JPH02259329A - ガス機器の安全装置 - Google Patents

ガス機器の安全装置

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JPH02259329A
JPH02259329A JP7992989A JP7992989A JPH02259329A JP H02259329 A JPH02259329 A JP H02259329A JP 7992989 A JP7992989 A JP 7992989A JP 7992989 A JP7992989 A JP 7992989A JP H02259329 A JPH02259329 A JP H02259329A
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畑 憲二
Akio Sakamoto
坂本 紀生
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、バーナにより加熱される熱電対と、その熱起
電力により開状態に保持される常閉型の電磁弁を備えた
安全装置を有するガス湯沸器等のガス機器の始動装置に
関する。
(従来の技術) この種のガス機器の始動装置としては、例えば実開昭6
0−71869号公報に示す技術があり、操作つまみの
押し込みと機械的に連動して電磁弁を開き、操作つまみ
の回動と連動してガス弁を開くと同時に点火装置を作動
させてバーナから噴出するガスに点火し、このバーナに
より加熱される熱電対の熱起電力により電磁弁を開状態
に保持するようにしている。これにより、何等かの理由
でバーナの火が消えれば熱起電力が消滅するので、電磁
弁が閉じて未燃焼ガスの放出を防止することができる。
しかしながらこのような従来技術は、操作つまみを押し
込んでから回動する必要があるので、始動操作が面倒で
ある。
このような問題を解決するために、ワンタッチ式押ボタ
ンと連動して作動するスイッチを介して一次電池から供
給される電流により常閉型の電磁弁を開とするプッシュ
ソレノイドを備え、これにより一旦開状態とした電磁弁
をコンデンサからの放電電流により作動する一時保持ソ
レノイドにより一時的に開状態に保持し、次いで熱電対
からの熱起電力により作動する保持ソレノイドにより引
き続き開状態に保持するようにしたものがある。
常閉型の電磁弁をプッシュソレノイドへの通電により開
状態に吸着するに要する時間は、例えば第4図に示す如
く、一次電池の電圧により変化するが、2個の乾電池を
使用した場合、使用初期の一次電池電圧が3ボルトの場
合は吸着に約40ミリ秒を要し、一次電池が消耗して電
圧が2ボルトに低下すれば約100ミリ秒を要する。こ
のため上記従来技術においては、電池消耗及び特性変動
を考慮して、プッシュソレノイドへの通電時間を例えば
150ミリ秒としている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、常閉型の電磁弁を開にするにはプッシュ
ソレノイドに相当な大電流を供給する必要があり、しか
も前記従来技術においては、一次電池の電圧が低下した
状態に合せて通電時間を長目に設定しているので、電圧
が高い場合には必要以上に長い時間プッシュソレノイド
に通電することになり、全体として無駄な電力を消費し
、一次電池の消耗がはげしいという問題がある。本発明
は、使用する一次電池の電圧の低下に応じてプッシュソ
レノイドへの通電時間を増大させるようにして、一次電
池の無駄な消耗を防ぎ、一次電池を長持ちさせることを
目的とする。
(課題を解決するための手段) このために、本発明によるガス機器の始動装置は、バー
ナ12へのガス供給路10に設けた常閉型の電磁弁13
と、一次電池20から供給される電流により前記電磁弁
13を開状態にするプッシュソレノイドL1と、前記バ
ーナ12により加熱される熱電対27の熱起電力により
開状態となった前記電磁弁13を開状態に保持する保持
ソレノイドL3よりなる安全装置を備えたガス機器の始
動装置において、ワンタッチ式押ボタンと連動して前記
一次電池20から前記プッシュソレノイドL1への通電
を開始させるスイッチ手段21と、前記一次電池20の
電圧の低下に応じて増大する通電時間を設定すると共に
この通電時間の経過後に同一次電池から前記プッシュソ
レノイドL1への通電を停止させる通電時間制御手段3
