と最小値との差(ピークトゥピーク値Vpp等)が、200[V]以上、400[V]以下である。
これによれば、上述した本発明者らの実験で明らかにしたように、交流現像方式で、従来よりも潜像担持体の長寿命化を図り、直流現像方式よりも現像ギャップの変動に起因する濃度ムラを改善しつつ、スジ画像の悪化を抑制できる。これは以下の理由による。
すなわち、本発明者らの実験で明らかにしたように、交流現像方式では、現像電圧の最大値と最小値との差が大きいほど、現像ギャップの変動に起因する濃度ムラを改善できる傾向がある。一方、交流現像方式では、経時で潤滑剤の塗布ムラに起因するスジ画像が生じることがあり、このスジ画像は、現像電圧の最大値と最小値との差が大きいほど悪化する傾向がある。そこで、潤滑剤の塗布量と現像電圧の最大値と最小値との差とを態様Aの範囲に設定することにより、直流現像方式よりも現像ギャップの変動に起因する濃度ムラを改善しつつ、スジ画像の悪化を抑制できる。
態様Aにおいて、現像装置5等の現像手段は、現像剤担持体として、トナーを含む現像剤を収容する剤供給室52等の現像剤収容部から供給された現像剤を担持し、感光体1等の潜像担持体と対向する第一現像領域74等の第一現像領域に搬送する第一現像スリーブ72等の第一現像剤担持体と、第一現像領域を通過した第一現像剤担持体の表面から供給された現像剤を担持し、潜像担持体と対向する第二現像領域78等の第二現像領域に搬送し、第二現像領域を通過した現像剤を剤回収室53等の現像剤収容部に受け渡す第二現像スリーブ76等の第二現像剤担持体と、を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像したトナー像の粒状性の向上と、現像性の向上とを図ることが可能となる。
態様AまたはBにおいて、帯電装置4等の帯電手段は、スコノトロン帯電器である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、感光体1等の潜像担持体へのハザードを抑制し、潜像担持体の長寿命化を達成することが可能となる。
態様A乃至Cの何れかの態様において、感光体1等の潜像担持体と現像装置5等の現像手段とを有するトナー像形成部6等の作像部を複数備え、複数の前記作像部として、ブラックトナーを使用するブラック用トナー像形成部6K等のブラック作像部と、ブラックトナー以外のカラートナーを用いる三つのトナー像形成部6(Y,C,M)等のカラー作像部と、を備え、ブラック作像部の現像バイアス等の現像電圧は、交流成分を含まない。
これによれば、上記変形例について説明したように、ブラック作像部で潤滑剤の塗布ムラに起因するスジ画像の悪化を抑制できる。
態様Dにおいて、現像装置5等の現像手段が備える現像スリーブ(73、76)等の現像剤担持体は、内部にマグネットローラ(73、77)等の磁界発生手段が配置された回転可能な現像スリーブであり、ブラック用トナー像形成部6K等のブラック作像部の現像手段が備える現像スリーブは、三つのトナー像形成部6(Y,C,M)等のカラー作像部の現像手段が備える現像スリーブよりも振れ精度が高い。
これによれば、上記変形例について説明したように、量産性を維持しつつ、高画質のカラー画像を提供することができる。
2 感光体クリーニング装置
3 除電装置
4 帯電装置
5 現像装置
5K ブラック用現像装置
6 トナー像形成部
6K ブラック用トナー像形成部
7 露光装置
8 中間転写ベルト
9 一次転写バイアスローラ
10 ベルトクリーニング装置
12 二次転写バックアップローラ
15 中間転写ユニット
19 二次転写ローラ
20 定着装置
51 現像室
52 剤供給室
53 剤回収室
54 剤返送室
60 現像ケーシング
61 仕切壁
62a 返送出口開口
62b 返送入口開口
63 落下開口
64 受け部材
65 部材現像側端部
66 現像ドクタ
67 供給スクリュ
68 回収スクリュ
69 返送スクリュ
71 第一現像ローラ
72 第一現像スリーブ
73 第一マグネットローラ
74 第一現像領域
75 第二現像ローラ
76 第二現像スリーブ
77 第二マグネットローラ
78 第二現像領域
80 給紙トレイ
81 給紙ローラ
82 レジストローラ対
90 排紙トレイ
91 排紙ローラ対
100 プリンタ
202 クリーニングブレード
203 回収コイル
204 フリッカーバー
205 クリーニングブラシ
210 均しブレード
211 潤滑剤塗布ブラシ
212 固形潤滑剤
213 コイルバネ
N1 第一現像磁極
N2 規制磁極
N3 第二現像磁極
N4 現像剤受け磁極
P 転写紙
S1 規制後搬送磁極
S2 現像剤渡し磁極
S3 汲み上げ磁極
S4 搬送磁極
S5 拘束磁極
S6 反発磁極
Vb 現像バイアス
Vbav 現像バイアス平均値
Vd 帯電電位
VL 露光電位
Vpot 現像ポテンシャル
Vpp ピークトゥピーク値
Claims (4)
- 潜像担持体の表面上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備え、
現像に交流成分を含む現像電圧を用いる電子写真方式の画像形成装置において、
前記潜像担持体に対する前記潤滑剤の塗布量が、前記潜像担持体の表面の移動方向に直交する方向の長さ1.0[cm]の範囲の表面移動距離1.0[km]あたりで、0.845[mg]以上かつ3.6[mg]以下であり、
前記現像電圧の最大値と最小値との差が、200[V]以上、400[V]以下であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
現像手段は、現像剤担持体として、トナーを含む現像剤を収容する現像剤収容部から供給された前記現像剤を担持し、前記潜像担持体と対向する第一現像領域に搬送する第一現像剤担持体と、
前記第一現像領域を通過した前記第一現像剤担持体の表面から供給された前記現像剤を担持し、前記潜像担持体と対向する第二現像領域に搬送し、前記第二現像領域を通過した現像剤を前記現像剤収容部に受け渡す第二現像剤担持体と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記潜像担持体と現像手段とを有する作像部を複数備え、
複数の前記作像部として、ブラックトナーを使用するブラック作像部と、ブラックトナー以外のカラートナーを用いるカラー作像部と、を備え、
前記ブラック作像部の前記現像電圧は、交流成分を含まないことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の画像形成装置において、
前記現像手段が備える現像剤担持体は、内部に磁界発生手段が配置された回転可能な現像スリーブであり、
前記ブラック作像部の前記現像手段が備える現像スリーブは、前記カラー作像部の前記現像手段が備える現像スリーブよりも振れ精度が高いことを特徴とする画像形成装置。
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