0を備えたことを特徴とするものである。
(作用) 一次電池20が新しく、従って電圧が高い状態において
は、通電時間制御手段30によるプッシュソレノイドL
1への通電時間は短がい、この状態ではプッシュソレノ
イドL1への印加電流は大であるので、通電時間が短か
くても常閉型の電磁弁13は一旦は完全に開となる。ま
た、一次電池20が消耗して電圧が低下した状態におい
ては、通電時間制御手段30はプッシュソレノイドL1
への通電時間を増大させる。この状態ではブツシュツレ
メイドL1への印加電流は小であるが、通電時間が増大
するので電磁弁13は一旦は完全に開となる。何れの場
合にも通電時間終了後はプッシュソレノイドL1による
吸引力は消滅するが、熱電対27の熱起電力による作動
する保持ソレノイドL3を含む保持ソレノイドにより電
磁弁13はそのまま開状態に保持される。
(発明の効果) 上述の如く、本発明によれば、一次電池の電圧が高くプ
ッシュソレノイドへの印加電流が大なる状態では通電時
間が短かく、電圧が低下して印加電流が減少すれば通電
時間が増大するので、常閉型の電磁弁を開くための無駄
な電力を消費することがなくなり、一次電池の消耗を少
なくして一次電池を長持ちさせることができる。
(実施例) 以下に、添付図面に示す実施例により、本発明の説明を
する。
第1図に示す如く、ガス供給路10にはガス源側から手
動の元栓(図示省略)と電磁弁13が設けられ、電磁弁
13の下流側は2つに分岐されてその一方には比例制御
弁14を経てメインバーナ11に接続され、他方はパイ
ロットバーナ12に接続されている。図示は省略したが
、本実施例のガス機器は瞬間湯沸器であり、メインバー
ナ11により加熱されるフィンチューブ型の熱交換器へ
の給水通路には給水量に応じて作動するダイヤフラム作
動装置が設けられている。比例制御弁14はこのダイヤ
フラム作動装置と連動して開度が変化し、給水量に応じ
た量のガスをメインバーナ11に供給し、瞬間湯沸器は
給水量が増減しても常にほぼ設定温度の出湯を行うよう
になっている。
給水通路にはダイヤフラム作動装置よりも給水源側に、
ワンタッチで給水通路を開閉する押ボタン式の水開閉弁
と、給水量を手動で増減する水制御弁が設けられている
電磁弁13は、第1図に示す如く、ガス供給路10に設
けた弁本体13aと、ロッドを介してこの弁本体13a
を押し開く可動磁石片13bと、鉄心13cと、この鉄
心13cに吸着されて弁本体13aを開状態に保持する
吸着片13dよりなる常閉型のもので、可動磁石片13
bの周囲にはプッシュソレノイドL1が設けられ、また
鉄心13cには、−時保持ソレノイドL2及び保持ソレ
ノイドL3が巻回されている。プッシュソレノイドL1
は2個の乾電池を直列接続した一次電池20により電流
が供給されて常閉型の電磁弁13を開くのに必要な押力
を可動磁石13bに与えるだけのアンペアターン数を有
し、−時保持ソレノイドL2は一次電池20により充電
される一時保持用コンデンサ23の放電電流が供給され
て、−旦開となった電磁弁13を一定時間(例えば6秒
間)開状態に保持するのに必要なアンペアターン数を有
し、また保持ソレノイドL3はパイロットバーナ12に
より加熱される熱電対27の熱起電力が供給されて、−
旦開となった電磁弁13を開状態に保持するのに必要な
アンペアターン数を有している。なお、−時保持ソレノ
イドL2と保持ソレノイドL3は、本実施例の如く別個
に設ける代わりに、1個で兼用させてもよい。
一時保持用コンデンサ23は切換スイッチ22により一
次電池20WJと一時保持ソレノイドL2側に切換接続
され、この切換スイッチ22は一次電池20と後述する
通電時間制御手段30の間に接続された開閉スイッチ2
1と連動している。この両スイッチ21.22は前述の
ダイヤフラム作動装置により連動して作動され、給水通
路の通水量が0の場合は、第1図に示す如く開閉スイッ
チ21は開となり切換スイッチ22は一次電池20側に
接続されているが、ワンタッチ式押ボタンにより前述の
水開閉弁が開いてダイヤフラム作動装置が僅かでも作動
した後は、開閉スイッチ21は閉となり切換スイッチ2
2は一時保持ソレノイドL2側に接続されるようになっ
ている。
切換スイッチ22と一時保持ソレノイドL2の間には点
火リレー24の励磁コイル24aが接続され、点火リレ
ー24の常開接点24bは一次電池20と点火装置25
の間に接続されている0点火装置25の点火栓26は、
パイロットバーナ12から噴出するガスに点火するよう
に配置されている。
通電時間制御手段30は、第1図に示す如く、抵抗とツ
ェナダイオード31よりなる定電圧回路40、コンデン
サ32と抵抗33よりなるCR充電回路41.2個の抵
抗34.35よりなる電池電圧分圧回路42、比較器3
6よりなる電圧比較回路43及びトランジスタ37と3
個の抵抗よりなるソレノイド駆動回路44を備えており
、プツシエソレノ1ドL1はトランジスタ37のコレク
タと、開閉スイッチ21の通電時間制御手段30側との
間に接続されている。開閉スイッチ21が閉となれば、
定電圧回路40のa点は、一次電池20の消耗による電
圧低下とは無関係に、ツェナダイオード31のツェナ電
圧により定まる一定電圧A(一次電池20の最低電圧よ
りも低い値)となり、CR充電回路41のb点の電圧は
、第2図の曲線Bに示す如く、開閉スイッチ21が閉と
なった時点を基準として時間の経過に応じて、電圧Aか
ら次第に低下する。一方、電池電圧分圧回路42の0点
の電圧は一次電池20の電圧に応じた値となる。電圧比
較回路43はb点と0点の電圧を入力して比較し、b点
の電圧Bの方が高ければソレノイド駆動回路44のd点
の電圧を一次電池20の電圧とし、電圧Bの方が低けれ
ばd点の電圧を0とする。d点の電圧が一次電池20の
電圧であれば抵抗38に流れる電流によりベースとエミ
ッタの間に電位差が生じ、トランジスタ37が導通して
プッシュソレノイドL1に通電され、d点の電圧が0と
なればトランジスタ37が遮断されてプッシュソレノイ
ドL1への通電は停止される。
これを更に具体的に説明すれば、一次電池20が新しく
、その電圧が3.0ボルトの場合は、0点の電圧はC1
(第2図参照)であり、開閉スイッチ21が閉となった
時点ではb点の電圧Bの方が高いが時間tl(例えば8
0ミリ秒)の経過後は電圧Bの方が低くなる。従ってこ
の場合は、第3図の下部に示す如く、開閉スイッチ21
が閉じると同時にトランジスタ37が導通されてフッ。
シュソレノイドL1に通電され、時間t1の経過後はト
ランジスタ37が遮断されてプッシュソレノイドL1へ
の通電は停止される。一次電池20が消耗してその電圧
が2.5ボルトになれば、これに応じ゛て0点の電圧も
低下してC2となり、従ってトランジスタ37が遮断さ
れ、プッシュソレノイドL1への通電が停止される停止
時期は時間t1よりも長い時間t2(例えば100ミリ
秒)の経過後となるが、その他の作動は前記と全く同一
である。一次電池20が更に消耗してその電圧が2.0
ボルトになれば、前記停止時期は時間t2よりも更に長
い時間t3(例えば150ミリ秒)の経過後となるが、
その他の作動は前記と全く同じである。すなわち、プッ
シュソレノイドL1への通電時間は一次電池20の電圧
の低下に応じて増大する。この通電時間の変化特性は、
ツェナダイオード31、コンデンサ32及び抵抗33〜
35を選択することにより、電磁弁13に適合したもの
とすることができる。
次に、上記実施例の全体的作動につき説明する。
前記水量閉弁(図示省略)が閉じている状態では、開閉
スイッチ21は開で、切換スイッチ22は一次電池20
側に接続されており、−時保持用コンデンサ23は充電
されており、電磁弁13は閉じている。ワンタッチ式押
ボタン(図示省略)により水量閉弁を開けば、前記手動
の水制御弁の開度に応じた量の水が給水通路より前記熱
交換器に供給され、ダイヤフラム作動装置が作動して比
例制御弁14をこの給水量に応じた開度にすると共に両
スイッチ21.22を作動させる。すなわち、開閉スイ
ッチ21を閉とし、切換スイッチ22を一時保持ソレノ
イドL2側に切り換える。これにより、次に述べる如く
、電磁弁13が開き、メインバーナ11及びパイロット
バーナ12から噴出するガスには所定時間作動する点火
装置、25の点火栓26により点火され、メインバーナ
11は熱交換器を加熱して設定温度の出湯を行う。
両スイッチ21.22が上述の如く作動すれば、プッシ
ュソレノイドL1には一次電池20からの電流の供給が
開始され、−時保持ソレノイドL2及び点火リレー24
の励磁コイル24aには一時保持用コンデンサ23から
の放電電流が供給される。プッシュソレノイドL1への
電流は、前述の如く一時電池20の電圧に応じた通電時
間が経過すれば停止されるが、そのときには吸着片13
dが鉄心13cに完全に吸着されて電磁弁13は開とな
っており、−時保持ソレノイドL2への放電電流により
電磁弁13は引き続き約6秒間開状態に保持される。ま
た、点火リレー24は切換スイッチ22の作動と同時に
常開接点24bを閉じて点火装置25を約6秒経過後さ
せ、点火栓26に生ずる火花によりパイロットバーナ1
2から噴出するガスに点火し、この炎はメインバーナ1
1から噴出するガスに点火すると同時に熱電対27の温
接点の加熱を開始する。−時保持用コンデンサ23から
の放電電流は次第に減少し、約6秒経過後にはそれのみ
では電磁弁13を開状態に保持できなくなるが、それま
でには保持ソレノイドL3に供給される熱電対27から
の熱起電力が増加しているので電磁弁13は閉じること
はなく、引き続き開状態に保持され、瞬間湯沸器は出湯
を続行する。なお、点火用リレー24は、前記放電電流
が減少して所定値以下となれば常開接点24bを開き、
点火袋!25の作動を停止させる。
ワンタッチ式押ボタンにより水量閉弁を閉じれば給水は
停止され、ダイヤフラム作動装置により比例制御弁14
が閉じてメインバーナ11は消火され、両スイッチ21
.22は図示の不作動状態となって一時保持用コンデン
サ23に充電を行う。
なお、図示は省略したが、電磁弁13の鉄心13Cには
解除用ソレノイドが巻回され、この解除用ソレノイドは
保持ソレノイドL3と逆向きの磁界が生ずるように一時
保持用コンデンサ23への充電電流を印加し、切換スイ
ッチ22が不作動状態となると同時に保持ソレノイドL
3による磁界を打ち消して電磁弁13を開とし、パイロ
ットバーナ12を消火するようにしている。
しかして本実施例によれば、前述の如く、一次電池20
の電圧が高く、従ってプッシュソレノイドL1への印加
電流が大なる状態では通電時間が短く、電圧が低下して
印加電流が減少すれば通電時間が増大するので、そもそ
も相当な電力を必要とする電磁弁13を開くため無駄な
電力を消費することがなくなり、一次電池20の消耗を
少なくして長持ちさせることができる。
なお、本発明は図示の実施例のような電気回路を用いた
ものに限定されるものではなく、通電制御手段30及び
スイッチ手段(開閉スイッチ)21としてマイクロプロ
セッサを用いて実施することも可能である。
また、上記実施例においては、開閉スイッチ21はワン
タッチ式押ボタンとの連動を給水流により作動するダイ
ヤフラム作動装置を介して行っているが、もっと単純な
機械的または電気的連動装置を介して行ってもよい、な
お、本発明はパイロットバーナ12を廃止して点火栓2
6によりメインバーナ11に直接点火するようにし、熱
電対27はメインバーナ11により加熱するようにして
実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明によるガス機器の始動装置の一実施例
を示し、第1図は全体構成を示す回路図、第2図及び第
3図は第1図の回路の作動を説明する図、第4図は電磁
弁への印加電圧と吸着時間の間の特性図である。 符号の説明 10・・・ガス供給路、12・・・バーナ(パイロット
バーナ)、13・・・電磁弁、20・一次電池、21・
・・スイッチ手段(開閉スイッチ)、30・・・通電時
間制御手段、Lトプッシュソレノイド、L3・・・保持
ソレノイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. バーナへのガス供給路に設けた常閉型の電磁弁と、一次
    電池から供給される電流により前記電磁弁を開状態にす
    るプッシュソレノイドと、前記バーナにより加熱される
    熱電対の熱起電力により開状態となった前記電磁弁を開
    状態に保持する保持ソレノイドよりなる安全装置を備え
    たガス機器の始動装置において、ワンタッチ式押ボタン
    と連動して前記一次電池から前記プッシュソレノイドへ
    の通電を開始させるスイッチ手段と、前記一次電池の電
    圧の低下に応じて増大する通電時間を設定すると共にこ
    の通電時間の経過後に同一次電池から前記プッシュソレ
    ノイドへの通電を停止させる通電時間制御手段を備えた
    ことを特徴とするガス機器の始動装置。
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